初恋は叶わない   作:音槌和史

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 おとつちわ!!
 昨日、辛い出来事があったので空元気の音槌です!!(誰か慰めて……)
 というわけで本編どーぞ!!


part4 最初で最後の大ピンチ!?#2

 明日で1学期は終わる……。

 1学期最後の昼休み、僕はマッスーと並んで廊下に座っている。

「……」

「……」

 長い沈黙。

「よう」

 康多がやってくる。

「やあ……」

「やらないのか?」

 僕らの前に立ってそう聞いてくる康多。

「やりたいけどさぁ……」

 そう言うと康多は自分のクラスへ戻っていった。

「どうしたんだ、康多は」

「さぁ?」

 すると一分もせずに戻ってきた。

「ここに輪っかがあります」

 そう言ってビニールテープを割いて作ったような紐の端と端を合わせる。

「まあ見りゃ分かるよ」

「で、この穴の中に手を入れると50%の確率で欲しいものが手に入ります。入れますか?」

「そりゃ入れるよ」

 僕は即答する。

「じゃあ告ってこい」

 えぇ……?

 でも確かにあと15分ほどで昼休みは終わる。行くなら今だ。でも……でも……。

「……足が動かない……」

 今動かなければ終わるかもしれないのに。今動けば始まるかもしれないのに。怖い。動いても動かなくても怖い。

 康多に取られるなんて嫌だ。でも動けない……。嫌だ。怖い。

 葛藤が終わらない。どうすれば楽になれるのだろうか。恋なんてしなければ……こんな辛い思いしなくてよかったのに。1年半前告白していなければこんなに引きずることはなかったかもしれないのに。もし僕がこの世にいなければ、僕も辛くないし、香里も迷惑被ることもなかったのに。

 それでも僕は……香里のことを──

キーンコーンカーンコーン。キーンコーンカーンコーン。

「チャイム鳴っちまったな」

 いつの間にかマッスーはいなくなっている。

「康多は……」

「うん?」

「康多はいつ告るの?」

「……まあ明日だろうな」

 もうどうとでもなれ!!!!!!!!

 

 そして1学期最終日。終業式で僕は倒れた。

 連日の暑さと、連日の葛藤のせいで眠りが浅く、熱中症になったようだ。まぶたが痙攣し、眩しくなりブラックアウトし……。

 気がついたら保健室にいた。経口補水液を飲み、なんとか回復した僕は教室に戻った。

「うぉ、高城大丈夫だったか?」

「ああ、うん。ありがと」

「終業式面倒くさいからってズルいぞ(笑)」

「そんなこと言うなし!!」

 通知表を受け取り先生の話を聞き、挨拶をした。

 教室を出て、康多やマッスーと合流する。

「で、どうするんだい?」

「ってかマッスーはしないの?」

「別に」

 そうなのか。

「僕は言いたいけどさぁ……」

「じゃあやれよ。俺が取っちまうぞ」

「そういう問題じゃないんだって」

「そう言う康多は?」

「俺は……」




 おっといいとこで終わりましたね〜w
 あ、夏休みに入ったんで不定期更新です。お楽しみに〜。
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