ラチェット&クランク:インフィニット・ストラトス 【Ratchet & Clank:Infinity Sphere】 作:George Gregory
そして、短くて本当にすいません(五体投地)
かなりいい一撃を貰ってしまった。伊達に候補生ではない、ということか。まだ心のどこかで『学生だ』と侮っていたのかもしれない。
(ならば、直ぐに修正するだけだ)
SE残量を見るに、今の一撃で絶対防御まで発動してしまったらしい。"
アインが来たということは、篠ノ之は負けてしまったか。だが十分に時間を稼いでくれた。計算外だったのはデュノアを仕留めきれなかった私の方。彼女には無理を強いたというに、よく頑張ってくれたものである。
(あぁ、これだから堪らない。これだから面白い)
アイン、お前はいつも平然と私の予想を超えて来るな。あぁ、今でもはっきりと覚えているぞ。お前との日々は
乾いた唇を舐めると、微かにざらついたような感覚がした。あぁ、いけない。
「――――ハハッ」
だのに、唇の端は勝手に吊り上がる。頭の中で喧しく鳴り響く鐘の音を振り払い、幽鬼のようにゆらりと立ち上がる。途端、直ぐにアインとデュノアがそれぞれ前衛後衛に構え、グッと腰を低く落として臨戦態勢に移った。
"雪片弐型"を正眼に構えキッと目を細めたアインは獲物を定めた狼のような鋭さがあった。昔から『爪を隠す』ヤツではあったが、今や十全に研ぎ澄まされたそれは既に爪の域を超え、牙に達したと言っていいだろう。
その背後、アサルトカノン2挺を両手に構えたデュノアは、さながら後詰の狩人といった具合か。狼に気を取られ、ほんの少し狼狽えでもしたなら最期、容赦なくあの銃弾がこめかみをブチ抜きに飛んでくることだろう。それだけの腕前があることは、既に先刻のやり取りで十分に理解した。
いい。いいぞ。これでこそ、遥々海を越えてここまで来た甲斐があるというものだ。
深く呼吸を繰り返し、アクセルをふかし続ける思考回路に「まだだ」「まだだぞ」とブレーキをかける。今すぐにでも食らいつきに行きたい自分の手綱を、もう1人の自分がしっかりと掴み、タイミングを見計らいながら高らかに鞭を掲げているのが解る。
そして。
「さぁッ!! 存分に―――――」
《Damage Level : D》
《Mind Condition : Uplift》
《Certification : Yes/No》
(―――――なんだ、この表記は。『
視界の隅、全く見覚えのない文字列に微か、思考が止まる。"
《Certification : ■■■■■》
途端、その表示が一瞬にしてバグり。
《Certification : Execution》
(―――――強制、執行?)
《Valkyrie Trace System : Boot》
「―――――アインッ、逃げろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」
私の意識は、そこで途切れた。
お父様。準備が整いました。
――――オッケー。それは、後はよろしく。
はい。……御武運を。
――――ん。それじゃ、行ってくるね。
どうも、作者のGeorge Gregoryです。
いやぁ、すみません更新が盛大に遅れました。リングフィットアドベンチャーが楽しすぎて更新すっかり忘れてたんですごめんなさい<(__)>
基本的に脳筋種族なので筋肉痛が心地いいしプロテイン大好きだし本格的に身体鍛え始めると何より最優先してしまう性質でして……いやはや、もっと書けってんですよね。今回の更新内容なら前回のに纏めちゃっても良かったよなぁってシーンでもあったんですけど、まぁ、はい、あんまり筆が乗らなかったってのも正直ありますです。
多分、次回か次々回あたりで、ようやく俺も皆様も『お待ちかねのシーン』になるかなぁ、と思います。今年もマイペースに更新していきますので、生温くのんべんだらりとお付き合いくださいませ。何卒、何卒。
では、また近い内にお会い出来ることを願って。
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