気づいたらお気に入り170でビックリです!!
こんな作品を読んでくださってありがとうございます!
感想やご意見を下さった皆様もありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!!
ではごゆるりと
「こっちに来んなよ、人殺し」
「近づくな、犯罪者」
「何でお前なんかが生きてんだよ。早く死ねよ」
俺が前世でさんざん言われてきて来たことだ。別におかしなことはない。言われてもおかしくないことしたから
それ相応の罰は受けなくちゃいけない
あいつは俺が殺したも同然なんだから
そしてそれが俺の背負うべき業なのだから・・・
~東京 表参道~
「おい、まじでおまえこの車動かせるのかよ?まじのまじ?おまえすげぇな」
「・・・うるさいぞ、おまえ」
車を見つけたため移動手段として車を使おうとなったのだが・・・壊れていたため、今は君月が直している最中だ
俺も昔に車に乗っていたから、運転は出来るけど、直すのはちょっとな・・・
それを見てか、あの優が君月に対して称賛の声を送っている
「いや、でも俺・・・子供の頃しか車乗ったことがねぇからさぁ。吸血鬼の都市は車なかったし、渋谷じゃガソリンが貴重だって車なんかほとんど・・・」
優が言っている間も君月は黙々と作業を進めていく
丁度その時車が動く。どうやら直ったみたいだ
「お、直ったか。いけそうか?」
「ああ、問題ない」
優はどことなくワクワクした顔をしている
「ってか、あれかな?あの、俺もちょっと運転していいのかな?」
「はあ?その様子じゃおまえ運転出来ないだろ」
「いやでもさ、ちょっとだけならさ・・・」
「とにかく触るな。あとでちょっとなら運転教えてやるから」
その言葉にさらに優は目を輝かせる
「お前、運転も出来んのかよ!まじですげぇな!!」
本当にこういう時だけ素直な優
ふと君月の方を見てみると・・・やっぱり照れてる。顔を少しばかり赤くしていた。本人もまさかこんなにも褒められるとは思ってなかったんだろうな
「い・・・いいからガキは後部座席に乗ってろ」
俺と君月は歩いてすぐそこでお茶しているシノア達に近づく
「動いたぞ。これで新宿はすぐだ」
「おおー本当に動いたんですか?君月くん、車泥棒は犯罪ですよ?」
「うるせぇシノア。早く乗れよ」
「あ、後ろ」
与一が俺らの後ろを指さして言う
後ろを見てみると車が大きな岩にぶつかっているところだった。そしてその車はバックしてまた反対側にあった岩にぶつかる
「おまえ、何やっ・・・て!」
「優!?」
「「うおぉ!!」」
その車はこっちに向って走ってきたためそれには流石に驚き君月と逃げる
「てめぇ、ぶっ殺すぞ‼︎」
「優!!てめぇ!!」
優は車から降りて自信満々な顔をして言ってくる
「いや、もう慣れてきた。乗れよ!俺が新宿連れてってやる!」
ビキツ…
隣にいる君月のキレる音が聞こえた気がした
そして二人は喧嘩を始める
そしてそれを止めるために俺もその喧嘩に参入する
「馬鹿やってないで、行くぞ。原宿での任務が終わったらすぐに新宿に来いと言われてるんだ。さっさと行かないと・・・」
「じゃー、シノア号かな乗ってさっさと新宿へ行きますか〜」
シノアが車に向って歩き出す
「みなさん、早く乗ってください。・・・・・・あれ?」
流石にシノアの身長じゃあ車は高すぎたみたいだ
そのシノアの様子に俺、優、君月は喧嘩をやめてシノアの方を見ていたかと思うとハハハハハ!と大声で笑いはじめる
「おまえの身長じゃ、無理だろ!」
「シノア、背小っちゃ!」
「ペダルに足届いてねぇし!!」
と言いながら。そして俺達は笑ったことを後悔してしまう
「あっはぁ、なるほど・・・とりあえず今笑った人は死刑にしましょう」
「「「え」」」
そしてシノアは鬼呪装備を出して…こちら向って攻撃してくる
「「「うわぁぁぁぁぁ!!!」」」
~車内~
車の上中で揺れながら俺は思う。
なんでこんなことになったんだ。と
人数的に五人が限界だった為、シノアが俺の膝の上に乗ってます、はい
そのシノアはと言うと、ものすごく嬉しそうです。終いには鼻歌もしてる
前の席では俺と同様にボロボロな二人の姿がある
「もう・・・シノアを身長でからかうのはやめよう」
「ああ、そうだな」
「次こそ命がなくなる・・・」
隣から視線を感じて、そちらを見ると三宮がジィっとこちらを見ていた
「なんだよ三宮?」
「別に何でもない!」
