終わりのセラフ~斬月持って異世界ライフ~   作:沢田空

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どうも沢田空です

今回は原作の2話です

ではどうぞ!!


2話~崩壊後の世界~

目を閉じるだけ

 

いつもあの光景が思い浮かぶ

 

「ねぇ優ちゃん、翔。僕ら家族だよね?」

 

「ばーか。俺に家族なんていな・・・」

 

「正直になれよ優。俺達は家族だ」

 

「翔の言うとーりだよ。僕ら百夜孤児院のみんなは家族だって、もう決まってるんだもんね〜」

 

「ちょっ・・・お前らな・・・」

 

「優兄ちゃん大好き!」

 

「翔兄も大好きだよ!」

 

「ああ・・・ったく。お前らは仕方ねぇな・・・」

 

「俺も大好きだよみんな」

 

大切な 友達 仲間 家族の笑顔

 

そして──

 

 

その家族を吸血鬼に殺される光景

 

優と翔の前に転がるのは家族の死体

 

「・・・・・・に、逃げて・・・優ちゃん・・・翔・・・」

 

唯一息の合ったミカが言う。だがその首筋に憎き吸血鬼が歯を立て、血を吸う

 

「・・・・・・早く・・・逃・・・」

 

「「ミ・・・!ミカァァァァァ!!」」

 

4年後 東京 渋谷

 

月が照らす夜。そこにあるのはかつて栄えたであろう街の残骸、廃墟

その廃墟の交差点の真ん中に2人の少年が立っている

 

「(本当に少し目を閉じただけで

4年経った今も

あの光景が浮かんでくる)」

 

彼らの服装は少し前の軍服を思わせるようなもので、そこに膝くらいまである黒を基調として緑のラインが入っているマントと同じような色の帽子を被っていた

 

「クソッ・・・!ヨハネの四騎士か!」

 

「!」

 

2人の後ろの壁が砕けると同じ軍服を着た2人と化け物が2匹、一緒に突っ込んできた

そしてそのうちの1人がこちらに気づき声を上げる

 

「百夜優一郎二等兵!?それに朝倉翔二等兵!?こんな所で何をしている!!早く逃げ・・・」

 

「はっ逃げる?」

 

「誰に言ってんだ。俺達は吸血鬼に復讐するために生きてきたのに」

 

「「この程度のバケモノ・・・殺せなくってどうすんだよ!!」」

 

2人は叫ぶと持っている武器を抜刀して、バケモノをそれぞれ一刀両断した

 

「・・・!!」

 

「あのバカどもまた命令違反を・・・!」

 

───────────────────

 

翌日 第二渋谷高校

 

おっーすみんな翔だよー

今はね2度目の高校生活をしてるよー。理由は昨日の命令違反で優と仲良く謹慎くらってます・・・

 

そういえば、おかしなことに前世の記憶が最近思い出せないんだよね・・・それも原作の所だけ穴が開いたような感じがする・・・

 

んで隣でふてくされる優を見てみる

 

「(どうせ納得いかねぇーとか思ってんだろうな)」

 

「だいたい軍人の俺が・・・」

 

ブツブツなんか言ってるし

 

「おーい百夜優一郎なにブツブツ言ってる?いま授業中だぞ?」

 

プイと優は先生の言葉を無視する態度を示す

 

「おっお前!その態度は何だ?!転校してきたばっかで緊張してんのかな〜って多めに見てきたのに・・・あんま態度悪いと退学にすんぞ!!」

 

ほーら見ろそんな態度取るから怒ちゃったよ

更に次の優の言動で先生の怒りはヒートアップするよ

原作知ってるからこそだよなこの楽しみは〜

 

「え?!退学にしてんれんの!?マジで!?じゃあそれでお願いしま・・・「ふざけんなあああ!!!お前先生バカにしてんのか!!?」

 

マジでショートコントでも見てるようだよ・・・!

え?おれ?俺は先生にバレないように爆笑してるよ

 

「朝倉お前も笑ってるんじゃねぇー!!!」

 

って何でバレてんだよ!てか先生口調変わったなおい!

