超高圧縮された電流によって放たれた一枚のコインは音速を超えたスピードで一直線に闇を切り裂いた。
学園都市第三位である御坂美琴の代名詞といえるその一撃は彼女が放つ本家に比べ、スピード・威力・燃費の全てにおいて劣化品といっていいほど劣っていた。
「流石にあいつのようにはいかないか………」
”本物”を知っている秋瀬からすれば全くもって納得できない出来だが、それでも魔道書のチカラで無理やり複製した代償でコインを撃ちだした腕は痙攣してまともに動かなくなってしまう程のダメージを負っていた。
あの第三位の超能力者なら連射することすら可能なはずだが、たった一発撃っただけで一歩も歩けないほどの負荷が来る。
「ちょっと、驚いたよ………」
「!?」
膝をつく秋瀬の耳にサウロ・マルティスの声が響く。片言混じりではなく、端正な日本語でその愛らしい子供の姿からは想像もできないほど低い声で魔術師は秋瀬を睨みつける。
学園都市外部の人間であるサウロにとってあの一撃は完全に未知のものだった。威力も速さも完全に予想外の一撃。
劣化品とは言え、威力は軽くサウロの操っていた怪物の肉の壁を打ち破るほどのものだった超電磁砲を、この魔術師はただ嫌な予感がしたという理由だけで、音速以上の弾速を誇る攻撃が来るより前に、肉の壁をただ一直線に円錐状の形に無理やり変形させて防ぐことに成功した。
それは魔術師としていくつもの死線を乗り越えてきたからこそ出来たこと。他人をおちょくるような喋り方も、自分以外の人間を遊び道具としてしか見ていない事も含めサウロの人格は全てその実力に裏打ちされて出来ている。
だからこそ許せなかった。絶対的に格下で圧倒的に自分よりも劣る存在が上位者である自分にこうも危機感を抱かせたという事実はサウロにとって屈辱以外の何者でもなかった。
「殺してあげるよ………そして、何度でも蘇らせてお前の命を冒涜してやる!このボクに歯向かったことを後悔しても許さない………!」
完全に頭に血が昇ったサウロには最早
超電磁砲が貫通し一直線に穴があいた肉壁を再び自らの代わりに戦う兵士へと整形しようとその指先の糸を操ろうとして気付く。
「ククク、くかかかかか――――」
焼け焦げた肉の穴から見える向こう側の光景。
膝をつき自分自身の攻撃で傷ついた右腕を押さえながらも壊れたように笑う男の姿。狂気に溢れたその笑みは他人の死すら娯楽として捉えるサウロの目からしても異様に映る。
(気味が悪い。魔道書の『毒』で気が狂ったか?でも、関係ないよ。殺してやる………例え気が狂っていたとしても殺した後一度正気に戻して再び堕としてやる)
魔術師は気づかない。その感情がこの街の全ての能力者がこの男に抱く第一印象と同じものだと気づくことができない。
ある時は
この世界が、この街が、そして本人でさえも秋瀬のいる場所が最底辺の奈落の底だと認識している。
だからこそ、気味が悪い。
確実に自分たちよりも下の存在がゆっくりと這いよってくる感覚が、いつの間にかすぐそばまで来ているような底知れぬ不安感がある。
大丈夫。
そう、心に言い聞かせても拭いきれない恐怖。それこそがこの町の人間が秋瀬という一人の劣能力者に抱いている感情である。
乱される自分だけの現実を持たない魔術師が何故この感覚に襲われているのかはわからない。
それでも、サウロにはたった一つこの場で目の前の気味の悪い男を殺す為の明確な殺意が生まれていた。
「おいおい、まだ勝負は付いていないだろ?それとも、終わりにしたいのか?」
「黙れよ、生きたまま身体を弄くり回した
「クハは、可笑しな事を言う。
