竜は、そんな彼女をもの悲しげに見つめている。
暗い闇の中アガメムノーンは、夢を見ていた。母アルティファーナと笑っている夢遊んでいる夢などを見ていた。そして突如と目の前が暗くなり突如として戦場にたっている夢を見た。
そして、アガメムノーンは、そこで目を覚ました。
その時アガメムノーンは、自分の頭の下に柔らかい感触を感じた。
アガメムノーン
『...柔らかい...気持ちいい...』
ディアン
『我の足は、そんなに気持ちよかったか。それは、良かった』
アガメムノーン
『...あ!!』
アガメムノーンが横になっていた場所はディアン・アレスの膝の上だった。そして、恥ずかしく起き上がろうとしたがディアンが頭を優しく抑え、頭を撫で始めた。
ディアン
『もう少し横になっていろアガメムノーン。傷は治したといえ体力までは、回復したわけではない。今立ったところでまたころび切り傷などを負うだけだ。お主の心情は、分かるが今は大人しく自分の身を体力を回復することを一としろ。それに、我はもう少しこのままでもいいからな』
アガメムノーン
『で、でも...それに知らない人とは...お母さんが』
ディアン
『それは、失敬な我は人間では、ない。先程...では、ないがお前と話していた竜だ。お前のところはちゃんとしてるんだな。』
アガメムノーン
『竜?...それにお姉さん...裸の...?』
と言い頭をディアンの方を見れるようにずらした。
アガメムノーン
『?...変わった服』
ディアン
『お姉さんとは、いい言葉だ。それに、あの時は...まぁ服はまだ着てなかったな。これは、昔に見たある国の服装だ。和服というらしい気にいってな。きやすいだ。それにお前の来ていた服もボロボロになっていたから紙袋に入っていた服に着替えさしておいたからな』
アガメムノーン
『え?...あっ ...いつのまに、白いワンピースだ . .. 』
ディアン
『はぁ ...お前は可愛いな食べてしまおうか』
アガメムノーン
『どういうこと?』
ディアン
『お前はまだ純粋だな。まぁ、深い意味は...なくは、ないから気にするな』
アガメムノーン
『?...あっ....空が青い』
谷底から微かに見える遥か高い空を見て言った。そしてふと疑問に浮かんだ事をアガメムノーンは、ディアンに聞いた。
アガメムノーン
『私ってどのくらい寝てたの?』
ディアン
『あっ?...あぁ...6日間だ。』
アガメムノーン
『えっ?...じゃあ...お母さんが』
そう言い無理に立ち上がり1歩足を出したが、力が上手く入らず転びそうになったがディアンが、アガメムノーンの手を引っ張り転ばずにすんだ。
ディアン
『やはり、立つのはまだ時間がいる』
アガメムノーン
『でも....でも、お母さんが...』
消え入りそうな声そこ顔には涙が浮かんでおりディアンにも、その必死さが伝わってくる。
ディアン
『はぁ...そうだな...。なら、しっかりと捕まれ』
アガメムノーン
『え?..あっ』
ディアンは、アガメムノーンの両手で抱き抱えた。
アガメムノーン
『あ、あの?』
ディアン
『お前を親の元に帰すんだ。少しの我慢だ。.....ふんっ!』
と突如としてディアンの背中に竜のような巨大な翼が生え、ゆっくりと上昇し始めた。
アガメムノーン
『キヤッ!!』
ディアン
『落ち着け...ゆっくりと行くしっかりと掴んでおくんだぞ』
とディアンは、アガメムノーンを抱きしめたままゆっくりと少しづつ少しづつ上昇して行き、崖の上へと到着した。
そこは、アガメムノーンが落ちた場所だった。辺りは自身でもあったかのよに酷い荒れようだった。
アガメムノーン
『....』
ディアン
『安心しろ、お前の周りの人間達は無事だ。お前が落ちてきた時には周りに誰もいなかった。』
アガメムノーン
『そっか....』
ディアン
『...(大人だな...)さぁ、早く家に帰れお前の住む村はすぐそこだ。』
