ラチェット&クランク:インフィニット・ストラトス 【Ratchet & Clank:Infinity Sphere】 作:George Gregory
実はラチェクラを思いつく前はこっちをISと絡めようかと妄想してたんですよねぇ。
機体のサイズ感的にもちょうどいいし。
「Okaaaaaaaaaaaay!! Let's Paaaaaaaaartyyyyyyyyyyyyyyyyyyy!!」って叫びながらホワイトハウスを破壊しながら飛び出してくるロボスーツを纏った大統領が嫌いな男の子おる?(知らない人は調べてみよう絶対気に入るし英語の発音綺麗で聞き取りやすいのでちょっと勉強にもなるぞ)
――――最初のきっかけは反骨心というか、ただの意地、でした。
えぇ、そりゃあもう、妹の私は嫌になるほど比べられてきましたよ。今でもたまに聞くくらいですからね。勿論、私たちの間ではとうの昔に結論が出ている話ですから、今更気になりませんけど、正直いい気分はしないです。
はい、そんな姉を少しでも見返したい、そんな理由で
確か、学園に入る3年くらい前、だったかな。"
そのまま通された所長室でも、篝火ヒカルノさんの
で、その後ですよ。「ついでだ。今年の試験担当でもある
「よぅしッ、これでオイラのスナグルビーストがミュータントバエを呑み込んだッ。どうだい? 今度こそオイラの勝ちじゃない? ……ハエのアレルギーで2ターンの間動けないって? 知ってるよ、公式ルールなんだろ? でもこれでそっちのジャイアントテックは丸裸だぜ。どうやってこっちの攻撃を防ぐつもり……は? え? なんでニンジャノームの駒をどんどん増やしてるのさ? 自陣に攻め込まれた時に自動で発動する効果ァ? 何だよそれ知らないよ、インチキじゃないのかッ!? ――――ルールブックの改訂版が出てる? そういうことは先に言えよォッ!!」
……はい、すっごく悔しそうに悶えながら、パソコンに向かって見た事も無いヘンなボードゲームをしてたの、強烈に覚えてます。どんなゲームだったのか、未だに謎ですね。盤の升目みたいなのが薄ぼんやりと記憶にあるので、多分将棋かチェスみたいなの、だとは思うんですけど。
ただでさえ当時のIS業界で若い男性だっていうだけでも
こほん。ともあれ、そこから選抜試験を介して何度も会っていく内に、結構周囲に慕われていたり、意外と有能だったりと、第一印象とは違う一面を見つけて、少しずつ、少しずつ、印象が変わっていきました。実機試験の時なんて特に印象深くて。試験機に"Spyro"が搭載されてたんですよ。当時は確か、まだVer.2の頃、だったかな。こんな滑らかな制動をするスラスターがあるんだって信じられなくて試験官の方に尋ねたら、『実は開発局長が全部プログラムから構築して~』って自慢げに教えてくれて。あの時は、本当にびっくりしたっけな。
半年くらい経って、試験も終盤に差し掛かる頃には、もう大して警戒心はなくなってました。ちょくちょく“先生”の
丁度それくらいの頃に、“先生”が突然IS学園に行くってことになって、今までの仕事の引き継ぎとかで忙しくされてて。私も無事に選抜試験をクリアできてからは候補生課程にかなり忙しくしてたんですけど、それでも毎週末にやってた、勉強会を兼ねた推し作品の上映会だけは譲れなくて、続けてましたね。“先生”の研究室に大きいスクリーンとプロジェクターがあるんですけど、それを使って大画面の大音量でアニメとか映画とか見たりして、聞きつけて来た職員さんたちも一緒に夢中になったりして。楽しかったな。
……けど。
「来年の夏には候補生デビューかな。専用機の開発が決まったらその時は、是非オイラも呼んでおくれよ?」
この頃にはもう、“先生”の頼みごとは、自分に出来ることであれば一も二も無く引き受けてもいい、っていうくらいには思ってました。けど、これにだけは直ぐに頷けず、「まず候補生になってからでないと」なんて誤魔化してしまいました。はい、姉さんのことがあったので。
『更識楯無は自身の手で"
