ソードアート・オンライン ~時を越えた青薔薇の剣士~ 作:クロス・アラベル
今回はレインについての深掘り要素が多数存在します。
ちょっと元設定とは違う点もありますので、ご注意をば。
!警告!
ネタバレが嫌だ!という方は読まない方がいいかもしれません。
では、どうぞ。
○
妖精の国、そのレプラコーン領方向にある林。それを超えた先にあるのが、世界樹の街を囲むように聳え立つ山脈。
その山々は飛行可能な妖精であろうと頂上に辿り着くことは出来ない。山を足で登ることなら出来なくもないが。
大抵アルンへ行こうと山脈を超える為には山脈の所々にある洞窟を通らなければならない。シルフ領の街スイルベーンからならルグルー回廊を通り山脈を超える。
しかしながら例外はいくつか存在する。その例外というのが、山脈にある谷だ。比較的低い座標にあるため、空を飛んで山を超えることが出来る。代表的なのは、サラマンダー、ウンディーネ、ケットシーの領に繋がる大きな谷だが、レプラコーン領側にも小さくはあるものの存在する。
とはいえ、ここを通るプレイヤーは多くない。ここにはハイレベルな飛行型モンスター達がわんさかポップする。ここを正攻法で通れば、ハイレベルモンスターとの戦闘は避けられず、洞窟よりも時間がかかるだろう。
高速で飛べるならモンスターとの戦いを無視出来るかもしれないが、残念ながらレプラコーンは軽量系妖精では無い為モンスター達を振り切れない。
例外なく、難易度の低い洞窟を通る事をレプラコーン達は選ぶ訳だが_____彼らは違った。
『_____グォ!?』
『……ギャ?』
「~~~~~~~!!」
ハイレベルなモンスター達が空を飛びながらプレイヤー達を待ち構えている中、風のようにその間を駆け抜けていくウンディーネがいた。
そのスピードに気付くモンスターと気づかないモンスターがいる。
たとえ気付いても反応出来ていないが。
「______おとうさん、前方に4体!右に避けて!」
「分かった!」
シャルの声が胸ポケットから聞こえた。
彼女の誘導に従って右に避ける。
風を切るようなスピードの飛行にレインは声にならない悲鳴を上げつつ、ユージオにお姫様抱っこのまま空を駆けていく。
「シャル、あと何メートル?」
「あと120メートル_______このままなら8秒で抜けられるよ!」
この谷を抜けるために最高速度で飛んでは隠れ、飛んでは隠れを繰り返してきた。飛行には制限時間がある。いつまでも飛んではいられない。
ユージオの滞空時間は残り23秒。
「レイン、もう8秒耐えて___!!」
最高速度でぶっちぎる。
ハイレベルな筈のモンスターの横を通り過ぎていく。
谷を抜けるまで目の前に迫った残り3秒。
三体のモンスターがポップした。
「_____!」
「おとうさん!」
かなり小さめのドラゴンだ。大きさだけで言えばユージオの3倍はある。
この速度を維持した状態では回避出来ない。
「___レイン、下の方へ飛んで!!」
「え!?わ、分かった!」
レインを下ろす。
ドラゴン達のタゲはユージオがとる。レインはユージオと違ってコンバートされていない。よってこのモンスターとやりあうには不安が残る。
だから、彼が三体同時に相手取ることを選んだ。
レインは既に羽を展開して下へと飛んだ。
ユージオはタゲ取れるようにそのまま突撃する。
羽の限界まで残り16秒。
「ふッ____!!」
すれ違いざまに抜剣、斬撃を一体の首へと叩き込んだ。
どんな生き物であろうと首と胴体がチョンパしてしまえば死ぬ。それはゲームの中のモンスターでも変わらない。
ドラゴンはもとより硬いのでハイレベルな武器でもそんなこと滅多に出来ないが、ユージオはそれが出来るほどのテクニックと、凄まじいまでの速度があった。
「ゲ________!?」
首チョンパ。
首と胴体がサヨナラを告げる。
HPゲージは一撃で吹き飛び、死んでいく。
「ギギャァァァア!!」
残り2体のうちの一体が襲いかかってくる。
「________ああッ!!」
「ゲギ_____!?」
その鋭い爪の一撃を回避し、長剣を逆手持ちにして
例え装甲が厚いドラゴンであろうと、体の中は別だ。
その柔らかい肉を、難なく貫く長剣。
そして、柄を持ち直して振り返り、脳天ごと斬るように後ろから斬り下ろす。
落ちるまで10秒。
長剣がドラゴンの脳天から飛び出す。
トドメの回転斬り。
ドラゴンがポリゴン片となって爆散するのを見ることなく、最後のドラゴンへ翔んだ。
ユージオの飛行可能時間は残り8秒。
______3秒でケリを付ける。
狙うは、翼。
