フレームアームズ・ガール エブリ・デイズ   作:羽羊紅葉

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「轟雷達が反撃する日」のスティレット強化のお話です。
残念ながら轟雷のものはありません……


スティレットの強くなった時間

バーゼラルド対策で何も思い付かず、紅狼(くろう)が帰った後

「……何か良い手はないかしら」

スティレットは勝利への手段を模索していた。

その持ち主である戦勝(せんしょう)も、

「今のままじゃあ勝てないな」

一緒に考えていたが、良い意見が思い浮かばなかった。

さてどうしたものか、と考えていると、ピンポーンとチャイムがなる。

戦勝(せんしょう)

紅狼(くろう)が忘れ物でもしたのか?」

と呟きながら玄関に向かう。

一人考え込んでいたスティレットを残して。

「せめて武器が増えれば……」

そう呟くと同時に、戦勝(せんしょう)が戻ってきた。

その手には段ボールが抱えられており、

「宅配便だった」

その一言でスティレットはテーブルから降りた。

それを確認してから戦勝(せんしょう)は段ボールを置くと、

「えっと送り主は……、FAファクトリー?」

スティレットは肩に飛び乗ると、

「研究所から?一体何かしら」

そう呟いた。

 

戦勝(せんしょう)が段ボールを開けて中身を確認すると、そこにはスティレットの装甲と同じ色のランナーと一通の手紙が入っていた。

「えっと何々?『新製品のお試し兼戦力強化で送らせて貰いました』云々……」

途中で読むのが面倒になったらしく、戦勝(せんしょう)は手紙を閉じると、

「良かったなスティレット。FAファクトリーは見放してないみたいだ」

そう声をかけた。

スティレットは不思議そうな顔をしていると、

「もし見放していたら強化パーツなんて送ってこないだろ?それにカラーリングもスティレットに合わせてある。愛されてる証拠だよ」

戦勝(せんしょう)は優しく声をかける。

スティレットは「そっか……、うん」と納得したように口にすると、

「マスター、次はバーゼラルドに勝って見せるわ」

「うん、その意気その意気。じゃあ今は俺が頑張る番だな」

戦勝(せんしょう)はそう言うと、ニッパーでパーツを切り落として組み立てていく。

 

約一時間後、全ての装備を作り上げた。

「えっと、コレがエクシードバインダー。スラスター・キャノン・シザーの三つのモードに変えられるのか……。で、こっちが……」

「ねえマスター。説明を聞いてても分からないから、実際に使ってみたいんだけど……」

「ああ、『百聞は一見にしかず』……、ちょっと違うか?ちょっと待ってて、今から紅狼(くろう)に……」

「轟雷を呼ばなくても大丈夫よ。確か……」

スティレットがそう言いながらセッションベースを弄る。

そして「あった」と言うと、

「これで練習できるわ」

「何をしたんだ?」

「セッションベースのモードを戦闘(バトル)から練習(プラクティス)に変更したのよ」

「そんなことができるなら、早く言ってくれ……」

戦勝(せんしょう)はため息混じりにそう返した。




前書き通り、スティレット強化のお話でした。
そして、セッションベースのモード変更は今作オリジナル設定です。
持っている方は変ないじり方をして壊さないでくださいね、鍋敷きにもできません。
さてネタバレと言うか余談ですが、キャラクターの名前は

紅狼⇒原作フレームアームズで轟雷のコードネームの「ウェアウルフ」のウルフから

戦勝⇒スティレットが戦闘機をモデルに作られた事から(後で知りましたが剣の種類にスティレットと言うものがあったので剣関係でもよかったかなっと思いましたが)

右烏⇒アニメ等の設定で「光るものが好き」=カラスの印象から

となっています。
今鷲翔の方を明かすと本当にネタバレと化すので今は秘密です。
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