自らの放った一撃のせいでまともに身体を動かすことも出来ない能力者とその魔道書がある限りいくらでも手駒を増やせる魔術師。どちらが優勢かなんて分かりきっていることだった。
それでも、能力者は嗤う。
瀕死の自分に焦りを感じている魔術師を下から覗き込むように嘲笑う。
「調子に乗るなよ。
背筋に高温に熱された鉄を当てられたような初めの内は熱いのか冷たいのか脳が理解できないような感覚に襲われながらサウロは自らの指先に付けられた糸状の魔道書で死体を再び操る。
人形劇のように停止していた肉の塊たちが動き出す。
まとめるのもばらかすのも自由自在。その糸によって人間としての尊厳を完全に歪められたモノ達は悲痛な叫びを上げながら立ち上がる。
「化け物、か。そう、化け物だな。俺もお前たちも」
「一緒にするんじゃない!」
「ああ、お前に言っているんじゃない。少し黙ってろ」
秋瀬と同列に並べられた薄気味悪さから出たサウロの叫びは秋瀬の言葉によって遮られる。
言葉にならない嫌悪感から秋瀬を敵視するサウロとは違い、この学園都市の最底辺である劣能力者の視線はこの場にいるもう一つの勢力へと向けられていた。
学園都市の闇。
暗部へと堕ちたが故に今宵秋瀬を殺そうとして返り討ちに合い、更には自分たちとは全く関係のない魔術師という超能力とは別の法則を操る者の手駒として死後もその魂を縛り続けられる者達。
秋瀬には彼らがどのようにして暗部へと堕ち、終わりの見えない闇の中で何を希望に生きてきたのかはわからない。
そもそも、興味が湧かない。
ただ一つ言えるのは、今の彼らは秋瀬がいる場所と同じ地点まで落ちてしまったということだけだ。
「なあ、どんな気分だ?死んでまで扱き使われるってのは。そして、おめでとう!ようこそ、マイナスの世界へ。きっとお前たちは今いる暗部ってのこの世界の最底辺だと思っていたんだろうが、違うんだよ何もかも」
最早意志を持たないモノ達へと語りかけるように言葉を放つ。
それは、死んだ者への同情でも励ましでも無い。この世界では死んだ人間に与えられるのは形だけの弔いだけだ。
そんなものは無意味だと分かっているからこそ。その弔いが終わった後の魂の抜け去った肉体が生きている人間の目にどう映るのか知っているから、秋瀬はあくまで彼らを生きている人間と同じように見下げ、蔑み、軽蔑する。
「学園都市には超能力者と無能力者。両極端の世界が存在する。それはお前たちがいた
秋瀬の記憶が確かなら暗部にも超能力者が何人かいる。
彼らにとって秋瀬も今”ここにいる”彼らも等しく下等な存在なのだ。
機嫌が悪い時、そこにいれば殺してしまえる程度の相手。例え彼らがそんなこと微塵も考えていなくても、弱者の目にはそう見える。
超能力者の力はそれだけ圧倒的なのだ。
ピラミッドの頂点ではなく、その更に上の決して人の手では届かない星々。
それがこの街に君臨する頂点たちだ。
ならば、この街の最下層とはなんだ?
超能力者の対極である無能力者はあくまでピラミッドの最下層だ。能力者でない者達もまたピラミッドを作る上で欠かせない要素であり、彼らが最下層に来ることはない。
「だが、今のお前らは違う!星を輝かせるための存在ですらない。死んで俺のいる場所まで来たお前らは正真正銘の泥だ土だ。この街を今、構成するのが生者なら、この街を作り上げたのは犠牲になったもの達だ。なあ、この能力なんてものを作り上げるために一体どれほどの犠牲が必要になったと思う?異能の力を扱うために、そしてその力を不特定多数の人間が使えるようになるために一体どれだけの犠牲が必要になったと思う?」
能力を使える生物が何故人間だけなのか不思議に思った事は無いだろうか?
