遅れて申し訳ありません...就活してました。ホントです。
今回は軽く戦闘が入ってます。が、期待しないでください。
.....一つだけ言い訳させてもらうと、僕は日本人で平和主義なんでそんな戦闘をうまく書けるわけないですんですよ。はい。
...世の中の小説家の皆さんごめんなさい...もっと頑張ります...
アラジンが能力検査を終えて翌日。アラジンはアルベルトと共にデュートリアにあるギルドへ訪れていた。
アラジンはギルドを建物をみて、感動していた。アラジンは感情をあまり表に出さないため、非常にレアな光景である。
(素晴らしい…!!これこそファンタジー…!!あぁ…涙が出てきそう…)
涙が出そうになったが、変な目で見られそうだったので目元をこすり、涙をふいた。アラジンが感動している間、アルベルトは珍しいものを見たという顔をしていた。
アラジンは前世の頃から感情が高ぶると、表に出る癖がある。本人は自覚はしているのだが、どうしようもないものだと開ききっている。
「アラジン、感動する気持ちは分からんでもないが、早く行くぞ」
「あ、はい。すんません」
(この調子だと、クエストを受注しただけで感動しそうだな…)
アルベルトはこの先苦労しそうだと思うのであった。
そして、二人はギルドへと入る。すると、中は様々な装備品を纏った人や、昼から酒を飲む人、武器や道具を売る商人などで活気盛んな所であった。
そして、アラジンは迷うことなく歩いて行くアルベルトを追っていくと、受付らしき場所に着いた。
受付には若い女性がおり、アルベルトの顔見るなり大声をあげた。
「あー!!!あなたアルベルトさんですか?!」
「そうだけど、なんで俺のこと知ってんの?あと俺と会ったことあったっけ?」
すると、受付嬢は「はぁ?何言ってんだこいつ」と言いたげな顔をする。
「はぁぁぁぁ?!あなたの名前を知らない人なんて、なかなかいませんからね?!この魔法キチガイ!!」
「誰が魔法キチガイじゃゴラァ!!思い出したぞ、お前カウノスと俺が来るなりギャーギャーと馬鹿みてぇに騒ぐニーナか!!」
「馬鹿とは何ですか馬鹿とは!!あなたとゴリラの方がよっぽど馬鹿ですよ!!」
そしてしばらく二人はギャーギャーと口喧嘩をしていた。アラジンはこの様子を見て、「さっさと結婚しろリア充そして爆発しろ」と考えていた。口にはしていない。
ちなみに他の受付嬢などは「あ、久々の夫婦喧嘩だ」と呟いていた。
するとアルベルトは、アラジンの思考に気づいたのか、振り返る。
「アラジン、今失礼なこと考えてなかったか?」
「何のこと?気のせいだよ気のせい」
アルベルトは、しばらくアラジンをジト目で睨んでいたが、途中でニーナが間に入ってきた。
「と・こ・ろ・で!!今日は何しに来たんですか?!ゴリラはいないんですか?」
アルベルトは「あ、忘れるところだった」と言った。
「アラジンの冒険者登録しに来たんだよ。ってかゴリラって誰?」
「その隣にいる子供ですか?見たとこ10歳ですよね?まだ早くないですか?あと、ゴリラってカウノスさんのことですよ。あの人力技でなんでもねじ伏せるじゃないですか」
「あぁ、なるほどね。ってか別に早くはないんじゃないかなぁ。俺とカウノスだってそんぐらいのときにとったし」
「あなた達が特殊なだけです。アラジンさんでしたっけ?本当に受けるんですか?」
「受けます!!もちろん、受けます!!」
アラジンは、ファンタジーの王道である冒険者になれると思うと興奮で気持ちが昂っていた。隣にいたアルベルトは「予想通りだな」と苦笑していた。
「…本当に受けるんですね。わかりました。では試験内容を説明します、って言っても実技試験なんで試験監督に言われた通りのことをやればいいだけですよ。今呼んで来るので少しお待ち下さい」
ニーナは受付の奥へと行った。その間にアラジンとアルベルトは軽く雑談をしていた。
「カウノスってなんでゴリラなの?」
「その言い方だとアイツの種族がゴリラみたいに聞こえるからやめろ。まぁ、お前にはまだ教えてなかったけど、カウノスって『格闘術』を持っててな。しかもアイツ筋トレばっかりやってるような筋肉バカだ。それで『格闘術』を極めたらゴリラみたいになったんだよ」
