終わりのセラフ~斬月持って異世界ライフ~   作:沢田空

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どうも皆さんお久しぶりです
沢田空です
今回は三葉のところまでいきます
ではどうぞ!


9話~三葉のチーム~

あれかは俺達は本格的に吸血鬼殲滅部隊に配属されることになった。着る服も今までの学校の制服ではなく、月鬼ノ組の制服になる

俺は前世で高校の制服を初めて着る時のことを思い出していた

 

「(そういえば、あの時は高校がどんなものか楽しみにしてたなぁ。アイツも一緒に(・・・・・・・))」

 

昔のことを考えながら、俺は準備を整え、最後に斬月を背負って部屋を出た

 

外に出るとシノアと優が先に待っていた

そんな2人に俺は一言詫びを入れながら、向かう

 

「おはよう2人とも」

 

「おはよう翔」

 

「おはようございます翔さん」

 

「遅れちまって悪いな」

 

「いえいえ〜。優さんも今来たところでしたし。それよりお2人共制服が似合っていますねぇ」

 

シノアが俺ら2人を見ながらそんなことを言ってくる

 

「ん?そうか?」

 

優が自分を見ながら言う

 

「似合ってると思うぞ。それにシノアも」

 

「へ?」

 

シノアがマヌケな顔で聞き返してきたので素直に答えた

 

「だからシノアの制服姿も可愛いと思うぞ?」

 

それを聞いたシノアが頬を赤く染めて俯いちまった

 

「どうした?熱でもあんのか?」

 

俯いたシノアの顔を覗こ見込むように見るとシノアが慌て始めた

 

「だ、大丈夫です!さ、さぁ行きましょうか!(ビックリしたー!!翔さんの顔が目の前にあった…!)」

 

 

そう言うと先に歩いていってしまった

 

「アイツホントに大丈夫か?」

 

「あれは翔のせいだな」

 

「は?何でだよ」

 

ため息を吐きながら、優もシノアを追うために歩き始めた。そんな優たちを追いかけるように俺もその場を後にした

 

 

俺達がシノアに追いついて3人で歩いていると、さっきからシノアがチラチラ見てくる。んで、こっちがシノアの方を見るとそっぽを向くようにしてあんまり目を合わせてくれない

 

「お前ら人を挟んで何してんだよ」

 

俺とシノアの間にいる優が不安そうに言う

 

「な、何でもないですよ!それより説明しますね。今日から学校には行きません。関西方面の吸血鬼達が新宿奪還を目論んでいるようです。ですからこの渋谷を出て・・・」

 

「新宿に行くんだな」

 

その会話に優はやっとかという顔を見せる

 

「新宿行きゃ吸血鬼殺せるってことだな」

 

「あまり最初から血を求めないでください。戦闘になる前に新宿の守りを固めることで・・・って聞いてます?」

 

優は正直に聞いてませ〜んと言う

 

「シノア、じゃあもう城壁の外に出んのか?」

 

城壁の向こうでは、吸血鬼はもちろんヨハネの四騎士もうろついている。そんな外の世界に俺らは出ようとしているのだ

 

「そうです。誰も守ってくれない。魑魅魍魎(ちみもうりょう)跋扈(ばっこ)する壁の外へ行きますよ〜」

 

それなりに歩いたと思っていたが、それでも遠くに見える城壁を目指して俺たちは三人で歩いていく。少しして城壁の前までつくとその城壁は近くで見ると思ったより大きく、前世にあったビル並みに高かった

 

その城壁にある外の世界とつながる扉の前には数名の兵士がいた。俗に言う監視兵ってやつだ(そのまんま)

その人達にシノアは声をかける

 

「吸血鬼殲滅部隊ー月鬼ノ組です。吸血鬼退治に外へ出ます。開けてください」

 

数人の軍人はシノアの言葉を聞いてヒソヒソとそれぞれ話をしている。その中にはあんな'ガキが'?とかこんな'チビ共'が月鬼ノ組?なんてのも聞こえてきた

 

「ガキって言われてますよ優さん」

 

「お前のことだろ、チビだし」

 

その優の言葉を聞いてシノアはない胸を張って言う

 

「翔さん今失礼なこと考えてませんでした?」

 

「いえ、滅相もない」

 

シノアが笑顔(黒い)で言ってきたので目を逸らして答える

 

「まぁいいです。それに私はまだ成長中ですから、なにせ姉の真昼は胸がぼいーんの美少女でしたからね」

 

そんな自信満々のシノアに突っ込むことなく優が聞く

 

「へぇおまえ姉貴いんの?」

 

「もう死にましたが」

 

そんな会話の中でゴゴゴッと音をたてながらゆっくり扉は開いていく。優は申し訳なさそうな顔をしてシノアに謝るがシノアは気にしていないようだ

 

「こんな醜く荒廃した世界で大切な人を亡くしてない人なんてもういないでしょう?」

 

「「……」」

 

シノアの言葉で優が思い出したのは守る事が出来なかったミカや家族の事だろう。もちろん、俺も思い出している。だがそれと一緒に前世で一緒にいた一番大切な人(・・・・)のことを思い出していた