 

とそこで優の後ろの席の女の子が優の背中をつっつく

 

「(この子どこかで・・・)」

 

「っんだよ・・・てかお前誰?」

 

その子は声に出さずにノートに書いた文を見せてきた

 

「『私は柊シノア。軍からの監視官です』」

 

「ああ?監視官?」

 

「『もしあなた方が協調性のない行動をしたら、軍に報告して謹慎を延長することになっています』

 

「ああ!?」

 

思わず席を立つ優

 

「おれもか!?」

 

何でだよ!!ちくしょ!!それに思い出してきたぞ

 

「百夜!!朝倉!!」

 

「クソが・・・」

 

「何もしてねーのにおれ・・・」

 

「協調性」

 

その一言で優は勢いよく席に座る

監視官──柊シノアが言うにはこの高校で「友達」が作れない限り謹慎は解けないらしい

 

優はほんとに大変そうだな・・・性格上的に

 

え?俺?俺は何とかなるよきっとははは・・・(現実逃避)

 

───────────────────

 

orz状態になって気づいてたら寝てたんだが

優の大きな声で目が覚める

 

「くだらねぇこと言ってねぇで早く俺を吸血鬼殲滅部隊に入れろってバカに伝えろ俺はもう奴らを殺れるだけの力があるってな」

 

「・・・と、言い出すだろうからこれを中佐から渡せと言われています。はいどうぞ」

 

手紙が渡されそれを優が見る。その内容を見るために優に近づきその手紙を覗き込む

手紙の内容はこうだ

 

「『仲間も友達も恋人も作れないような童貞くんは軍にはいりませーん。くやしかったたら一人でも学校で友達作ってみろっての俺に紹介してみろってのまぁお前にゃ無理だろうけどな!プップー』」

 

その手紙を読むと優はグシャグシャと手紙を丸めるとだぁっ!!と言って投げる

 

「どんまい優・・・っふ」

 

「いま笑ったろ翔!」

 

「いや笑って・・・もう無理はっはは」

 

ガタンッその音とともに一人の少年がドサッと倒れる

 

「や………やめてよぅ………」

 

その少年の目の前には三人の男子いかにも俺ら悪ガキですオーラを出していた

 

「やめてだ?なんだよそれそれじゃ俺らがお前いじめてるみてぇじゃねぇか」

 

そう一人の男は言うがどうみてもイジメの図だろう

 

「俺ら友達だからジュース買ってきてってたのんだだけだろ?ナニヨその態度は?」

 

そんな光景をみて優は頭を掻きながら、一言

 

「平和だねぇ、じゃ…俺帰るから」

 

優は目の前で起こったことを無視し歩き始める

そんな優にため息をつきながらシノアは言う

 

「あれを見てその感想じゃ…、当分友達作るのは難しそうですねぇ…」

 

(まったくもってその通りだなー)

心の中で同意しながらいじめられている男子を見る

 

「だいたい俺らの仲間になりたいって言ってきたのはお前だろうがよ与一?なら働けよ家畜みてーに。」

 

いじめられている与一という男子生徒はその男たちに蹴られる。

 

「おい、その辺にしとけよ」

 

さっきまで興味なさそうにしていた優がきっと家畜という言葉にイラついたのだろうイジメていた男三人に声をかける

 

「おいおいおーいえ何?まさか正義の味方?ミカタっすか?」

 

「それとも何?お前が与一の代わりにパシられてくれんの?」

 

そう言いながら男三人は優に近寄る

 

「いやぁ…お前らわかりやすくっていいわ、俺こういうのは得意だから何か嬉しいなぁいいよ喧嘩か?やるか?」

 

完全に喧嘩やる気満々の優にシノアは忘れてましたと優に向って声をかける。

 

「民間人に手を出したら謹慎処分ですから」

 

その言葉にはあああああ!!?という優にその瞬間を狙っての相手の拳が優に当たった。

 

 

────────────────────────

 

