ソードアート・オンライン ~時を越えた青薔薇の剣士~   作:クロス・アラベル

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こんにちは!クロス・アラベルです!
今回はかなり時間がかかってしまいました……ごめんなさい!
今回はあのキャラ達が登場です!
それでは、記念すべき第10話どうぞ!


ボス攻略会議

 

ここはアインクラッドの第一層最後の街『トールバーナ』のとある広場。

 

そこに僕たちはいる。ちなみに迷宮区で助けたアスナも一緒だ。

 

ここで第一層ボス攻略会議が開かれるらしいので時間の1時間前だが、集まった。

 

キリト「………なぁ、みんな!お腹、空いてないか?」

 

ロニエ「そうですね………お昼から何も食べてませんから……」

 

ティーゼ「私もです。」

 

キリト「じゃあ、パン食べようぜ!…な!」

 

あ……キリトの考えてることが分かったぞ……

 

ユージオ「…………キリト、言っとくけどパンは晩御飯を奢ったことにはならないからね!」

 

キリト「………⁉︎……チッ………」

 

………キリトの考えることなんてお見通しだよ。

 

ユージオ「…………でも、パンを食べることには賛成かな………お腹空いたし……」

 

ティーゼ「それじゃあ、食べましょうか!」

 

ロニエ「…あなたもどうですか?」

 

ロニエがアスナを誘ってる……どう言うだろ………

 

アスナ『………』コクッ

 

あ……良かったオッケーだったみたいだ。

 

キリト「……そういえば、あんたのプレイヤーネーム聞いてなかったな……俺はキリトだ。あんたは?」

 

『………アスナ……』

 

やっぱりアスナだったんだ……

 

ティーゼ「アスナさm……じゃなくて……アスナさん、どうぞ。」

 

ティーゼがアスナに黒パンをあげた。

 

アスナ「…………一番安い、黒パン?」

 

ティーゼ「はい、黒パン単体だとあんまり美味しくないですけど……」

 

ユージオ「はい、これを使ってみて。」

 

前の街で手に入れたクリームを渡す。

 

アスナ「…………?」

 

ロニエ「こう使うんですよ、アスナさん。」

 

ロニエがクリーム瓶に触れて、クリームを『使用』し、パンに塗る。

 

アスナ「…………こう?」

 

アスナもロニエと同じようにクリームを塗った。

 

アスナ「…………!クリーム……?」

 

ロニエ「食べてみてください。美味しいですよ!」

 

キリト「あの激安黒パンとは思えなくなるぞ。」

 

アスナは怪訝な表情のまま、

 

アスナ「………はむっ」

 

パンにかぶりついた。

 

アスナ「……ん……ん…………‼︎」

 

アスナはとても驚きながら、

 

アスナ「………ただの黒パンが田舎ケーキみたいに………」

 

こう言った。

 

ユージオ「僕もそう思ったよ。僕も昔はこんな固いパン食べてたから……こんなに変わるなんて、って驚いたよ。」

 

僕もクリーム付きの黒パンをひとかじり。その時、アスナはもう食べ終わっていた。

 

アスナ「………はぁ……」

 

……すごい幸せそうだな。

 

アスナ「……‼︎…………あ、ありがとう……」

 

表情がくだけているのに気づいたのか、すぐに表情をもとの少し周りを警戒しているような表情に戻して、僕にお礼を言った。

 

ユージオ「いいよ、ここで会ったのも何かの縁だし……」

 

………何かの縁どころか、僕らと会うのはキリトといる限り決定的なはずだからね……

 

キリト「………やっぱ、美味いな………」

 

キリトがのんびりとパンを食べて終わってそう言った時、聞き覚えのある声が聞こえた。

 

『お早いネ、キー坊達ハ!』

 

ロニエ「あっ!アルゴさん!」

 

ティーゼ「こんにちは、アルゴさん!」

 

ユージオ「久しぶり、アルゴ。

 

アルゴ「元気にしてたカ?ローちゃんティーちゃん。ユージオも元気そうだナ……知らないプレイヤーがいるケド………誰かナ?」

 

キリト「白々しいのはやめろよ……名前は知らなくとも、一応知ってるんじゃないか?」

 

アスナ「………誰?」

 