初めてそれを聞いた時、当時の私は『流石だな』と素直に驚きすらせず、ただただ『やっぱりか』と捻くれて受け取る自分を認識して、酷く嫌な気持ちになったのを強く覚えています。私が候補生選抜に選ばれた時も、候補生課程に進めた時も、姉さんは複雑そうな顔をしていて、『素直に喜んではくれないんだな』と、飽きもせずにどこか期待していた自分に気付いて、呆れたりもして。ホント、あの頃の私は後ろ向きなことにかけては誰にも負けませんでしたから。何の自慢にもなりませんけどね。
それでも、当時から漠然と『理想の相棒』の構想は頭の中にあって、それを自分の手だけで形にしたい、という願望は、少なからずあの頃からあったんだと思います。でなきゃ、あの話を聞いた時点でもっと荒れてた筈ですし。……えぇ、そろそろ本題に入りましょうか。私たち姉妹と“先生”の関係を語る上で、この件は避けて通れませんしね。
結論から言いますと、私、更識簪の専用機"
――――正直に言うと、
「自慢じゃないけどさ、オイラ今まで無遅刻無欠勤のサビ残三昧だったワケ。学園に来て最初の月、バカ正直に勤務通りにタイムカード切って提出したら、翌朝総務課から呼び出されてこってり怒られちゃってさァ――――あ、そこ支えて。そうそのまま、平衡キープね」
「はい」
「そりゃそうッスよ。『1度も部屋に帰ってないから』って理由で出勤1回の残業が累計700時間オーバーとか、労基法どうこう以前の問題ッス」
「ななひゃ……日頃の千冬姉とか山田先生を見ててそんな予感はそこはかとなくしてたけど、学園って結構ブラック、なのか?」
つい昨日の昼のことだ。先生が「海行くよ~」の一言と共に私のガレージルームに突撃してきて、全く聞く耳も持たれず強引に連れ出された。本音は知っていたのか何故か乗り気で、荷物も既に纏めていたし、行きの電車の中でも先生やクランクさんとババ抜きで遊びながらお菓子をモリモリ食べていて、完全に自分1人だけが置いてかれていた。
「だってさぁ、あれだけの仕事量、毎日定時で帰ってて終わらせられるワケないじゃん。今日出来ることは今日やっとかなきゃ。明日なんてちゃんと来るかどうかも解らないんだしさ――――あ、精密ドライバー取って。マイナスの0.2mmのヤツ」
「はい」
「で、ワレワレの方で色々と
「フム。恐らく女権団体のデモ活動が沈静化するまで、貴方に学園を離れていてもらおう、ということなのだろうな」
「最近ずっと、正門の前に居座ってる連中ね。見ててホンットイライラするわ、ああいうの」
で、昨日の夕方には『花月荘』にチェックインを済ませて早々に、先生は「周辺を散策してくる」とだけ言い残して出かけていき、随分と夜遅くに帰ってきた。自分たちはいいのか、と訊けば「キミたちの出番は明日の朝からだから」と言われ、で、朝から何をやっているかといえば。
「というかね、たった1人いなくなる程度で回らなくなる現場とか、普通に考えてダメでしょ?勿論、オイラじゃなきゃ出来ないようなのは全部片付けて来てるよ。暫くゆっくり骨休め出来た覚えも無いし、良い機会かな~って」
「それは、まぁ、確かに」
「それに、元々オイラに学園で働かないかって持ち掛けてきたのも学園長だからね。あの人には色々とお世話になりっぱなしだし、最近やりたい放題させてもらったから、これくらいは素直に言うこと聞くさ。まぁそういう訳で、今のオイラは完全プライベートってワケ――――クランク、これでどうよ?」
「燃料ライン、OK。姿勢制御ジャイロ、OK。イオン推進器、OK。補助ロケットも含め、全回路異常なしッスね」
「いよし、調整終了。これで完璧、かな?」
この"Hoverboard"とやら、何でも今"Insomnia"で企画中のゲームに出てくるんだそうで、よりリアルな操作感にするべく、朝早くからずっと先生が実物(があること自体まず驚きなのだが)で戯れているのをモニタリングし、クランクさんが収集したデータを解析し、こうして先生自ら調整をしているところを手伝っている、というワケだ。最近ずっと、我ながら不健康なライフサイクルだったせいか、最初は太陽の光が煩わしくて堪らなかったが、軽快に、迅速に、そして驚くほど正確に動く先生の手元を観察しているだけで随分と勉強になるし、そうしている内にすっかりと眠気はどこかに行っていた。