とアガメムノーンの背中を優しく押した。
アガメムノーン
『...うん。お姉さんは、これからどうするの?』
ディアン
『我か?そうだな...(この匂いは...)そうだな、我は近くの小川にでも行くとするよ。じゃあなアガメムノーン』
と、言い小川がある方へと消えていった。
アガメムノーン
『...ありがとう』
と小さな声でつぶやくと村へと戻っていた。
アガメムノーン
『それで昨日帰ってきたの...。』
その話を聞き一番はじめにダフネが口を開いた。
ダフネ
『ディアン...今もその者は小川に居るのか?』
アガメムノーン
『え?...えっと..多分いると思うけど...会いに行くのおばあちゃん?』
ダフネ
『おば...』
セイリット
『また、言われてるし〜』
ダフネ
『お前の影響じゃろうが!』
と首元に一撃入れて立ち上がった。
セイリット
『うっ...私は..もうダメだ...ガク』
アガメムノーン
『?』
アルティファーナ
『...何処かに行くのですか?ダフネさん』
セイリット
『(無視か..この野郎め!)』
ダフネ
『少しの...』
『 ....その者に...聞きたいことがあるんじゃ...ではの』
と言い1人家を出ていった。
アガメムノーン
『おばあちゃん大丈夫かな?起きたばかりなのに』
セイリット
『大丈夫じゃないの〜...私に一撃入れる元気があるんだから問題ないよ!アン』
と机の上で手を組みながら笑って言った。
アルティファーナ
『セイリット、変なことを教えないで、貴女の馬鹿さ加減が移ったらどうするの?』
セイリット
『んっ!...へへ〜酷いな〜私のどこが___』
アルティファーナ
『全部?』
セイリット
『私まだ言ってる途中!さらに...全部って...』
『あー!決めた!!私もいじけるからー!!』
机に顔を伏せて大きな声で言い、アガメムノーンがセイリットに
アガメムノーン
『大丈夫?』
と言いセイリットは、顔を上げ
セイリット
『うん!元気でた!いや〜やっぱりアンは、癒される 〜母親とは、大違いだね〜』
と、アルティファーナをバカにするような目を向けて挑発するかのように言い
アルティファーナ
『...セイリット 』
と、間を開けて笑いながらセイリットの事を見つめた。
セイリット
『(あっ...やばい...)冗談よ冗談よ...(怖い怖い... )』
アルティファーナ
『も〜...はぁ 』
3人は、和気あいあいとアガメムノーンがいなかった数日間を埋めるかのように笑いながらもアガメムノーンを心配するように話していた。
その頃ダフネは、あの小川の場所にいた。
辺りを見回してディアンの事を探していた。
ダフネ
『...もうおらぬか... 』
『それは、我の事か?人間よ』
ため息をついていた。ダフネに呼びかける声が上の方から聞こえ、声のした方を見るとそこには巨木に腰をかけ足を組みダフネの事を見下すように見ているディアンがいた。
ダフネ
『お主が...ディアン・アレス...』
ディアン
『いかにも...。我の事を知っているという事は、アガメムノーンから我の話を聞いたんだな...。』
『まぁ、どうでもいい事だ。...帰れ私は今鉄などないありのままの風を浴びているんだ...。』
ダフネという人間に興味がなく。視線を空に移し適当に言い放ち話を終わらせようとしたが、ダフネは下がる事はしなかった。
ダフネ
『...儂はお主に聞きたいことがあってきたんじゃ...』
ディアン
『...』
ダフネ
『お主は何故...あの街を半壊させたんじゃ...』
と言う言葉にディアンは、一度視線だけをダフネに移し目を閉じて言った。
ディアン
『我は風にあたっていると言ったろ...静かにしといてくれないか?我は、アガメムノーン以外の人間と親しくするつもりは微塵もない。』
ダフネ
『......』
