GOD EATER~神々の黄昏~ 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
「サバイバルミッション……」
「聞いたことありませんよ?」
対アラガミ装甲車で移動中、今回の任務についてヤマトがユウとアリサに説明を行っていた
「サバイバルミッションとはアラガミを同部隊がアナグラに帰還せずに討伐する連続任務の事を言う。二人が知らないのは無理も無い、極東でもこの任務を受注できるのは本当に一握りだ。ツバキさんがこの任務の受注を禁止しているのもあるがな」
「どうして教官が?」
「このサバイバルミッションは通常任務よりもかなり危険度が高くなる。その理由は
アナグラに帰還せずに連続で任務をこなす、ユウとアリサはアナグラに帰還できないだけで危険度が高くなり、教官のツバキが禁止にする意味がわからないでいた
「アナグラに帰還できないってことは消費アイテムの補充、神機のメンテナンスができない。その上、コアなどの素材も持ち歩かないと行けない分、アラガミに狙われやすくなる」
「でも、お兄ちゃんがいるから神機のメンテナンスは問題ないんだよ!!」
この場で最年少のナナが元気良く、そう言うとヤマトがナナの頭を軽く撫でる
「俺はこう見えても技術者でな。少し前までは極東支部の技術部の部長でもあったんだ。メンテナンスから始め、強化なども出来る。その上、この対アラガミ装甲車で休息も取れるから今回のサバイバルミッションの許可が下りたんだ」
「まあ、今回のサバイバルミッションは形だけで三つのミッションを連続で熟すだけだけどね~」
対アラガミ装甲車を運転しているアナスターシャがヤマトの捕捉としてそんなことを言う
そう、今回の任務はヤマトが近場のミッションを三つ選んできた物であり本来のサバイバルミッションではなかった
「それと、今回のミッション中の戦闘には俺とナナ、アナスターシャは基本的に参加しない。ターゲット外のアラガミの作戦エリアへの侵入、お前達がピンチに陥ったときは勿論助けるから気軽に戦ってくれ…いいな?」
「「はい!!」」
ヤマトの言葉に力強く返事をするユウとアリサ、だが、ユウは兎も角アリサは復帰して直ぐ、今回のミッションであまり成長は出来ないだろうとヤマトは考えていた
「まず最初はアリサの感覚を取り戻すために軽めにオウガテイル20体の討伐だ」
「「いやいやいや、多過ぎ(ですよ)!?」」
アラガミの中で最も討伐回数が多い小型アラガミ〝オウガテイル〟
討伐回数が多いが、オウガテイルを複数体相手はベテランゴッドイーターでも喰われてしまう可能性がある、そんな相手をヤマトは20体の討伐をまだまだ新人の二人にやらせようとしていた
「お前達二人が実力を発揮出来ればこの位は簡単だと思うぞ?俺達3人も後ろにいるから心おきなく戦ってくれ」
「(鬼だ)」
「(お、鬼がいます)」
ユウとアリサは内心、ヤマトのことを鬼だと思ったが直ぐに切り替え嘆きの平原に降り立ち、オウガテイルを捉える
「アリサは後方から支援して!僕が前衛を務めるから!」
「り、了解です!」
ユウとアリサはオウガテイルとの戦闘に入るが、復帰してから初めての実戦のためかアリサの動きがぎこちなく、ユウが何度もフォローに入りなんとかオウガテイルを20体の討伐を二人で熟すことが出来た
「あの、す、すみませんでした」
戦闘終了後、対アラガミ装甲車で二人が休憩しているとアリサがユウに謝まった
「気にしないでアリサ。本調子じゃないからフォローに入るのは当然だよ」
「謝るのも大事だが、先の戦闘で思うことがあるなら同じことを繰り返さなようにしろ」
「はい……」
「それからユウ。お前は各形態への切り替えが遅すぎる。小型や中型なら問題ないだろうが、第一部隊は遊撃部隊だ、もう少ししたら接触禁種などを狩るようになる。今のままなら間違いなく死ぬぞ、各形態への切り替えをもっと速くできるようにしろ」
「…了解です」
先のミッションで上手く立ち回れなかったため元気があまりないアリサ、先の戦闘でのダメ出しを受けたユウ
先の戦闘で何もしなかった人が何を言っているのかと普通なら言っててしまうかもしれなかったが二人はヤマトの強さを知って戦い方を教わろうとしているのもあり何も言わなかった
「まあ、でも…オウガテイルに20匹狩りを新人脱け始めた二人がよく頑張りました」
ヤマトは先程の厳しい口調ではなく優しく二人に言いつつ頭を撫でる
「もう!子供扱いしないで下さい!」
「あ…すまない。つい癖でな」
頭を撫でられ子供扱いされて怒るアリサに謝るヤマト。
ユウの目には二人が兄妹のように見えた
「と、取り敢えず今日の任務はこれで終わりだ。神機のメンテは俺がやっておくから女性陣は先にシャワーでも浴びな」
「シャワーもあるのですか!?」
「ああ、後部の左側のドアの先に浴槽は作れなかったが少し広めにシャワールームと脱衣所を用意してある。アナスターシャとナナに頼まれてな。女性はその辺を気にするだろ?」
「ほらほら、アリサ行こ!」
「ち、ちょっと引っ張らないで下さい!」
アナスターシャに引っ張られ連れて行かれるアリサにユウは微笑んだ
続く