沢山のジュースを持った優と与一そして、その二人の後ろをシノアと俺で歩く

さっきから優はずっと文句を言っている。

 

「なんで俺がパシリ……なんで俺が…」

 

「ごめんね、僕のせいで…」

 

さっきからずっと誤っている与一に俺は疑問に感じてることを聞いてみる

 

「なんで与一はあの三人に仲間に入れて欲しいって、たのんだんだ?」

 

「三人っていうより山中君にお願いがあって……」

 

「ん?山中って誰だっけ?」

 

そんなボケたことをいう優にシノアが茶化しにはいる

 

「なるほど脳ミソ猿ですね」

 

そんなシノアを殴りにかかるので俺は優をとめ与一に続けてと言う

 

「うん…えっと僕…帝鬼軍の入隊試験落ちたんだけど…どうしても入りたくて…山中君…実はあの有名な吸血鬼殲滅部隊の…月鬼ノ組入りが内定しているらしくて…」

 

「月鬼ノ組!!?あいつが!?マジで!?俺も入れねぇのに!!グレンの奴ぶっ殺す。」

 

そしてシノアにまたもや文句を言い始める

 

たしか山中って奴の内定って嘘だったよなぁ気がする・・・と記憶を探るが分からずじまいの為、

与一の方を向いてまた質問をする

 

「で、なんでそこまでして入りたいんだ?」

 

「こんな弱っちいのが…ていうのは分かってるけどどうしてもお姉ちゃんの敵を取りたいんだ…」

 

「まさかっ…」

 

「うん、お姉ちゃん僕をかばって吸血鬼に殺されたんだ…僕…怖くて動けなくて…後悔してるんだ…」

 

優がその言葉を聞き与一に近寄るそしてそのまま与一の頭を殴る。

 

「バーカ何が後悔だよ助けに行ってたら死んでたよ。」

 

「優の言う通りだ、それに姉ちゃんも復讐なんて求めてないぞきっと」

 

 

ドンッ急な爆発音にみんな爆発した方を見る。そしてその瞬間に警報がなる。

 

『緊急警報、緊急警報、全生徒及び職員にお知らせします。隣接の生体実験施設から吸血鬼が一匹逃げ出しました全生徒及び職員は大至急敷地外に避難してください吸血鬼は血を吸うと力を取り戻します見つけても決して近づかず…』

 

「三人とも避難してください!!私は月鬼ノ組に出動要請を……!!」

 

「いらねぇ!!吸血鬼は俺が殺す」

 

優は大きい声で叫ぶとそのまま走り去って行く。

 

「くっそ…俺も行く」

 

優のあとを追い吸血鬼がいる教室につく

 

そこには女子とその女子の血を吸おうとしている吸血鬼の姿がそして今まさに吸血鬼に向って突進をしている優の姿があった。

そしてその近くに山中という男がいる

 

「おい、山中!!早く逃げろ早く!!」

 

「足が・・・動かなくて・・・!」

 

「(くそ!このままだと山中まで巻き込んじまう!)」

 

山中を急いで教室から出し、今でも戦っている優に声を

 

「優!あの子をどうにかしろ!時間は俺が稼ぐ!」

 

左手で顔を覆うように構える。そして引く

 

「『かかってこいよヴァンパイア!』」

 

「何だ?!それは!!」

 

仮面を出して、吸血鬼と対峙する

 

「『これから消えるお前には関係ねーよ』」

 

一瞬で吸血鬼の懐に飛び込み、右ストレートを繰り出すも避けられる

それで終わるわけもなく、連続的に殴打や蹴りを放って攻撃する

 

「くっ!」

 

苦悶の表情をする吸血鬼。そこで優の方を見ると、女子を助けたようで、少し安心できた

 

「(そろそろ時間だな・・・)」

 

「『優!助けたらなら手を貸せ!』」

 

「っ!わかったよ!」

 

女子を助けた優と吸血鬼の相手を変わる。これには少し意味がある

まず一つ・・・というよりこれが全てだな。単純にこれ以上は仮面が持たない(・・・・・・・・・・・・)

