ってなわけで本編どーぞ
康多の姿を確認すると、死角に入り、マッスーも引き込む。香里はまだ来ていない。
「ちょっと、3時には帰るから、マッスーも」
「あ、了解」
それだけ会話して四角を出る。奥の四角い机に行き、僕とマッスーは康多の反対側に並んで座る。もちろんカップルはくっつけないと。
「いや、どっちか来いよ」
当然のごとく康多は文句を言うが、ちょうど香里が来たので、康多の隣に座らせる。
「あそうそう、ちょっと執筆が厳しいから3時で帰るわ」
「え、マジ?」
「僕も米炊けって言われたから」
「…………」
この沈黙は肯定の意と受け取ろう。
とりあえず空気人間プロジェクトスタートだ。
〜10分後〜
(ヤバい、このままだとただの無言の気まずい空間に……)
とにかく康多が僕らにしか話しかけてこない。仕方がないからもう一つ嘘つくか。
「ちょっと飲み物買ってくる。マッスーも来る?」
「ああ、じゃあ行くよ」
機転を利かせてすばやく反応するマッスーに感謝する。
「あ、じゃあ俺も」
康多が来そうになったので慌てて止める。
「いや二人いれば充分だから。何が欲しい?」
「……じゃあメントスコーラ」
『自販機にないわ!!』
僕とマッスーのツッコミが炸裂する。
「じゃあ紀州の梅」
「おぉ〜アレ気に入ってるねぇ。なかなかお目が高い」
まあコーラじゃないんだ、というツッコミはしないでおこう。
「あと最近抹茶にもハマってる」
「いや、僕の好きなものパクらないでくれる(笑)」
「いやパクってるつもりはないけどな?」
梅も抹茶も僕が好きなものじゃないか。
「まあ、夫婦は似てくるというし」
『いや、夫婦じゃないから!!』
まったくツッコミが疲れるよ……。ボケが康多だけならまだ対応できるけどマッスーまでボケちゃダメ!
「ま、まあとりあえず買ってくるよ。香里は?」
「私持ってきてるから」
〜30秒後〜
「このままだと香里が一言も喋らないということになるので……」
「で?」
「もう、僕らから話題提供をしようと思って」
「ほう!」
そうは言ったものの何を提供しようか……。
「何を話す?」
「猫?」
「まあそれが妥当だねぇ」
「まあ任せなさい」
「了解」
〜30秒後〜
「ほい、日田の梨」
「せんきゅー」
1009円みたいになってんじゃん。
「そういやさぁ、うちで猫飼うかも、みたいな話出てるんだけどさぁ」
戻ってきて数秒で真っ赤な嘘をつく。
「え、高城んとこめっちゃ手触りいいうさぎいなかったっけ?」
「ああ、うん。そうなんだけど」
適当にごまかす。
「え、種類は?」
「いや、どの猫がおすすめかな、って」
「あ〜……う〜ん……」
ひたすら悩む康多そして歓喜の瞬間が訪れ──
「香里ある?」
「種類は関係ないんじゃないかな〜。直感じゃない?……とりあえず勉強しにきたんだから勉強したら?」
──一瞬で終わった。
というわけで帰ろう……。
書いてて面白いwなんかそのうち康多と香里がイチャイチャしてる場面も書きたいけどそういうことを見たことさえないから無理。そう言う場面を見たい方、僕に彼女をください(殴殴殴)いやまあ別にいますぐはいらないんですけどね〜www