「……………………ん、朝か」
俺は昨日学園長からの質問責めで疲れはてて学園長の許可をもらい部屋で寝させてもらった。寝ていたソファはいかにも高級そうであり、普通のベッドよりも、寝やすかった。
「…………ん~。あらおはよう」
ちょうど学園長も起きたところだ。ここで寝ることはよくあるらしい。もちろんお互いに別のソファで寝ていたが。
「おはようございます。朝ごはんどうしましょうか?」
「いつもはミアが作ってるんだけどね、今はクロヒコの方にいってるしどうしようかしら」
ミアってメイドさんかな。学園長だしメイドぐらいいても不思議じゃないと思う。
「良ければ俺が作りましょうか?」
「あなた料理出来るの?」
「まぁ普通程度は、どうします?」
「お願いするわ。隣の部屋にキッチンと食材あるから自由に使って」
「わかりました。少し待っていてください」
俺はオムレツとサラダを作って一緒に食べた。学園長はとても喜んでくれていた。作る側としては嬉しいな。食べ終わった後、学園長から制服と教材を渡された。
「似合いますかね?」
制服は白を基調とし青の線の模様が描かれていた。
「似合っているわよ」
お世辞としてもうれしい。
「もう少し待っていてね。あなたの担任がここに来るから」
そう言われ5分ほど待つと。
コンコン
「ヨゼフです。入ってもよろしいでしょうか」
「どうぞ」
部屋に入ってきたのは、中年の男性で、筋骨隆々という例えがあてはまる感じだった。
「紹介するわね。獅子組の担任、ヨゼフ教官よ」
「ヨゼフだ。よろしく、わからないことがあれば聞くといい」
「衛宮士郎です。よろしくお願いします」
「さっそくだけどあなたには獅子組に行ってもらうわ。もうすぐ登時報告が始まるから」
登時報告って朝のホームルームみたいなものか。
「教室に案内しよう。行くぞ」
「はい。学園長改めてありがとうございました」
「あ、ちょっとこっち来て」
「はい」
(あなたが聖素がを練れないことはヨゼフ教官は知ってるけど、投影魔術については教えてないから。後、普通に使っていいから)
(いいんですか?)
(いいのよ、クロヒコの禁呪もばれてるし)
(そうですか。わかりました)
俺はヨゼフ教官のところに行った。
「もういいのか?」
「はい。大丈夫です」
俺とヨゼフ教官は部屋から出た。
<学園長(マキナ)side>
「あなたの力がいつの日か必用になるときが来るわ、強くなってね、エミヤシロウ」
一人しかいない部屋に学園長の呟きが響き渡った。
<士郎side>
只今絶賛心臓バクバクいってます。まじで自己紹介どうしよ…………扉の向こうでは………
「おーいお前ら席につけ!今日はこのクラスに新しい仲間が来る。ちなみに言っておくが男だ。では入れ!」
ヨゼフ教官そんな大きな声で呼ばなくても!?よ、よーし。普通にだ普通に。
扉を開けて俺はヨゼフ教官の隣に立ち、クラス人達の方を見た。
「東国から来ました衛宮士郎です。諸事情により入学するのが遅れましたがよろしくお願いします!」
クラスの人は拍手をしてくれた…よし!あ、クロヒコいる、手振ってくれてるな、うれしい。
「何か質問あるか?」
ヨゼフ教官がみんなに聞いた。
すると、席の中心あたりで脱力気味に腰かけている短髪の男子生徒が手を上げた。
「お前は、聖素使えないのかぁ?」
何を…………成る程。クロヒコが使えないから俺も使えないと考えたわけか、見たところ傲慢な貴族の息子といったところか。恐らく俺を笑い者にするつもりだろう。
「あぁ。俺は聖素を使うことが出来ない」
だが俺は正直に言った。隠し通すことが無理ならここで言っても問題ない。
「おいおい!まじかぁ!なんだよおい!東国の奴等って聖素使えないのかよ!とんだ笑い者だなぁ!」
短髪はゲラゲラと笑ったクラスの一部もそれにつられて笑っている。
「おいお前らいい加減に………」
「待ってください」
ヨゼフ教官が注意しようとしたのをおれは止めた。
「エミヤ?」
「なぁさ。確かに俺は聖素を、使えないが…………それがどうした?」
俺は少し低い声で言った。笑い声が一瞬で止まる。
「何言ってんだ、ここは聖樹士を育てるための学園だぞ!聖素が使えないなんて聖樹士になる資格すらないんだよ!!」
「じゃぁ、今の騎士団の全員が聖素だけで決められていると?馬鹿馬鹿しい、聖素だけで決まるならその騎士団も、終わりだな」
俺の言葉にみんな絶句している。
「いいか、力は一種類とは限らない。どんな力であれ国を守れる力があるから騎士団に選ばれるんだよ」
「なんだと!だったらてめぇは…………
「そこまでだ。これ以上何かあるなら時間があるときに話せ。それとエミヤに力が有るかどうかは次の戦闘授業でわかるだろう。これにて登時報告を終わる、全員遅れず修練場に来るように」
そう言うとみんな移動を始めた。さっきのやつは思いっきり睨んでいたけど。
「度胸がでかいんだな士郎って」
クロヒコが話しかけてくれた。
「何、あいつの言葉に少し腹がたっただけだ。それよりも行こうぜ」
俺はクロヒコと一緒に修練場に向かった。
体操服みたいな服を着て俺はヨゼフ教官に言われた修練場に来ていた。本来、昨日に実力にあった組に別れて今日からそれぞれの修練場で授業を開始するのだか………
「なんだよこれ?」
クラス全員が俺とヨゼフ教官の修練場にいた。
「お前の試験を見にきたんだよ」
そう言ったのはヨゼフ教官だ。
「これから試験を始める。お前は俺に打ち込んでこい。その内容で組を決める。剣は非殺傷のため安心して全力でやれ」
「わかりました」
俺は剣をとって教官と向かい合った。
「おい!力がどうとか言っていたんだから当然かてるよなぁ!」
全くうるさいやつだ。それにしても準備運動で軽く走ったり、ジャンプしたりしてるのだが、これこんなに身体能力高かったけ?………まぁいいか。
「………いきます」
「っ!こい」
俺は剣道の構えをした。それから右斜めに振った。ヨゼフ教官はそれを受け止めた。
「ガキン!」
金属同士がぶつかった音がした。そこから俺は教官を全力で押した。
「っ!」
教官は耐えきれずよろめいた。その隙を逃さず俺は素早く剣の刃を教官の首に当てた。剣を振った勢いで突風ができ、砂ぼこりが、宙をまった。
「………………………………」
誰もが今起こったことを信じられずに驚いている。
「………エミヤ、文句なしの合格だ」
「ありがとうございました」
俺は剣を納め、礼をした。そして短髪のやつに向かって言った。
「これが俺の力の1つだ文句があるなら言ってみろ」
誰も反論する人はいなかった。
下手な戦闘描写ですいませんでした。これからの成長に期待していただけるとうれしいです。それでは次回もお楽しみに!