終わりのセラフ~斬月持って異世界ライフ~   作:沢田空

6 / 33
どうも皆さん沢田空です!
今回は前回半端な所で終わらせちゃったので演習の所からです!
ではどうぞ!


5話~それぞれの想い~

~翌日~

 

「今日からは一週間後の鬼呪装備適性試験に向けて君たちの能力をジャッジして行きまーす。でも結果を出せないとそもそも一週間後の試験すら受けられないから頑張るように〜」

 

よっ!みんな翔だ。今日は小百合先生の言う通り、演習を行うために大きめの体育館みたいな所に集まってる

んで俺の周りにいるのは、優、シノア、与一とちょっと離れた所に君月がいる

 

「だ、大丈夫かな?」

 

与一が不安そうに声を上げる

 

「とりあえず一番強い武器は俺がもらう!」

 

「あはは、まだ言ってる」

 

何か優の馬鹿さには呆れるよねうん・・・四年もいるのに

 

「今日の演習は二人一組で行います。仲間と息を合わせる訓練です。なので二人で訓練用の戦闘人形を倒してください。倒すのが早かった順に高くなります。ではまず二人一組になってなった順に前に出てください。あ、あと柊さんは今回は奇数の人数なので、外れて下さい」

 

「あらら、では皆さん頑張ってくださ〜い」

 

手を振って俺達から離れていくシノア。だが去る時に小声で言われた

 

「翔さん、優さんとは組まずに与一さんと組んでくださいね」

 

「は?なんで?」

 

「そっちの方が面白いことになるからですよ」

 

悪戯っ子のような笑顔を浮かべて去っていっていしまった

 

「(まぁとりあえず言われた通りにしてみるか)」

 

「え・・・え?二人一組?んなこと言われたって俺知り合いは・・・あ、かけ・・・」

 

俺の方を向いて、名前を言いかけたが俺は与一を誘う

 

「与一、俺と組もうぜ」

 

「へ?あ、いいよ!」

 

「をを!!!?何でだ翔!!?」

 

そんな優を置いて、前に行く。ふと後ろを見ると、シノアの言った意味が分かった

 

「あーそういう事ね」

 

「何が翔君?」

 

「あれ見てみ?」

 

後ろに残ったのは優(問題児)と君月(問題児)の二人だった

 

「あ、あれ大丈夫かな?」

 

「まぁ、何とかなるだろ」

 

「それじゃぁこれ付けて下さいね」

 

いつの間にかいた小百合先生から渡されたのは手錠だった

それよかあのバカ二人また言い合ってるし、ほんとに大丈夫か?と心配になるよ

そこで言い合いをしてる二人の手に手錠が嵌る

それは小百合先生が投げたものだった

 

「(いやいや!?何でそんなの出来んだよ!!?)」

 

心の中でツッコムが小百合先生は笑顔で説明を始めた

 

「はいはーい、これで全ペア決まりました〜。では手錠を繋がったまま、協力して戦闘人形を倒してください。ちなみに手錠は人形を倒すまで外れないようにできてますから」

 

言い終わると床が回転して人形が現れた

多分これが先生の言う戦闘人形なのだろう

 

「それじゃ頑張ってくださいね〜」

 

それが合図なのか人形が急に動き始めた

与一が驚いたのか声を上げる

 

「うわああっ!!」

 

「落ち着け、与一。そこまで早くないから慌てずにやれば大丈夫」

 

「う、うん!」

 

目の前の人形の攻撃を与一の負担の無いように上手く交わし続ける

 

「そろそろ攻撃するぞ与一!俺が攻撃を受けるから相手の腹に蹴りを入れろ!」

 

「で、出来るかな・・・」

 

「心配すんな、お前なら出来るよ!」

 

俺が鼓舞するように言うと、力強くやってみる!

って言ってきた

なので、作戦通り俺が攻撃受け止め、与一が蹴りを入れたら人形は難なく倒せた

 

「や、やったよ翔君!」

 

「やったな与一!この調子でいくぞ!」

 

二人で喜んでると優の声が聞こえたので優達を見ると二人でなにやら喧嘩をしている

 

「ど、どうしたのかな?」

 

「とりあえず行ってみるか」

 

優たちの所に向かうと丁度優が君月君を殴った所だった

 

「馬鹿かおまえ!!評価とかどうでもいいだろうが!!てめぇの家族があぶねぇんだぞ‼︎家族は死んだらもう・・・二度と会えないんだぞ!!」

 

その優の言葉を聞ききっと、優は自分の家族・・・ミカたちのことと重ねているのだろう。と思った。そしてそう言った優の言葉にはどことなくとても重いものをを感じた

 

「おいおまえ‼︎連絡官‼︎治療室ってのは何処だ‼︎」

 

そう言った後優達は連絡官と一緒に何処かへ行ってしまった

 

 

優side

 

この前から何かと突っかかってくる電柱野郎と演習でペア組むなんて思ってもなかった。それにこいつ自分の妹、血の繋がった家族が危ねぇのに評価だの、成績だの言いやがって・・・!

