ちょっと2つほどお知らせが。
▼小説について
ちょっとカクヨムの小説が遅れています。特に「初恋は叶わない2」が……。4月中にはカクヨムの小説も何本か投稿できるよう頑張っていくのでもうしばらくお待ちください。
それでは本日も最後までお楽しみください!本編レッツゴーー☆
「少なくともさ……」
紗理奈はしばしの沈黙のあと口を開いた。
「広樹が劣ってるわけじゃないよ。康多や香里ちゃんが優れてるわけでもない。そもそも一人ひとり違う個性を持ってるのにそれで優劣つけるなんて間違ってると思う」
僕はその言葉を黙って聞き続けた。
「だから誰が誰を好きになるのもありなんだよ。いくら広樹が自分のことを過小評価してても、私からしたらまったく“広樹なんか”とは思わないし、むしろ“広樹だから好きだ!”って思うんだよ。つまり……私は広樹の全てを本気で好きなの。だから理由なんて全部は話せない。時間足りないもん」
少しずつ息が上がってきているように見える紗理奈。
「でもいくつか話すね。広樹の好きなところ。一番は優しさだよ。結構、女子が荷物持ってたりしたら代わろうとしたり、自分はより重いものを持ったりするし。それにさ、康多と香里ちゃんが付き合い始めても、普段どおりに接してたじゃん。その前から好きだったけど、その姿を見て余計、諦めきれなくなった。それに頭の回転も早くてさ。最近、広樹はツッコミ役に回ってるじゃん?結構キレのあるツッコミだと思う」
そういえば紗理奈はお笑いが好きだといつか言っていた。
「あと、春歌から聞いたんだけど、女子同士のケンカを仲裁したって」
もうあれも2年近く前のことになるのか……。
「……ってもう5時か」
僕も釣られて時計を見る。
……どうしたらいいのだろうか……。1年半前、康多から“紗理奈がお前のことを好き”と聞いたときはそんなまさか、と思って軽く流していた。そこも含めての過小評価なのかもしれない。
僕は、香里のことを本気で好きだ。だからこそ紗理奈がどれだけ僕のことを好きになってくれているかも分かった。これは本気だ。
「返事は明日で……いいよ」
少しうつむき加減で黙り込んでいる僕に紗理奈がそう声をかけた。でも僕は、首を振った。
「今の率直な気持ちを言わせてほしい」
紗理奈が小さく首を上下に動かしたのを確認してから、今度は僕が、率直な思いを明かした。
「紗理奈が僕に対してそういう感情を持っていてくれていることが、僕はすごく驚いたけど、それ以上に嬉しい。でも本当に申し訳ないけど、僕は香里を諦めることはできない。自分でも諦めの悪い男だと自覚はしてるよ。けど、紗理奈と同じように僕は本気なんだ。だから……ごめん。いつか僕が過去と決別できて、まだ紗理奈が僕のことを好きだったら、考えるよ」
紗理奈は涙目になっていた。泣かせるつもりはないけどこれだけは言っておかないと……。
「あと、僕を好きになってくれて、ありがとう」
紗理奈の顔が僕の制服に当たり、彼女の嗚咽が教室に木霊した。
というわけでいかがだったでしょうか。
広樹が告白されると作者自身なにか恥ずかしくなりますね(笑)←この一言で、音槌は告白されたことがない、という事実を物語っている。
そんなわけで初めて広樹が告白された記念すべきこのSeason12、完結です。まだ、シーズンタイトルを付けていないのでつけようと思います。
評価や感想等、よろしくお願いします!!!!!!
それではまた次回の小説、もしくはブログでお会いしましょう!!!!!!サラダバーー☆