とりあえず、紅茶でのお茶漬けをしようとしていたパチュリーさんを落ち着けて、俺はノートパソコンを開いた。
「煉がいない間にやってみようかしら……」
さっきからパチュリーさんは俺に聞こえるか聞こえないかの境目の声の大きさでそう、ぶつぶつと言っていた。
米には合いませんってパチュリーさん。無糖ならまだしも。
パチュリーさんは、俺がノートパソコンを開いた時には既に横にいた。瞬間移動のように速かった。
パチュリーさんは現代の技術に興味があるそうです。
「のーとぱそこんよね?今から何をしようというのかしら?」
その時のパチュリーさんの顔は少し怒り気味だった。
もう少し相手してよ。とでも言いたげだ。
「晩ご飯をどうしようかと考えていたのですよ。パチュリーさんは何か食べたいものはありますか?」
「紅茶漬けご飯」
「却下で」
なぜそこまで推すんですか……。
むー、と頰を膨らませて、俺の背後へと消えて行った。
「いや、本当に何するか……」
そう呟いた時、左肩に何かが乗る感覚があった。
見ると、黒光りするような昆虫、通称・Gなどではなく、パチュリーさんだった。はい、失礼なことを考えてましたすみません。
顔が近い。パチュリーさんの顔が文字通り、目と鼻の先にあった。
童貞にはかなり辛い状況です。
「どうしても、ダメ?」
パチュリーさんは少しだけ目を潤ませて、俺の肩の上で顔を傾けた。
駄目、と言いたいのだが、こんなことをされては断りにくい。
あと、断ったら自分の中でのパチュリーさん好きの精神が死んでしまうような気がする。
「……分かりました。けど、俺も食べるのは今日だけですよ?」
「良いわよ。煉と一緒に食べるのは、私にはあまり関係ないことだし」
手の平の返すスピードが速い。
そういうところもひっくるめて、パチュリーさんのことは好きだ。
パチュリーさんの魅力は今後も全力で伝えていく予定だ。
「どうしてこんなにパチュリーさんは可愛いんだ……」
「な、何言ってるの?!」
その反応を楽しみにしてました。
パチュリーさんは可愛いと言われることに慣れていないらしい。
それは俺にとっては喜ばしいことだ。
このように、顔を紅く染めて、俯いて照れている顔を隠そうと必死なパチュリーさんを見ることが出来ているのだから。
「大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫なわけないわよ!」
ツンデレ頂きました。
「だいたい!私のことをか、可愛いって言うって相当頭ヤられてるわよ?!」
パチュリーさんのキャラは崩壊真っ只中でございます。
ツンデレ系のパチュリーさんもこれまた良い。
時間を見てみると、そろそろ午後6時を短針が示そうとしていた。
キャラ崩壊タグは不可避ですね。