スーパーロボット大戦Re   作:jupi

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序章三話-未来演算

 

「合流予定の輸送機がフェストゥムに追われていますね」

 

「えぇ、お陰で我々はフェストゥムを背後から討つ事になりそうです」

 

 ナデシコ格納庫で茂澄とソフィーが話していると、由希奈が遅れて走ってくる。

 

「由希奈さん、ソフィーお嬢様。我々はナデシコのディストーションフィールドの外で戦わねばなりません」

 

「え?なんで?」

 

「イナーシャルキャンセラーの影響ですね。折角の防御機巧が干渉を受けて無力化されるのでしょう」

 

「さすがはお嬢様です」

 

「と、とりあえず出撃しようか」

 

 

 エステバリス隊のリョーコ、イズミ、ヒカル、サブロウタはナデシコの前方を飛行しながら警戒行動をとった。

 一方の由希奈のマナタとソフィーのGAUSも地上に着陸し、ナデシコから距離を取り艦の前に位置した。

 

「輸送機が急速に減速しました。このままではアザゼル型と接触します。どうしちゃったんでしょうね」

 

 ナデシコからの緊張感のない状況報告に、由希奈が前に出そうになる。

 

「由希奈さん、お待ちください。あの輸送機の動きは妙です。」

 

 アザゼル型を中心にフェストゥムの群が輸送機に集結しつつある。

 

 

 

 

「次元バリアアクティベイト。エネルギージョイント接続、ブレードアーム展開……抜刀!」

 

 銀仮面が伊奈帆の号令と同時に輸送機をアザゼル型に衝突させ、さらにバリアを展開したディオスクリアが体当たりする。

 アザゼル型は咄嗟に両手で押さえ込もうとしたようだが、その手はディオスクリアを掴むことは出来ずに消滅。

 さらにビームサーベルでアザゼル型のコアを一撃で破壊する。

 

「こんな大物を簡単に……」

 

 銀仮面自身が近付いてくるスフィンクス型を容易く凪ぎ払いながらも驚いている。

 先程一瞬で倒したアザゼル型は現状で確認出来ているフェストゥムで最強クラスだったはずだ。

 

「コアの場所は既に分析済みだった。ディオスクリアの機体性能と奴の情報を見て勝てると確信した……僕の左目がそう言っている」

 

 伊奈帆のスレイプニールは廃艦になったデューカリオンのエンジンを小型化して使用しているため、アルドノアの効果で飛行可能になった。

 上空からハーシェルとスレイプニールが右翼と左翼に別れてフェストゥムを一ヶ所に集め始めるように攻撃する。

 

 射ち漏らしに気付いたのか、エステバリス隊とマナタ、GAUSも、協力して各個撃破をする。

 

 

「誘導ありがとうございます界塚三佐!」

 

「後はお任せしますミスマル大佐」

 

 さすがは優秀と名高いミスマル・ユリカ。界塚が立案する前から作戦を読み取ってくれていた。

 

「グラビティブラスト。スタンバイ完了」

 

「重力子エネルギー出力安定」

 

「射線上の遊軍機退避完了」

 

「その他まとめてオールオッケー!」

 

「グラビティブラスト。どーんっといっちゃってぇ!」

 

 

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