とことん真面目に知波単学園   作:玉ねぎ島

39 / 41
小説内における時系列を。

7月中旬:隊長が辻→西に交代
8月中旬:この小説の始まり&大洗での親善試合
8月下旬:大洗女子学園と大学選抜との試合
9月下旬:大洗女子学園との練習試合(4話)
11月初旬:大洗女子学園との再戦(20、21話)
11月下旬:新戦車導入(24話)
12月上旬:サンダースとの練習試合(30~32話)
年末年始:銚子でアンツィオとコラボイベント(35話)
1月上旬:アンツィオとの練習試合(36~37話)
1月中旬 ←←今ここ


39.波紋(与えた影響)

「え?・・・今なんと?」

 

「ん~~、だから、他の高校に今回の話持ちかけたら、プラウダ、アンツィオ、聖グロ、黒森峰ともみんな乗り気なんだよねぃ。継続ちゃんは ”今は冬。戦車を動かす時期じゃない” って言ってたけど。言ってみたら、ひまわり中隊&たんぽぽ中隊vsあさがお中隊ってとこかな。あんた達も大変だねぃ」

 

西の電話の相手は、大洗女子学園の角谷杏。知波単学園&サンダース大付属vs大洗女子学園&(X)高校の話をして2日後の返答がこれである。アリサもかなりの策士だと思っていたが、文科省と渡り合った角谷と比べれば立っている土俵が違うということかもしれない。

 

「は~~・・・ それは絶望でしかないですね・・・」

 

さすがの西もこれを聞かされた後では言葉が出ない。

しかし、しばらくの沈黙の後に続いた角谷の言葉が状況を変える。

 

「いやー、プラウダ達が参加したいってのはホントだけど、ひまわり&たんぽぽvsあさがおってのはちょっと違うかな。アタシも大学選抜との試合に来てくれたみんなには何かを残したいと思ってたから。お礼とかとは別にね。そしたら西さんがサンダースを連れて試合をしたいと言ってきた。だったらこの機会を利用させてもらってみんな呼ぼうかと思ってね。みんな集まってガヤガヤ言いながら試合して、その後温泉入って、美味しいもの食べられたら楽しいだろうなと」

 

「あたしにとっては知波単も廃校を救ってくれた恩人だから・・・出来れば傷つけたくない・・・」

 

「・・・」

 

「ほほう・・・」

角谷の言葉が癇に障ったのか、西は挑戦的な口調で答える。

 

「つまり、優勝校である大洗と負け続けの弱小知波単と試合をしても結果は見えている。実際にここ2試合の練習試合ではこてんぱんにやっつけている。これ以上傷つけるのはかわいそうだから、それなら敵味方関係なくワイワイガヤガヤと試合をした方がいいということですな」

 

「いや、そういうつもりじゃなくて・・・」

 

「フフフ・・・ あなた方は本来なら今年の3月、いや昨年の8月末で廃校の予定のはずだった。それもやったことのない戦車道をいきなり始めて、 ”優勝して学校を存続させるぞ!” とかいうドンキホーテを演じた上でね。しかし奇跡的に優勝して、さらにその後の8対30とかいう絶望的な戦いにおいても、他校が味方に駆けつけてこれまた奇跡的に勝利した。我が知波単もささやかながらその奇跡の演出に貢献したつもりだったのですがね。本来なら今頃は廃校となって消えていたあなた方にそのような憐れみを受けるとは思いもよらなかったですな」

 

「ごめん・・・決してそんなつもりじゃなかったけど・・・そういうふうに取られても仕方ない言い方してたよね・・・」

 

「いいえ、それが角谷殿の本心ではないことは私も分かっておりますが、ちょっと言いたくなっただけです。こちらこそ言葉が過ぎてしまい誠に申し訳ございませんでした」

 

「うん・・・でも知波単が我々の恩人だと心から思っているのは分かってほしいんだ」

 

