愛した人を求めて   作:白夜132

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第24話

白夜side

 

次の日、朝起きた後、万由里が作ったご飯を食べて琴里と士道のデートの監視を始めた。

 

「デートがスーパーで買い物ってどうなんだろうな。」

 

少し呆れ気味に呟いた。

 

万「個性的なデートでいいと思うけど。」

「まあ、精霊自体の個性が強いからな。」

万「あんた以上に個性的な人はいないけどね。」

 

万由里が呆れた様子で言ってきた。

 

「あはは、返す言葉もありません。」

 

それに対して苦笑いを浮かべて返した。

 

「ついでに俺たちも買い物して帰るか。」

万「霊術で私たちの姿見えないなら会計できないんじゃ?」

「買い物の間だけ認識阻害をかけてれば問題ない。」

 

万由里の疑問に答えると、万由里が何か言いたそうな目でジッと見てきた。

 

「どうかしたか?」

万「霊術が万能なのは聞いたけど、あまりにも扱いに慣れてるなって思っただけ。」

「別にやましいことはないぞ。」

万「まあいいわ。

それじゃあ、士道たちと同じものでも作りましょ。」

 

そういって万由里は、士道たちが向かった方に進んでいった。

白夜は、ちょうど近くにあった買い物かごを持って万由里の隣まで急いで移動した。

 

「それにしても、料理初めて2日で士道と同じものを作れるのか?」

 

万由里をからかうように言うと。

 

万「大丈夫よ。

失敗したら白夜が一人で食べるから。」

 

万由里は、同じように返してきた。

 

「俺は、残飯処理担当じゃないんだけが。

なら、万由里は昼飯抜きだな。」

万「なんでもできるんだからそれくらい簡単でしょ。

私は、別で作るから。」

「もちろんできるさ。

その気になれば石ころでも最高級料理以上の料理に出来る。

それと材料は、俺の管理下にあるから俺の許可無しだと作れないぞ。」

万「なら失敗したのは自分で食べるからあんたは石ころでも食べたら。」

「俺から初めて言うのもなんだけど、もうやめようきりがない。」

万「そうね。」

 

白夜と万由里は、疲れた感じで短く息を吐いた。

その後、二人とも少し楽しそうに微笑んだ。

 

万「で失敗した時は、どうするの?」

「気にはしてたんだ。

不安があるなら手伝うさ。」

 

少し意外だったので、驚いた様子で万由里を見た。

それに対して万由里は、不満そうにこっちを見てきた。

 

万「まだ完璧に作る自信ないから。

なら手伝って。」

「分かった。

でも、士道たちが選んでる食材からしてハンバーグだぞ。」

万「まあ、一応手伝ってその方が楽だし。」

「そうですか。

まあ、作らせてばかりだからし、今日くらいいいか。」

 

白夜は、ため息をつきながら言った。

そんな話をしていると琴里と士道がおかしが置いてある方に行った。

すると琴里がいつも食べている飴を買っていた。

 

「琴里ってあの飴本当に好きなんだなー。」

 

そんなことを考えていると、士道と琴里が移動した後、万由里も琴里と同じように飴を持ってきた。

 

万「これ買ってもいい?」

 

万由里は、少し恥ずかしそうに聞いてきた。

 

「ああ、金ならたくさんあるから欲しいものがあるなら好きに買えばいい。」

万「ありがと。

でも、あんた親もいないのになんでそんなにお金あるわけ?」

「金を稼ぐ方法なんていくらでもあるさ。」

万「まあ、どうやって稼いだかはいいとして大体どれくらいあるの?」

「なんだ方法は聞かないんだ。」

万「もう終わったことを聞いてどうしようもないでしょ。

それよりどれくらいあるの?」

「ちょっとした国家予算くらいかな。」

万「なるほど、あんたみたいな人を人生勝組って言うのね。」

 