下を見て何も言わないダフネ見て、溜息をつきめんどくさいにダフネに語りかけた。
ディアン
『...まぁ、そうだな確かに我だ。色々と理由はあるがそれは、話さぬ。それに、我もお前に聞きたいことが一つある』
ダフネ
『...なんじゃ?』
ディアン
『お前らはなんだ?』
その問に、答えようとしたがディアンが向ける視線...目を見て自分の中に答えを見いだせなく何も言えず
ダフネ
『どういう意味じゃ...』
と相手を睨むように質問を質問で返す事しか出来なかった。
ディアン
『言葉通りの意味さ、お前らは何者で何故地を汚す?奪う?あらかじめ言っておくがそれが人間だの現実だの、意味を持たぬ空っぽの言葉を聞くつもりは無い...』
『そんなお前らにちゃんとした理由は、あるのか? 平穏に暮らし続ける者からくだらぬ理由で奪い...。奪われた者がちゃんと納得するような意味のある言葉をお前らは、持っているのか?』
その問に言葉が出ずに...何も言えなかった。人間同士の会話なら人間同士の考えをぶつけ合うことは出来た。
だが、ダフネはそれがどのような事なのか?目の前にいる人間以外の生物の言葉を聞き何か自分の背中に重くのしかかるのような感覚に襲われ。何も言葉が出なかった。
ディアン
『...やはり答えなど持っていないのか。...程度の低さとはこの事だなそれが、お前らの言う普通というやつか...呆れる』
そう言うと立ち上がりほかの木々に飛び移りダフネの前から姿を消した。
ディアンの問いかけに何も答えられなかった自分に、半ば失望に近い感情に湧いており、アガメムノーンの家に向かった。
家の前につき中から聞こえるアガメムノーンの達の楽しげに聞こえる会話に口元が緩み自分の感情を抑えるのに少しばかり時間をとり、ドアノブをとりノックをして家の中に入った。
ダフネ
『お〜何やら楽しそうな話をしておる....の....なっ』
そこには、アルティファーナ達と一緒にディアンが椅子に座り話している姿が目に入った。
ダフネが入ってきたことに気がつきディアンは、視線をダフネに向けた。
ディアン
『先程の人間では、ないか。なにをそんなに驚いている?』
ダフネ
『...何故ここにいるんじゃ』
ディアン
『なに、アガメムノーンの様子を見に来ただけだ。約5日だったか...まぁいい、短い間アガメムノーンの世話をしていたんだ。』
『人間とは言え、まだ影響を受けていない純粋な心を持っている。愛着にも似た感情が湧いてな。な〜』
笑いながら隣の席に座っているアガメムノーンの頭を撫でてダフネに手招きをした。
ディアン
『ほら、お前も席に座れ。立っていると疲れるだろ。』
アルティファーナ
『そうですよ。体にもさわります。ぜひ』
ダフネ
『あっ...あぁそうじゃな』
少し複雑な感情を湧きそれを抑えつつディアンの向かい側の席に腰をかけ。
その表情を右隣にいるセイリットが疑問に思い声をかけた。
セイリット
『どうしたの?なんか険しい表情してるけど?』
『先程...って言ってたけどもしかしてその時になにか言われた?』
ダフネ
『そうじゃな...(意味か...)いや、特に何も無かった気にするではない。ただまだつかれているだけじゃ...色々と精神面含めての...』
『アルティファーナ図々しいのは、承知でもう1日とめさてるくれるかの?』
アルティファーナ
『えぇいいですよ。ごゆっくりとしていってください。』
ダフネ
『ありがとう...。では、儂は少し眠る...そろそろ限界での』
席から立ち上がり自分が寝ていた部屋に...ディアンから逃げるように入っていった。
アガメムノーン
『おばあちゃん大丈夫かな?』
セイリット
『いいか?アガメムノーン歳をとるとなあんな感じに人肌恋しくなるもんなんだよ〜今のうちに自分のお母さんに強く抱きついとけ〜特に...ね』
と視線をアルティファーナの胸に向けにやけて言った。