「角谷殿。我々はあなた方大洗のような奇跡を起こせるほどの力はないですし、そういう運命でもないでしょう。しかしあなた自身が廃校の危機にも諦めずに立ち向かったように・・・我々もこれから先の困難に精一杯抗っていこうと思っています。戦った結果、たとえ完膚なきまで負かされようとも、その方が我々の道は先へと繋がるのです。我々への配慮はそれはそれで嬉しいのですが、そうした我々の気持ちも汲み取って下さい」

 

「分かった。そしたら真剣勝負だからこそ、お互いの戦力の均衡を図りたい。知波単&サンダースは何輌で来るつもり?」

 

「そうですね。大洗さんがどこと連合を組むかで変わってくるとは思っていたのですが、知波単10輌+サンダース5~10輌だとは想定していました」

 

「そうだね。うちは8輌だから他校も足して15輌をメドに編成しようかと思う。編成の結果はまた連絡するから任せてもらっていいかな? あと生徒会ももう2年生に引き継いでるんだ。編成は私がやるにしても、返答も含めて今後の窓口は会長やってる五十鈴さん、Ⅳ号の砲手の子にやってもらうから」

 

「はい! 着物の似合いそうなあのお方ですな」

 

「うん。ところで・・・真剣勝負といえば、やはり負けたチームは罰ゲームだよね! 何にするかも五十鈴ちゃんに任せるけど・・・ 知らないよぉ~。あの子たまに突拍子もなく斜め上のこと言い出すから。白褌で踊ってもらうぐらいのことは覚悟しといた方がいいかもねぃ」

 

「・・・」

 

どうやら角谷もいつもの様子に戻ったようである。編成の結果は3日後をメドに五十鈴華から連絡するとのことで、西-角谷の話し合いは終了した。

 

~~~~~~~~

 

「・・・ということがありまして」

 

西はさっそく角谷との話についてアリサに報告をしていた。

 

「ふーん・・・ 大洗がそう来るなら、うちはカールを3台くらい引っ張ってこようかと思っていたけど・・・」

 

策士としての土俵が違うという西の感想はある意味で正解だったようである。

 

「それより・・・ 白褌で踊るって何よ!? アタシはそんなの絶対嫌だからね!! う~~・・・あの反省会の時の苦い記憶がよみがえる・・・」

 

電話越しでも身震いして震えるようなアリサのおそれが西にも伝わったが・・・ただ、それであればなおのことアリサに何が起きたのかを聞きたくなる。

 

「うちも反省会では上級生の命令は絶対ですので、いろいろと恥ずかしい思いはしましたが・・・ アリサ殿はちなみにどういう目に遭われたので?」

 

「忘れもしないわ、あの大洗に負けた時の反省会。ミーティングの後、私はあんな格好で・・・って何言わせるのよ!!」

 

「ハッハー! まあ勝てるようにお互い頑張りましょう! アリサ殿のふんどし姿を見たい気持ちもありますが」

 

「アンタ、ホントに言うようになったわね・・・で、知波単の編成はどうするつもり?」

 

「大洗は15輌をメドにと言っていましたので、突撃隊の4輌と私の一式、あとは四式、九十五式、チハドーザー2輌、あとはチハ新砲塔を1輌の計10輌で考えています。残り5輌ほどをサンダースにお任せしたいと」

 

「そうね。それでいいと思うわ。うちはアタシとナオミと・・・あとケイも参加するって! 大洗がどう来るかは分からないけど、これで勝つ確率はだいぶ上がったわよ!」

 

「これは心強い! まさに日米安保条約ですな」

 

「その喩えよく分からないし、で、うちは別にアメリカじゃないし! まあ大洗側の編成が分かれば教えてちょうだい。ひとまずうちはファイアフライと残りはシャーマン4輌で考えとく」

 

「かしこまりました。宜しくお願いします」

 

「あと・・・詳細が決まればうちとアンタ達とで合宿しない? 大洗戦に備えてやるべきことはやっておきたいと思ってる」

 

「願ってもない話です。時間と場所をどうするかはありますが、我々としては断る理由はありません」

 

おそらく大洗は戦車道の猛者が集まるにしても混合チーム。知波単-サンダース連合軍も混合チームといえど、ここのところの繋がりは密で組むべくして組んだという流れのようなものもある。つけ込むとすれば相手の足並みが揃わないところを、もしくは迷いが生じたところを一枚岩で一気に突き崩すことではないかとの思いが、西にもアリサにもあった。

 

