髪が赤い少年は聖樹の下で何を思うか   作:三日月達也

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いやー昨日は疲れて書けませんでした。プロローグ2の、文章を少しだけ変えただけで精一杯でした。さて、今回はヒロイン登場!それでは「勧誘」どうぞ!



勧誘

 

 

 先生の質問責めを授業の終わりの鐘により中断されてから数時間、俺は食堂に向かっていった。先生には自分にしか使えない魔術と言っておいた。そうしないとめんどくさくなる。あのあと考えてみたら、ガンドの威力の高さは俺の魔力に関係しているという考えで結論に至った。

 

 

 

 そもそもガンドとは北欧に伝わる呪いが起源と言われている。対象に人差し指で指差し呪うことで、病を与える。その構えかたゆえに[ガンド撃ち]とも呼ばれている。「人を指差す行為は失礼にあたる」というのはこれが由来だとされているそうだ。もともと体調を崩すぐらいの効果しかないが強力な魔力によって魔弾となり物理的破壊力を得たことで壁を壊すことが出来たようだ。

 

 

 

 さて話を戻そう。俺は食堂に着いて適当な物を頼みゆっくり食事をしていたのだが

 

 

 

「エミヤ君私たちと組みましょう!」「いや、俺たちと組もうぜ!」「私たちのところは聖遺跡の経験も充分にある。どうかね?」

 

 

 

 このように勧誘されまくっているのだ。まぁ、戦闘授業と魔術教室での出来事を見られたらこうなるだろう。俺は黒彦とキュリエさんに助けを求めるが…………

 

 

 

「………(ごめん)…」

 

 

 

「…………(諦めろ、自分で撒いた種だろ)…………」

 

 

 

 このように見捨てられてしまった。このやろう!それも仕方がないか聖遺跡攻略は聖樹士になる上では必ず避けられないものだからだ。

 

 

 

 聖遺跡とは王都の地下に広がる巨大迷宮のことである。いつから存在しているかは今もわかっていないが、この遺跡から産出するクリスタルはルノウスレッドを資源的、経済的にも潤わせてきた。ただしこの遺跡には魔物と言われる怪物たちが徘徊している。さすがファンタジー。遺跡は、この国の象徴とも言われる聖樹に近づくほど、遺跡内の魔物が強くなっていくという特質があった。反面、近づくほどクリスタルの質は良くなり、産出量も多くなる。聖樹の根本にあるこの国の城、聖ルノウスレッド城の真下の聖遺跡が最も危険で、クリスタルの質と産出量が多いのだ。聖樹から離れたこの学園の地下にある遺跡は危険度が低いが、生徒を育成するのには格好のレベルとなっているのだと、授業でヨゼフ教官は説明してくれた。

 

 

 

 さらにこの学園には《小聖位》という序列が存在している。《小聖位》は教養、戦闘、術式の試験のほかにこの聖遺跡探索の成果が最も評価を左右するのだ。《小聖位》が高ければこの国の聖樹士の役職の、中で一番人気の聖樹騎士団になれる可能性が高くなるのだ。だからこの学園の生徒のほとんどは一生懸命《小聖位》をあげようと努力している。

 

 

 

 またまた話を戻すが、俺は聖遺跡というものをあまりよく知らない。知識は知っていても経験が無いのだ。俺としてはまず、聖遺跡の軽く下見程度で見てそこから決めようと思っている。出来ることなら黒彦やキュリエさんとも組みたいと思っている。ここは断ろう。

 

 

 

「あのすいません………その話なんですがお断りさせて

 

 

 

「エミヤシロウ」

 

 

 

 その声が聞こえた途端に周りの人は喋るのをやめた。てかこの声聞き覚えがあるような………

 

 

 

「少しいいでしょうか?」

 

 

 

 振り向くとそこには昨日場所を教えてくれた銀髪の縦ロールの………確か学園長に生徒会長って呼ばれていた人だ。

 

 

 

「おい、生徒会長だぞ」「あぁ、何でこんなところに?」「もしかしてエミヤの勧誘?」「まじで!?」「でもありえそうだな」「それにしても………でかいな」「おい!」「本当のことだろうが!」

 

 

 

 周りの人がざわざわとしている。最後の方は聞こえなかったが、勧誘?こんな俺を?

 

 

 

「エミヤシロウ?」

 

 

 

「あ、すいません、大丈夫ですよ。ちょうど食べ終えたところですし」

 

 

 

「ここで話すのもあれですから生徒会室でお話しませんか?」

 

 

 

 この言葉でさらに周りがうるさくなった。なんか「お持ち帰り」とか「強引」とか聞こえたぞ!?まぁ、ここで話されるよりはいいか。

 

 

 

「はい、いいで

 

 

 

「待ってください」

 

 

 

 その声も聞き覚えがあった。声の主は黒の髪のロング。確か風紀会長だったはずだ。

 

 

 

「エミヤシロウ、私もお話があるのですが」

 

 

 

「あら風紀会長。こんなところに来るなんてね。ところでエミヤシロウに何のようでしょうか、彼は今から私と一緒に生徒会室に行くのですが」

 

 

 

「生徒会長、なぜ彼を生徒会室に連れていくのでしょうか?用件ならここで済ませればよろしいのでは」

 

 

 

「あらあら、こんなところで話せる用件ではないから生徒会室に行こうとしただけですわ。そんなこともわからないのですか?」

 

 

 

「別に今じゃなくてもよろしいのでは?私は手短にエミヤシロウに用件を言うだけですのでここで構いませんが、あなたは時間がかかるほどの用件なのでしょう?なら放課後に彼を連れていったらどうですか」

 

 

 

「………………………………」

 

 

 

「………………………………」

 

 

 

 あれ、なんか二人の間に火花らしきものが。もしかして二人って仲悪いのかな?

 

 

 

「おいエミヤシロウをめぐって二人の会長が睨みあっているぞ」「まじかよ!どうすんだよ取られるじゃねぇか!」「なら今のうちに約束しておけば…………

 

 

 

「「…(ジロリ)!!!」」

 

 

 

『…(駄目だ怖ぇぇぇ!)』

 

 

 

 その時授業開始5分前の予鈴がなった。

 

 

 

「…仕方ありませんね、エミヤシロウまた後ほど」

 

 

 

「私も後で伺わせていただきます」

 

 

 

 会長たちは自分たちの教室に向かっていった。

 

 

 

(入学当初から何よこの展開!?)

 

 

 

 士郎はこれからが少し心配になってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





どうでしょうか、今のところ別作品候補[ワールドトリガー]も追加しようかなって思ってます。気分次第で決めようと思います。それでは次回もお楽しみに!
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