ソードアート・オンライン ~時を越えた青薔薇の剣士~ 作:クロス・アラベル
アルゴ登場です。
それでは、どうぞ!
◇
辺りが暗く、エルフの野営地でも明かりが点っている、夜中。僕とキリトは行動を開始した。天幕をみんなを起こさないように出て、エルフの野営地を門番さんに軽く会釈して、フィールドへと向かった。ロニエ達は天幕の中でぐっすり寝ている。
何故夜中にこんなコソコソと外に出ていくか。それは、とある人物と会う約束をしたからだ。
「……で、キリト。一体何をアルゴに依頼したんだ?」
「それはアルゴと合流してからだぞ、ユージオ。今は夜中だ、視界が元々悪いこの森が一層暗くなってる。話しながらって言うのは危ないからな」
キリトは僕にいつもとは違う、真剣な表情で答えた。重大な何かがある、そう直感で感じた。
それから僕らは二回ほどモンスターと
「……まだアルゴは来てないみたいだけど…」
「いや、来てると思うぞ。アイツが約束に遅れるなんて今まで一度も無かったし、隠蔽スキルを使ってる筈だ。」
『脱帽ダヨ、キー坊。百点あげたいケド……六十点カナ?』
と、キリトが推理したその時、無人だった筈の
「……なんで四十点も引かれるんだ?」
「簡単サ。約束の時間から六分も遅れてるんだゾ?」
そう、僕らはアルゴとの約束の時間を過ぎてしまっている。
「………し、仕方ないだろ。だって、ロニっ……!!」
「……キー坊ヨ、その『ロニっ』の後を聞かせてクレ」
しまった、言い過ぎたって感じの顔で沈黙するキリトにアルゴは残酷にもニヤニヤしながら話しの続きを求めてきた。ニヤニヤしながら(大事な事なので二回言いました)。
「こっこの話しはどうでもいいだろ!それで、メッセで送ったことについて情報は……?」
キリトは話しを無理矢理切って、本題へと入る。
「……キリト、僕は依頼内容知らないんだけど」
「…気になったプレイヤー情報だよ。お前も見た……いや、ユージオは見てないか。ちょっと怪しいんだよ」
キリトは説明しながら一枚の五百コル金貨をぴーんと指で弾くとアルゴはそれをうまく受け取った。
「毎度。それじゃあ、結果発表ダヨ。まず、三層に来てから攻略組のギルド、《青の騎士団》に参加したプレイヤーはどうやら一人だけみたいだナ。名前は《モルテ》、男で片手直剣使いで、は町中でも
「………モルテ、か」
「……キリト、コイフって何?」
「コイフって言うのは、鎖で出来た帽子……みたいなもんだ」
僕の疑問にすかさず答えてくれるキリト。
「でも、待ってくれ。あんたも見てたとは思うが、攻略組の人数は変わっていなかった筈だ。もしかすると、モルテが入ったと同時に抜けたのか……」
「いいや、攻略組の顔ぶれは第二層のボス戦の時と変わっていなかったゾ。メンバーの名前と顔は覚えてるからナ」
「……そりゃお見逸れしました。」
「…じゃあ、その《モルテ》っていう人は三層でギルドに入ったにも関わらず、会議に参加しなかったの?」
「多分、な。アルゴ、その理由までは……」
「流石のオレっちでも無理だ」
「そうか……」
その後もモルテが志願でギルドに入ったこと、アルゴ自身まだモルテの姿を見たことがないことなど情報を聞き、今夜は会合は終了する事にした。
「ありがとな、アルゴ。代金分の情報はしっかり頂いたよ。またモルテについて新しい情報が入ったら知らせてくれ。」
「分かったヨ」
「ありがとう、アルゴ。無理なお願いを聞いてくれて」
「いいんだヨ。これが仕事だからナ。じゃあ、またナ!」
そう言って、アルゴは森の奥に消えていった。
ロニエ「予告!エルフクエストの《潜入》を進めようとする二人の前に立ちはだかる二人のプレイヤー。謎のプレイヤー《モルテ》ともう一人は今まで共に戦って来た筈のベルだった!虚ろな瞳でユージオを睨め付けるベル、動揺を隠せない二人、始まる決闘。その死闘を制するのはユージオ達か、ベルとモルテなのか………次回《あの日の友は今宵の敵》!次回も、さーびすさーびすぅ‼︎」
クロス「……オッケーです!」d(^_^o)ビシッ
ユージオ「き、緊張するね…」
ティーゼ「頑張って下さい、ユージオ先輩。応援してます!」
キリト「何を言ってるんだ、みんな…?ていうか、誰だよお前」(・・?)
アルゴ「次回も、お楽しみニナ!」