 

「馬鹿かおまえ!!評価とかどうでもいいだろうが!!てめぇの家族があぶねぇんだぞ‼︎家族は死んだらもう・・・二度と会えないんだぞ!!」

 

死んだらもう会えねんだぞ・・・!

 

~病院内~

 

連絡官の言った病院に着くと沢山の呪符が貼ってあるベットがあり、そこには辛そうにしている女の子がいた

 

「君月くん、今回は危機を脱したが民間の治療所じゃこのウイルスは・・・」

 

「わかってます。でももう少しで月鬼ノ組に入って・・・そうしたら軍の施設に入れられるので・・・もう少しだけお願いします」

 

「・・・そうか・・・」

 

その時の君月の顔を見れば分かる。こいつも俺や翔と同じなんだ、って。大切な人を守りたいって気持ちは・・・

 

「あ〜よかったな助かって。つかおまえクソみてぇに目ツキ悪いのに妹のために頑張ってたのかよ。それならそう言えよ」

 

「・・・・・・」

 

「つっても一番強い鬼呪装備は譲ったりは・・・「お前のせいだ」

 

「お前のせいで評価が下がった。俺は月鬼ノ組に入れない。そしたらもう妹は助からない」

 

こいつ何言ってんだ?何で簡単に諦めんだ?大事なら諦めずに足掻けよ、俺はそう思う。俺には翔しか残ってないんだ・・・なのに何でこいつは血の繋がった家族を諦められる?よくわかんねぇ

 

「妹の命をあっさり諦めてんじゃねぇよ。評価が下がった?もう助からない?ざっけんな!俺は俺の欲しいものは絶対に手に入れる。そのためなら軍も月鬼ノ組も関係ねぇ!なのにてめぇは簡単に家族の命を諦められるのか?!」

 

「あぁ!?誰が諦めるって・・・!!くそ、いったいなんなんだよ・・・てめぇのせいで評価落ちたのに・・・!!」

 

まだ評価とか言うのかこいつ

 

「だが・・・お前の言うとおりだ」

 

「あ?」

 

「今回だけは感謝してるって言ってんだ、大事な時に妹の側にいれたこと・・・悪かったな。俺の妹のためにお前の評価も下げた」

 

素直じゃねぇー奴だなこいつも。素直に言えよな

 

「てめぇとは格が違うっつってんだろ?俺の評価は俺が決めるんだよ」

 

「・・・はっおまえまじうぜぇなぁ」

 

俺は大切な家族を奪った吸血鬼に復讐する。そして翔を──最後の家族は絶対守る、それだけだ

 

 

~四年前~

 

いつもと同じ夜

だが何処かいつも以上に何かを感じる夜

不吉なことを感じながらふと虚空を見つめた。静かな夜を過ごしていたためその変化はすぐに気づけた

 

数人の吸血鬼が外と繋がる道の方へ慌ただしく走っていく。何かあったのだろう。その吸血鬼達に何があったのか聞くためその吸血鬼達を追いかけた。

 

そして、着いた場所には私が飼っていた百夜孤児院の子供たちの死体とその近くに倒れているフェリド•バートリーの姿がある

 

「おのれ家畜の分際で貴族に手をかけるとは・・・殺してやる!!」

 

一人の吸血鬼が言う。その吸血鬼の前には怪我が酷いがまだ生きていると思われる少年の姿があった

 

私はコツコツと音を鳴らしながらその吸血鬼に近づいていく

 

「やめなさい。その人間は私のものです」

 

周りにいた吸血鬼達が私の方を向き驚いた顔をする

 

「じょ…女王陛下」

 

「あ…あなたがなぜここに…」

 

そんな吸血鬼達の声を無視して倒れている少年の元へ歩いていく

 

「あらあらこんなに美味しそうな匂いの血を大量に流して…これじゃあもう死ぬわねぇ」

 

その少年から流れている血を指でとりペロッとなめる。その血は他の子供と比べかなり美味しいものだった

 

 

そして近くで倒れている吸血鬼の方に話し掛ける

 

「これはいったいどういうことかしら?フェリド•バートリー」

 

フェリド•バートリーはニヤッと笑顔を浮かべスッと起き上がる

 

「これはこれは我らが吸血鬼の女王クルル•ツェペシお久しぶり君はいつも綺麗だねぇ」

 

「あらありがとうあなたも相変わらずいやらしいかおで笑うわねぇ」

 

そう皮肉をこめて言う

 

「ひどいなぁ人間に頭を銃で撃たれたばかりなのに。君への愛の力でなんとか笑顔を作ってるんだよ?」

 

そう言ってくるフェリドそれが本音ではないことくらいすぐに分かった。なので

 

「あは、愛?あなたが愛してるものは、私の持つ権力でしょう?」

 

とフェリドの本音を面と向かって言う

それでもフェリドはポーカーフェイスを崩さない

 