「見た目は普通だったからわからなかった…」
「アイツが力入れたら着てる服破けるよ。そうだ、今度見せてやるよ」
「ちょ、そんなこと勝手に言って大丈夫なのか?」
すると、アルベルトは満面の笑みで答える。
「アイツの弱点は脇だ。だから脇くすぐればすぐに怒って破けるよ!」
「アルさん、ボコられますよ…?」
「魔法ですぐ逃げるから大丈夫だよ。ハッハッハ!!」
アラジンは、楽しそうに笑うアルベルトを見て、「カウノスさんも苦労してるな」と考えていた。
そんな風に他愛もない話をしていると、受付の奥からニーナが1人の男性を連れて戻って来た。
「お待たせしました。彼は試験監督のリーバです」
ニーナは軽い紹介をする。すると、紹介を受けたリーバという男性は、軽く一礼をして改めて自己紹介を始めた。
「改めて自己紹介をさせてもらう。試験監督のリーバだ。よろしく。10歳だと聞いていたが、試験では子供だからと加減するつもりはないからそのつもりでな」
リーバはアラジンを珍しいものでも見るかのような目で見ていた。今更だが、周りの人もリーバと同じような視線をアラジンに向けていた。10歳で試験を受ける人は少ないので、仕方ないといえば仕方ないのではあるが。
もちろん、アラジンはそんな視線に気づいてはいたが、あまり気にするような素振りは見せなかった。「異世界転生のテンプレに足つっこでるぅ〜」とくだらないことは考えていたが。
「はじめまして、アラジンです。今日はよろしくお願いします」
「ほう、きちんと挨拶をするか。今時の子供はあまり挨拶をしないから感心したぞ」
「そりゃどうも」
アラジンの前世は日本なので、挨拶ぐらいの礼儀は当たり前だと考えているので、こっちの世界は礼儀を知らないのかとアラジンは呆れていたが、それは誰も知る由もない。
「それでは、早速だが試験会場に行こうか」
「わかりました。んじゃ、アルさん行ってくるわ」
「おーう。せいぜい負けないように頑張れや。まぁ、俺が魔法を徹底的に鍛えたから大丈夫だと思うけどな」
アルベルトはケラケラと笑っていたが、その会話を聞いていたニーナはこの世の終わりをみたかのような顔をしていた。
「そ、んな…10歳の純粋な子供がキチガイになっていくなんて……!!」
「お前、俺をバケモノかなんかだと思ってない?」
「当たり前じゃないですか。むしろバケモノのほうがまだ優しいくらいですよ」
「……」
アルベルトはしばらく、沈黙していた。その後、「俺が何をしたというんだ...」とボヤいて、またニーナと口喧嘩(夫婦喧嘩)をしていたが、それはまた別の話。
一方、試験会場に向かったアラジンとリーバは建物の裏にある裏庭のようなところにいた。そこの広さは学校にあるグラウンドとほぼ同じぐらいの広さである。ちなみにアラジンは試験会場を見て学校のグラウンドと似ていたため、内心「懐かしいなぁ」と考えていたりする。
そこ試験会場では、既に多くの人が試験を受けていた。魔法を使って戦ったり、武器を使っていたりと様々な人がいた。
「さて、今から試験を始めるのだが、その前に試験の内容を説明しようか。内容は至ってシンプルだ。試験監督である俺を気絶させる、もしくは降参させるかだ。その方法は、魔法でも武器でも何でもいい。とりあえず、俺と戦って負けさせればいい。わかったか?」
「了解です」
「それでは、10m程離れた位置につけ。開始の合図はそこに審判を呼んどいたからそいつが出す。わかったな?」
「わかりました」
(魔法を使った戦闘、あぁー素晴らしい!これぞ、王道ファンタジーだなぁ!!今の俺がどれくらいのレベルなのか確かめれるし楽しみだなぁ)
アラジンは初めての戦闘で興奮しているが、不安がないわけではなかった。
(しかし、これは現実なんだよな。あんまり実感ないけど。うまくいくかなぁ…)
そんなこんなで、アラジンはリーバからだいたい10m程離れた位置に着いた。
リーバはアラジンが位置に着いたのを見計らって、木製の剣を構えた。それを見たアラジンも、体を軽く構えさせた。
