フラクシナスの指令室に白夜たちが集まっていた。
士「オーシャンパークですか?
あのプールがある遊園地ですよね。」
令「そうだ。
明後日の琴里と君のデートに最適な場所だと皆賛同してくれてね。」
恭「はいー。
この時期の少女にしかない幼さと危うさの同居する指令のきらめくような水着姿を目に焼き付けるにはもってこいかと。」
士「大きな声で言わないでくれますか。」
「妹の前でそんなこと言わないでくれる。」
一「前から思ってたけど、やっぱりかなりの変態ね。」
隼「話を進めようか。」
一「それより私もオーシャンパークに行ってみたい。」
「だそうです、令音さん。」
令「ちょうど何かあった時のために君たちにも行って欲しいと思っていたところでね。」
「俺は遠慮しておきます。
何かあってもフラクシナスからすぐに行けますし。」
一「兄さんも行くんですよ。」
「なぜ俺もいかないといけないんだ?」
一「兄妹で遊園地とか行ったことないので、一緒に行きたいからです。」
「個人的には、あまり行きたくないんだけど。」
一「狂三の時の埋め合わせということでいきませんか?」
「わかったよ、俺も行きますよ。
隼斗はどうするんだ?」
隼「なら俺は士道のデートに邪魔が入らないようにしておくよ。」
令「全員行くということでいいね。」
士「隼斗、ありがとう。」
「あれ俺たちには、ないの?」
士「白夜たちは、ほとんど遊びに来るだけだろ。」
「まあ否定はしない。」
士「否定くらいしろよ。
それはともかく、俺は何をすれば?」
令「シンには一つ事前の訓練を用意した。」
士「訓練、やります。
琴里を助けるためなら何でも。」
次の日
士道は十香と四糸乃と水着を買いに来ていた。
士「なんで、十香たちと水着を買いに来ることが訓練なんですか?」
インカムをつけている耳を手で押さえながら聞いた。
令「どんな水着を見ても動揺しないためだ。
琴里とのデートなのに他の女の子に目移りしたら困るだろ。」
士「こ琴里の運命がかかってるんですいくらなんでもそんな。」
そう言いながら士道の顔は赤くなっていた。
令「君の心拍数もモニターしていることを忘れたわけでもあるまいな。」
士「が頑張ります。」
士道と令音の会話が終わり指令室では買い物の様子をモニターで見ていた。
「いやー、これはとても面白そうだ。」
隼「面白がるなよ、士道は大変なんだから。」
「そう言いながら本当は面白がってるくせに。」
隼「さて、なんのことかな。」
一「なら二人も心拍数モニターしてみる?
直接じゃないけど士道と見てるものは変わらないわけだし。」
「俺は、いいぜ。」
隼「俺も。」
「ならより心拍数が上がった方が飯おごりな。」
隼「いいぜ、そのかけのった。」
「ということでよろしくお願いします、令音さん。」
令「わかった、今だす。」
令音が何か操作をするとモニターに白夜と隼斗の心拍数が表示された。
そんなやりとりをしているとモニターでは、十香たちと折紙が話していた。
「折紙の奴いつ来たんだ?」
隼「俺たちが話してる間じゃないか?」
「まあそんなことはいいか。」
隼「士道はデートをかけた勝負に巻き込まれてるみたいだな。」
「それなら士道の訓練になるからいいだろ。」
話しているとクラスメイトの亜衣、麻衣、美衣の三人が水着姿で現れた。
士道の心拍数はそれを見たことで上がった。
しかし白夜と隼斗の心拍数は全く変化がなかった。
「士道、あんなんで明日大丈夫なのか?」
隼「流石に、お前はこれくらいじゃあびくともしないか。」
「余裕だね。」
一「士道は反応し過ぎかもしれないけど、少しも反応しないのはどうかと思う。」
令「それだけ精神が強いんだろうね。
シンにも見習ってほしいよ。」
士「頑張ります。」
会話が聞こえていたのか士道が落ち込みながら返事をした。
そうしているうちに十香が試着を終えて出てきた。
神無月がなぜか解説していたが、気にしないことにした。
そして次に折紙が試着を終えて出てきた。
神無月はまた解説しているが興味がなかったので無視しておく。
この間、士道の心拍数は変動し続けているが、白夜と隼斗はいまだに変化していなかった。
一「あれを見て変化しないのは、流石に異常だと思うのだけど。」