それさえ斬りとってしまえば追跡はしてこないだろう。
片方だけでいい。無理に倒す必要は無い。
ユージオはドラゴンの片翼に狙いを定めた。
「______ぜァア!!」
ユージオの出せる最速飛行速度でドラゴンの横を通り過ぎる。すれ違いざまの斬撃は______見事、ドラゴンの翼を完全に切り落とした。
『ギグガァァァァァァァァ!?』
谷底へと落ちていく片翼のドラゴン。
ユージオはレインが行った方向に翻り、谷を全速力で抜けていったのだった。
谷を抜けて数分後。限界まで羽を酷使した為しばらく羽を休ませることにした。なので二人は歩いてアルンを目指す。羽が回復しきったらすぐに飛行へ移るつもりだ。
「…ホント君戦い方滅茶苦茶だね」
「うーん…そうかな。一応僕に出来る最善手、最速の戦闘だったんだけど」
「いや、文句を言ってるわけじゃなくて、純粋にそのギリギリな戦い方に呆れてるというか…」
通常なら普通に相手をすれば一体5分ほどかかるだろう強敵を20秒以内に三体全員では無いにせよ殲滅したことに彼女は驚きを隠せなかった。
相手の攻撃が当たりそうになるギリギリまで引き付ける、モンスターの口の中に剣を突っ込む、ドラゴンの首を一撃ですっ飛ばすなど常人では考えられない攻撃ばかりだった。
「これくらいは当たり前だったんだけど…」
「当たり前だったって…キミ、このゲームの前に他のゲームやってたの?さっきのサラマンダーにしてた話、どこまでが嘘なの?」
「うーんとね……2,3ヶ月前まで別のゲームをやってたのは本当だよ。この戦い方はその時についたものなんだ。ここと同じように剣の世界だったから……まぁ、魔法っていうのはなかったけど」
「______もしかして、SAO…?」
「…ここまで言うと分かっちゃうか。凄い有名なんだもんね」
ユージオがあの時言った2,3ヶ月前、というのはあながち間違いではなかった。本当に2,3ヶ月前にはまだSAOをやっていた時期だ。
それにSAOは社会現象となった仮想世界の闇。日本が誇る現代社会の黒歴史だ。
1年半もの間、少しずつ風化しつつあったが、それでもニュースや新聞で定期的に取り上げられるなど日本を騒がせた。
しかも、そのSAOが終わったのが2ヶ月と少し前。今も被害者への対応やまだ眠ったままとなっている被害者の状況などがニュースで報道されている。
ここまでヒントを与えてしまえば誰だってわかるだろう。
「ホントにサバイバーなの?その名前もSAOの時の?」
「うん、一応この名前で…」
「じゃあ、キミがホントのユージオ君なの!?」
「ホントのって…?」
「攻略組の《青の剣士》でしょ!?黒の剣士とトップ2を張ってたっていう…!」
「…え?なんで知ってるの?」
しかし、レインの口から出た言葉は意外なものだった。
ユージオが攻略組である事を彼女は知っていたようだった。
世間にはSAO内での情報や個人の名前などは公表されていない。今まさにその情報をまとめている最中だ。こんな内部の情報を知っている人物など、限られてくる。
今情報をかき集めている政府の人間か、もしくは_____
「えっと……隠す必要もないかな。実は私もSAOサバイバー___帰還者なんだ」
「え!?」
_____彼女も同じようにSAOプレイヤーであるか、だ。
レインは恥ずかしそうに頭を掻きながらそう言った。
「中堅域のプレイヤーだったから面識はなかったんだけど、新聞とかで写真を見たことあったよ。ユージオ君達の活躍」
「うーん…なんと言うか、恥ずかしいね」
「SAOの中じゃ知らない人なんていなかっただろうし。私は、中堅域のその日暮らしって感じだったから。私も攻略に貢献したかったんだけどね、やっぱりレベルとか武器とかが追いつかなくって。だから、ちょっと諦めてたんだ」
アインクラッドの全てのプレイヤーにとって、攻略組は現実世界へ帰る可能性を追い続けるまさに勇者達だった。ある意味、戦うことを選ばなかった者達や中堅域で燻り続けている者達には眩し過ぎる存在だったのだろう。
"自分は止まっているのに、彼らは走り続けている"
その事実が、虚しい。
人にはそれぞれ向き不向きがある。前線で戦い続けられる強い精神性を持つ者はひと握り。例え、強い心を持っていても技術がなければ戦えない。
上へ上へと上がっていく事に強くなるモンスターとボス。求められるレベル値も計り知れない。
攻略組も、その例外ではなかった。同じように最前線についていけなくなり、辞めていくプレイヤーも数多く居た。
「……誰だって、諦めそうになるよ。僕も、50層のボス戦は心が折れそうになった。勝つことは出来たけど、これを続けられるか怖くなった時はあった」