(うーん、剣は地球で言うならヨーロッパとかが使ってそうな両刃の剣か。前から思ってたけど、この世界って中世のヨーロッパみたいな町並みなんだよなぁ。流石に刀は無いのかな…)
試験目前に真面目なようでどうでもいい事を考えるあたり、アラジンは普通の子供より肝が据わっている。(転生してる時点で普通ではない)
そして、試験の合図がかかる。
「さぁ、試験の開始だ!!アラジン、どこからでもかかってこい!!」
「じゃあ遠慮なく」
そういうと、アラジンは『無詠唱』で火の玉を放つ。
アラジンの放ったのは『ファイアボール』という火属性の初級魔法だ。
当然、リーバは子供が無詠唱で魔法を放ったので驚き、反応が若干遅れた。
「何?!その歳で無詠唱とは...!!しかし、初級程度ならば!!」
リーバは反応が遅れながらも、剣に魔力を込め『ファイアボール』を剣で斬ろうとした。
普通の初級魔法程度ならば、斬った瞬間に魔法は消えるであろう。しかし、アラジンに魔法を教えた人物は『普通』ではない。なので、威力も普通ではない。
リーバが魔法を斬った瞬間、ズドンッ!!という小爆発が起きた。リーバはその衝撃で軽くよろけてしまった。
そして驚くべきことに、目の前には初期位置にいたはずのアラジンがいた。
アラジンはまるで、『剣を振り下げている』ような動作をしていた。
リーバは咄嗟に木剣を振り上げた。
すると、キィン!!という剣と剣がぶつかる音がした。
「ありゃ、経験の差かな。あっさり受け止められたな」
アラジンが独り言を言っている隙に、リーバは体勢をすぐにたてなおしていた。
「アラジン君、今何をしたんだ...?」
リーバは当然の疑問をアラジンに問いかける。
「え?風属性魔法で剣を創っただけですよ。あと『身体強化』で一気に近づいていただけです」
リーバは思わず絶句した。まぁ、これが一般的な反応なので至って普通の反応だ。
そして、リーバは改めて構え直す。
「どうやら、私は君をただの子供だと思って見くびっていたようだ。悪いが、ここからは本気でいかせてもらうぞ…!!」
すると、リーバは目にも留まらぬ早さで袈裟斬りをしてきた。
そしてアラジンは魔法で生成した剣で受け止めるのではなく、リーバの左に回り込むように回避した。その行動にリーバは驚いた。なぜなら、彼はアラジンが受け止め反撃してくると考えていたからだ。
しかし、冷静に考えればアラジンの行動は当たり前とも言える。なぜならアラジンはまだ子供、つまりまともにやればアラジンは単純に力負けするからだ。また、アラジンは『剣術』をまだ知らないので対応出来ないからというのもある。
そして、その判断が出来るのはアラジンの実年齢が20代半ばになっているからである。
(魔法の剣はもう通用しないだろうな。初見にしか使えない子供騙しだろうし。すまんが、禁忌の技を使わせてもらうぞ!!)
回避した後、アラジンは素早く右手の掌に風の塊を作り出すと、鳩尾に当てた。
「『インパクト』!!」
『インパクト』は初級風属性の魔法で、風の塊を相手にぶつける魔法だ。初級ということもあり射程は短く、人を吹っ飛ばすような威力も出ないが、至近距離で当てれば威力を出すことが出来る近距離魔法である。
その魔法をアラジンは零距離で急所である鳩尾に当てた。急所に当てられたリーバは、これには大人であろうと耐えられず剣を落とし、腹を押さえた。
そして、アラジンはその隙を見逃すことなく、禁忌の技を使用した。
「喰らえ!!身体強化付きの金蹴りだァ!!」
アラジンのえげつない蹴りは、リーバの股間に吸い込まれるように入った。リーバはあまりの痛みに悲鳴をあげることが出来ずに悶えていた。
そして、しばらく悶えた後リーバは右手でアソコを押さえつつ、左手をあげ審判に告げた。
「し、審判...降参だ、彼は合格だ。わかったな?」
審判はリーバの降参を聞き、試験結果を2人に告げる。
「試験官の降参を確認した。よって、アラジンの試験の合格を認める!!」
結果を聞き、アラジンはガッツポーズをとった。
(よっし!!やり方はアレだが、試験に合格出来た!!...力無き子供が大人に勝つためには工夫が必要なのだ、悪く思わないでくれよ...?)
