ラチェット&クランク:インフィニット・ストラトス 【Ratchet & Clank:Infinity Sphere】 作:George Gregory
今は全てを恐れるな
痛みを知るただ一人であれ
何事も同じで、失敗を繰り返さない為には、間違った選択や課程を正す必要がある。どうにも
じゃあどうするか。考え方を変えるのだ、と箒は言った。
『溜め込む?』
『そうだ。
目の前に、頭上の"紅椿"に気を取られて懐ががら空きの"福音"。"龍咆"と"崩拳"を共に
『――――解き放つ』
「――――
"
それでも、
《じゃ、じゃあ、ここまでの全部が》
《えぇ。全て、"福音"にこの一撃を叩き込む為、ですわ》
"
(
急速に燃え上がらんとする熱に、しかし今は
「シャル、ラウラは?」
《大丈夫。
「復帰には?」
《2分くれ、だってさ》
「了解。セシリア?」
《既に》
「流石」
"
「
「えぇ、見えてるわよ」
吹き飛んでいった"福音"の動きがピタリと止まり、勢いよく真っ直ぐにこちらへと向けられる無機質な
「2分、いけるな?」
「上等ォ」
何の根拠もないけれど、油断でもなく、慢心でもなく、大丈夫だという確信がある。だって、ねぇ。最終的には"
両手に"双天牙月"を展開。臨戦態勢を一切解かずに構えている"
なので、今、目の前で起きた事実を理解するのが、一瞬遅れてしまった。
「な」
「え」
"福音"は完全にこちらに集中していたようで、突如天から降り注いだ
そこには、黒い夜空に切り取った銀紙でも貼り付けたかのように明るく澄み切った大きな大きな満月。それに絶妙に紛れて近づいて来る
「あ」
あ。
ああ。
ああああ。
その影の正体に気付いた瞬間に、言葉をなくした。言葉になるはずもなかった。信じていた。いや、解っていたことだ。絶対に戻ってくると。それ以外ありえないと。
けれど、あぁ、こうして実際に目にするまでは、どうしたって不安は拭いきれなくて。それはきっと今、隣で泣き出してしまいそうなのを必死に堪えている箒も同じで。
だからこそ、
「遅いってのよ、寝坊助」
あぁ、強がってみたけれど、やっぱりダメだ。ちょっぴり視界が滲んでしまっている。それでも、アタシは『そういう凰鈴音』でアイツを迎えてやりたいのだ。
大きな翼を鋭く折り畳んで、白鷲は戦場に舞い降りる。その羽ばたきは冷たく刺さるような夜半の空に朝露のような爽やかさを運ぶ一陣の風のように。纏う鎧は、見知っているものから随分とその姿を変えている。理屈は解らないが、間違いない。この短期間で"
右手には変わらず"雪片弐型"。左手には見慣れない無骨な籠手型の武装。視界に映るその銘は"
織斑一夏が、そこにいた。
どうも、作者のGeorge Gregoryです。
シン・ウルトラマンで情緒をめちゃくちゃにされてしまってこんなに更新遅くなってしかも短めになってしまいました……でもこれ以上引き延ばすと冗長感が否めないし今回はこれ以上は蛇足な気がするしそろそろ次のステップ行きたかってん許してちょーよ。
あんなのズルいよ、パンフレット買ったし飲み友(昭和特撮スキー)と3回目行く約束しちゃったよ。米津さんは以前からずっと聞いてたけどどうしてこんな決して難しくない単語でこんな感情に訴えかけてくる歌詞作れるの。
『ウルトラマン』を知らなくてもいいんで皆さん是非これは映画館で見て下さい。そしてそのまま『ウルトラマン』を見ると、数倍楽しめると思います。最近は4Kリマスターなんかもありますしね……まぁ、気になった作品からでもいいですよ。これを機に円谷特撮に触れる人が増えてくれると嬉しいなぁっていう長年のファンのぼやきです。
個人的なおススメは『ULTRAMAN(2004)』。前知識の全く要らない映画単発作品。なんと音楽監修をB'zの松本さんが担当。ドチャクソカッコいい父ちゃんがそこにいます。
『百聞は一見に如かず』私の好きな言葉です。唯一文句をつけるとするなら、どうして最推しのバルタン星人を出してくれなかったんだっていうとこくらい、かなぁ……マックス以降全く本編に出てこないのは何故なの。Xの劇場版には一応出てくれたけどさ(´・ω・`)
ちなみに『崩天星』に関しては『神砂嵐』で『地獄&天国』してるもんだと思っていただければいいです。
ではまた、近い内にお会い出来ることを願って。
いつも感想ありがとうございます。あなたのその一言が俺の何よりの動力源です。