「______でも」
「うん、戦い続けられた。仲間がいたから、友達がいたから。皆が居なきゃ、僕は最前線を走ってなかったよ」
そんな過酷な最前線で戦い続けられたのは、ひとえに仲間のおかげ。キリトやロニエ、アスナ、ユウキ、ラン、エギル、クライン、ディアベル、キバオウ_______そして、ティーゼ。
彼ら彼女らがいたからこそ、彼は戦い続けられた。
「……私は、さ。戦うんじゃなくて、武器を作ることで攻略に貢献しようって考えたの。だから、私は鍛治スキルの修行のために山篭りしようとして…そこで、SAOがクリアされたから貢献も何も出来なかったけどね」
「例え出来なかったとしてもレインなりに決意して行動に移したんだったら、自分を卑下することは無いと思うよ。
考える事と行動する事っていうのは天と地の差があるから。考えるだけじゃ始まらない。何も出来ない事が辛いのも、僕は知ってるよ」
アリスを連れ戻したい。けれど、自分にはそれを行動に移すことが出来なかったあの苦渋の6年間。大切な人のために、何も出来ないというのはとても苦しい事だということを、ユージオは痛い程知っている。
結局、彼はキリトとの出会いというきっかけがあったからこそ、再び立ち上がれた。そうユージオは思っている。
だから。
今度は自分一人でも歩き出せるようにしたかった。
後悔しない為に。
「…優しいね、ユージオ君は」
「そうかな」
「……でも、尚更私は疑問だよ。どうしてあんな地獄を見てきたのにまた
普通なら、あんな大事件の被害者になれば、仮想世界なんて行きたくないと思うのが当たり前だろう。
「…逆に聞くけど君こそ、どうしてここに?君にとってもあの世界は地獄だっただろう?」
「あ…まぁ、そうなっちゃうよね。うん」
とっくに羽は既に回復している。いつでも飛べるが、レインは気にせず話を続けた。
「確かに、私にとっても悪夢だったよ。ALOを始める時もちょっと怖かった。
けど_______」
「…けど?」
「…急な話だけどね。私、生き別れた妹がいるんだ」
「……妹さん?」
「うん。幼少期に両親が離婚して、お父さんが妹を連れて海外に行っちゃったんだ。私はお母さんと一緒に日本に戻って生活してたんだけど……SAO事件に巻き込まれて…」
離婚、という言葉にはユージオも聞き覚えがあった。
アンダーワールドでもその制度はあるにはあるらしいが、利用されたことはほとんどないとか。
現実世界では離婚は珍しいものでは無いとユウキ達から聞いている。
「…私は眠ったまま。流石のお母さんもパニックになって、離婚したお父さんに連絡を入れたんだって。『
実を言うと、喧嘩別れみたいな感じだったからそれまで音信不通だったんだよね。けど、流石のお父さんもそれにはショックを受けて……妹を連れて私の所に様子を見に来てくれたの」
家族の問題についてこんなに詳しく聞いてもいいんだろうか、とユージオらちょっと不安になった。
「妹は、私のこと覚えてなかったんだけどね。それで、お父さんが私の事を心配して、定期的に私のところに来てくれるようになったんだ」
生き別れた妹との意識のない状態での悲し過ぎる再会。
例え、覚えていなくとも自身の姉がそうなっているなんてショックだっただろう。
「…それで、2ヶ月と少し前。SAOが終わって、目が覚めて。
いの一番に駆けつけてくれた。可愛い顔をクシャクシャにして泣いて抱きついて来てくれたんだ。」
「…また、会えたんだね」
「うん。でも、妹はちょっと訳ありで、現実世界じゃ忙しくしててね。海外に戻って色んなことしてたから。だから、それ以降あんまり会えてなくて…
そしたら妹がね、『良ければALOで会おうよ』って提案してくれて…」
「____納得出来たよ。妹と会うためにここにログインしてるって訳か」
「うん!ログインして直ぐに会えて…嬉しかった」
生き別れた妹との再会。
きっと、笑顔で会えたんだろうなと思うと。
ユージオにとって、それは眩し過ぎた。
「基本的にこっちでも忙しくしてるらしいんだけど、スケジュールガン無視して会いに来てくれたんだ…!」
「姉思いだね」
「うん、私の自慢の妹だよ!」
先程の暗い話の時とは真反対の笑顔で楽しそうに話すレイン。
「今日も確か、アルンでライブをやるっていう話を聞いてるし、もしかしたら会えるかも」
「ライブって……もしかして、アイドルみたいな感じなのかな」
似たような事をしている人はいた。ユナがアインクラッドで何度もライブ活動を行っていた。彼女の時もファンが沢山いて、握手会を開くこともあった。
「うん、そうなの!
