フレームアームズ・ガール エブリ・デイズ   作:羽羊紅葉

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大半の方には初めまして
他の作品から作者名で目を通してくださってる方にはありがとうございます
問題作品だらけの作者、黒霞桜火です
どうぞよろしくお願いします

他の作品でも書かれていますが、初めての方に向けて、
●『面白くない』『つまらない』等のアンチ発言は書き込まないでください。代わりに評価零でお願いします
●『ここはこうした方がいい』等の意見は是非ともお願いします。次の話からその点を直していくつもりです

この二点を守って見ていただければ嬉しいです


轟雷との日

4月、それは始まりの季節と言うものが多いだろう。

入学や就職等、3月末から4月にかけてのものが大半だろう。

それはこの僕、紅狼(くろう)も例外ではないだろう。

この度、僕は大学生となった。

実家から少々離れた場所になるため、先日荷物をまとめて一人暮らしとなるのだ。

近くに知り合いや幼なじみ等はいるし、同じ学科なのでよく顔を会わせるが、この部屋は一人っきりである。

あくまで『人間』は、だが。

その月末、少々学校に慣れてきたつもりになってくる頃、

「ただいま~」

「お帰りなさい、マスター」

部屋の扉を閉めると、小さき同居人、轟雷が返事をしてくれた。

 

轟雷とは、『フレームアームズ・ガール』略して『FAガール』と呼ばれるプラモデルである。

無論、普通は話さないし動かない。

が、この『FAガール』の轟雷は何故かそれができる。

恐らく、何かあるのだろう。

彼女との出会いは少々遡る事となる。

僕が入学してすぐ、当然だがサークルの勧誘と言うものがある。

僕は幼なじみ達と共に、全員が興味のあるプラモデルのサークルに入れてもらえることになった。

具体的にやることとは、プラモデルの改造等を行い、ビジュアル点を競う大会に参加することである。

その参加する為の身分証明書を作り、登録する為に『FAファクトリー』なる場所に投函した。

それから一週間ほどで段ボール箱と手紙がアパートに届いた。

全て書くと長くなるので、要点だけ書くが、

『当選したため、FAガールのテスト兼情報収集に協力お願いします』

と言う内容と共に、この轟雷が入っていた。

これが僕たちの出会いである。

 

まあ、過去のことはいいか。

そう考え、晩御飯を食べ始める。

「マスター、少々よろしいでしょうか?」

突然、轟雷がそう切り出してきた。

「いいけどどうかしたの、轟雷?」

「マスターは平日の日中、どこへ行かれているのですか?」

あ~、と思う。

手紙には『可能な限り、外に知らせないでほしい』と言う内容もあったこともあり、いつもは部屋の中で大人しくしてもらっているのだ。

どっちにしろ、嘘を吐く必要もないので、

「学校だよ」

と答える。

轟雷は「学校……」と口の中で転がしてから、

「それはどういうところなのでしょうか」

どうやら興味が出てきたらしい。

これも人格形成に役立つのならと、説明をした。

これも長ったらしくなるので、詳細は省くが、

「なるほど、学校とはそのような場所なのですか……。行ってみたいですね」

そう言い出した。

「なあ、一緒に行ってみるか?学校に」

「いいのですか?」

意外そうな顔をする轟雷。

無論、無計画に提案したわけではない。

人格形成を促す為には、知識もいるだろう。

聞けば全てとまでは行かなくとも、十分な知識は身に付くだろう(それが必要、使えるかは度外視しても)

それに正直な話、部屋の中にいても退屈だろう。

「でも動かない、と言うかバックから出ないことが条件。できる?」

「はいもちろんです、マスター」

嬉しそうに返事をする轟雷。

早速、バックの改造に手を着けた。

 

「轟雷、大丈夫かい?」

「はい問題ありません」

バックの中から小さな声が聞こえた。

因みに彼女の身長は約十五センチ程。

その為、特に幅も取らず、かつプラモデルである。

たいした重量にもならない。

後は、僕がうっかり話しかけて、変人のレッテルを貼られなければいいだけの話である。

準備は整った。

アパートの扉から外へ出ると、

「おはよう、紅狼(くろう)

「うん、おはよう」

二人の幼なじみに挨拶する。

背の高い奴は戦勝(せんしょう)、ガタイがいい奴は右烏(ゆう)

二人ともサークル仲間だ。

「今日はなんだっけ?」

「集まって、いつも通りのフルスクラッチ」

僕の問いに、右烏(ゆう)が簡潔に答える。

「どうかしたのか、紅狼(くろう)