アルゴ「オレっちは『鼠のアルゴ』サ。情報屋をしてル。アルゴって呼んでくレ。」

 

アスナ「………アスナです………よろしく……」

 

アルゴ「フム…………噂の凄腕フェンサーの名前は『アスナ』カ……」

 

キリト「ほら、知ってるじゃん……」

 

アルゴ「ニシシ………」

 

キリト「………お前が来たってことは、前に頼んだ件がわかったのか……どうだった?」

 

キリトがそう聞くと、アルゴは少し暗い顔で答えた。

 

アルゴ「………最悪だヨ………今の所、全プレイヤーの中で死んだのが878人、そのうち元βテスターが何人いたと思ウ?」

 

キリト「…………」

 

ユージオ「………何人くらいなの?」

 

アルゴ「……439人だ。」

 

「「「「⁉︎」」」」

 

キリト「………予想は出来てたけど……予想以上だな……やっぱりβテスターだからって調子に乗って死んだやつが多かったんだろうな。……自殺もあっただろうけど……」

 

アルゴ「………もう、この世界は地獄になってるようだネ……」

 

ユージオ「そんな………」

 

ロニエ「このままじゃ……」

 

ティーゼ「……」

 

アスナ「……みんな死ぬのよ………最後には誰もいない世界になる………」

 

キリト「………」

 

アスナ「………どうせ、みんな……死ぬのよ…………ッ!」

 

ユージオ「………諦めたら……ここから先、何にも変わんないよ……」

 

アスナ「……」

 

ユージオ「僕は…今を変えるためにここまで来た。僕らで変えるんだ!……だから、諦めずに、戦おう!ね、アスナ!」

 

アスナ「………」

 

ティーゼ「そうです!ユージオ先輩の言う通りですよ!……私も一緒に戦います!」

 

キリト「…………やるしかないしな……俺もだ。」

 

ロニエ「当たり前ですよ!」

 

アルゴ「戦闘じゃなかなか出ないけど、情報のことなら任せとケ!」

 

アスナ「………分かった……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜それから、40分後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろんなプレイヤー達が広場に集まって来た。色濃く日焼けをした背の高い男性、イガイガの頭をした男、自慢の青い髪を後ろで束ねた男性……などなど、様々なプレイヤーが集まった。

 

 

ユージオ「………これで全員なのかな?」

 

キリト「多分な……それでも少ない方だろ。もっと来るかと思ったけど……まあ、集まらないよりかはマシか。」

 

ロニエ「もう少ししたら始まりそうですね。」

 

『ああッ‼︎キリトさん達じゃないっすか‼︎』

 

その時、あるプレイヤーが喋りかけて来た。

 

ティーゼ「………?」

 

茶髪に少し赤い瞳。背丈はキリトより5センチ程低い。

 

キリト「…….お前は…ベル……だったよな?」

 

ベル「はい!この間はありがとうございました!キリトさん達のおかげでここまで来れました。」

 

この少年はバルグトスの町の近くで出会ったプレイヤーでキリト達がいろんなことをレクチャーした。その時はレベルは7だった。

 

ユージオ「ベル!久しぶりだね。」

 

ベル「はい!お久しぶりっす、ユージオさん、ロニエさんもティーゼさんも!」

 

ロニエ「お久しぶりですね……順調ですか?」

 

ベル「はい!みなさんのおかげで……」

 

ティーゼ「レベルはどれくらいになったの?」

 

ベル「あれから頑張ったんすよ!なんと、レベル10です!」

 

キリト「頑張ったじゃないか!」

 

ベル「はい!ありがとうございます!」

 

『あ!こんにちは、キリト!』

 

そして、また別のプレイヤーが声をかけて来た。

 

白髪と金色に似た色の瞳。そして、流暢な日本語(?)で喋る少女。日本人というよりヨーロッパの上品な感じだ。でも……

 

キリト「………確かあんたは……『ナギ』だったな。」

 

ナギ「そうでーす!久しぶりですネ‼︎」

 

ユージオ「相変わらず元気だね……ナギ……」

 

ナギ「はーい‼︎いつもナギは元気デス!」

 

外見とは裏腹にとても社交的な少女だ。彼女はキリト達がバルグトスに向かう最中に助けたプレイヤーだ。出会った時はレベル4だった。

 