普段こんなこと誰にも話さないんだけど……まぁ、ユージオ君にならいっか」
「…僕も会えるといいな」
「丁度着く頃にはライブが始まってる筈だから、終わり頃にきっと会えるよ」
レインがこの世界に来る理由。
生き別れた妹との繋がりの為だった。
「…じゃあ、私も聞いていいかな。ユージオ君、キミがここに来た理由」
「君と、似たような感じかな。会いたい人がいるんだ……いや、違うかな。
「会わせたい、人?」
「…説明しにくいから、僕もなんて言えばいいか……分からないけど」
しかし、まだ未帰還者がALOで見つかったことはあまり知られていない。ネットにほんの少し画像が載っていただけ。ロニエとアスナのことを知っていても、あの画像にまで辿り着くとは考えづらい。
余計に言いふらすのは良くはないだろう。
「……SAO時代の友達と、こっちで会おうって感じかな。一人、ちょっと会えるかどうか分からないんだけど」
「その集合場所が、アルンってこと?」
「あそこは中立域だって聞いたから。それで、アルンに着いたら世界樹を攻略しようって話してたんだ」
「ログインして速攻で世界樹攻略かぁ…かなり無茶な気がするけど…」
ユージオの突飛なグランドクエスト攻略の話しに流石のレインも驚きを隠せなかった。
「____そんなに、難しいの?」
「うん、
ワンレイド、というと、SAO時代ではボス戦でのフルパーティだ。それでも勝てないとなると、何か重要な攻略情報を見落としているか、連携が足りなかったか。もしくは_______
「全滅だったの?」
「らしいよ。私もネットで見た程度なんだけど、敵が多過ぎて対処しきれないんだって。倒しても倒してもポコポコ増えて、あっという間に元通り。広範囲殲滅魔法も焼け石に水だったらしいよ。
まぁ、私は今のところ世界樹攻略には興味は無いかな。色々とリアルが忙しいし」
_______クリア出来ない難易度にされているか。
ゲーム運営側からすれば、グランドクエストというのはゲームを多くのプレイヤーに続けてもらう為の看板な訳だ。早々とクリアされては困るのかもしれない。それでもやり過ぎはしないはず。
しかし、須郷が裏で関わっているなら、有り得ないことは無い。
「……そっか。ありがとう、参考になるよ」
「参考になったらいいけど、その前にユージオ君は装備を整えた方が良さそうだね。流石に初期装備のままでは無理だと思う」
身体の初期装備のアレコレを指さされた。
「…確かに、アルンに行ったら一式揃えるよ」
「そうした方がいいと思う。多分お金はたっぷりあるでしょ?」
「どうして?」
「だって、サラマンダーを返り討ちにした時にいっぱい貰えてるだろうし、さっきまでのモンスターとの戦闘でも少なからず貰えてるはず。それと素材を使えば、かなり上等な物が作れるよ」
サラマンダー部隊との戦闘で手に入れた
レインのアドバイスにユージオはメニューを開き、金額や素材などを確認する。相場がどれ程か知らないのでなんとも言えないが、足りなければ余った素材を売ることも視野に入れることにした。
「____そろそろ羽が回復したかな。うん、バッチリ全回復!じゃあもうひとっ飛び行こう、ユージオ君!」
「分かっ………アレ、が」
二つ返事でコントローラーを出そうとして、ユージオら気が付いた。正面_____数キロ先に黒い柱のようなものが聳え立っていた。
いや、柱ではない。木だ。
その上に生い茂る草木がそうだと告げている。
ユージオの記憶上では、トップレベルに大きい木だった。アンダーワールドのギガスシダーの大木の何倍も大きい。
「あ、見えてきたね。そう、アレが世界樹だよ」
朝日が昇る。
このALOと現実世界の時間は同期していない。
それ故に、まだ現実世界では1時過ぎなのだが、朝日を拝むことが出来る。16時間で一日の周期が回っているので、時差ボケを起こすプレイヤーもいるのだとか。
その朝日に照らされて、世界樹の全貌が顕になる。
その下には、大きな町。
SAO時代のボス戦後。階段を上り詰め、扉を開いて次の層へと足を踏み込んだあの瞬間。
あの高揚感と恐怖にも似た緊張感。
それを、ユージオは感じたのだった。
補足:今作のレインは元設定の生き別れとなった両親の離婚はありましたが、レインがSAO事件に巻き込まれたことにより、復縁しています。再婚までには至っていないものの、既に妹との再会が現実世界でもALOでも済んでいます。
細かい設定の続きはまた追加していく予定です。
ロスト・ソング未プレイの為、自力で滅茶苦茶調べてきましたが、間違っている所があったらご指摘お願いしますm(_ _)m
ALO編に突入致しました。このALO編にて特別ゲストとしてテレビゲーム版のキャラクターを登場させる予定です。もし登場させるなら…?
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