そう言い、プイっとそっぽを向いてしまった
「ほんとなんなんだよ…」
しばらくして外から、ドゴン…ドゴオオン…と音が聞こえてくる。
「?なんだ?」
「音は新宿の方から聞こえているみたいだよ」
その俺の言葉にみんなの顔に緊張感が走る
「みなさん、とりあえず臨戦態勢で・・・あらゆる状況に対応できるようにしてください」
「次の角を曲がったら、新宿の防衛壁が見えるはずだ。…曲がるぞ」
車が曲がる。そして見えたものはあちこちから煙が上がっているそんな光景だった
「あれは…新宿が襲われてる…!!?」
「うわっ!!」
キキキッと車のブレーキがかかる。俺たちの進む先には人影があった。よく見て見ると…
「(あれは…貴族の吸血鬼‼︎)」
「あの服…吸血鬼の…貴族だ!!止まるな君月!!轢け!!」
優も気付き君月に轢くようにと声を出す
そして吸血鬼に近づいた瞬間に俺たちは車から出る
ドンッと音を立てて車は吸血鬼にぶつかるが…いやぶつかってはいない。その吸血鬼は車を受け止めたのだ
そしてそれが合図だったかのように戦闘が始まった
まず与一が脱出したと同時に敵に矢を打ち込む。完璧なタイミングだったのにもかかわらずその全ての矢が撃ち落とされた
そして今度は吸血鬼が与一に向かって剣を振るう
与一は動けない状態だ。しかし、与一の前に三宮とシノアが立ちその斬撃を受け止めた。しかしそれでもギリギリだったようだ
「みなさん独断で動かないで‼︎相手は一級武装した吸血鬼です‼︎今までとは…!!」
シノアが言っている間にその吸血鬼はシノアの後ろにまわっている
「させるか!!」
吸血鬼の振るう剣を俺は上手く弾き、そこに優が飛び込んできて、吸血鬼の腕を斬り落とした
そして吸血鬼は距離を置く
「おっと…人間のわりにはやるねぇ、君達何者なのかな」
「生憎ただの人間だ」
「前衛に早々に殺されない翔さん、優さん、君月さん。それを私達がサポートしながら吸血鬼を殺します。幸い一人だけなら…」
シノアが俺らに概ねな陣形を話していると新たに吸血鬼が二体増えた。一人はボブな感じの髪をしている吸血鬼。もう一人はクルクルに毛先を巻いている吸血鬼
「な!?」
「どうする撤退するか?」
「逃げられるならそうしたいですが…あのレベルが三人もいては無理でしょう」
「なら俺が殿をやる。その間に…」
「ふざけるな!お前まで失ったら俺は…」
「優。今は生き残ることが最優先だ」
「でも!!」
俺らが口論しているとボブの髪をした吸血鬼が言う
「こんなところでなにやってるんですかぁ」
「前線で第七位始祖様がお呼びです。クローリー様」
「(前線?それに第七位始祖って…やっぱりフェリド・バートリーか…あんなんじゃ生きてるか…)」
「んー?フェリド君が私を?それはいかないとまずいねぇ。ここもちょっと、面白くなってきたんだけどなぁ。まっ、それは次の機会でいいか」
クローリーと呼ばれた吸血鬼は俺の方をみて笑ってくる
「今回は見逃してあげるよ。でも次は、君の血を吸わせてもらうからね〜」
「俺の血は不味いぞ。それでもいいなら来いよ。返り討ちにしてやるからよ」
「あはは、それは僕が決めることだ。それにそんなことしたら貴重な家畜が減っちゃうだろ?」
気付くとクローリーは後ろにいる。俺はすぐに後ろを向きクローリーの手を避け、斬月で斬り掛かる
「この、速さについてきて、反撃もするか。まぁいいか。じゃあねぇ、かわいい家畜君たち」
そしてクローリー達、三人の吸血鬼はこの場から去っていった
「やった…助かった…」
「あの野郎…ふざけんな!!余裕顏で馬鹿にしやがって…!!」
「くそ…、なんだよこれ、鬼呪装備使ってもこんなに力の差があんのかよ…?」
そんな優を見てシノアが声を掛けた
「今回はいい勉強になりました。死者も出なかった。優さんが自分から撤退を提案してくれたのも嬉しかったです。貴方はグレン中佐が言った通り仲間想いですね」
その言葉に照れる優
「それと翔さん。もうあんなこと言わないでください」
「…わかってる」
「そうだぞ翔!俺はお前がいなくなったらどうすればいいんだよ…」
「優…。悪かったな、考えなしに発言しちまって」
「まぁいいです。でも…お説教はしますので」
「は?!」
シノアに言われたその言葉に俺はこれからのことを思ってため息をついた。そして
「よし、行くぞ!新宿を守るんだ」
俺たちは新宿にむかって足を進めた
感想やご意見の方、よろしくお願いします
では次回もよろしくどうぞ!