「ふぁぁぁ」
だらしないあくびを出したのは髪が赤い少年だった。
「あー寝むてー」
今日は日曜日中学生、いや明日から高校生となる少年にとっては春休み最後の休日であった。ベッドの近くにある時計を見てみると11時近くであった。
「どうしよっかな」
入学式に必要なものは全て準備しており、特にすることがなかった。
「昼飯買いにいくか、何しよっかな……カツ丼にしよう」
少年の名前は衛宮 士郎。そうfateの主人公と同姓同名なのだ。だが理由はわからない。なぜなら彼の両親は彼が見ることもなくいなくなったのだ、少年は孤児院に預けられ、高校に入る今年から一人で自立することになった。ちなみに彼の家事のレベルは家政婦の仕事柄を奪ってしまうほど高い。さらにおせっかいなところもあるので、まさに「オカン」なのだ。だから大抵の料理は作れる。
「げ、卵なかった。買いに行こう。スーパー今日特売あったっけ」
少年は簡単に身支度を整えて出かける。
「あー、魔術で飛べないかなー飛べるわけないか」
実は、この少年大のアニメ好きである。無論アニメだけでなく漫画、ライトノベルなど、もはやオタクと呼べるほど知識を持っている、一番のお気に入りはもちろん「fateシリーズ」自分の名前をつけてくれた親には感謝(名前だけ)している。名前のせいでからかわれることもあったが別に気にしてなかった。
「さてさて、じゃぁいつものスーパーに行こ…う……?」
突然目眩がした。ただの目眩ではないまるでその場所自体が歪んでいるようだった。
「一体何………が………?」
少年の意識はそこで途絶えた。
「おーい、おーい」
誰だろう、聞き覚えのない声だ。
「おーい、起きとるか」
肩が揺すられる。少年は起きると、そこは真っ白な空間だった。………てかまじどこよ。ここ。
「おぉー。やっと起きたか」
声がした方に向くとそこにはfateの白い髪の魔法少女と瓜二つの幼女がいた。てかなんてお年寄り口調?
「幼女というでない。この口調は元からじゃ」
え、この幼女俺の心の声聞こえるのか、もしかして
「また言うたな、まぁよい、察しの通り我は神じゃ」
まじかよ!本当にいたんだ神様って。
「さて、お主に話さなければならないことがある」
「な……何ですか?」
俺なんかしたかな?神様と会うぐらいだし。まさか天罰?
「いや、そうではない。むしろこっちがお主にこんな状況を作ってしまったのだ」
なんだろうと思っていると、神様がひざを地面につき手を地面につきそして頭までつけた……これって。
「本当に…!すまなかった………!!」
今の状況を理解するのに10秒かかった。
「神様!頭を上げてください、というか神様がそこまでする理由は何ですか!?」
「実はな、うちの部下がお主の存在を消してしまったのだ!!」
「………what?」
「うちの部下がお主の存在を消してしまったのだ!!」
「いや、二回も言わなくていいですから!それよりはそうなった原因をおしえてくださいよ!」
「…怒っとらんのか?」
「どうしてそうなったか、それがわからないのに怒るのは理不尽ですからね」
「そうか…いやすまん。ついお主への謝罪の気持ちでいっぱいじゃったからな衝動的になりすぎた」
「こうなった原因はじゃな、わしら神はこの世界のありとあらゆる存在を管理しておる。自然から人工物までもじゃ。うちの部下の人間の存在を管理してるものが誤ってお主の存在が書いてある紙を、濡らしてしもうて、慌てて乾かしたはいいが、その後、他の部下がゴミと間違えて破ってしまったのだ。その事にすぐ気付いてセロハンテープで直したが完全には戻らんかった。それにより存在は消されたが魂と肉体はあるのじゃ。」
「もちろん、その部下どもには罰として100年休みなしで働いてもらうがの」
「いやいや、そこまでしなくても」
「何、わしらは寿命というものがない、100年なんてあっという間じゃ」
「そうですが………なんか頭が追い付きませんね」
「無理もない、というか案外冷静であることにわしは驚いているんだが。」
「いえいえ、驚いてボーッとしてるだけですよ」
「さて」
「はい」
「ここからは提案じゃが、お主異世界に行ってみないか?」
「え………?」
これは少年が正義の味方を目指す物語
どうでしたが。下手で申し訳ありません。これから上手くなっていきますので(たぶん)どうぞよろしくお願いいたします。次回を楽しみにしてください!