万由里は、呆れるのを通り越したのか、無感情な目でこっちを見てきた。

 

「少しくらい感情のこもった目で見てくれない。

いくらなんでも無感情はなくない。」

万「ここまで来ると込める感情がないんだからしょうがないでしょ。」

「もうこの話はやめよう。

俺が悲しくなるから。」

 

話をやめて士道たちの方を見ると、レジの列に並んでいた。

白夜と万由里も違う列に並び会計を済ませて店を出た。

店を出て士道たちの後について行くと、途中で止まったり琴里が髪を結んでいるリボンを黒から白色に変えた。

白いリボンに変えてすぐに士道が持っていた2つの買い物袋の片方を持ち、士道と手をつないだ。

 

「琴里の奴、白いリボンに変えた途端に大胆になったな。」

万「確かに大胆ね。」

「万由里は、リボンの色で性格変わったりしないの?」

万「変わるわけないでしょ。」

「それは残念。」

万「悪かったわね。

それより袋片方持とうか?」

 

士道と同じように2つ袋を持っている白夜を見ながら言ってきた。

 

「別に気にしなくていいよ。

それとも琴里みたいに手を繋ぎたいのか?」

 

白夜は、からかうように聞き返した。

 

万「違うわ。

あまり人の善意をからかいで返さない方がいいわよ。」

「分かってるよ。」

万「分かってるならなんでするわけ?」

「大した理由はないさ。」

万「そ。

でも、今回は袋片方持つわ。」

 

そういって、万由里は手を片方伸ばしてきた。

 

「はあー。

何言っても聞きそうにないな。」

 

白夜は、ため息はついた後、片方の袋を渡した。

 

万「あんた一人に荷物持たせてたら、嫌でも気を使うわよ。」

「あっそ。」

 

それからは大した話もなく家についた。

家に帰ると霊術で士道たち家の様子をモニターで出し、士道たちと同じように料理を始めた。

料理がある程度できハンバーグを焼く用意をしていると、琴里が士道に何の動物の顔の形をしたハンバーグを見せていた。

琴里が言うにはウサギらしい。

 

「あれどう見ても狸か熊にしか見えないんだが。」

万「私もそう見えるから、それが普通でしょ。」

「まあいいや。

さっさとハンバーグ焼いてしまうか。」

万「私は、野菜を切ってさらに盛り付けておくわ。」

「よろしく。」

 

それからハンバーグ焼き終わり皿に盛りつけてリビングに運んだ。

士道の方も完成して、十香と四糸乃も含めた4人で食べようとしていた。

 

「もうデートじゃなくなってるし。」

万「まあ、琴里がいいならなんでもいいんじゃない。

それよりハンバーグこっちは目玉焼きのせないのね。」

 

万由里は、皿に盛り付けられたハンバーグを見ながら言った。

 

「ああ、俺はソースをかけて食べる方が好きだからな。」

万「このソースどうしたの?」

「自分で作ったけど。」

万「そ。

じゃあ、はやく食べましょ。」

「そうだな。」

 

2人は、そういうと食べだした。

 

万「何これ、美味し。」

 

万由里は、ハンバーグを一口食べると、少し驚いた顔をして言った。

 

「ありがと。

まあ、簡単に作っただけだが。」

万「こんなに美味しいの作れるのになんで普段は作らないの?」

「前に言わなかったっけ?

自分の為に作るのが面倒なだけだよ。」

万「まあ、男子にこんなの作られたら、女子の立つ瀬がないわね。」

「そうか?

士道は普通に弁当作っていくけど。」

万「あんたたちの周りの女子に同情するわ。」

 

そんな話をしながらも少しづつ食べていった。

料理を食べている途中に万由里のイヤリングの色が赤に変わったが、気にせずに食べた。

食べ終わった後は、昨日と同じように風呂に入り、上がった後、万由里と勝負をした。

勝負が終わった後は、寝室に行きいつものように同じベットで寝た。

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