パチュリーさんは現代の家で居候しています。   作:閏 冬月

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10話 パチュリーさんは多数の属性を持っていそうです。

とりあえず、紅茶でのお茶漬けをしようとしていたパチュリーさんを落ち着けて、俺はノートパソコンを開いた。

 

「煉がいない間にやってみようかしら……」

 

さっきからパチュリーさんは俺に聞こえるか聞こえないかの境目の声の大きさでそう、ぶつぶつと言っていた。

米には合いませんってパチュリーさん。無糖ならまだしも。

パチュリーさんは、俺がノートパソコンを開いた時には既に横にいた。瞬間移動のように速かった。

パチュリーさんは現代の技術に興味があるそうです。

 

「のーとぱそこんよね?今から何をしようというのかしら?」

 

その時のパチュリーさんの顔は少し怒り気味だった。

もう少し相手してよ。とでも言いたげだ。

 

「晩ご飯をどうしようかと考えていたのですよ。パチュリーさんは何か食べたいものはありますか?」

「紅茶漬けご飯」

「却下で」

 

なぜそこまで推すんですか……。

むー、と頰を膨らませて、俺の背後へと消えて行った。

 

「いや、本当に何するか……」

 

そう呟いた時、左肩に何かが乗る感覚があった。

見ると、黒光りするような昆虫、通称・Gなどではなく、パチュリーさんだった。はい、失礼なことを考えてましたすみません。

 

顔が近い。パチュリーさんの顔が文字通り、目と鼻の先にあった。

童貞にはかなり辛い状況です。

 

「どうしても、ダメ?」

 

パチュリーさんは少しだけ目を潤ませて、俺の肩の上で顔を傾けた。

駄目、と言いたいのだが、こんなことをされては断りにくい。

あと、断ったら自分の中でのパチュリーさん好きの精神が死んでしまうような気がする。

 

「……分かりました。けど、俺も食べるのは今日だけですよ?」

「良いわよ。煉と一緒に食べるのは、私にはあまり関係ないことだし」

 

手の平の返すスピードが速い。

そういうところもひっくるめて、パチュリーさんのことは好きだ。

パチュリーさんの魅力は今後も全力で伝えていく予定だ。

 

「どうしてこんなにパチュリーさんは可愛いんだ……」

「な、何言ってるの?!」

 

その反応を楽しみにしてました。

パチュリーさんは可愛いと言われることに慣れていないらしい。

それは俺にとっては喜ばしいことだ。

このように、顔を紅く染めて、俯いて照れている顔を隠そうと必死なパチュリーさんを見ることが出来ているのだから。

 

「大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫なわけないわよ!」

 

ツンデレ頂きました。

 

「だいたい!私のことをか、可愛いって言うって相当頭ヤられてるわよ?!」

 

パチュリーさんのキャラは崩壊真っ只中でございます。

ツンデレ系のパチュリーさんもこれまた良い。

 

時間を見てみると、そろそろ午後6時を短針が示そうとしていた。




キャラ崩壊タグは不可避ですね。
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