この部分はほぼおじさんの回想と独白になります。
お話は一話からです。
警告!
雁夜おじさん救済魔改造オリ主化、世界観多重クロス、メアリー・スー展開、アンチヘイト展開です。
地雷要素満載の地雷原です。そこを納得してご覧ください。
合わないと思ったらすぐに読むのを止めて戻ってください。
警告はあらすじとタグとこれで三回目です。どこかで眼に入るはずです。
俺の運命の分かれ目はほんの些細なことだった。
俺のジャーナリストとして最初に手掛けた仕事は、稗田教授のお供で『羽生蛇村』に取材に行くことだった。
大変だった。死ぬような、というか死ねればまだ幸福なほどの目に合った。生きて帰れたのが信じられなかった。
生きて帰れた俺が真っ先に行ったことは手元に武器を持っておくことだった。
素手で戦うということの無謀さと火かき棒の威力を知った後となっては日常と言えども丸腰ではいられなかった。
どうせならいいものを、と思い骨董品店で日本刀を買おうとした。その店の名前は『眩桃館』といった。
店主があからさまにオカルト関係者だった。俺は激しく警戒したが奴は一枚上手だった。
金と安心に困っていた俺に比較的安全な仕事と護身用の道具を安く売ってくれた。
だから俺はオカルト関係者でも少しは常識がある人もいるのかと油断してしまった。
大きな間違いだった。あいつは常識を知っているだけで必要なら平然と飛び越える奴だった。
今回も安全な仕事だと言われてほいほい受けてしまったのだ。
喧嘩師の長谷川といっしょに『古都ヤーナム』に遺跡発掘などという地獄を引き受けてしまった。
ひどかった。何もかもひどかった。もうそれに尽きる。
まともそうに見える奴もだいたい過去にやらかしているか、これからやらかす奴だった。
何ひとつ正気といえる要素がなかった。全部イカれてる発想のものだった。
とりあえず神様っぽいグロい奴らを長谷川がぶっ飛ばしたあたりからもうどうでもよくなって、俺も「火薬庫」の武器でそのへんの奴をぶちのめしていた。
あいつら目が合ったら襲ってくるんだもの。動く奴はとりあえず殴ってから話す、という重要なことを俺は学んだ。
たしかに俺は武器を求めていたが、ここまでとは言っていない!
俺は回転する丸ノコや爆発金槌を振り回しながらしみじみと思った。
命からがら日本に逃げ帰れた。まるですべて悪い夢のようだったが、爆発金槌は今も俺の手元にある。
メンシスの檻をかぶりながら俺は少し冷静になるべきだと思った。
かねて血を恐れるべきだ。もうしばらくは血も冒涜もいらない。
その時俺にとても良い啓蒙がひらめいた。そうだ、今まで誰かにくっついていった結果そいつが命知らずで地獄につっこんでいくのだ。
しばらく一人で活動しよう。人も獣ももううんざりだ。神様はもっとうんざりだ。
自然写真なんていいんじゃないか?ここいいな。火山ガスで廃墟になった街、『サイレントヒル』
俺が馬鹿だった。誰だ廃墟だなんて言ったのは。カルト教団の本拠地じゃねえか!
だが俺は大丈夫だ。もう逃げてばっかりのナメクジじゃない。うなれ
なんか俺に似た境遇の女の子がいたのでちょっとがんばってしまった。
わかるよ!親がカルト信者で魔術師っていう最悪のパターン!良くしてくれたお義父さんはそいつらに殺された?
そうかー。とりあえずそいつの頭かちわってから考えようぜ!血が出るなら神様だって殺せる。やってるの見たからわかる。
なんとか帰ってこれた。どうやら世界は俺が思っているよりイカれてるらしい。
世界中どこに行ってもバケモノやろくでもない神様ばっかなのな!そうかー。そうだったのか……
よくわかったよ。生き延びるためには逃げてちゃダメなんだ。何事も暴力で解決するのが一番だ。
俺は啓蒙が上がった。新しい視点を手に入れたんだ。
アルフレート、お前が正しかったよ……
そして連盟のみんな、人の淀みを根絶しようじゃないか・・・・・・
今やおなじみという感じの三角頭をかぶりながら俺は悟った。これって流行ってるのかな?