ロニエ「よかった、ナギもここに来れたんだね!」

 

ナギ「キリト達も会議に参加するんですか?」

 

キリト「ああ。お前もだろ?」

 

ナギ「ハイ!私も頑張って来たんですヨ!」

 

ティーゼ「レベルはいくつ?」

 

ナギ「11です!私もキリトに教えてもらったコツをうまく使って頑張りましたかラ!」

 

キリト「そうか……これからも頑張れよ。」

 

ナギ「分かってますヨ‼︎」

 

ロニエ「そろそろ始まりそうですよ、先輩。」

 

キリト「………みたいだな。」

 

 

その時、広場の中心である男性プレイヤーが大声で、

 

『みんな!今日は集まってくれてありがとう!ちょっと予定より早いけど始めよう!』

 

こう言った。

 

そのプレイヤーは青く少し長い髪を後ろで束ねていた。平均的に言えば『モテる男』だろう。

 

『俺は、〈ディアベル〉!職業は………気持ち的に『騎士』やってます!』

 

その時周囲から笑い声が聞こえた。

 

『自分が勇者って言いたいだけだろ!』

 

こんな野次もあった。おそらくディアベルの仲間が悪ふざけで言ったんだろう。

 

キリト「……うわ……コミュ力高っ……俺には………あんなの無理だな……」

 

キリトはあまり大勢の人の前で話すのは得意じゃないらしい……

 

ディアベル「それじゃあはじめにパーティを組んでみてくれ!」

 

……まあ、僕はもちろん……

 

ユージオ「キリト、ロニエ、ティーゼ。よろしくね!」

 

キリト「……ああ。よろしくな、ユージオ。」

 

ロニエ「はい!」

 

ティーゼ「引き続き、よろしくお願いしますね‼︎キリト先輩、ユージオ先輩!」

 

ユージオ「キリト、パーティって最大何人くらいいけるの?」

 

キリト「えっと、最大7人だな。」

 

ナギ「じゃあ、私も入っていいですカ?」

 

ベル「俺も、いいっすか?」

 

キリト「まあ、いいだろ。じゃ、よろしくな。二人とも!」

 

「「はい(ハイ)‼︎」」

 

ユージオ「これで合わせて6人か……あと一人は………」

 

周りを見た時、もうほとんどはパーティを組み終わっていて、残っていたのは………

 

僕らと一緒に来たアスナだけだった。

 

キリト「………はあ……なあ、アスナ。あんた、あぶれたのか?」

 

アスナ「………あぶられてなんかない……パーティを組もうとしなかっただけ。」

 

キリト「………なら、俺らのパーティに入ったらどうだ?パーティに入らなきゃ、ボス戦にも参加できないぞ。」

 

アスナは少しの間、悩んだ結果……

 

アスナ「……分かった。パーティ申請はそっちがして。」

 

キリト「……(イラッ)………分かったよ。」

 

………やりとりが………雑だな……

 

ユージオ「……よし。これで、アスナもパーティに入って7人ぴったしだよ。」

 

キリト「よし!よろしくな、みんな!」

 

「「「はい(ハイ)!」」」

 

「「おー!」」

 

と、一致団結(一部してないけど…)したところで、リーダーのディアベルが僕らに声をかけた。

 

ディアベル「よし!みんなこれで、パーティは組めたね。それじゃあ…『おい!騎士はん、ちょっと待ってんか!』……?」

 

ディアベルが指示を出そうとしたその時、いきなり口を挟んだプレイヤーがいた。

 

広場の一番後ろから階段を何段か飛ばして飛び降りてくるイガイガ頭のプレイヤー。

 

『よっと!』

 

ナギ「…変わったヘアスタイルですネ!」

 

ロニエ「ナギ!思っても言っちゃダメ!」

 

『会議始める前に言いたいことがある!』

 

ディアベル「……発言するときは名前を言ってからにしてくれないかな?」

 

『……わいは『キバオウ』や!…それじゃあ、本題に入らせてもらうで!』

 

そのプレイヤーは『キバオウ』というらしい………それにしても、いかついと思うのは僕だけ?

