初恋は叶わない   作:音槌和史

34 / 65
 どうも、おとつちわ!!前回の件で初恋は土曜のうちに投稿するものだと実感しました。
 あ、タイトル若干含ませてます。ふふっ、何が起こるかはお楽しみに♪


part3 最初で最後の大ピンチ!?

「暑い……」

 いつもの倉庫横。いつもの時間。いつもの自転車の向き。いつもと違うのは康多がさっきから「はぁ……終わった……」やら「くそマジあんなやつに負けるとは思わなかった……」やらブツブツ言っていることくらいだろうか。

「どうしたの?」

「……」

「お〜い、死んでますか〜」

「……死んでる」

「wwww」

 思わず笑ってしまう。まあ康多のことだから言うとは思ってたが。というかそのために死んでるか聞いたんだが。

「んで、ほんとにどうしたの?告ってフラれた?」

「……そうじゃなきゃこんなに落ち込んでないぜ」

 まあそうだろ──って、え?は?嘘でしょ?え、いつ?

「いつ告ったんだよ」

「まあ嘘だけど」

 途中で勘づきました。

「んで、何が『終わった』の?」

 そう聞くと康多は顔を上げ、断片的に説明してくれた。

「まじあいつに負けるとは思わなかったんだけど負けて、1学期中にしないといけなくなった……」

 いや、あの……。

「最初から順繰りに話してくれ」

 

 期末あったやん。そんときに女テニのやつから、あ誰かはまあ考えろ。んでそいつから「どちらが勝った教科が多いか競わない?」って言われて、俺が負けたら香里に告るって条件付きで。まあ負けるとは思わなかったから受けたわけよ。んで音楽以外返ってきて、4ー4。音楽次第なんだけど、まず俺が76点。……どうせ高城より低いし。で、そいつは99点。化け物だろ!!ってわけで、最初は月曜日つまり1、2……4日後?に告れって言われたんだけどなんとか交渉して1学期中、になったんだけどさ……。

 

「……」

 マジで?という言葉しか出ない。いやでも康多はネタという名の嘘をよくつくからな……。康多は基本的にいいやつなんだが冗談が過ぎる時があって、それで一部から恨まれてるとか何とか……。

「えっと……本当のこと?」

「そりゃそうだ」

 いやそんな当たり前みたいな顔しないでくださいよ。まあ、でも誰にでも一つ冗談があっていいのかな。康多は言動が冗談で僕は顔が冗談……。

「まあそんなわけで1学期中には告るからな」

 ……はぁ。

「……?」

 僕はため息をついた後康多の方を向くが疑問そうな顔。あれ「冗談だよ」の言葉が来ると思ってたのに。

「本当なのね?」

「あぁ、あとその女子からこう言われてさ……」

 

「かおりんにね、『もし康多に告られたら付き合う?』って聞いたの。そしたらね最初『う〜ん……』って言ってたけど『付き合うかな』って言ってたよ。だからさっさと告りなよ」

 

「って」

 あれ、これちょっと……いやかなりヤバい感じのやつ?え……そんなん聞いてない聞いてないって。え、じゃああと数週間のうちに香里は康多のものに……?

「そんなん嫌だ!!!!!!」

「高城!?」

 無意識のうちに僕は走り出していた。どこへ向かうでもなくただ動き回りたかった。

 これが現実逃避というものか?




 ヤバいですね……。
 さあ広樹よ、康多より先に告るか、康多がフラれるのを祈るか。
 来週をお楽しみに!!!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。