IS世界に転生したら謎生物   作:me__0

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なんとなしにもう一話


9話

二人が向かい合う。二人とも剣道着を身につけ、完全防護している。

「始めッ!」

審判として立つスーツの女性のかけ声が掛かり、

ゴウッ! カァン!

いきなり一合。

それもそのはず。彼らは剣道着を着てこそいるが、剣道をしているわけではない。

方や、かつて垣間見た強さを追い求めて、我武者羅に鍛え上げた者。

方や、あらゆる状況で勝つため、清濁合わせた技術を身につけた者。

「おい、今の狡くないか箒?」

「これは剣道ではないからな。それに、余裕で対応して見せただろう?」

「それもそうだな。だけど、それなら俺は正攻法で勝ってやる!」

「面白い。ならばこちらも初めから本気でいこう。千冬さん、木刀もう一本下さい。」

木刀を審判が一瞬で渡す。

審判って何だっけ。まあ、ちっふーだし。

 

左の刀で牽制し、右手で斬りかかる。

受け止め、いなす。

大きく体勢が崩れる。

そこを狙いに行こうとして。

そして、振るわれた左。

ギリギリで反応し、左を受け、それは一夏の力を全く受け止めずにはじけ飛ぶ。

体勢を整えた箒が両手で右の刀を掴み、全身をバネにして、振り下ろす。

それを受け止める。

肘鉄で終わらせようと一歩踏み込み・・・

ふにょん♪「くぅっ//」

教師の前の不純異性行為。よって。

「覚悟は。出来ているな? 愚弟。」

「え、ちょっと、嘘ですよね、ねえ、千冬姉、や、やめっ!?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そんなこんなで一週間。

 

『これから模擬戦を始めます。説明してなかったけれど、織村とオルコットで模擬戦をしてもらうその前に。 ここに2機、打鉄とラファールを用意しました。腕の自信がある人たちに、まずこれで、オルコットさん相手に2対1をしてもらおうと思います。』

「面白いですわね。」

 

「はいはい!私がやります!」「じゃあ私もやっちゃうぞー!」

「ほう、意外にも2人立候補したか。」

「「はい!」」

そして、始まった戦闘。

相川さんと谷本さんの元気コンビで意外にも、いいところまでオルコットさんを追い詰めていく。

が、突然発射された特殊兵器、ブルー・ティアーズによって、形勢が逆転。

人数差をひっくり返して勝ってしまった。

しかし、そこにこそ勝機がある。

 

「お待たせしました! 織村くんの専用機が届きましたよ!」

「あー。この子一応完成させられたんだー。なんだかんだあの水着も少しはやればできるんじゃないかー っとと、フォーマットは任せてねー、5秒で終わらしたげる♪」

 

トレーラーで運ばれてきたのは灰白色の人型。

そこに背を押し当てる。

頭が少し痛み、「そんじゃあ、ほいっと、あたたたたーっっと」

声に続いて周囲が白く輝く。

現れたのは純白の鎧。顔以外を覆っている。四肢は大きく、胴とのつながりは緩やかながらすらっとしている。

そして左右に浮かぶ純白の翼。肩部を覆うように接続されている。

頭には月桂樹のようなヘッドガード。そしてそれをつなぐ一角。

「武装は・・・剣が一本。雪片弍型。単一能力に零落白夜か。正しく専用機だな。」

「使い方は頭の中に浮かんでくるよね? じゃあいってだいじょーぶ!」

「よし。 箒、行ってくる。」

「ああ。行ってこい。一夏。私はここで、待っていよう。」

腰部に雪平弍型がマウントされる。

両翼が空中に浮遊し、翼が三つ叉に分かれ、先端から燐光が漏れ出す。

機体が浮遊し、ゲートから飛び出す。

「やっと機体が届いたのですね?」

「ああ。待たせたな。」

「では、始めましょう。このブルーティアーズと一曲お相手くださいまし。」




引っ張るのだーいすきー
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