「ふふ、それも好きだけどね」

 

「それで?第七位始祖のあなたがたかが人間の子供に撃たれた?冗談でそしょ。そんな戯言誰が信じる?」

 

話にらちがあかないので本題を切り出す

 

「でも事実だ。」

 

「(チッまだとぼけるか。)」

本当のことを言わないフェリドに苛立ちを覚える

 

「いいえ、あなたはワザと逃がした。私の飼っていた天使《セラフ》を二人は逃げ一人は死にかけている。この事件に弁解ができるというのなら今すぐ・・・」

 

その言葉とともにフェリドのさっきまでの笑顔が消える

 

「いや〜、弁解すべきは君の方じゃないかなぁ?天使《セラフ》の呪いに触れるのは吸血鬼の世では法にふれるはず、僕が上位始祖会に一言言えば・・・」

 

その言葉に私は完全にきれる

 

「・・・え?よく聞こえなかった。上位始祖会に何?」

 

まだ保てた理性でフェリドに問う

 

「だから〜僕がこの件を・・・」

 

フェリドが言い終わる前に攻撃を仕掛ける。その力の差は私が約七割の力でも勝てるくらいの差だ。腕をちぎって

ほとんど一瞬でフェリドをおいつめてフェリドの首もとに足を乗っける

 

「あは、よく聞こえなかったんだけど、もう一度言ってくれる?」

 

「ひどいよ、クルル、くっつくとはいえちぎられる瞬間は痛いんだよ 腕・・・」

 

そんなことをボヤしてくるので

 

「このまま首もちぎろうか?」

 

と冷たい声で言う

 

「それは困るなぁ、よし負けを認めようこれ以上この件には踏み込まない」

 

そんなフェリドの言葉に私は無言で返す

さっきまで、私をはめようとしていた奴の言葉など聞く気にもなれなかった

 

「本当だ第一君に逆らってここで生きていけるとは僕も思ってないしね」

 

そんなフェリドの言葉に今度はちゃんと返す

 

「いいだろう・・・だがもしまたこの件を詮索したら・・・」

 

「大丈夫、僕だって命は惜しいからね」

 

その言葉を聞き、子供のことも気になっていたので早く消えろとフェリドに言う

 

「はいはーい、でもまた来るよクルル、僕は君が大好きだからね」

 

そう言って帰っていくフェリド

チッと舌打ちをする。でも今はそんなことより人間の子供に意識をうつす

 

「・・・人間の状態は?」

 

そばにいた吸血鬼に問うと驚いたようにえ?と言ってくるがすぐに状態を教えてくる

 

「呼吸が止まろうとしています」

 

その言葉に間に合ったとホッとしその人間に問う

 

「・・・おい人間、まだ生きたいか?私ならおまえに命をやれる。永遠の命を・・・」

 

少年は苦しげながらも要らないと小さな声で言う

そんな少年に私は少し驚きすぐに笑う

そしてブチっと自分の唇に傷をつけ血を流す

 

「はははそうか、命は要らないか。だがおまえに選択権はない。私の血を飲みおまえは、人間をやめろ」

 

その言葉と共に血を飲ませるべく少年に口付けをする

そして少年はうわあああああと叫び吸血鬼となった

 

◆

 

現在 京都ー地下

吸血鬼たちの第三都市

サングィネム

 

『今日始祖の血を継ぐ貴族の方々に集まってもらったのは他でもない』

 

そんな吸血鬼の声がする方へ歩いていく。着いたのはたくさんの吸血鬼が集まっているドームのような部屋

前には吸血鬼が演説のようなことをしている

 

『脅威ーそれは東京以北において暴れている。《日本帝鬼軍》という名の人間どもの組織だ』

 

そんな言葉を聞きながら奥にいる桜色の髪をした少女、ここにいる吸血鬼の誰よりも強いこの少女の名前はクルル•ツェペシ。その少女は僕を見つけてにこっと笑ってくる

僕は顔をかえず無視して一人呟く

 

「人間の・・・・・・組織・・・」

 

『奴らは我らの同胞を殺し、領土を拡大し欲望のままに禁忌の呪法に手を出す。情報では再び《終わりのセラフ》の実験までしているという。このまま奴らを野放しにしておけば8年前と同じ、大厄災が起きることは間違いない。よって我らは・・・』

 

クルルが手でその言葉を制しスッと前にでる

 

「よって我らは《日本帝鬼軍》を殲滅することに決めた、戦争だ!世界の安定を守るため我らは欲深い人間どもを皆殺しにする!」

 

その言葉が終わると周りからオオオオーと言うこえが上がる。その中を一人僕はやはり呟く。

 

「優ちゃん、翔、すぐ助けに行くからね・・・」

 

 

その言葉は周りの声によって消されていった

 




どうだったでしょうか?
誤字脱字の報告、感想をお待ちしております!!

優の心情とか難しくて・・・

では次回もよろしくどうぞ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。