~~~~~~~~

 

「・・・ということがあってだねぃ・・・」

 

話を終えた角谷も、西と同じように隊長の西住みほ、生徒会長の五十鈴華はじめあんこうチームの面々に報告を行っていた。

 

「なんか西さんにスパッと切りこまれた感じだね・・・以前の知波単ではないというのはいろんなところから聞こえてはいたけど、ちょっとびっくりしたよ」

 

角谷の ”やれやれ・・・まいったね・・・” という様子は、もしかしたら西にやり込まれたというだけの原因ではないかもしれない。

 

角谷にとっては、戦車道は廃校を阻止するために他の選択肢が思い浮かばずに止む無く始めた・・・それゆえに負ければ廃校の刃を常に突き付けられた、そしてその重圧を西住みほをはじめ他の履修者にも背負わせた負い目がある。奇跡的に全国大会、その後の大学選抜との試合にも勝利出来たものの、敗戦していたならば大洗女子学園が廃校になっていただけではなく、深い傷と重たい十字架を大洗の戦車道履修者、そして駆け付けた他校の戦車乗りにも負わせていたはずである。そうしたリスクを背負いながら駆けつけてくれた知波単を傷つけたくないという角谷の言葉は間違いなく本心だろう。

 

角谷自身にとっても戦車道は・・・大洗女子学園に入学するまでの関わりは知り得ないが、少なくとも過去に1度は自身を裏切った存在でもある。

優勝により廃校を回避した・・・はずであった後に大洗で行われた親善試合。その後に告げられた廃校宣告の絶望感と喪失感・・・それを戦車道履修者に伝えた時の無力感と堪えられない申し訳なさ・・・あの時ほど自分の運命を呪ったことはない。そこに大きく関わった戦車道。

 

ただ、結果的に角谷を救ったのも戦車道であっただろう。勝利により直接的に廃校を回避できたという他にも・・・大学選抜との試合の前夜にみほが自分に言った言葉。 ”みんながいますから・・・” これがどれだけ角谷の心を救ったか。戦車道で得た仲間が角谷の心の拠り所であり、支えるものであろうことは間違いない。

 

「いやー! もうこれだけの高校が集まって試合が出来るなんて楽しみで仕方がないです!」

 

そんな角谷の様子を知ってか知らずか、秋山優香里の無邪気な声で場の雰囲気は一気に明るくなった。

 

「それで、それで! 他の高校はどんな戦車が来るんですか!?」

 

「なるべく相手さんと戦力を均衡させたいとは思ってるからね。というより、うちじゃなくて知波単に加わりたいという人も出てきた」

 

「おお! それではまさにオールスター戦ではありませんか! くぅ~~、楽しみですね、西住殿!」

 

「うん・・・会長、黒森峰はどうなんですか?」

 

「向こうに行きたいとは聞いてないから、うちだと思うんだけどね。でも意外だったね。逸見ちゃんだっけ? 西住ちゃんとは浅からぬ縁がありそうだし、これまでの感じからしたら乗ってこないかなと思ってたけど、即答だったよ。まほしゃんに確認しなくていいの?って聞いたら ”確認するまでもありません” と言ってきた。あの子なりに危機感を感じてるのかもしれないね」

 

それを聞いた西住みほが嬉しいような安堵したような、それでいて困惑したような微妙な表情を浮かべる。

 

