初恋は叶わない   作:音槌和史

59 / 65
 皆さん、おとつちわ!毎度お馴染み素人小説投稿者の音槌政旨です!
 学年末テストやら三年生の卒業式やらあって、丸二ヶ月ぶりの投稿となってしまい申し訳ありません!
 少なくとも春休みの間は、週3以上は投稿するつもりですのでお楽しみに!
 それでは久々に本編……レッツゴーー☆


part3 “虚像”なんかじゃない“実像”だ

 ただ、その言葉が反芻するだけで、その言葉の真意を読み取れないまま体感にして一時間以上、教室にある時計で一、二分が過ぎていった。

「広樹は自分を過小評価しすぎだと思う」

 沈黙を破ったのは紗理奈だった。

「……別に過小評価なんて……」

「してるよ。さっきの一言が全部明かしてる」

「……」

「香里ちゃんが、広樹より康多を選んだ理由とかどんだけでも想像してるんでしょ?」

「……」

 僕は答えられなかった。もしかしたらそうなのかもしれない、そう思い始めている自分がいた。

 

 

 なぜ、香里が康多と付き合っているのか、その理由を想像している……。そんなことこれっぽちも思っていなかった。いや、今も「自分で想像した虚像じゃない。すべてそのままの実像だ」そう思っている。

 康多が優れているのか、僕が劣っているのか、もしくはその両方か分からないが、少なくとも間違いなく言えることは、僕より康多の方が優れている、ということだ。。

 母親譲りの細い目、決して深いわけじゃない彫り、背の順で並ぶと前から二番目な身長、“もやし”と言われるほど細く、筋肉の少ない体、人によっては気にしないとは思うが、気にする人も一定数いるだろう。そして、足も早くないし、頭も誇れるほどよくないし、ボケれば九十九%スベるし、昔より真面目じゃなくしてしまった。

 そんな嫌われものの僕を好きになる人なんて一生いないんじゃないか……。

 きっと僕はある種の物欲センサーに引っかかって「高城広樹さんは結婚願望があるようですね。それではちょっと短所を増やしておきましょう」「今澤康多さんは結婚願望がないようですね。長所多めにしときましょう」みたいな感じになったのではないだろうか。

 というかそもそも、僕がここにいるのには何の意味があるというのだろうか。

 自分勝手に一人の人を好きになって想いを伝えて、叶わなかったけど確実に距離は縮まって、それで満足したら良かったのに、諦めなくて、でも再びぶつかる勇気は無くて砕かれるのが怖くて、別の人と付き合い始めたからと言って、勝手にその人を嫉妬して、壊れたふりをして自分を護って、二人が別れたら自分に自信をなくして、せっかくのチャンスを無駄にしようとしている。

 そんな自分に価値などあるはずがない。生きていてもただ周りが嫌な気持ちになって、“人を嫌う”という最もエネルギーが必要なことをさせて、気にしてないふりして、陰でしょぼくれる、それだけのことしかない。

 これはすべて……偽りない実像だ。




 というわけでいかがだったでしょうか!
 投稿できていない間にもアイデアだけは出てくるんですから困ったもんですよまったく。そしてやはり気になるのが、書いていない間に下手になっていないか。「これ以上下手にならねーほど下手だよ」と言われればそれまでですが、不安な気持ちなんですよね……(汗)
 良かったら、以前と比べて音槌の文章力・表現力がどうか、感想をくださるとありがたいです。
 それではまた次回の小説・ブログでお会いしましょう、サラダバーー☆
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。