どうしようか考えて即座に好き嫌いは消えますた。
あー 死んだかと思った。
つい先ほど、目の前から現れて私を締め上げた張本人。
自身の機体と同じ髪色をした操縦者。
ユメでは終ぞ共に戦うことのなかった女性。
リリウム・オルコット。
イギリスで知り合って移行、毎度手段を選ばずに確保しに来る…。
そして、後ろから追いかけていた金髪の少女。
確かイギリスの代表候補。
セシリア・オルコット。
「先ほどは申し訳ありませんでした、首輪付き様。」
「お久しぶりですわね。 黒いt…ムグッ!? はふはふ」
余計な事を言おうとしたオルコット妹の口にタコヤキを放り込む。
拡張領域を経由させておいたお蔭で出来立ての熱さである。
フフフ、うまかろう?
涙目で上目、ちょーっと破壊力強すぎません?
そんな事より、姉のほうだ。
誰が見ても質問のありげな顔である。
『ここでは首輪付きではなく、シロ先生だ。』
「シロ先生、ですか。新任が挨拶もせず、兎とマスコットとペットと聞いて邪推しましたが。」
『間違いなくその通りだ。まあ、諦めるべきだろうさ。』
何故笑っている? そこは落胆するなり絶望するところだろう!?
直感が働いたので、光学迷彩を起動しながら立ち去る。
「これで、今度こそ、ストレイド様を…」
何も聞こえない。 聞こえないったら聞こえない!
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屋上
高校生男女の再会シーン。感動的だな。だが有意義だ。
と言う訳で、出歯亀中。とはいえこれも迷彩を利用して撮影しろとの命令ですし。
まあそれ以上に階段出口扉を抑えるので精一杯なんですが。撮影位自分でしろし。
織斑一夏と篠ノ乃箒。幼馴染であり、日本の重要人物保護プログラムで離された仲。
織斑一夏もまた重要人物となったせいでもあるが、ここに二度目の再会ができた。
「久しぶりだな、一夏。」
「久しぶりだな?箒。 やっぱり綺麗になったな。」
「な、な、なにをいって… むぅ。 お前はかなり背が伸びたな。」
「おう、あのあと暫く筋トレばっかしていたからな。」
「フッ、そうか。 てっきり千冬さんを助けるとか言ってバイトでもして、鈍っているかと思っていたぞ。」
「そりゃ、バイトもしながらさ。お蔭で体力だけは困らない。っとそうだ、確か箒、剣道の全国大会優勝だったな。おめでとう。」
「なっ!?名前も違って分からなくは無かったのか?」
「幼馴染の顔を忘れるわけないだろ。それに、髪形もずっと同じだろ?」
「ッツ! 一夏ぁ!」
イチャつきおってからに。でもこれ一夏は自覚ないんだぜ。
酷い話だ。全く。
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ただいまー
「お帰りー かーくん。」
「お帰りなさいませ。 かーくん様。」
「さぁ、今日は写真撮ってくるの忘れなかったね? さあ!さあ!」
「うわー。流石に何か決心できずに今日はまだ到着してないことにしたけども。さてさて」
「見終わったら私にも見せてください。」
「箒ちゃんペロペロ。ちーちゃんペロペロ。りりちゃんもでっかいしねー。しょうがないねー。そしてこの状況でこんな反応するいっくんェ。」
激しく同意。
「はいどうぞ、くーちゃん。」
『これからやることが盛りだくさんですよ?』
「そうだねー。事の確実性は増したわけだし。私の願いのため。」
じゃあ、始めようか。 変革を。
「でもでもー、明日からだし、べつに今は気を張る必要ないよね?」
「こういうものは、雰囲気が重要なのでしたよね?」
ダメだ、こいつら。早く何とかしないと。
と言う訳で学園に就職。
NEETじゃなくなるよ。やったね、たばちゃん。