普通新しい技術を利用するとき、その実験体になるのは人間では無くマウスなどの小動物だ。
しかし、テレビやネットでは能力の実験の為にそんな犠牲が話題になる事は無い。人々は当たり前のように能力という異能と生活を共にしているが、そんな世界が出来上がるまでにどれだけの道のりがあったのか知っている人間はどれだけいるのか。
劣能力者という存在がその答えだ。
マウスなどの小動物では単純に脳の容量が足りない。他の人間に近しい構造の動物を使ってもいいが、暴走した際手が付けられなくなる恐れがある。
そう考えた科学者たちが辿り着いたのは自分たちと同じ人間だった。
同じ人間だからこそ、一体どんな弱みを握れば相手が抵抗できなくなるかというのは手を取るようにわかる。後は科学の発展のためにという大義を盾に倫理観という邪魔なものを捨て去るだけだった。
そうして生まれたのが劣能力者や当たり前に異能を扱う能力者達という訳だ。
何かを知れば行動せずにはいられないのがヒトという生物だ。
この街の実験材料として最底辺の存在へと定義付けられた秋瀬七実の選択は簡単なものだった。
「例えこの街が犠牲の上に成り立った場所だとしても、何も知らない人間が無理に知る必要はない。知っても知らなくても
超能力者だろうが無能力者だろうが人間として必死に生きている者達を秋瀬は否定しない。
だが、どのような理由が有れ自分と同じ位へと落ちてきたものを歓迎する気は更々なかった。
「落ちてしまった者を救い上げるのは強者の特権だ。上に立っていた愚か者が落ちてきてそれをわざわざ同じ場所に戻す努力をするほど俺はお人好しじゃねえ。必死に這い上がらないなら、いつまでも嘲笑ってやるだけさ」
能力障害という劣能力は死してなお発現し続ける最悪の能力だ。それは死者に対しても同じだ。
生前に秋瀬によってそのノイズを流し込まれていた者達が蠢き出す。ただ一心に
この現象に一番驚いたのは他ならぬ死者を操る魔術師サウロ・マルティスだった。
「な、何が起きている!?何をしたんだッ!?」
死者の魂を縛る霊糸は正常に機能している。
この場にある死体は全てサウロの思いのままに動き、そこに他人の介入する余地は無い筈だった。
しかし、現実は―――――目の前の異常は止まらない。
「そうだなぁ、そうだよな!嫌だよな、文字通り死んだってこんなとこ来るのは嫌だろ?なら必死に抗えよ。ここにお前たちを救ってくれるヒーローはいない。そんな物好きはこの場には一人たりとも存在しないッ!」
肉の塊だった者達は秋瀬の身体から発せられる蒼白い光によって徐々にその姿を取り戻していく。
折れた骨が、爛れた皮膚が、腐り始めるだけの醜い肉が、生前の姿形を取り戻していく。
彼らの中にあるのは純粋な嫌悪感。ノイズによって断片的に流れてきたこの街の真実と秋瀬七実という人間に対するどうしようもない拒絶という感情だけ。
『少々誇張しすぎではないか?主よ』
「そうか?こんなもんだと思うがねえ」
『それはお前様の目が曇り過ぎているからじゃろ』
先程から一歩たりとも動かずに会話を交わす秋瀬と魔道書の姿を捉えサウロは気付く。
現在自分が捕獲しようとしていた魔道書の能力は”複写”だ。例えその場に本物が無くとも記録さえあればなんであろうと完全に複製するという反則級の異能。
「お前達ボクの魔道書を!?」
その姿を取り戻しつつある死者たちの身体にサウロのモノとは違う糸が混じっているのを発見する。
「やっと気付いたか。お間抜けさん」
『こちらの準備も整ったところだ。今度は簡単にはいかぬ故、心して受けるがよい」
秋瀬七実の右腕が先程と同じように突き出される。
しかし、今回はその手に握るコインは無い。ただ拳を固め真っ直ぐにサウロ・マルティスに対し向けているだけ。
(何だ………一体あいつは何をしようと―――――)
ふたりの距離は十数メートルは離れており、この距離を一瞬で移動してサウロを殴り飛ばすなんて芸当は不可能だ。
そう、普段ならばサウロは当たり前にそんな判断を下していただろう。
しかし、この魔道書が相手ではその常識は通用しない。
(まさか、聖人である神裂の身体能力を―――?いや、瞬間移動という手もあるのか?)