「向こうにつくと言ってるのは、まずアンツィオ。チョビ子が ”お前らには借りがあるからな。どっちにつくと言われたら知波単だ” と言ってた。あとはプラウダのKV2。ノンナさんはサンダースのファイアフライと戦いたいからってこっちにつくけど、KV2のメンバーにいろいろ経験させたいからあの子達だけで知波単につかせるって。戦力の均衡という点でも配慮してくれた感じ」

 

「逆に是非うちでと言ってるのが聖グロ。 ”ペコにはいろいろ勉強をしてもらわないといけないの” って言ってた」

 

「それだけいろんな高校の思惑があって均衡化というのも・・・なかなか大変ですね」

 

生徒会長になったからには、これまでのように自分のペースを守っておればよいというわけにも、また言いたくないことも言わないといけない場面が出てくるというのも覚悟はしているが・・・改めてまとめ役・折衝役としての難しさを五十鈴華は実感したようである。

 

「まあ考えないといけないことは多いけど、お互いさまというところも多いからね。意外となんとかなったりしたりするから、そんなに気にしなくても五十鈴ちゃんなら大丈夫だと思うよ」

 

「それよりもさっきも言ったけど・・・黒森峰もこれまでとはちょっと違う感じだね。戦力の均衡を図るなら黒森峰にお願いするしかないと思ったけど・・・それを言ったら ”分かりました。我々はⅢ号戦車3輌でお願いします” とこれも即答だった。全国大会でうちに負けてだいぶ非難も受けたみたいだし、その上西住ちゃんのお姉ちゃんも抜けたから・・・なんにせよ、ただ参加するってだけの感じじゃないみたいだよ、あの子達も。それこそ ”撃てば必中、守りは堅く・・・” で押し進む西住流とは違う、いいものは何でも取り入れる、手段は問わず何をしてでも勝つ、みたいながむしゃらさを感じた」

 

「エリカさん・・・」

 

常勝無敗の黒森峰で2年連続で全国制覇を逃す、しかも質・量とも圧倒していたはずの大洗に敗退して・・・それがどういうことかは当然みほは知っている。姉の西住まほは何の言い訳もせず執拗な批判を一身に浴び続けたであろう。それをそばで見ているエリカも辛かったであろうし、良いも悪いも一身に受け、大黒柱であり象徴であった西住まほが抜けた後の黒森峰を自分が引き継ぐ・・・本来ならばそれはみほの役割であったが、自分が大洗に来たことでエリカが引き継ぐことに・・・どうしようもないことは理解しつつも、自分の思い一つで大洗に来た結果、まほやエリカが苦しみ、そしてエリカの力になれないどころか敵としてはだかることについて、みほは心苦しさを感じずにはいられなかった。

 

「まあ・・・いろんなことがお互いさまだよ」

 

そんな様子を気付いてか、角谷は立ち上がってみほのところに近づき、肩を叩きながら言った。

 

「改めてメンバーを整理しておくと・・・アンツィオとKV2が加わることは西さんも反対はしないと思うけど・・・ だいたいこんな感じかな?」

 

~~~~~~~~

 

<大洗女子学園>

 

Ⅳ号(D型改)75mm 38km/h

ヘッツァー 75mm 42km/h

ポルシェティーガー 88mm 35km/h

B1bis   75mm 27.6km/h

Ⅲ突    75mm 40km/h

三式中戦車 75mm 38.8km/h

M3リー   75mm 42km/h

八九式   57mm 25km/h

 

(黒森峰)

 

Ⅲ号(J)  50mm 40km/h

×3(逸見、赤星、直下)

 

(聖グロ)

 

チャーチル 75mm 20.12km/h (ダージリン)

マチルダⅡ 2ポンド 24.1km/h (ルクリリ)

クルセイダー 6ポンド 44.26km/h (ローズヒップ)

 

(プラウダ)

 

T34/85 85mm 55km/h (ノンナ)

 

 

<知波単学園>

 

四式  75mm 45km/h

一式  47mm 44km/h

×2

チハ新 47mm 38km/h

×4

チハドーザー 57mm 38km/h

×2

九五式 37mm 40km/h

 

(サンダース)

 

ファイアフライ 17ポンド 42km/h (ナオミ)

M4シャーマン  76mm 39km/h  (アリサ)

M4シャーマン  75mm 39km/h

×3(ケイ他)

 

(アンツィオ)

 

CV33   8mm 42km/h

×2(アンチョビ、ぺパロニ)

セモヴェンテ 75mm 35km/h (カルパッチョ)

 

(プラウダ)

 

KV2    152mm 34km/h (ニーナ) 

 

