初恋は叶わない   作:音槌和史

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 皆さん、おとつちわ。毎度お馴染み素人小説投稿者の音槌政旨です。
 なんだか不穏なタイトルとなっていますが、果たして何が起きるのでしょうね?
 というわけで本編、レッツゴーー☆


part3 結果はいつも同じ

 康多と黄昏時に笑いあった日から1ヶ月。なかなか告白するタイミングをつかめないまま、太陽暦ではもう2月だ。

 あの数日後から、僕と康多は何故か放課後一緒に喋ることがなくなった。というより、康多が僕を意図的に避けている、そんな感じがする。放課後も大体終わるのが遅い僕のクラスに康多が来ることが多かったのに、最近では気づいたら居なくなっている。

 そんなある日、母親と隣町のショッピングモールに行ったときのこと。

 母親がレジに並んでいるのを待っていると、まるでカップルのように手をつないで歩いている人の姿が目に入った。僕はまた香里のことを考え小さくため息をつく。あれが僕と香里だったらいいのに。そんなことを考えているとだんだん、カップルのうち1人が香里に見えてきた。その隣の人は僕にも見えてくる。いや身長が違いすぎる。というか、あの2人、香里と康多じゃ?

 よくよく目を凝らすとやはりそうだった。

「えっ……。」

──あの2人、12月に別れたんじゃ……。

 僕の戸惑いとは裏腹に香里と康多は仲良さげに歩を進めている。考えてみればあの2人がデートしているとことを見るのは初めてだ。だからか。この心の奥底で沸々と煮えている汚れた感情は。

 考えうることは2つ。12月のあの日、康多が嘘をついていたのか……。それとも……。最近になって復縁したか……。後者の方が可能性は高い気がする。前者だとしたら、嘘をつく理由も分からないし、嘘をついていたとしたら1ヶ月前、あんなことを言っていないと思う。逆に後者だとしたら、最近康多が僕を避け気味なのも辻褄が合う。1ヶ月前、あんなことを言ってしまった後に、こうなっているとしたら。

 僕の心はぐるぐると回り回り回りつづける。2人が視界から消え、僕はようやく深呼吸をすることができた。

 でも……。何故こうなっているのだろうか。

 12月の別れは香里からだったらしい。ということは、康多が香里に猛アプローチをした?いや、僕にあんなことを言っておきながら、猛アプローチをしていたらもう僕は誰も信じられなくなる。

 これってもしかして。僕が躊躇したから?その間に香里の心が再び康多に動いたとか。

 ……。結局僕はこうだ。

 半年前、康多が香里に告白することになったとき。1ヶ月前、康多に「香里、若干お前のことが気になってるみたいだ」と言われたとき。何故、後々苦しむと分かっておきながら、動かなかったのだろう。受け止めきれないふりをして自分の心にみすみす負けて、後で後悔する。

 これはすべて、自分のせいなのだ。

 僕は何も言わずにその場を離れた。




 というわけで、最後までお読みいただきありがとうございます。
 ちょっと短めですが、お許しください(汗)Season13はかなりいい感じで進んでおります。“起承転結”の言葉どおり進めば、次の話でSeason13は無事に終わるのですが、どうなるでしょう。この次をお楽しみに。
 さて、私ごとですが今週末より父方の実家に帰省しますので、小説投稿ができません。次の投稿は、恐らく来週末になるかと思います。このシリーズもかなり長くなってきたことですし、2週間弱の間にぜひ過去の話も読み返してみてください!(宣伝じゃないですよー笑)
 それではまた、次回お会いしましょう、サラダバーー☆
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