魔道書のその無制限に広がる攻撃手段の可能性がサウロの思考を遅らせる。
本来ならこの状況でとる行動は第一に自身の手駒たちのコントロールを取り戻すことである。
いくら魔道書があらゆるものを複写するとしても常日頃から使用している人間と対比して理解度や熟練度といったものが全く足りない。
サウロが最初から死霊達のコントロールを取り戻そうとすれば数秒と掛からない作業だっただろう。
思考が、判断が追いつかない。
頭の中にモヤがかかった様に現実に対し体感時間があまりに遅く感じる。
今までいくつも繰り返してきた行動が一つ一つまるで初めてやる作業の様におぼつかない。
「おい、魔術師。色々悩んでいるようだから少しヒントをやろう。俺はこの魔道書を当然のことながら操りきれてねえよ。出来るといえば今みたいに一度受けた攻撃を猿真似するくらいで、後は簡単な原子変換くらいだ。さて、話は変わるがこの国には古くから伝統的な必殺技というのがあってな………」
『右腕の構成変換完了。―――充電開始』
秋瀬七実の右腕の”比重”が変わる。
それを支えるように左手を添え、まるで狙い撃つかのような姿勢をとる。
(まさか――――まさか!?)
その姿勢を見て、最悪の仮定が思い浮かぶ。
あまりに馬鹿げた可能性だったので頭の隅においていてしまっていた。
弾丸が通じなかった場合、打開策として最も有効なものはなんだろう。
貫通性を高める。
相手の装甲を下げる。
そして一番簡単で誰でも考えられることが弾丸の威力を高めることだ。
「コインがダメなら右腕一本持っていけ――――」
「ば、馬鹿かコイツ!?」
秋瀬の選んだ選択は自らの腕を撃ちだすというものだった。
右腕をコインのように射出しやすい金属へと変えて劣化した威力を補う。
だが、その代償は当然のことながら甚大だ。
「最初から、こうでもしないと俺なんかがお前みたいな奴に勝てるわけないだろ。逆に言えばお前を倒せるなら、右腕なんか安いもんだろ?」
どこまでも卑屈に、完全に自分を他人よりも格下に見ることが出来るというのは、時に普通ならどんなに割に合わない行動も簡単に選択できてしまう。
「クソ、付き合ってられるか!」
だが、サウロからすれば冗談ではなかった。
こんな辺境の地でよくわからない得体の知れない相手の命懸けの攻撃で死ぬなんて笑いものにもならない。
「ボクは―――ボクは、死を操る魔術師だ!それがこんなところで死んでたまるかッ!」
ここに来て初めて必死に生を渇望する。
死者を操る死霊術師は生きるために最大限の抵抗をする。
しかし、それを許さないモノ達がいた。
『お前も、死んでいけ………』
『逃がさない………』
魔術とは一切関わりの無い純粋な科学サイドの人間だったモノ達。
死してもその魂を利用され続けたモノ達は魔術師の勝手な行動を許さない。
「は、離せよッ!この木偶の棒共―――ッ!?」
腐乱死体レベルまでヒトとしての形を取り戻した死者たちは魔術師を逃がさぬように群がる。
一体一体ではどれだけ魔術師が弱っていても到底かなわない彼らは数による暴力を存分に駆使して魔術師へと襲い掛かる。
「どっかで見た光景だな。どうだい気分は――?」
それを下卑た笑みを浮かべながら、秋瀬七実は見つめていた。
この光景は何も変わらない。
今、秋瀬が魔術師に行おうとしている行為と何ら変わらない。
敗者が勝者を引きずり落とす。その行為を行えるのが敗者としての特権だ。
「終わりだ魔術師。――――言っただろう?」