~~~~~~~~

 

「戦力的にはうちが有利なんでしょうが・・・ただ相手はいかにも多士済々という感じですね」

 

「そだね。西住ちゃん的には、相手チームの方が作戦の立てがいがあるんじゃない?」

 

「いえ、私にはみんながいますし、どこにいても私は私ですから」

 

みほには先ほどのような心の動揺はうかがえず、逆に多士済々なメンバーを相手にすることに戦車乗りとして火がついたようでもある。

 

「突撃どころか単独チームでの勝利を捨ててまでうちに挑んでくる知波単、そんな知波単に連合を仕掛けてうちと戦おうとするサンダース、これまでの西住流と違う戦い方を模索している黒森峰、他プラウダや聖グロも後に何かを残そうと必死になってる。どの高校もうちが知っているそれじゃないのは覚悟しておいた方がいい」

 

「冷泉ちゃんの言う通りだね。でも大洗も以前とは違うし、また他校が変わったのにいちいち反応して受け止める必要もない。大洗はあくまで大洗だ。うちがやれることをやってくしかないよ」

 

角谷はそう言いながらも、大洗が投じた波紋の大きさを感じずにはいられなかった。

 

先に書いたように、角谷にとっての戦車道は必ずしも心躍る楽しいものではない。確かに何もしなければそのまま廃校・・・ではあったが、廃校宣告までに自分が出来たこと、宣告後にそれを回避するために出来たことは戦車道で優勝するという以外にもあったかもしれない。

 

しかし、結果としてその責任を戦車道履修者に負わせてしまった。一度ならず二度までも。そして他校の生徒にまで・・・戦車道で勝利の道を選択したことで結果的に廃校は回避出来たものの、その結果一つで角谷の罪の意識が消えるものでもない。

また優勝への過程においても、軍神と称される西住みほをいわばジョーカーのように引き当て、それを前面に押し出しての勝利。他校からすれば反則技のようでもあり、それまで他校も含め脈々と戦車道で受け継がれたものを自分達の都合で傷つけたのではないかとの思いも角谷にはあった。

 

ただ大洗が優勝したことで、大洗女子学園の存続だけでなく、他校の戦車道にも影響を与えることになったのは間違いない。いわば他校が変わろうと必死にもがく姿は、数ヶ月前まで廃校の重圧を背負わされながらも挑み続けた角谷の姿だ。酷評され続ける知波単を変えようとする西のことも、大黒柱なき黒森峰を支えんとするエリカのことも、今一度名門としての存在感を取り戻さんとするアリサのことも手に取るように分かる。また次代にこれまで培ったもの、逆に変革の芽を残さんとするダージリンやアンチョビやノンナのことも。

 

そう考えれば・・・ ”手心を加えてくれるな” と怒りを示した西の気持ちもよく分かる。自分も廃校宣告を受けた後に ”せめて思い出作りにこれをあげますよ” と言われても叩きつけて返したところであろう。

角谷は心の中で改めて西に謝るとともに、他校が変わろうとするきっかけになったのなら・・・自分が戦車道を選択して、結果幸運にも優勝出来たことは、決して悪いことだけではなかったんだろうなと思い直した。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。