「そうでもないだろ。」
隼「魅力的ではあるけど、まあ我慢できない範囲ではないな。」
恭「その程度というのが同じ男なのか不思議なくらいです。」
「失礼な奴だな。
そもそもお前が男を代表して言うな。
男がみんなお前と同じなわけあるか。」
隼「それは、同感だ。
神無月と一緒にされるのは心外だ。」
恭「みんなしてひどくないですか。」
「ひどくない。」
一「まあ、あそこまで変態なのは珍しいだろうけど、それでも全く反応しないのはそれはそれで変ですよ。」
「そこまで反応することか?」
隼「いや、俺は我慢してるだけで、しなければ普通に反応すると思うぞ。」
「まあいいや。
そろそろ次の水着に着替え終わるころだろ。」
白夜の言葉の後少ししてから、十香が違う水着着替えて出てきた。
それからすぐ折紙も着替えて出てきたが私服を着ていた。
すると折紙が士道に近づき、士道に服の端を持たせてめくってといい無理やりめくらせた。
それにより下に着ていた水着が見えた。
隠した水着を見せることで士道の心拍数はかなり上がった。
隼斗も今回はそれなりに心拍数が上がったが、白夜は相変わらず変化しない。
それどころか白夜は士道の反応を見て大笑いしていた。
隼「あれで反応しないのは、流石におかしいだろ。」
一「本当に女性に興味があるのか疑わしいです。」
令「それも確かに疑問だけど、ここまで笑っているのに心拍数に変化が一切ないことに疑問があるのだが。」
「笑うくらいなら精神力で心拍数の変動を抑えられますよ。」
令「それをするには、相当な精神力必要なはずだが。
君は、本当に人間かい?」
「失礼な正真正銘人間ですよ。」
隼「人間にそんなことできるとは思えないんだけど。」
「出来てるからできるんじゃない?」
一「確信はないんですね。」
「出来る人とできない人もいるさ。」
そんな会話をしているとモニターでは四糸乃の助けを呼ぶ声に士道が試着室のカーテンを開けた。
そこには片手のため水着をまともに着られてない四糸乃がいた。
それにより士道の心拍数は今までも最高値を出した。
隼斗も士道ほどではないがそれなりに心拍数が上がっていた。
白夜は相変わらず変化しなかった。
「じゃあ今晩の飯ゴチになります。」
隼「お前は、絶対におかしい。」
一「同感です。流石にここまで反応しないのはどうかと思います。」
令「ああ、ここまで変化しないと機械の故障を疑うよ。」
恭「これは本当に男なのか疑問ですね。」
「そんなことはどうでもいいのさ。」
隼「よくないと思うが。
まあ、かけに負けたからにはちゃんとおごるさ。」
「そうと決まれば早速行くぞ。」
隼「はいはい、どこでも好きなものおごってやるよ。」
次の日
白夜と一姫は士道たちの邪魔をしないように先にオーシャンパークに来て遊んでいた。
隼斗は士道たちのデートを少し離れたところで見守っていた。
「さて来たはいいが、プールで何して遊ぶんだろ?」
一「お待たせ。
水着どうかな?」
「似合ってるぞ。
で、何するんだ?」
一「兄さん、こういうところ来たことないんですか?」
「ないな。
プールじゃなくて海や湖なら行ったことがあったが。」
一「海とかだと何してたんです?」
「衝撃波とかで海を割ったり、水を操ってサーフィンしたり、重力を操作して無重力にして浮いた水を少し操って繋げてその中を泳いで移動したりとかだな。」
一「最初の一つ目からおかしい気がしますが、最後のは楽しそうですね。」
「ここでやる?」
一「ここでは能力を使っては遊びませんよ。
普通にあそこの滑り台みたいなのを滑ったりして遊びます。」
「能力使えばもっと複雑で速いの作れるけど、まあ今日くらいは普通に遊ぶとしますかね。」
一「そうして下さい。」
そんなこんなで二人はウォータースライダーを滑るために移動した。
「じゃあ、どっちが先に滑る?」
一「折角、なので一緒に滑りたいです。」
「俺は構わないが、どういう姿勢で滑るんだ?」
一「私が前に行くので、後ろから抱き着くようにしてください。」
白夜は言われたとおりに一姫の腰の辺りに手をまわす形で抱き着くような体制をとった。
「こんな感じか?」
一「はい、これで大丈夫です。」
