GOD EATER~神々の黄昏~   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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5年も待たせてしまい申し訳なかったです
これからたまに更新を再開します


ヴァジュラ

  

 

 

 ◇

 

「ヴァジュラですか‥‥」

 

 極東支部に第二の新型神機使いアリサ・イリーニチナ・アミエーラが来てから少したった頃、ヤマト達、第六部隊はツバキにエントランスロビーへと集まる指示を受け三人が集まると【鎮魂の廃寺でヴァジュラ討伐】を言い渡された

 

「そうだ。ここ最近ヴァジュラの出現が増えて、偵察部隊や新人に被害が出ていてな。先程も第一部隊のソーマ、サクヤ、コウタ、ユウの四人が贖罪の街に出現したヴァジュラを討伐に行かせたところだ」

 

 ツバキの話にヤマトは何か不安を覚えた‥‥‥それは贖罪の街に第一部隊を送った事なのかそれ以外なのかはヤマトはわからなかったが今日はよからぬ事が起こるとヤマトは感じていた

 

「わかりました‥‥準備ができ次第、出発します」

「ああ、よろしく頼むぞ」

 

 ツバキはそう言いエントランスロビーからエレベーターに乗り居なくなった

 

「ナナ、オーちゃん‥‥嫌な予感がする‥‥ミッション中、何時もよりも警戒を怠らないで」

「うん、わかってる。私もなんかわからないけど【フォトン】がザワついてるから良くないことが起きるかも知れない」

「うん、わかってるよ、お兄ちゃん。私も今朝からずっとチクチクしてるんだ」

 

 二人とも今朝から何かしらの異変を感じておりヤマトの言葉に軽く頷いた

 

 

 

鎮魂の廃寺

 

 

「‥‥いた」

 

 大量のコンゴウ種と戦ってから数週間しか経っていない鎮魂の廃寺にヤマト達、3人はミッションで再び訪れていた。

鎮魂の廃寺に来て直ぐにヤマト達は今ミッションのターゲットのヴァジュラを見つけていた

 

「オーちゃん、ここからナナキで狙撃できるか?」

「うん!任せて!全てを撃ちぬけ!戒剣(かいけん)ナナキ!!」

 

 オレーシャが名前を呼び新たな具現武装を具現した

紫の長生き銃身に黒と紫の四枚羽の銃がオレーシャの手元に具現した

 

「まずは、左前足!!」

 

 オレーシャが引き金を引くとオラクルが圧縮された弾丸がヴァジュラに向かって放たれた

 

[グギャッ!?]

 

 ヴァジュラは不意打ちで左前足を撃たれた事でバランスを崩して倒れ込んだ

 

「今!」

「了解!」

 

 ヤマトの合図でナナの身長の倍はある両刃斧、閻斧(えんぶ) ラビュリスを持ったナナと封印されるように大きな鞘に収まってる世果(よのはて)を持ったヤマトの二人がヴァジュラに急接近する

 

「ぶっ叩け!!」

「砕けちゃえ!」

 

[……グォォォォ…]

 

 倒れ込んでいるヴァジュラの正面から世果(よのはて)を振るうヤマトと閻斧(えんぶ) ラビュリスを振り下ろすナナ…パワーがあり過ぎた為にヴァジュラに当たると同時に地面がエグレ、大きめなクレーターを作り出してヴァジュラはなすすべも無く力尽きた

 

「ふぅ~。ヴァジュラは呆気なかったな」

「そうだね、お兄ちゃん」

「無事、任務完了だね」

 

 具現武装を解くヤマトとナナに同じく具現武装を解いたオレーシャが合流する

 

「私も折角ナナキの斬モードがあるから近接戦も出来るようになろうかなぁ~」

「いいんじゃないか?剣の扱いなら俺も少しなら教えてあげられるよ」

「嘘だ~。ヤトが少しなら誰も教えられないよ~。ヤトって元師範代なんだからさ」

 

 そう言うオレーシャにヤマトは何も言わずに俯いてしまう

 

「あっ、ごめん」

「いいさ、気にしないでくれ。もう何年も前のことだから」

 

 そう言って笑顔を見せるが、ヤマトの笑顔には感情が籠もっていなかった

 

「それじゃあ、帰ろ!私おなかすいたよ~」

「はは、ナナは食いしん坊だからな。」

「そうだね、それにここは寒いから早く帰りたいかな」

 

 話を変えようとナナはいつもの笑顔で2人に言うと、ヤマトは少し微笑み、ナナの頭をなでる

 

「そうだ、コアを採ってと」

 

 ヤマトの右手の機械が音を立て起動すると神機の捕食形態(プレデターフォーム)と酷似した口が機械から飛び出しヴァジュラを捕食した

 

「いつ見てもすごいよねぇ~、お兄ちゃんの発明品」

「ありがとう、ナナ。技術者として嬉しいよ。」

 

 捕食特化型神機〝アバドン〟、出現頻度が激レアで倒すとレアな素材を落とすと言われているアラガミ〝アバドン〟から由来されたそれは、高い偏食因子を持つ者しか扱えないため、現状、現役の神機使い、引退した神機使い、そしてヤマトくらいで、現在使っているのはヤマトだけであった

 

「こちらヤマト、ヴァジュラを討伐。帰投する」

『ヤマトさん!?ちょうど良いところに…あ、いえ…済みません』

 

 帰投するためにヒバリさんに連絡を入れると慌てているのか何かを隠しているのか驚かれた

 

「ヒバリさん。()()()()()?緊急事態だろ?」

『その…実は……え?はい。わかりました、ツバキさんに変わります』

『私だ…先程、第一部隊のソーマから連絡があり、贖罪の街にて別任務中のはずのリンドウとアリサと遭遇、その後二手に分かれて探索中にヴァジュラの新種と遭遇、教会内でリンドウとアリサが戦闘。戦闘中にアリサがバレットを誤って天井に撃ち込んでしまい、リンドウが孤立、救助を試みるもヴァジュラの新種と戦闘になり、リンドウの指示でセーフティーエリアまで撤退したとのことだ』

「そうですか………ツバキさん、()()()()()()()()()()()()ありませんか?」

『ッ………リンドウを…弟を頼む』

 

 いつもは冷静で物事を考えているツバキさん、そんな彼女が普段見せることのない、言葉を口にした

 

「勿論です、第六部隊は第一部隊隊長の雨宮リンドウの救助活動を始めます。」

『待って下さい!ヤマトさん達の位置からでは!』

「安心してくれ、ヒバリさん。方法ならある。」

 

 ヤマトはそう言うと通信を切り、ナナとオレーシャに振り返る

 

「2人とも話は聞いたと思うが……」

「うん!リンドウおじさんを助けに行こう!」

「既に座標はセットしてあるよ。戦闘も考えて、空中に設定してるから跳んでからは気を付けて」

「2人ともありがとう。それじゃあ……」

 

 3人はそれぞれの具現武装を掲げる

 

「六芒均衡、1呪神ヤマト」

「六芒均衡、3呪神ナナ!」

「六芒均衡、5オレー……ううん、4代目クラリスクレイス・アナスターシャ・レオンノヴァ!」

「「「六芒の輝きにかけて!アラガミを殲滅する!」」」

 

 3人の足下に六芒星が輝くと3人の姿が消えてしまった

 

 

 

 

 

 

続く

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