「せんせ~、かき氷もいっこ頼んでもいい~?」
「お。いいよ~、好きなだけ食べなさい」
「いやった~♪ 今度は宇治金時にしよ~」
「もう、本音ってば……」
『花月荘』から徒歩2分。ほぼ目の前と言っていいだろう立地のこの浜辺には、海の家や貸しボート屋などがそれなりにある。1級の観光地ほどではないにしろ、避暑地としてはそれなりに人気があり、こういうのも地域の重要な収入源らしい。見回してみると、いろんな場所に日よけのパラソルがもう何本も立てられているし、少し離れたところでは早速ネットを立ててビーチバレーで遊んでいるグループが見えた。
そんな中、自分たちは今、海の家の前にある、テラス席? みたいなところで軽食を摘まんでおり、本音なんて、先生の奢りなのをいいことに既に3杯目のかき氷を頼みにまたカウンターの方へと駆けて行った。頭きーんってならないんだろうか、と素直に思う。
「ところで、諸君」
両手を組んでグッと伸びをすると、どこか悪戯っぽい笑みを浮かべて、内緒話をするように口元に手を添えたまま、織斑君たちの方へ顔を近づけて来るカデンソンさん。皆は釣られて自然と前のめりになって耳を傾けて。
「
「「良いんですかッ!?」」
「実は今、稼働時のデータを集めてる真っ最中なんだ。特に重心移動する時のクセなんかを。むしろこれに乗り慣れてないヤツのデータこそ沢山欲しくてね。どうかな?」
「「是非ッ!!」」
「2人とも、凄い食いつきね……」
「ほぉ。素人が乗っても大丈夫、なのか?」
「大丈夫なようにさっきから弄ってたんだよ」
「成程」
一瞬にして瞳を爛々と輝かせ始めた。織斑くんは想像通りの好反応だけど、デュノアさんも乗り気なのは意外だ。どことなく
「よし、それじゃ早速行こうか。誰から乗ってみる?」
「俺ッ!! 俺からでいいですかッ!!」
「僕ッ、その次でもいいかなッ!?」
「はいはい。落ち着きなさいな。海もボードも逃げないから、な?」
ボードを抱えて立ち上がる先生に織斑くんとデュノアさんが勢いよく詰め寄った。傍目から見るとやはり、教員と生徒というよりは、
「アタシは……最後でいいかな。それにしても、箒とセシリアはいつまで着替えに手間取ってんのよ? 随分時間かかってるけど」
「オルコットであれば、更衣室を出る時に『絶対に日焼けする訳にはいかないのです』と真剣な顔つきで箒にサンオイルを塗らせていたのを見たが?」
「あ~……そりゃ確かに時間かかりそうね」
そんな2人に鈴音さんが『仕方がない』とばかりの苦笑を浮かべ、ボーデヴィッヒさんが彼女の疑問に回答すると、合点がいったように溜め息を一つした。
「よし、それじゃあ行こうか。クランク、引き続き解析の方、よろしく頼むよ」
「了解ッス。お気をつけて」
「2人も朝早くから色々ありがとな。後はオイラたちだけで大丈夫だから、ゆっくり臨海学校を楽しんでおいで」
「は~い」
そう言って手を振りながら、皆を引き連れて先生が海の方へと歩いて行くのを見送った。本音はかき氷のスプーンを咥えながら手を振り返しており。
「……本音、もう3杯目食べ切ったの?」
「うん。美味しかった~」
その手元を見て気付いた。既にかき氷の器が空になっていることに。相変わらず、本音の甘いものに対する食欲は底が知れない。
「かんちゃんも食べよ~よ。せっかくせんせ~がお金出してくれるんだし」
「う、うん」
そう。行きの電車で食べた駅弁に始まり、昨日からずっと、私たち2人分のあらゆる経費を全部先生が出してくれてるのだ。『突然連れ出したのはこっちだしね』と言われればその通りなのだけれど、素直に受け取れないのは私が捻くれちゃってるからなんだろうか、などと愚考していると。
「難しく考えず、甘えていいのですよ、簪様」
「クロエ、さん?」
唯一、先生について行かずに残っていたクロエさんが、アイスティーのストローから口を離し、嫋やかに微笑んで、そう言った。