「じゃあ、行くぞ。」
そういうと白夜たちは滑りだした。
滑り終わったところで着水と同時に大きな水しぶきを上げた。
「思ったよりスピードが出るんだな。」
一「そうでしょ。
能力を使わなくてもこんな楽しいことはできるんですよ。」
「ああ、いい経験になったよ。」
それから白夜たちはプールで一通り遊んだ後、遊園地の方に移動した。
士道も白夜たちが移動してから少し過ぎたころに遊園地の方に琴里と二人で移動したため十香と四糸乃の面倒を隼斗が見ることになった。
一「遊園地は、子供のころに来たことがありますよね。」
「まあな、でもそれ以来、来てないからなわからんぞ。
それに子供のころは身長制限で乗れるものも少なかったしな。」
一「私が、面白そうな場所に案内しますよ。」
「おう、期待してるぞ。」
まず最初に来たのはジェットコースターだった。
「これは、少し楽しそうだな。」
一「まあ、ウォータースライダーが楽しかったのなら楽しいと思います。」
「なら早速乗ろうか。」
ジェットコースターが終わった後、一姫のおすすめの乗り物をまわった。
おすすめをまわり終わったころ、爆発音が響き黒い煙が上がっているのが見えた。
「ああ、馬鹿がやらかしやがったな。」
一「どういうこと?」
「折紙だよ。
昨日、十香と四糸乃に折紙が何を聞きに来たのか聞いたのさ。
その結果、折紙はイフリートつまり琴里に何らかの恨みがあるみたいだな。」
一「なら琴里を助けないと。」
「いや、ダメだ。」
一「!どうしてですか?
もし琴里が殺されるようなことになったらどうするんです?」
「誰も殺されるまで手を出さないとは言ってないさ。
それにこれは士道が解決しないいけない問題だ。」
一「どうしてですか?」
「簡単なことだ。
俺が行って折紙を無力化することは簡単にできるでも、琴里がイフリートだとばれているなら無力化してもまたいつか同じことを繰り返す。
だから士道が琴里を折紙の標的から外す必要がある。」
一「でも、本当にできるんですか?」
「そんなこと知らん。」
一「え!?
そんなんで大丈夫なんですか?」
「出来るとかそういう問題じゃないからな。
出来なきゃ同じことの繰り返しだ。」
一姫も理解したのか言っても無駄だと思ったのか、白夜が動くまで見守ることにしたようで爆発のあった方を見ていた。
その後、上空で琴里と折紙が戦闘をしていた。
戦闘のせいで遊園地のいたるところが壊れていった。
しかし、しばらくすると先ほどまで戦っていた琴里の姿がなくなり十香と四糸乃と隼斗が折紙と戦っていた。
「あいつらは、いったい何してるんだ。」
一「折紙の相手をして時間を封印の時間を稼いでいるみたいですね。」
「だろうな。
全く、ならもう無力化して帰るか。」
一「え!?」
白夜の言葉に一姫は疑問に思ったが、白夜はそれに答えず、どこからか一本の槍を出した。
そして、その槍を折紙たちの方に向かってやり投げのように投げた。
「さて、帰るぞ。」
それだけ言うと、一姫の手を取り歩きだした。
隼斗side
士道が琴里を封印する時間を稼ぐため折紙と戦っている途中、異常な速度で飛んでくる物があった。
それは、折紙に向かって飛んでいき十香や四糸乃に当たることはなかった。
折紙もそれに気づきテリトリーで防いだが、少しの間受け止めただけですぐにテリトリーは貫かれた。しかし、飛んできたものは折紙ではなく、折紙が身に着けている装備を壊しただけだった。
装備を壊された折紙は、地面に落ちた。
地面に落ちた折紙の元に封印が終わったのか士道が出てきて、折紙を説得し始めた。
最終的に折紙が、気を失ったので、この場は収まった。
隼「それにしても、さっきの投げたのやっぱり白夜なのか?」
テリトリーで少し動きが止まったため飛んできたのが槍であることは、わかったが、投げた人物には確信を持てなかった。
隼(投げたのが、白夜ならあいつは、一体どんな力をもらって転生したんだ?)
隼斗は、あまりに強すぎる白夜について考えたが、途中で答えが出ないと思い考えるのをやめた。
その後は、原作通り進んだので何も問題はないだろう。
今回かなり長くなってすみません。
これからも読んでください。