ヤーナムにもサイレントヒルにもあるんだよね三角頭。
化け物やイカれた魔術師を見たら潰して潰して潰してピンク色の肉塊に変えてやればいいんだ。
そうすればとりあえずは何もできなくなる。どうやって始末するかはその後に考えよう。
落ち着け、鎮静剤を飲もう。しかし、魔術師ってやつらもかわいそうだな。
結局ゾウケンの爺とか時臣もいっしょだろ?神様とか名乗ってる化け物に先祖が体を改造されて、力を与えられて。
神様の所に来たきゃ力を使えって言われて。結局は頭ぱっぱらぱーになってその神様とやらの手下かエサにされるだけだ。
神様のいる根源?だったか?あんなもん肥溜めだろ。神様を名乗る連中がいるのはだいたいろくでもない所だったしな……
かわいそうになー。あいつら騙されてるって絶対。だって根源に行ったやつ誰も帰ってきてないらしいし。
多分良くてゲールマンみたいにされてるんだろうな……
そう考えるとなんだかあいつらを怖がったり恨んだりしていたのが馬鹿みたいだ。
あいつらもビルゲンワースの学徒とかと同じようなもんなんだなあ。血が出るから殺せるんだろう。
葵さんにもなんだか醒めちゃったよ……血の聖女とかサイレントヒルの狂信者と同じようなもんなんだな……
可愛そうだとは思うけど、自分で望んで騙されてるようなもんだしな……
狂信者になっちゃったら、もう救えないもんな。楽にしてあげるしかないんだ。
まともそうに見えて、きっとそういうことなんだろう。ああ……
それにしても、これからどうしようかなあ。なんかもう、いいよ。
好きなだけ化け物も神様も出てくればいいさ。とりあえずぶん殴って適当にお宝をかっぱっらって美津里に売れば金になるし。
とりあえず安定して稼げそうなのは稗田教授だな。美津里は時々ガチで死ぬレベルのを持ってくるからだめだ。
そう決めた俺は稗田教授の護衛としていろいろ冒険したり冒涜したりした。
へー、こいつらヒルコっていうの?もう一つの進化樹かあ……上位者もそんな感じの何かなんだろうね。
うんもう慣れた。精霊の抜け殻とかアグラオフォテスあたりで神秘こすりつけて鈍器でぶん殴れば死ぬし。
それで駄目なら火か毒か電撃をつけて殴れば死ぬよ。
うん、ほんといろいろあったなあ……丸神の里はいいところだったよ。
化け物もあんまり出なかったし、異能もなんかグロくない奴だったし……
よそ者に厳しいっていっても刃物もってくるほどじゃないしね。
南丸君、すごいいいやつだし、俺よりよっぽどできた人間だったよ……すごくいいことを言ってた。
「能力にふりまわされちゃいけない、何かスゴイことができそうな気がするし、何かに利用しなきゃもったいない、とも思う。
でもそこが注意すべき所なんですよ。能力ってのは手段に役立てるための道具なのであって目的そのものじゃない。
こんなものに人間サマがふりまわされてちゃいかんのです」
ほんとそうだな……いろんな奴らに言い聞かせたい言葉だ。俺自身もよく反省しなきゃいけない。
ウィレーム先生の警句並みに重要だよ。カレル文字の横に刻んでおこう。
俺もちょっと暴力が得意になったからって調子に乗ってたかもしれない。かねて血を恐れるんだ。
童守町の子供たちはいい子たちだった……普通の街だけど、たくましく育ってほしい。
鵺野先生にはちょっと感動して、心配になった。あの人あんないい人で大丈夫なのかな……死なない?大丈夫?
次は知り合いの九鬼先生を助けて欲しい?おうやってみる。
九鬼先生は色っぽかったなあ。ノリがちょっとヤーナムだったけど。
あと九鬼先生のご先祖様、帽子の若旦那すげえな!はんぱねえ、何あのかっこいい魔術師。
魔術ってあんなかっこいい使い方するもんなんだ・・・・・・すげえ・・・・・・
ニューヨーク行ったらなんか死徒?血界の眷属?って吸血鬼がいてさ。
牙狩りってヴァンパイアハンターの皆さんに会ったよ。クラウスの旦那すげえ、紳士だ。
俺も似たようなのできるから牙狩りにならないかって?いやー、秘密結社はお腹いっぱいだよ。
何?それじゃあイギリスの牙狩りのヘルプに行ってこい?アルバイトで?人手が足りてないの?そうかー。
インテグラお嬢様、すごかったな・・・・・・あれが本物の貴族か・・・・・・時臣に見せてやりたいわ。
アーカードの旦那はんぱねえ。え?俺は夜に堕ちるな?夕闇をそのまま行け?ああ、気をつけるよ。
え?ナチ?南米で?調べてくるわ。うわぁ何このドイツ人なのにナチュラルにヤーナムなノリのデブ軍人。
うんまあ血に酔うのが楽しいのも、ただのたれ死ぬのが嫌だから暴れて死にたいのもわかるよ?
でもだめだ。バケモノは人に殺されなきゃいけない。で、人でもバケモノでもないお前は狩人の俺の獲物だ。
なに残党は日本に行った?残党の残党とか笑えないわ。
えっ、ラインハルト・ハイドリヒ?あのナチ高官の?マジで?
英霊として召喚されたらなんかむこのえいゆう?ってスキルで人格おかしくなった?
無駄にカリスマ出て破壊の愛に目覚めた?なんじゃそりゃ。
つえーまじつえー
だけどな、言ってやるよ!あんたあのナチで高官になるくらいタフな男のはずだろ!