そんな事も忘れたのか、と不信に思う戦勝(せんしょう)に、

「いや、別に?」

なるべく平穏に努めつつ、そう返した。

鷲翔(しょうが)は?」

僕の問いに、

「アイツは先に行った」

「何でも呼び出されたってさ」

果たして、手伝いか注意かどちらだろうか。

鷲翔(しょうが)は彼らのと同じ幼なじみの一人である。

元々鷲翔(しょうが)は勝手な行動などの問題行動が多々ある。

その一方で手伝いなどもすると言う矛盾だらけの人間でもある。

「……どっちかな?」

「注意じゃね?昨日授業中寝てたし」

じゃあ注意だ、という事で満場一致したところで雑談しながら学校へ向けて歩き始めた。

 

(なるほど、学校とはこういうところなのですか……)

バッグの中で、轟雷はそう思った。

時間はもう夕方、ほぼ一日が終わったといってもいいだろう。

色々と興味がある事が多かった。

また連れていって貰おう、等と考えていた。

「轟雷、大丈夫だったか」

「はい、問題ありませんでした」

バッグの外から紅狼(くろう)が声をかけてきた。

「今からサークルに行くから、もう少しかかるけど」

「分かりました」

どうあっても一人ではどうにもできないし、サークル活動にも興味があるのだ。

いかない理由はない。

大人しくしていれば、マスターも心配しないので一石二鳥である。

そう考えている轟雷をバッグに入れ、紅狼(くろう)は集合場所に向かった。

 

「おう、紅狼(くろう)。さっきぶりか」

部屋に入るなり、戦勝(せんしょう)がそう声をかけてきた。

紅狼(くろう)もおう、と短く答える。

どうやら戦勝(せんしょう)は先に来て、作業をしていたようだ。

「あの二人は?」

右烏(ゆう)はともかく、鷲翔(しょうが)の方はまだ見てないので、戦勝(せんしょう)に尋ねる。

右烏(ゆう)はパーツを買いに行った。で、鷲翔(しょうが)の方は図書館に……」

「アイツはよくそれで間に合わせられるよな、本気でそう思う」

俺もだよ、と言う戦勝(せんしょう)と共に笑ってしまう。

その時、

「ただいま」

と言いながら、右烏(ゆう)が帰ってきたらしい。

「何を買いにいってたの?」

「昨日割ったパーツを……」

「それで間に合うの?」

どうやらまたパーツを割ったらしい。

彼は少々がさつな一面があり、それが原因かパーツを破損させてしまう事が多々ある。

無論修理できるならそれに越したことはないが、

「何、またパーツを割ったの?俺が直そうか?」

「いやいい。君に直してもらうと、他のパーツまでしてもらわないとおかしくなる」

修理を申し出た鷲翔(しょうが)をあっさり断る。

と言うか、

「……なあアイツ」

「いつの間に部屋に入った?」

その言葉にえっ、と右烏(ゆう)が顔を向けた。

今まで気付かずに返事をしていたようだ。

じゃあいいや、と鷲翔(しょうが)は自分の作品に手を着けた。

もう光沢が出る位にピカピカに磨きあげておいて、これ以上何をする事があろうか、と言う意見は言わないでおくとして。

 

とりあえずキリがいいところで切り上げて、全員が帰路につく。

そんな調子でいいのか、と思われるかもしれないが、締め切りはまだ当分先だ。

それに計画していた以上のものが、予定より早いペースで出来上がっているので、それを焦って壊す必要もない。

そして、アパートの前で、別れて自分達の部屋に入る。

紅狼(くろう)、学校と言う場所はとても興味深いところなんですね」

それと同時に轟雷が楽しそうにそう言い出した。

目がキラキラしているので、本当に楽しかったようだ。

「それならよかった。明日からも一緒に行くかい」

「もちろんです、マスター」

やや喰い気味にそう言ってくる。

明日からも連れていこうと心に決めた紅狼(くろう)だった。




さて、前書きでも挨拶しましたが、黒霞桜火です。
問題作品(低評価の為、そう判断しているので「そうじゃないよ」と思っていてほしいですが)だらけなので、楽しんで頂ければ光栄です。

本作品はアニメ『フレームアームズ・ガール』を見て作った為、キャラクターが似通っている部分があります。
そして、『フレームアームズ・ガール』を見て、同士が増えて欲しいと切実に思っています。

最後に作者は自分の作品に『絶対的な自信』を持ってはいません。
『最悪暇潰しにでもなれば』と『自分は楽しい』と言う思いで投稿しています(これも問題発言ですね)。

長々となりましたが、御視聴?ありがとうございました。
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