さて、一体どうなるやら。
(待たせてすみませんでした)
「や、やったのか…?」
「ちょっと、一夏!不味いわよ!」
「なんだよ鈴!」
「それってフラ…一夏!?」
重武装型が両腕を伸ばして一夏を掴んでいた。
無人であるが故か腕が変形、延長していた。
「ぐぅ!?」
不幸なことに掴んだ場所は…首。
絶対防御はシールドエネルギー切れのために一瞬の抵抗の後に停止した。
「一夏ぁ!!」
~~~
意識が遠のき睡魔が襲ってくる。
目が覚める。
「ここは?」
一面に広がる青空。
そして、水面。
波一つない水面には青空が映り、幻想的な雰囲気が漂っている。
そして目の前には白い少女が立っていた。
「私の中、あなたの世界。」
「お前、誰だ?」
「今は分からなくていい。きっとわかる。」
「何がしたいんだ?」
「あなたとしっかり話をしたかった。丁度いいと思って呼んだ。」
「けど、俺は。帰らなくちゃいけない。」
「そう、残念。でも、きっと思い出す。待ってる。」
~~~
ごついのが一夏の首を掴んで、頭が真っ白になって。
後ろから何かがぶつかってきて。
一夏が真っ二つにしたはずの細いのが動いていた。
感じたのは恐怖だった。
一夏は気を失っていて。
自分もあり得ない出来事に頭が動かなかった。
そして光剣が迫ってきて…
別の光が降り注いだ。
目の前で、少し遠くで、同時に爆発。
そして電波異常のアラート音と衝撃波で我に返った。
「今度は何よ!?」
精一杯の虚勢を張って見上げる。
緑色の輝きを放ちながら空中にいる漆黒のIS。
逆三角形のような形が機体の速度を物語る。
右手には電磁波が走る棒状の銃。
左手には先進的で鋭角的なデザインの長銃。
背中には先ほどのエネルギーの余波が残る6つの砲身。
それが変形して羽の骨のように背中で広げられる。
そして頭部はバイザーのように複眼が並び、アリーナを見下していた。
「あなた、何者です!?」
ちょうどアリーナ内へと出てきたセシリアがスターライトmkIIIを向けながら問う。
対して未確認ISは右手の銃を向ける。
「そちらがそのつもりでしたら、やらせていただきますわ! ブルー・ティアーズ!!」
BTを全機展開してのオールレンジ攻撃にスターライトmkIIIでの狙撃を交える。
「貰いましたわ!」
ドヒャア!!
突如として未確認ISが変態機動を始める。
ドヒャア!!
自身のレーザーが避けていくかのように当たらない。
キュオオオオオォォォォォッ
チャージ音。
右手の光が収束
「キャアァァァァ!?」
飛翔体を電磁加速によって打ち出す高威力の実弾兵器。
しかし纏う電磁波はシステムにエラーを発生させ、BTの制御を不能にした。
そしてBT兵器の一斉異常によるフィードバックでブルーティアーズが停止。
落下するセシリアは鈴が受け止めた。
この事態の元凶はそれを見届けて、踵を返そうとしていた。
「逃がすかっ!!」
気絶から戻り、シールドエネルギーも回復した一夏が装甲を展開して迫る。
ドヒャァ!!ドヒャァ!!
回り込まれて左手で叩き飛ばされる。
「だったら!!」
一夏も瞬時加速を連続で使用して迫る。
「でえぇい!」
パリパリパリパリ
渾身の一撃は緑色のフィールドに阻まれて止められる。
カァオカァオ
今度は左手の銃からエネルギー弾が連射されて、一瞬でシールドエネルギーが蒸発した。
「くそっ。」
一夏は叩きつけられて地面に埋められた。
一連の流れを終えた襲撃者は拡張領域から流線形のパーツを展開して太平洋上へと消えていった。
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「拍子抜けでしたね。」
「まあ、仕方ないよねー。戦場じゃないし。」
「ちょっとー二人ともー。これじゃ私が悪いみたいじゃないの。ぷんぷん!」
「束様が壊れても動くようにしたのが悪かったのでは?」
「くーちゃんまで…」
「ですが、AIのデータはしっかりと取れましたので。」
「さすがはうちのキャロりんってなぁ!」
「かーくん様、これって惚気でしょうか?」
なんだか自分で納得がいかないですが。
近日中に書き直すかもです。