そんな呪いに流されんな!っていうか触れたら傷つけるナイフみたいになった?じゃあ触れんな!
いい大人どころか英雄豪傑の身分で我慢も加減もできないとか寝ぼけたこといってんじゃねえ!
飢えてる?飽きてる?知るかボケッ!そんなもん金持ちの悩みだわ。あの戦争覚えてんならそんくらい思い出せ!いつまで寝ぼけてるんだよ!ミコラーシュ!ミコラーシュのバカ呼んでこい!
おら仕事だ啓蒙バカ!神秘99の彼方への呼び掛け食らえおらっ!
飢えてればいい、飽いていればいい?そうだよ啓蒙上がって納得したか!じゃあせいぜい世の中に迷惑かけない程度に兵隊でもマフィアでもやってろバーカ!もうテロるなよ!世界の法則ぶっ壊しは好きにやれ。俺もあれにはムカついてるし。でも町は燃やすな。わかるか?OK?じゃあな!
まあたまにはテロったり人さらいしてる魔術師ぶっとばして資料やお宝を奪ったり。
嫌だったけど力がなくっちゃ何もできないからな。一応基礎は覚えたさ。
ライター代わりになるくらいの便利な小技をいくつか、使い魔も作れるようになった。
強化と投影すげえ便利だな。ヤスリや照明の代わりになるし……
便利な面もあるんだなこれ。複雑な気分だ。
トレジャーハンターなんて表向き無職だからそれはまずいと思っていろいろ仕事をした。
だいたいオカルト雑誌のライターかエログロカメラマンだ。
俺、ジャーナリストになりたかったんだよなあ。できれば政治とか戦争とか自然とかそういうお堅いの。
なんで俺、アジアの安宿でギリギリアウトなエロ写真とってんだろうなあ?泣けてくるわ。
まあ、そんな感じでけっこう楽しく暮らしてたんだ。
あの糞オヤジから電話がかかってきたけど、まあそれもいつもの事さ。
ああ久しぶり。元気に人喰ってる?
どうせまた街ごと焼くお祭りなんだろ?知ってる。
へー、葵さんの娘さんの桜ちゃんがね。ふーん。もうやったの?つーかそのレイプ趣味はほんとどうかと思う。
普通に女の子を抱けないの?小学生の女の子にも力づくとかほんと男として恥ずかしくないの?
やっぱあれなの?年取るとそういう自信なくなるの?いい薬売ろうか?
あ、切れた。まあいいや。ちょっと里帰りするか。
あの家もずいぶんかわいそうなことをしたな。害虫ほったらかしとか。殺虫しなきゃ。
あ、虫って言えばあの人いたな。ヴァルトールさん。あれなら見えるし潰しがいもあるし、たぶん淀みもあるわ。
同士、あんたは今どこの世界線で戦っている・・・・・・長のカブトは俺には重すぎるよ。
うん、まあおふざけはいいとして。そろそろいいかげんにケリをつけよう。過去を清算するんだ。
この時代でたった一人しかいない「連盟」狩人として。いや、一人の男としてだ。
よーしそうなればしっかり準備しないとな。
武器は持てるだけもっていこう。輸血液と栄養アンプルとアグラオフォテスも買えるだけ買おう。
くそう宇理炎あげなきゃよかったなあ!でもあれ狩人の夢でもないと使えないしな!仕方ないな!
稗田教授からもいろいろもらえたな。この矢じりは使えそうだ。美津里からは黄金の蜂蜜酒もらったけど俺は飲まないぞ。
まあ、そのほかにもいろいろ用意していくとしよう。今回はガチ装備だ。
バーカ滅びろ冬木!なんてことはないように努力したい。かれこれいくつ街滅ぶのにつきあってんだ俺?
すげえ嫌だったけどヤーナムにももう1回いったよ。工房の技を覚えとかなきゃだしな。
ヤスリとかも補充したかったし。まあ、なんとか血の遺志を力にする技と使者を呼んで取引することは覚えたよ。
とりあえずこれで狩人の夢がもうなくってもレベルアップと道具の補充はできるわけだ。
魔術関係もいろいろ調べなきゃな。すげえ嫌だけどもう情報なしで現地に放り込まれるのはごめんだ。
へー……アインツベルンね。ホムンクルス?人形ちゃんみたいなもんかな。きっとろくでもないわ。
魔術師殺し!いいねかっこいい!きっと話が合うかもしれない!
あー、時臣やっぱ教会とグルなのね。神様なんか頼ったってなんにもならないのになあ。
ほー……エルメロイ卿ね。これは油断ならないな。美津里レベルだったら勝てないな……
まあそのレベルのイカレ野郎だったら逆に交渉の余地があるかもしれない。あいつら物と暴力とお世辞で釣れるから。
あとはまだ不確定か……もうちょい調べたいところだけど、もう御三家に突撃して資料を略奪したほうが早そうな気がする。
優に一市町村を灰にできる装備をもって俺は冬木に戻ることにした。