 

キバオウ「ここにはビギナーの奴らに謝らなあかんやつがおる筈や!」

 

謝らなきゃいけない……?なんか、喋り方が独特だね……

 

ディアベル「………その謝らなきゃいけない人たちって言うのは……元βテスターの人達のことかな?」

 

キバオウ「そうに決まってるやろ!あの阿呆どもはビギナーを見捨てて、始まりの街を一目散に飛び出して行きおったんや!そのせいでどんだけのビギナーが死んだと思う⁉︎ほぼ900人やで‼︎そんなやつがここにおると思うと鳥肌が立つわいな!やのに、謝りもせずに知らん顔して今から一緒に戦おうなんて、許されんで!だから、わいらビギナーに謝って今まで稼いで来た金やらレアアイテムやらをここに置いていってもらおか⁉︎」

 

………まさか、キリト達のこと?

 

キリト「……………ッ!」

 

キリトは凄く悩んでるみたいだ。

 

ユージオ「………キリト、黙ったままじゃみんなに悪いんじゃないかな?」

 

キリト「……ッ⁉︎」

 

ユージオ「………何か言われたら、言い返してあげるよ。心配しなくてもいいさ……だって、友達、だしね!」

 

キリト「……!」

 

ロニエ「わ、私も、キリト先輩の味方です!いつでも、いつまでも!」

 

ティーゼ「もちろん、私もですよ!」

 

ナギ「キリトを責めるなんでナギが許しませン!」

 

ベル「俺もっす!」

 

キリト「………みんな………!………よしッ!」

 

 

そして、キリトは立ち上がった。

 

キリト「………あんたの探してる奴なら、ここにいるぜ!」

 

キバオウ「!……ほう!それじゃあ、アイテムと金、置いてっても『おい!待てよ、おっさん!』っ⁉︎誰がおっさんやと⁉︎」

 

「キリトさんは悪くねえぞ!俺たちビギナーを助けてくれたんだ!」

 

「キリトさんは僕たちの命の恩人だ!キリトさんを悪く言うのはやめてよ!」

 

「そうだそうだ!」

 

「ふざけないでよ!キリトさんは謝る必要はないわ!」

 

ナギ「улица‼︎(その通り!)」

 

キバオウ「⁉︎」

 

周りから飛ぶキバオウへの非難とキリトを味方する声。(なんか訳のわからない言葉も聞こえて来たような………)そして、驚くキバオウ。

 

ユージオ「発言したいんだけど!僕の名前はユージオって言います。………キリトは何も知らなかった僕を助けてくれたし、いろいろなことを教えてもくれた!僕の命の恩人であり、僕の友達でもあるんだ!だから……責めないでほしい!」

 

 

キバオウ「………」

 

『俺も、発言いいか?』

 

広場の前の方からバリトンの効いた、低い声が聞こえた。

 

『俺はエギルだ。』

 

その声の主、背の高い黒人は話を続けた。

 

エギル「キバオウさん、あんたの言いたいことは『元βテスターはビギナーに謝罪、そして賠償しろ』と言うことか?」

 

キバオウ「……そや!」

 

エギル「じゃあ、キバオウさん。この攻略本は持ってるか?」

 

エギルはポケットから攻略本を取り出す。体の大きさからか、攻略本が凄く小さく見える。

 

キバオウ「持ってるけどなんや⁉︎」

 

エギル「持ってるよな、いろんな店で無料配布してるからな。」

 

キリト「む、無料⁉︎俺、500コルで買ったのに……おい、アルゴ………ってあれ?い、いない…………」

 

アルゴはいつの間にか、いなくなっていた。

 

エギル「これは誰が作ったと思う?」

 

キバオウ「………知らんがな。」

 

エギル「……元βテスターだ。」

 

キバオウ「⁉︎」

 

エギル「それに、始まりの街で一人のプレイヤーがビギナー達にいろんな情報をばら撒いてるらしい。かなり詳しく、確かな情報をな。そいつに会ったことがあるが、そいつはこう言ってたぞ。『この情報は元βテスターに教えてもらったんだ。』ってな。」

 

キバオウ「…………」

 

ユージオ「それと……キバオウさん、ビギナーが900人死んだって言ったけど、そのうち元βテスターが何人いたと思う?………400を超えてるんだよ。約半分がβテスターなんだ。情報をより多く持ってる筈の人たちがこんなに死んでるんだよ!」