やり方はどうあれ、アラジンは試験に合格することが出来た。
子供ということで、周りには若干ギャラリーが集まっていたが、男性は全員アソコを抑えていた。もちろん審判も。
そして、遠目で見ていたアルベルトは馬鹿笑いしていた。
後に分かることだが、リーバのアレはちゃんと生きていた。
そして、ギルドの建物内にアラジンと、アラジンの肩を借りつつリーバが戻ってきた。
「すまないな、アラジン。君の肩を借りることになってしまって...」
「その原因を作ったのは俺なんで気にしないでください...」
その後、リーバは冒険者カードを発行するための発行書を用意するために、アラジンと別れ受付へと歩いていった。若干フラフラしていた。
アラジンはアルベルトを探しに歩いた。そしてお互い見つけると、アラジンは笑顔でピースサインをした。アルベルトは苦笑いだったが。
「アルさん、なんとか合格出来ました」
「うん、やり方はえげつないけどね」
これにはアラジンは何も言い返せないので、「ハハハ...」と苦笑していた。
「まぁ、何はともあれ試験合格おめっとさん!!あとお疲れ様!!.初めての実戦にしては、魔法の使い方は悪くなかったぞ」
「アルさんが毎日俺に教えてくれたからだよ、それに上手く出来た自信はないよ?」
「何いってんだよ。あの『ファイアボール』とかはアラジンが毎日努力したから出来たんだよ。俺じゃ初めてであんなの出来ないぜ?もっと自分を褒めろ!!」
そう言って、アルベルトはアラジンの隣に立ち、頭をわしゃわしゃと撫でた。
「お前は俺の自慢の弟子だ!!もっと胸を張れ!!」
「あばばばば、頭わしゃわしゃしないでくれぇ」
そう言いつつも、アラジンの表情は嬉しそうであった。
2人がしばらく雑談していると、ニーナが呼びに来た。
「アラジンさん、試験合格おめでとうございます!あなたは試験に合格することが出来ましたので、冒険者として登録することができます。そこで、今から冒険者としての証明書でもある冒険者カードを発行するための発行書をお渡ししますので、記入をお願いしますね」
「わかりました」
アラジンは受付でニーナから発行書とペンを貰い、記入内容について説明を受け、必要事項を記入した。
2、3分程で終わる内容だったので、アラジンはすぐに書き終えニーナに提出した。
「はい、ありがとうございます。内容の確認をしますので少々お待ちください」
ニーナは一通り書類に目を通し、内容に問題がないことを確認すると、受付の引出しから銅の金属プレートを出した。
「では、軽くこの冒険者カードについて説明をさせていただきますね。この金属プレートはギルドで登録した冒険者なら必ず持っているカードです。身分証明書の代わりになる便利なものです。そして、銅で出来ていますが、これは今のあなたのランクを示しています。クエストをこなすことによってポイントが貯まり、一定値までいくと銅から銀へグレードアップすることが出来ます。ランクは上から『黒』『金』『銀』『銅』となっております。ここまでよろしいでしょうか?」
アラジンは特に気になることもなかったので、「大丈夫です」と答えた。
「ありがとうございます。では次にこのプレートの紛失時についてなのですが、その場合はまた試験を受け直してから発行することになりますのでご了承ください」
説明を終えたあと、ニーナはアラジンに「紐をつけて首から下げておくと良いですよ」とアドバイスを入れていた。
「さて、初日からこんな長々と説明してても疲れるでしょうし、最後にカードの作成だけして終わりますね。他のことは後日訪れた際に説明させていただきます。では、まず最初にプレートの右下にある窪みのようなところに一滴血をつけてください」
アラジンはニーナから針を一本もらい、人差し指の腹に軽く刺して血をプレートにつけた。
すると、プレートはぼんやりと光り始めた。
(うへぇ、血をつけただけでカードが作れるなんてなぁ。さすが異世界。...でも光り方が少し地味だなぁ)
アラジンが心の中で愚痴を言っていると、プレートは光るの止め始めた。そして光るのを完全に止めると、プレートには名前や年齢などの発行書と同じ内容が記載されていた。また、書類には書いてない内容も記載されていた。
「あ、言い忘れてましたが、カードにはレベル、HP、MP、スキル、ステータスが追加されますよ」
ニーナは「どや?便利でしょ?」といった顔をしていたが、アラジンは気にすることなく、カードを見つめていた。ニーナが無視されているのを見てアルベルトは後ろで笑いを堪えていた。
しばらくしてアラジンがニーナのことに気がつくと、彼女は若干顔を赤らめていた。1人で得意げになっていたので恥ずかしいのである。
ニーナは恥ずかしいのをなんとか、堪えつつ話を戻した。
「と、とりあえず、カードの作成は終わりましたので、アラジン様は今日から冒険者の一員です!!これから精進して頑張って下さいね!!」
「は、はい。ありがとうございます」
若干強気で言われたので、アラジンは少し驚いていた。自業自得である。
「今日はお疲れでしょうからゆっくりと休んでくださいね。またのお越しをお待ちしています」
そしてアラジンとアルベルトは、ニーナに入口まで見送られ孤児院に帰って行った。2人が見えなくなったところでニーナは余程恥ずかしかったのか、受付に戻ってからも赤面していた。何度も「ドヤ顔してた自分が恥ずかしいよぉ...」とボヤいていた。
初対面の女性を辱めるアラジン。罪な男である。
今回はギルドだけで埋まっちゃいました。色々と文がおかしかったりするんだろうけどね。文才って大事ですね。
あとサブタイのセンス誰かください。
さて、次回からは本格的にお金稼ぎ、つまりクエストとかを書いていきたいと思います。モン〇ンだぞ、モン〇ン。(3rdしかやってない)