スーパーロボット大戦Re   作:jupi

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序章八話-響く歌声

 

「10時方向よりムラサメ10、さらに4時方向からクロムクロ、ヘッドレス多数!」

 

「ゴッドフリート、バリアント照準。コクピットは避けて。射てーっ!」

 

 オーブ海域。

 既にアークエンジェルが防衛戦に参加していて、火星騎士の揚陸城から放たれたエフィドルグの大部隊と交戦していた。

 さらにエフィドルグはオーブ軍の兵士を洗脳し侵略行為を始めた。

 一方騒ぎをいち早く察したアークエンジェルの隊は、アスラン・ザラのインフィニットジャスティスを主力に反抗作戦にうって出る。

 

「アカツキ、フラガ一佐より入伝。援軍を確認とのこと」

 

「来たわねナデシコが!」

 

 海域に到着早々にグラビティブラストを広域照射。

 

「アークエンジェルの方々!遅くなってすみません!」

 

「協力感謝します。ですがムラサメ隊は洗脳されている身です。可能な限り」

 

「善処させます!ルリちゃん!」

 

 ユリカは管制システムに手をかける。

 

「任せてください。あくまでオーブ軍の機体だけなら何とかなります……オモイカネとの接続をレベル10までに移行。MSの起動権限を全て剥奪」

 

 ルリが電子の妖精としての力を行使する。

 オーブ軍の機体は次々と無力化されるも、パイロットは地上に降りて銃を手に歩き出した。

 

「くそっ!どうすれば洗脳されてる人達が止まるんだ!」

 

 

 一方、グラビティブラスト発射と同時に揚陸城に突入した界塚小隊と騎士ユニコーン。

 城内にはカクタスが多数配備されていたが、騎士ユニコーンの敵ではなかった。

 

「力を解放するまでもない相手ばかりだ」

 

「何よりです。さて銀仮面。この城の持ち主とアルドノアは?」

 

「調べるまでもなかった。これはマリルシャン伯爵のものだ。僕が決闘で倒し差し押さえた」

 

 伊奈帆は顎に手を当てる。

 

「やはり無人でここに堕ちたと言うことか?エフィドルグが現地で兵隊を確保するというのは本当だったのか」

 

「ねぇ伊奈帆。中々の中古物件だと思わない?そろそろマイホームとかさ」

 

 緊張感に欠ける韻子に呆れる伊奈帆は銀仮面に。

 

「そう言えば君の資産だったな」

 

「……マイホームくらい新築で建ててやればいい。そのくらいの器量はあるだろう」

 

 無駄話をしていると、伊奈帆が急に立ち止まる。

 アナリティカルエンジンのセンサーに反応が出たのだ。

 

「誰だ……」

 

「……エフィドルグに安寧を」

 

 伊奈帆達の前に敵として現れたのは小型ガンダムだった。

 

「バーサルロードスペリオル……いや、騎士GP01!」

 

 

 

 その頃、地上ではヘッドレスやクロムクロの擬物を相手に各部隊が戦っていた。

 

「剣之介がいると思ったのに……肩すかしにも程があるよ!もう……手加減なんてしないんだからぁ!」

 

 クロムクロ、剣之介がいると思って意気揚々と出撃した由希奈だったが、ただの量産型グロングルだったため怒りとストレスとモヤモヤを一心不乱にぶつける事になり暴れまわる。

 

「由希奈さん。荒れてますこと」

 

「それにしてもお嬢様。こうしてヘッドレスの群を相手にしていますと、五年前を思い出しますな」

 

「あの時ほど情況は絶望的ではありません。何せ」

 

 エステバリス隊が背後を守り、最前線はマークジーベンが突き進んでくれる。

 万が一はマークザインとマークニヒトも艦で控えているので余力はある。

 

「ただ敵を倒すだけならどうにでもなりますが、何か一手欲しい所ですな」

 

 茂澄の一言に呼応するかのように、突如とした音楽が流れ始める。

 

「歌……一体どこから?」

 

 真矢が戦闘を続けながら周囲を警戒していると真紅のバルキリー、非武装の可変戦闘機が横切っていく。

 

「行くぜぇ!俺の歌を聴けェ!」

 

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