ブチブチ、と肉の器から一つのパーツが引きちぎられる音を発しながら、しかし笑みは崩さない。
攻撃は一瞬。
鋼と化した右腕が敵を撃ち抜くのは文字通りの音速だ。
だから、きっとこの声は相手には聞こえない。
死霊の波に飲み込まれた哀れな魔術師にはこの声は届かない。
「俺のノイズはその幻想すらも狂わせる、と」
直後、電撃を纏って発射された右腕が群がる死者ごと全てを撃ち抜いた。
『右腕の再生完了じゃ。全く、我が今まで溜め込んでいた魔力がまさか一日にして空になるとはのう』
「マジかよ………」
魔道書というのは本当に恐ろしいものだ。
超電磁砲として発射した秋瀬の右手を打ち出す前の状態に”複写”してしまった魔道書の力に秋瀬は呆れかえる。
そんな事が出来るとは思っていなかった秋瀬としては冗談抜きで右腕一本犠牲にして格好良く決めようと思っていたのだが………
『契約したその日で主が隻腕になるとか、こっちがお断りじゃ!大体人体の複写はお前様の想像力がポンコツなせいで相当に燃費が悪い。もうこんなことは懲り懲りだからの』
本来ならば、唯一愛した少女の為に使う筈の力をこんな馬鹿げたことに使い果たしてしまった魔道書は新たな主の見事なまでの自滅思考に呆れ返っていた。
「はいはい、って素直に喜べねえんだよな………」
右腕も治って結果的には珍しく無事ですんで大団円と喜びたいところだが残念ながらそんな気分にはなれなかった。
「死体の後処理は俺の管轄外だからいいとして――――ナニコレ?」
『人形じゃな』
一応ということで相手の生死を確認しようと超電磁砲によって所々焼け焦げた死体の山を漁っていたのだが、そこに魔術師サウロ・マルティスの死骸はなく代わりにサウロそっくりの等身大の人形が見つかった。
『おお、言い忘れていたが我の記録によると必要悪の教会に所属する魔術師サウロ・マルティスは死霊術師であると同時に人形遣いでもあるらしいぞ。その証拠に外見が変わらないとか」
「いや、らしいぞってそういう情報どうしていわないの?」
『だって、聞かれなかったから』
開き直る魔導者に軽く殺意が沸く。
声自体は中性的だが、魔道書というものに性別の概念があるのかわからない上、なんかよく知らないがシスターに恋していたらしいので秋瀬としては男として魔道書を扱っている。
秋瀬も男なので女の子の「だって」なら、まあしょうがないなと納得できるが男の「だって」は殺意が沸くだけである。
「ま、なんとかなるか。俺に突っかかってこない限りこちらからは無干渉ってことで」
『随分楽観的じゃな。ああ言う輩はしっかり仕留めておこなければ後顧の憂いとなるぞ?』
「俺にもう一度あんなのと戦えと?――――大体俺は面倒な事が嫌いなんだよ。下手に薮を突く趣味はない」
金髪ショタで死霊術師で人形遣いとか言う属性てんこ盛りの相手は正直もう懲り懲りである。
これなら多少しつこいが第三位のビリビリガールの相手をしていたほうが何倍もマシだ。
「それに………」
『それになんじゃ?』
「いや、なんでもねえよ。この街は多少の異物が入った位じゃどうにもならないさ。俺が言うのもなんだが、中々にカオスだからな」
超能力者から始まり、頭のおかしい科学者、無能力者による武装集団、科学の最先端を行く超技術の数々。
その中に魔術師や魔道書が少し混ざったところで特に問題ないと秋瀬は考える。
「取り敢えずは、改めましてようこそ学園都市へ―――異邦者の皆さん?」