そしてアルティファーナは、立ち上がりセイリットの後ろなたった。
セイリット
『え〜...と...何故に私の後ろに...?』
アルティファーナ
『フフフ♪』
セイリット
『は...ははは 』
笑いながらセイリットの首元に手を当てた。
その時セイリットは
セイリット
『あ...』
と机に倒れ、アルティファーナは、元の席に戻った。
セイリット
『それは...きつい... 』
アルティファーナ
『因果応報自業自得よ。この娘の前で...言葉は選びなさい』
セイリット
『は...〜い...』
ディアン
『お前達はいつもこんな感じなのか?』
アガメムノーン
『うんッ!!いつも楽しくて本当に楽しいよ!!』
ディアン
『...そうか』
外で烏の鳴き声などが響き渡った。それは、辺りが暗くなるつまり夜になる合図のようなものだった。
アガメムノーン
『お母さんお母さん、ご飯一緒に作ろう♪』
アルティファーナ
『そうね。』
『ディアンさんは、どうしますか?』
ディアン
『我か?...では、お言葉に甘えるとするか』
セイリット
『じゃあ、私も〜っと』
アルティファーナ
『はぁ...ん〜...まぁ今日はいいわよ待っててね』
『じゃあ、作るわよアン』
アガメムノーン
『は〜い♪』
そしてそれから、二人の作った手料理を2人にご馳走し、四人で食事をすました。その頃外は辺り一帯が薄暗い月明かりに照らされていた。
セイリット
『あ〜...外暗いな〜明日も早い...いや、休みか。って事でアルティ私も今日泊まってっていい?なんかもく動きたくな〜い』
アルティファーナ
『もう...まったく...いいわよ。』
『ディアンさんもどうですか?アンも喜びますよ。』
セイリット
『...(私は二の次か )』
ディアン
『ふむ...アガメムノーン泊まってもいいか?』
アガメムノーン
『うんっ♪』
ディアン
『そうか...。では、泊めさせてもらうよアルティファーナと言ったな』
『今日は、よろしく頼む』
アルティファーナ
『はい。...セイリット私の部屋から出ない約束ならいいわよ泊まっても』
セイリット
『ほほう?つまりは___』
アルティファーナ
『それ以上先言ったら...帰ってもらうわよ』
アガメムノーン
『?』
セイリット
『じょ...冗談だよ 』
『ディアンさん今日1日宜しくお願いします!』
ディアン
『おっ?おお』
それから4人はアルティファーナが用意したお風呂などに入り、それか、時間が経ち辺りは更にいっそう暗くなり、アルティファーナ、アガメムノーン、セイリットが同じ部屋でディアンは、違う部屋で1人眠りについた。
『ガチャッ』
と夜遅く玄関が開く音がし、セイリットが目を覚ました。
セイリット
『こんな時間に?』
寝ているアルティファーナとアガメムノーンを起こさないように物音を起こさないように部屋の扉を開けて、ゆっくりと閉めた。
そして、玄関に向かい歩き扉を開けて外を覗いた。
そこには、白い翼白い角をはやし月明かりが当たり神秘的な雰囲気を出している。ディアンが月のみ上げていた。
セイリット
『...本当に』
ディアン
『あぁ、我は竜だ。』
そう言いセイリットの方に振り返りった。
セイリット
『ディアン...さんは...その...何者なんですか?』
ディアンの白い瞳を真っ直ぐ見て言った。その時のセイリットは、何を言っていいのか?とディアンに対して何も言葉が浮かばなかった。その時に不意に出た言葉が今の言葉だった。
ディアン
『我か...』
セイリット
『なんかごめんなさい... えっと...無理には____』
ディアン
『罪深き1匹の竜だ...。セイリット・リスティアンよ』
セイリット
『えっ...なん___』
突如強風が吹き目を開けることが出来なかった。そして、次に目を開けた時にはディアンの姿はどこにも無かった。
セイリット
『どうして...私の....』