 

エギル「……いいか?情報はみんな平等にあったんだ。なのにあんなに死んだ。今、ことでいざこざを起こすのは賢くないと思うが……どうだ、キバオウさん?」

 

キバオウ「……フン!」

 

キバオウは拗ねて広場の一角に座った。

 

ディアベル「それじゃあ、続けよう。昨日、迷宮区のボス部屋を見つけた!」

 

周りからどよめきが聞こえる。

 

ディアベル「誰かはわからないが、マップの情報をくれたプレイヤーがいたおかげで、いち早くつくことができた。そして、つい先ほど攻略本の最新版が配布された。それによると……」

 

ディアベルが攻略本を取り出し、説明を続ける。

 

ディアベル「ボスの名前は『イルファング・ザ・コボルドロード』取り巻きモンスターは『ルインコボルド・センチネル』、ポールアックスで攻撃してくるが普通のコボルドと変わりない。始めにいるのは三体、ボスのHPゲージが一本減るたびに、三体ずつ追加される。ボスの武器は片手斧とバックラー、HPゲージは4本で、最後の一本になると攻撃パターンが変わって武器もタルワールに持ち変える………以上だ!」

 

い、いるふぁ………また難しい名前だな………覚えるの大変そう……

 

ディアベル「手に入ったアイテムは取った人の物、金はパーティの中で自動均等割。ボス戦は明日の9時にこの広場に集まる。依存はないな?」

 

みんなそれぞれ、頷く。

 

ディアベル「それじゃあ、解散‼︎」

 

その言葉と同時に解散していく多くのプレイヤー。

 

ユージオ「………なんか、会議って大変だな……」

 

キリト「確かにそれは思う。特に仕切っている方はな……俺は無理だ。」

 

ロニエ「先輩!これからどうします?」

 

キリト「ん?……」

 

……キリトの考えてることはわかりやすい。もう、手に取るように、分かる。

 

キリト「ああ、それぞれの宿に戻ろう。明日はボス戦だからな!よし、それじゃあ、解s……「はい、キリトはやらなきゃいけないことがあるよね?」………ハイ?ナンノコトデスカ?」

 

ユージオ「よし、みんな!明日に備えて、食事を取ろう!キリトが全部奢ってくれるらしいしね‼︎」

 

最初の一手。

 

ナギ「!ホントですカ⁉︎ありがとうございます!キリト!」

 

ティーゼ「いいですね!」

 

ベル「ホントっすか⁉︎あざっす!キリトさん!」

 

降り注ぐ言葉の矢。

 

キリト「ちょ、ちょっと待て!ぜ、全員分か⁉︎」

 

ユージオ「当たり前だろ?この中で一番知識量があるんだから!」

 

追い討ち。

 

キリト「……ロニエ!た、助けてくれ!」

 

ロニエに助けを求めるキリト。だが、現実は、残酷だ。

 

ロニエ「………先輩、やはり賭けに負けたのは事実ですし………約束は守るべきでは………?」

 

とどめ。

 

キリト「………⁉︎」Σ(゚д゚lll)

 

ユージオ「………」(・∀・)

 

いつの日か、キリトが使っていた言葉。

 

キリト「……」/(^o^)\ナンテコッタイ

 

詰みという意味があるこの言葉。

 

ユージオ「じゃ、行こっか!キリト。」

 

『チェックメイト』ってやつだ。

 

キリト「嫌だぁぁああああああああ‼︎」.°(ಗдಗ。)°.

 

 

抵抗するキリト。押さえつける僕。苦笑いで僕らを見るロニエとティーゼ。キリトに気付かず、喜ぶナギとベル。

 

 

 

そして、悲痛なキリトの叫びがトールバーナの広場に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




○変更しました……

次回「お風呂事件」


〜説明〜

はい!今回はエギルさんやディアベルさん、キバオウさん達が登場しましたね!
あと二人のプレイヤーは……知ってる人……いるかな?
ナギさんは「ソードアートオンライン コード・レジスタ」で登場するキャラです。武器は両手長槍です。喋り方は………こんな感じ……かな?
もう一人、キャラは多分オリジナルキャラです。よくありそうな名前ですが……武器は片手槍です。

それでは次回をお楽しみに!

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