スーパーロボット大戦Re   作:jupi

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序章十四話-超機甲神

「承伏出来ません。あなた達を囮にするのもイヤですし、火星に行くにも戦力が必要です」

 

 ユリカとモニター越しで話す総士。

 

「ですが現状の戦力では宇宙怪獣との戦闘は不可能。このままでは共倒れです」

 

「大丈夫!キラ・ヤマト准将なら二手三手先を読んで手を打ってくれますから」

 

 本当だろうか。フェストゥムと宇宙怪獣の同時襲撃に備えられる程の人間がいるのだろうか。

 

 結論から言おう。

 

 いたのである。

 

「プラントから急接近する機影多数。ザフト軍MS50、あとキラ・ヤマト准将のストライクフリーダムのミーティア装備です」

 

「他にも見たことの無い機体があるわね」

 

 ブリッジ内でユリカに視線が集まる。

 

「あれは私が由希奈ちゃんや界塚三佐みたいに声をかけていたメンバーです。うまい具合にキラさんが引っ張ってくれたみたいで」

 

「誰なんですあれ」

 

「ジオール革命軍のヴァルヴレイヴ隊。指揮官と総理大臣が合流するとか」

 

 

 話している間に宇宙怪獣との戦闘が始まる。

 

 一番小さな宇宙怪獣でも全長100メートル超えなので、まともな戦闘は避けなければいけなかった。

 通常火器や近接武器を使用するマナタ、GAUS、エステバリス、スレイプニール、ハーシェルが戦力になれない状況下でかろうじて戦えるのがファフナー隊とディオスクリア、それにビーム兵器を持つMSだった。そんな中異質な存在が二つ。

 一つはヴァルヴレイヴ隊。彼等は戦闘を行わずに真っ直ぐナデシコに向かう。まるで何かの目的があるかのように。

 もう一つは超南極、リッツの機体。

 スーパーロボットと呼ばれるだけのことはあり、基本的に攻撃力が違うため宇宙怪獣を相手にもひけをとらなかった。

 

「こちらヴァルヴレイヴ一号機、指南ショーコです」

 

「お待ちしてました総理大臣!」

 

 ブリッジにいた殆どの人間が驚愕する。年場のいかない少女が機体に乗って現れ、それが総理大臣という訳のわからない状況。

 

「こちらの戦術指揮官と、勝利の鍵を送りました!それじゃ後で!」

 

 ユリカを超えるような勢いで現れて去るショーコ。

 

 すると間もなくしてブリッジに現れる銀髪の青年。

 

「指揮官のエルエルフだ。後はこちらの指示に従ってもらう。それと騎士ユニコーンはいるな?」

 

「わたしならここだ。何故わたしの事を知っている?」

 

「こいつに聞いた」

 

 エルエルフに呼ばれて現れるのは、またしても小型ガンダム。

 

「ようやく会えたな騎士ユニコーン」

 

「月光騎士ネオガンダム……いったい今までどこに」

 

「この世界に来て直ぐにザフトに保護してもらい、世話になっていた。君達の動きを聞いて我々も動く事にしたまでだ」

 

「そうか……では、力を貸してくれるか?」

 

「一度コールしてしまえば我々契約者はカードに戻るのだろう?」

 

「……無理強いはしたくない」

 

「やるさ。それにガンジェネシスなら宇宙怪獣だろうが、フェストゥムだろうが相手になるまい」

 

 騎士ユニコーンと月光騎士ネオはガッシリと握手をかわす。

 

 

 

「ちょっと、あれ何してるの!?」

 

「大変!ヴァルヴレイヴの赤いのが切腹しちゃった!」

 

 ハーシェルに装備させたロングライフルで地道に応戦していた韻子がヴァルヴレイヴの姿を見て驚く。

 

「全機体に継ぐ。直ちにナデシコ艦内に帰艦せよ」

 

 パイロット達から見れば誰とも解らない人物の、突然の命令。

 

「何今の……どうするの伊奈帆」

 

「ブリッジには騎士ユニコーンもいたんだ。不審者なら排除されているはずだ。つまり敵じゃない」

 

「それじゃあいったい」

 

「構わない。敵じゃないなら、味方じゃなくてもあてにするまでだ」

 

 伊奈帆が帰艦した事により、次々と後続が艦に入っていく。

 

「ミーティア固定完了。ターゲットマルチロック、いけーっ!」

 

 ストライクフリーダムの砲撃にフェストゥムが動きを止める。

 

「動きを止めたフェストゥムとヴァルヴレイヴのハラキリブレイド、ナデシコを中心に集結する宇宙怪獣と勝利の鍵……条件は充たされた。導き出される結論は……」

 

 

 

 甲板に出た騎士ユニコーンが月光騎士ネオと共に数枚のカードを宙に浮かべる。

 

「エルガイヤー、ギガンティス、アルテイヤー、ジュピタリアス、オルフェリオス、アクアリウス、オーキス」

 

「出でよ!超輝光合身!グレートガンジェネシス!」

 

 ガンジェネシスがジェネシスブレードを構えると同時に、ヴァルヴレイヴ火人のショーコがハラキリブレイドを使用してフェストゥムを一網打尽にする。

 そして押し寄せる宇宙怪獣。

 ストライクフリーダムとヴァルヴレイヴもナデシコの後部デッキから収容される。

 

「さぁ受けてみろ!超輝光ノヴァ!」

 

 ジェネシスブレードから発せられた閃光により宇宙怪獣は何一つ抵抗出来ぬまま、地球圏の衛生軌道上に現れた群れの全てが容易く消滅していく。

 

 ネオのカードを手に、力の使いすぎでふらつく足取りで艦に戻る騎士ユニコーンに手をさし伸ばす銀仮面。

 

「全く……貴方は大した方だ」

 

 




今回キラはザフトの所属として仲間入りします。

SEEDdestiny終了後、ラクスが議長になりアスランはカガリとオーブに。シンは竜宮島にいます。

ヴァルヴレイヴもアニメ終了後から。
最終決戦でハルトが居なくなり、一号機火人は指南ショーコの機体という設定。
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