仮面は半ば強制的に解かれて、膝をつく

 

「はぁはぁはぁ・・・」

 

「翔!」

 

優がそこで俺に声をかけるがそれが仇となった

 

「隙を見せたな人間!」

 

「まずい!!」

 

吸血鬼が優の血を吸おうする瞬間与一が飛び込み吸血鬼と一緒に倒れる

 

「与一⁉︎」

 

「百夜君、朝倉君早くこいつを…‼︎」

 

吸血鬼が与一を襲う。それをすぐさま優がとめるも、そのまま吸血鬼と窓から落ちる

 

「百夜君!!」

 

「優!!」

 

すぐさま下に降りるとグレンが吸血鬼を消した後だった

 

「お前、アホか。抗吸血呪もかかってない一般兵器で吸血鬼狩れるわきゃねぇだろそれに、翔は武器もなしでなにやってんだ」

 

「気が付いたら体が勝手に・・・ははは」

笑ってごまかすけどグレンには仮面の事は言えない・・・言うとかなり面倒なことになりそうだ

 

「…まぁいい、だがガキのわりにはよくやった。学校の友達を守ったな」

 

「はっ?友達?興味ねーよ」

 

そう言った優にやっと下に降りてきた与一が抱きつく

二階から落ちた衝撃で体がボロボロだったのか、優は抱きつかれてからすぐに気絶した

 

「何あれ?」

 

グレンが聞いてきたので答える。

 

「友達みたいだぞ?ついでに俺もな、グレン約束守らなくちゃいけなくなったぞ」

 

ニヤッと笑いながらグレンに言う

 

「はぁーまじかよ。それとあとでシノアと一緒に執務室に来い」

 

「はぁ?何で?」

 

「いいから来い。優が目覚めてからでいいからな」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

優side

 

目を閉じるだけでいつもあの光景が浮かぶ――

 

大切な家族―― 仲間―― 家族の笑顔―― 

 

目の前には家族がいる

ミカや茜達みんながいた

 

「やーでもよかったなぁ優ちゃん達に友達が出来て」

 

「は・・・?お前ら何で・・・・」

 

「これで僕らも安心したよ~。だってこれから復讐だけで生きていくのは優しい優ちゃんには無理だからさ。だから新しい友達と最後の家族はたいせつにしなよ?」

 

ちょっと待ってくれ・・・!俺はお前らに言わなくちゃいけないことが!

 

「じゃあ僕らはもう行くから」

 

「ま・・・待てよ!!ミカ!ミ・・・」

 

そこで目が覚めた。目の前には知らない天井。右手を天井に向けたまま、目元には雫がたまっていた

 

「(俺は泣いてたのか・・・)」

 

「う・・・百夜君・・・」

 

ベットの足元から心配そうな声が聞こえた

 

「シノアさん!百夜君が目を覚ましました!!」

 

「あ、起きました?」

 

「大丈夫か優?」

 

なにがどうなってるのかよくわかんねぇ・・・

 

「では新しい制服を渡しておきますね」

 

ベットの上に袋に入った制服をおく

 

「友達も出来たので、今日付けであなた方は吸血鬼殲滅部隊に配属されることになりました。となると私たちはあなたの大嫌い’仲間’ですねぇ」

 

「ようこそ月鬼ノ組へ」

 

シノアが手を差し出してくる。その手のうえに笑顔で翔が手が置く。更に与一も手を置く

 

「正直なれよ優」

 

「百夜君も早く」

 

なんかすげー照れ臭くなる

 

「んだよ・・・それ」

 

文句を言いながらも俺は三人の手に自分の手を添えた

そして小さく一言

 

「・・・よろしく」

 

優side end




どうでしょうか!

かなり長くなりました!5000文字オーバー!!
いや早く斬月出して、無双したいだけで長くなったとかないから(大ウソ)
誤字脱字の報告、感想をお待ちしてます!!!

では次回もよろしくどうぞ!!
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