 

「グレン中佐!!あたしは納得いきません!!」

 

昔の事を思い出しているとそんな大声が俺達を現実に引き戻す。俺と優はその声がする方を一緒にみる

 

「んぁ、なんだぁ?」

 

そこには、与一、君月、怪訝そうな顔をしたグレン。そして見知らぬ女子の4人がいた

その女子は髪が金髪で高い位置に二つくくりをしている

さっきの大声はこの女子が出したんだなと思う

 

「なんであたしが新人ばかりの部隊に配属されるんですか!?13の時から殲滅部隊にいるエリートですよ!!」

 

またその女子は声を張り上げる

グレンも困ったような顔をしていた

 

「あの金髪、新メンバーか?」

 

「そうみたいですね。月鬼ノ組の最小部隊は5人で構成されますが・・・私たちは6人みたいですね」

 

俺の質問にシノアが答える

とりあえず4人の方へ行くと与一が気付いて手を降ってくる

 

「あっ優くん!翔くん!」

 

「遅ぇよ馬鹿優」

 

「誰が馬鹿優だ」

 

「おはよう、与一、君月」

 

そんな挨拶を済ませた後俺は先に来ていた二人に聞く

 

「あれ誰?」

 

「三宮 三葉さんっていうらしいんだけど・・・」

 

その三宮という女子の方を見る。彼女はいまだにグレンに色々と文句を言っている

じっとその光景を見ているとグレンがこちらに気づいたようでやっと口を開いた

 

「ああ揃ったな。じゃ今からおまえらに命令を・・・」

 

「現れたな!柊シノア!」

 

シノアは怒っている三宮に笑顔で答える

 

「はーい、私が現れましたよ。みっちゃん」

 

「おいシノア喧嘩すんなよ。三葉はこれからお前の分隊に入れるんだからな」

 

「もちろん大丈夫ですよ中佐。私は大人なので実力のない負け犬の遠吠えなどひらりふわりとかわしてみせます」

 

グレンの言葉にシノアは三宮を弄りながら答える

流石にそれは言い過ぎじゃないか、なんて考えていると怒った三宮が自分の斧型の鬼呪装備を出していた

 

「ぶっとばす!!」

 

「あはは〜」

 

そんな三宮にシノアも鬼呪装備を出してこたえる

ギィンッ刃と刃が重なり合う音が響く。この状況を見てグレンは頭を抱えながら溜息をつき剣をぬく。そして二人の戦闘(喧嘩)のなかに入り止める。そのまま、二人の首を手で掴む

 

「逆らうなよ。これ以上上官の俺に面倒掛けんなら独房に入れんぞ」

 

「ありゃりゃ」

 

「う…すいません」

 

二人はやっと反省のいろをみせる

グレンから開放されたシノアに聞く

 

「シノア、三宮と仲悪いのか?」

 

「いえいえ、むしろ仲はいいですよ。月鬼ノ組にいる同年代の女の子って少ないですし」

 

まぁ喧嘩するほど仲良いって言うしな

にしても、シノアは本当に人を弄ったりからかったりするのがうまいなぁと心の底から思う

 

「じゃお前ら、こいつが新しい仲間となる三宮 三葉だ。覚えとけよ。月鬼ノ組は基本5人一チームで動く。五人以下で武装した吸血鬼とぶつかると殺される可能性があるからな。この城壁を出た瞬間からどんな状況でも決して仲間割れや単独行動は許さない、いいか?」

 

グレンの言葉に優はまた協調性がないことを言おうとするが三宮がその前に優に蹴りを入れる

 

「何すんだよ」

 

「ふぅん、反応はいいな。だがあたしはお前のような馬鹿が一番嫌いだ。お前のような奴が部隊を危険にさらす」

 

その言葉には何処か重く感じさせるものがあった。彼女にも何かあったのだろう

 

「グレン中佐、分かりました。私がこの問題児達を教育すればいんですね?」

 

グレンに三宮が笑顔を浮かべながら聞くと

 

「いやお前もシノアも十分問題児だぞ?」

 

グレンが真面目な顔しながら言う。それに反発するかのようにまた三宮がグレンに食ってかかる

 

「んな?!わ、私のどこが問題児何ですか…!!」

 

「何かめんどくさい奴しかいねーな、おい」

 

君月がグレンと三宮を見ながら言う。それに与一が笑顔で言う

 

「君月君がそう思うならもうそれは本格的だね」

 

「……なんつった?」

 

「あはは、なんでもありませーん」

 

そんな俺らにグレンが言う

 

「とにかく、ここにいる奴らがお前らの仲間だ。仲間は家族以上の存在だ。命懸けで守れ。んじゃこのチームに初任務を与える」

 

グレンのその言葉に俺はもう一度決意する

きっと、仲間を守ってみせると…俺の魂に誓って!

そして俺たちに任務が伝えられた

 




誤字脱字と感想の方お願いします!!

では次回もよろしくどうぞ!!
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