「それはお父様からの、簪様の日頃の働きに対する正当な報酬でもあります。お母様も褒めていました。『あのメガネっ娘は見る目がある』と」
「……それ、褒められてるのかな」
ここ1ヶ月くらいの間は怒涛の日々だった。目指す場所がはっきりと見えてきた自分の専用機"
けれど、新鮮味があった。成長の実感があった。そんな、今までにない達成感や充実感があったのも確かで。
「そもそも、この天気です。脱水症状の予防にはこまめな水分補給が肝心。自覚する前に摂取した方がいいと思いますよ」
「……うん、解った。本音、宇治金時のかき氷、どうだった?」
「ん~、美味しかったよ~? 白玉はもっちもちで、粒餡もたっぷりのってておススメ~」
「そっか。じゃあ、私もそれにしようかな」
そうまで言われないと観念できない自分自身に呆れてしまいながらも、私は海の家の店員に声をかけに向かうのだった。
――――一方その頃。花月荘別館の更衣室から浜辺へと向かう途中では。
「ひっさしぶりだねぇ箒ちゃああああああああああああああああああああああんッ!!!!」
「姉さんッ!! 離れ、離れて、くださいッ!! 胸に顔を埋めないでッ!!」
「いやんいやん離れないぞぅ!! ようやく会えたんだもん!! ずっとずっと我慢してたんだもんッ!!」
「セシリアッ!! 頼むッ、引き剥がすのを手伝ってくれッ!!」
「……何が、起きてますの?」
セシリア・オルコットが、完全な放心状態にあった。
どうも、実際に海で遊んだのは本当にガキの頃にたった1度きりな、作者のGeorge Gregoryです。その時、確か裸足で遊んでる最中にガラス片だかを踏んでしまってパックリ切れた足裏の傷が痛くてわんわん泣いたような記憶が……傷口に塩ってね、マジで痛いんですよ、えぇ。HP半分以下でなくたって威力倍になるんですよ、えぇ。
楯無の過去に関する情報についてはジョージ・ルーカス理論(記者の『宇宙で音は鳴らないのでは?』という質問に対して『俺の宇宙では鳴るんだよ』と回答)でオナシャス。だってその辺の記述全然ないもんで。せっかくおいしいキャラなのにその辺の設定全然出てこなくて勿体なくて「じゃあいいよなッ!!(*'▽')」で膨らませました。反省も後悔もしてない。だってそれくらいのスペックはあると思ってるし。
あ。途中に出てきた謎のボードゲームは、『3』を遊んだ人ならピンと来ましたよね?(笑)
バディミッションBONDの体験版を遊びました。何あのアメコミ版『逆転裁判』。しかも推して止まない村田大先生の美麗なイラストが盛り沢山。ワンパンマン連載しながらこれもやってたとかやっぱりあの先生おかしいよデビルバットゴースト(実像分身)くらい出来るんだよきっと。まだ忍者も詐欺師も出てきてないけど既に大好物展開のフルコースで満腹寸前なのにもっと寄越せって俺の腹が言ってる。久し振りに新規のドストライク作品だと内臓が求めてる。……その前にレイトン終わらせないとエタって永遠に積んでしまいそうなので先にそっち頑張らないとだけど。
アイマスSideMやヒプノシスマイクにも最近興味が湧いて来てて(いやこれ以上畑増やしたらイロイロ追い付かなくなるからやめとけ)っていう俺と(うるせぇ心のコンパスに従え)っていう俺が常にせめぎあってる。取り敢えずアニメからかしら。丁度dアニメで見れるし。その前に貯め撮りしてるニチアサも消化せんとだが。セイバーはそろそろ仲間割れ終わったのかしら? ゼロワンはお仕事5番勝負あたりで1000倍オタクに萎えさせられてしまったんだが……ゼンカイジャーにはとても期待しております。久しぶりにメカ欲をとことん満たしてくれそうで。
最近家に帰っても家事だの買い出しだの筋トレだので全部終わってしまうのをなんとかしたい。いつまでもラーメンチャーハンギョーザの炭水化物ロイヤルストレートフラッシュでテンション爆アゲになれる男でいたいと思う今日この頃。
では、また近い内にお会い出来ることを願って。
いつも感想ありがとうございます。あなたのその一言が俺の何よりの動力源です。