初恋は叶わない   作:音槌和史

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 おとつちわ!!昨年10月以来の投稿です。
 ちょっと前書き長くなります。
 今回「初恋は叶わない」の続編投稿に踏み切った理由は、友人達から「新シリーズはよ」という声が多数ありまして、ならその前にハーメルンのどれかしらは完結させなきゃな、と思ったんです。で、僕が投稿している中で一番思い入れがあるのがこの「初恋は叶わない」なんです。実話も含まれてますしね〜〜。というわけで8月までにこのシリーズを完結させて9月からはハーメルンとカクヨム交互で投稿していくつもりであります。
 なんだかんだ言って、ハーメルンは僕の執筆人生の原点なので落ち着きますね♪そしてハーメルンの方が書き心地がいい!!もしかすると、カクヨムのシリーズが終わったらハーメルンだけでの投稿になるかもしれません。
 とにかく皆さん、ただいま!!!!


part3 香里と謎の涙

プルルルルル……。プルルル──ガチャ。

 あ、電話だ。これはもしかして……?僕はそう思い階段を降りる。案の定電話をとったお母さんから「香里ちゃんから電話だよ」と言って子機を渡してくる。僕はそれを受け取り受話器を耳に当てる。

「もしもし〜、広樹です」

「あ、広樹。はるちゃん大丈夫だって〜」

 おぉ、それは良かった!!

「んじゃあ月曜日の1時半いつものところに」

「了解〜」

 そう言ってほぼ同時くらいに電話を切る。

 まあ、何はともあれ半年ぶりに四人で集まれるのだ。早速康多に連絡しなければ。

「えっと──ピッピッピッピピピピッ─っと。そしてトゥルルルルルル」

 番号を押す音と呼び出しのコール音を口で真似る僕。何やっているんだ……。

「もしもし。高城か?」

「おぉ、大正解☆んで、春歌もオッケーだったよ。いやぁ、半年ぶりくらいかな、この四人で集まるのは」

「まあ、そのくらいだろうな。そもそも春歌と遊ぶこと自体が最初とあと何回かだけだろ?三人で遊んでたことの方が多いから」

「そうだね。んじゃあ月曜日に」

「了解」

 

 そして月曜日がやってきた。

「よう」

「やあ」

 僕と康多の短い挨拶。

「やっほ〜」

 次にやってきたのは春歌だった。「あれ、香里は?」と聞くと「少し遅れるだって〜」と返事が来た。

 先に中に入っておくかと思って自転車の鍵を抜くが、寒くも暑くもないし外にいておこう、と思い、自転車のサドルに腰かける。

 しばらく来週の文化発表会について「土曜日準備で登校とかダルい」とか「劇、主役になっちまったんだけど……?」という雑談をしていると見覚えのある自転車がやってきた。

「お、香里」

「おぉ、遅かったな」

「かおり〜ん!!」

 しかし香里の方に反応はない。というか……、泣いてる?

「えっと……香里大丈夫?」

 僕の言葉に小さく頷く香里。でも僕から見た香里は大丈夫じゃなくても「大丈夫」と言い張る気がする。

「ん、どうした?何があった?」

 康多が聞くが、香里は答えない。そりゃあ聞いちゃダメなやつだろ。僕はそう思いつつ、室内に入ろう、と促す。

 4人で室内に入ると香里は少し落ち着いたようだ。──というより泣いていたのを僕ら以外には知られたくないから、落ち着いたように振る舞っているのか……。とりあえず誰も何も言わないが流れで、誰もいないベランダ的なところに出ることにした。

「まあ、とりあえず何があったのかはあえて聞かないけど、せっかく久々に4人集まったわけだし、楽しもうよ」

 そう言って元気付けようとする。すると香里が顔をあげて

「じゃあ……オセロやろ……」

 と言った。オセロは春歌がとても強くて前遊んだ時、香里が若干嫌そうだったのだが──まあいい。遊ぶ気になったのならなんでもいいや。

「んじゃあ、とりあえず借りてくるよ」

 そう言って僕だけ室内に戻る。今年の始めに作ったカードのおかげですんなりと借りることができた。

「じゃあ、じゃんけんで対戦相手を決めよう」

 僕の提案に康多が指をチッチッチと振る。悔しいがその姿が様になっている。え、僕?やったら悲惨なことになると思うからやりません。手小さいし。

「そこはうらかの方がいいだろ」

 という康多。「うらか」というのは「裏か表」の略で同時に手を出して裏は裏どうし、表は表どうしで仲間or対戦すると言うものだ。

 康多の言う通りうらかにすると春歌vs康多、僕vs香里になった。

 まずは春歌vs康多の試合を観戦──。かなり早い段階で春歌の白駒が多くなる。康多は「オセロは後半逆転するゲームなんだ」とか言っているが結局逆転できないまま春歌の圧勝。

 続いて僕と香里の戦い。僕は春歌とは逆の戦い方で、前半はあえて少なめにしておいて後半逆転する戦い方だ。先手の黒駒は香里。僕は白駒で後手。いつも僕は後手からスタートする。ここら辺は春歌と同じ戦い方だ。しかし僕は序盤あえて一個ずつしかめくっていかない。元気が出てきた香里が余裕綽々の笑みで「めっちゃ勝ってる〜」と嬉しそうに言い、康多も

「高城、負けるんじゃね?将棋でもオセロでも勝てず何でなら勝てるんだよ」

 とバカにしてくる。と、いうわけで反撃タイム。まずは角をとるためにその隣に黒駒を置かせる。んで簡単に角をとる。その後は香里もヤバいと思ったのか角の隣には置いてくれにくくなったがそのさらに隣の方に白駒を多数並べることで、たくさん取れる角の隣に黒駒を置いてくれた。「ありがとうございま〜す」と言って角を取り、ついでにさっき黒になってしまった駒を白に戻す。これで勝利はほぼ確実になった。

 最後の方で香里が追い上げてきたが、そのまま逃げ切って勝利。

 決勝戦は春歌とだ……。はっきり言うとあまり自信がない。前はネットでオセロゲームをやりまくっていたが最近では忙しくてできていないのだ。まったくどうしたものか……。




 やべぇ、2000文字近くかいてしまった!!でもまあしばらくこちらの「初恋は叶わない」はボリューミーにいきますよ!!読者さんへのお詫びも兼ねて(笑)
 というわけで休日にはこのように投稿していきますので、よろしくお願いします!!!!
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