最初は些細な出来事だった‥……。
まさか、あの時の私の決断が‥…あんなことになるなんて‥
~研究所~
「にとり~、ちょっといいかしら?」
「なんだい?」
「あのさ、これ‥……なに?」
「ああ、これはね、『AI』って言う、人工知能だよ。」
「『えーあい』?なにそれ?」
「あはは、まだ幻想入りしてない、外の世界の技術さ。確か、パソコンって言うのに搭載されていて、私達によく似た考え方を持っているんだ。」
「へぇ、人間と同じ知能を持っているんだ‥……。何か異変とかも起こすのかしらね?」
と、彼女ははにかみながら、私に聞いた。
「うーん、多分起こさないとは思うけどなぁー‥……断言は出来ないね。」
と、少し疑問系に私は答えた。
「ふーん。」
私がAIを作ったのは、外の世界の技術を少しでも取り入れたかったのと、ちょっとした実力を試そうと思ったのだ。
現段階のAIは、まだ試作品段階。その時は、大した知能は搭載してなかったはずだ。
「まあ、異変とかを起こさない程度のを作ってよね。異変解決するの、少しめんどくさいのよ。ま、こんなこと紫の前で言ったらしばき倒されるけどね。あはは。」
と、彼女は笑いながら、研究室を出ていった。
「ま、異変を起こすほど大層な知能や技術は入れないけどね~。そんなのやったら何年かかることやら……。」
と、独り言を言いながら、もう少しで完成の試作品に、少しずつ手を加えていく。
~博麗神社~
「ふう。人工知能……か。にとりも結構すごいことに手を出し始めたわね。」
「おーい!霊夢~。」
「ん?あ、魔理沙か……。」
声のした方を見ると、例のごとく白黒の魔法使いがいた。
「今日も来てやったぜ!どうだ?嬉しいか?」
と、彼女は満面の笑顔で言った。私は、微笑をうかべながら
「まあ、ね。一人よりはましかな」
と、返す。すると、多少不満げそうな顔になったが、またすぐに笑顔になる。そして、私は昨日のにとりとの会話を魔理沙に話す。
「ねぇ、魔理沙?」
「ん?なんだ?」
「昨日ね、にとりとの研究室に行ったんだけどさ、あいつまたすごいこと始めたわよ」
「まじか?!」
と、彼女は驚愕する。それから『AI』のこと、それが人工知能とか言うもののこと、昨日の会話を全て魔理沙に話す。
「なるほどな……。確かに、凄い知能を持ったら大変だな」
「でしょ?だから、どうした方がいいのかな~?って思ってね。」
「ま、いざとなったら解決するしかないんだけどな」
ニカッっと、眩しいくらいの笑顔を浮かべる魔理沙。
だけど、私はなぜか嫌な予感がしたのだ。
だけど、どうせいつもみたいにどうにかなるでしょ。と、軽く考えてしまったのだ。
後にこの決断が、彼女を、博麗霊夢を苦しめることになる
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