終わりのセラフ~斬月持って異世界ライフ~   作:沢田空

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どうも皆さん沢田空です
今日2話投稿予定なので今日中には斬月出せます!!

馬鹿野郎さん、ヴァナルガンドさん感想の方ありがとうございました!!

ではどうぞ!!


6話~試練~

あれから、約10日

優がグレンを探しにいこうぜと言うので五人で探しにいくこととなった。やく1時間ほど会話をしながら歩いて行くと

 

「あー、クソつまんなかった。世界滅びた後も内部で政治やら派閥争いやら・・・あほかっての」

 

と言う声が聞こえる

その声は俺たちが探していた張本人のものでありその声が聞こえた瞬間に俺たちはその声の方へ走っていくいち早く走っていった優は当たり前のようにグレンを先に見つけ

 

「馬鹿グレン、見つけたぁああああ!!」

 

大きい声を出しながら優はグレンの方にダダダダダッと走っていき飛び蹴りをかました。しかも

 

「俺に鬼呪装備渡さないで10日失踪するってどう言うことだぁぁぁ!!」

 

と言いながら、だがその蹴りも軽々とグレンに止められた。そんな優を見てグレンは面白いように笑う

 

「はは、相変わらずおまえ・・・わかりやすいなぁ。くだらん政治の後だとちょっと面白いぞ」

 

「俺は面白くねぇよ!!いい加減俺に吸血鬼殺せる武器よこせっ!!」

 

そんなことを優が言っているとき俺たちはやっと優に追いつく

そしてそんな俺らを見てグレンは一旦優の足をはなしておまえらそーんなに吸血鬼に復讐したいのか?と聞いてくる。その質問にすぐさま優が答えた

 

「したいねっ!俺はそのためだけに生きてんだよ!」

 

そう言った優をグレンは考え事をしているのかボーとした顔でみつめる。そして決意したように言う

 

「よし、なら明日鬼と契約するか。で前線に出してやる」

 

さすがの優もこんなにすんなりオッケーをもらえるとは思わなかったのか面食らった顔をしている

そのあと、え、マジで!!?と声を出していた

 

「ああそうしよう。訓練間に合ってなくてももういいや」

 

そんな投げやりな言葉に俺は呟く

 

「仮にも先生やってんのにそんな適当でいいのかよ・・・」

 

聞こえないように言ったつもりだったのだが地獄耳のグレンには聞こえたようだ

 

「何かいったか?」

 

「なーんにも言ってねーよ」

 

その言葉にグレンはそれでいいと言うようにとてつもなく怖い笑顔でニコッと笑った。そして俺たちに言う

 

「死んだらおまえらの責任な?」

 

そんな言葉に優は顔を輝かせながら

 

「おおお問題ないね!!それだよそういう展開をずっと待ってたんだよ!!」

 

と言っている。グレンはははっと笑う

 

「やっぱ馬鹿だなおまえ・・・あっところでさ優・・・

上官蹴ろうとするんじゃねぇぇぇぇ!!!」

 

優の頭にグレンの踵落としがゴンっと鈍い音を立ててヒットした。そのまま意識をうしなった優をほっといてグレンは歩いていく

 

「あーやっぱ馬鹿どもの相手すんのは疲れたわ。でもまあちょっと面白くなってきたな」

 

と呟きながら

 

~翌日 教室内~

 

「それではこの前やった呪術筆記試験の答案を返して解散にしまーす。この結果はこれから与えられる鬼呪装備のランク決めにも影響するので結果を受け止めて次回に活かすようにして・・・」

 

先生は答案用紙を配りながらそんな事を言っている。俺にも結果が配られた。結果は全て100点・・・とはいかず平均的に90点くらい。

そばにいたシノアが覗き込んでくる

 

「いやー、流石は翔さんですねぇ〜」

 

それに比べて・・・とシノアは風のように優のそばにいきサッと優の答案用紙を奪う。優は取られまいとしたようだが一歩遅かった。シノアはその結果を見てやはりというように笑う

 

「うわーすごいこれアレじゃないですか!超人にしか取れないと噂のあの伝説の点数じゃないですか!皆に見てもらいましょう〜」

 

シノアはまたもや風のように男子生徒の方へ行きサッと答案用紙を机の上におく。男子生徒はその点数を見てそれぞれの感想を言っていく

 

「おおおおなんだこいつまじで0点だぞ」

 

「ほんとだすげぇ!!」

 

「この月鬼ノ組は吸血鬼殲滅部隊の中でもエリートの集まりじゃなかったのかよ?」

 

「答え全部ひらがなで書いてあんだけどそんな馬鹿がなんでここにいんだよ・・・」

 

「見んなコラアアア!!!」

 

ついに優が怒った。まぁ我慢した方だろう

やっとの事で答案用紙を奪い取りシノアの方を向く

 

「・・・てんめぇいじめっ子すぎんだろ」

 

「いじめっ子とはなんですか。トゲトゲしすぎてクラスに溶け込めないあなたを人気者にしてあげてるんじゃないですか」

 

「余計なお世話だっつの!!だいたい仲間やら友達やら吸血鬼殺すのにいらねぇんだよ!!」

 

と優は開きなおっている

 

「まーたそんなことをチームプレイできない人は軍じゃ活躍できませんよ」

 

そんな言葉を聞かず優はシノアを指差し言う

 

「できるね!俺は超スーパー活躍するね!」

 

そんな優に呆れ呆れシノアは言う

 

「子供ですかあなたは」

 

「誰が子供だって!?」

 

そんな二人の会話を与一と間に入る

 

「でも優くんはあれだよね。子供の時吸血鬼の都市で監禁されてたから読み書きは日本語より英語やラテン語の方が得意なんだよね。今回は仕方ないよ」

 

そんな与一の言葉にあーいや、なんというか・・・と照れたように?頭をかく優。そんな中で後ろからひょいっと君月君が優の答案用紙をとった。隙をつかれた優は、ああ!!?と叫んだがその手に答案用紙はもうない

君月君はその答案用紙を見ると一言言う

 

「頭にクソでも詰まってんのか?」

 

「ああ!!?」

 

「君月君やめろって、優の頭には何も詰まってねぇんだよ」

 

「おい!?翔てめぇもかよ!?」

 

本当は言うつもりはなかったのだがどうやら口に出ていたらしい、まぁいいか

さっきまで怒っていた優は俺たち二人に向かって

 

「なんだよ偉そうにしてるてめぇはじゃあ何点だったんだよ!!?さぞいい点なんだろうな!?」

 

と聞いてくる

「(言った方がいいのか?)」

 

そんなことを考えているとすでに君月君は自分の答案用紙をもって優に見せおり、それは全て100点の答案用紙だった

 

「右からラテン語呪術、英語呪術、日本語呪術、いやー俺は日本語以外苦手だから帰国子女気取りの優さんにはとてもかないませんよ〜」

 

そんな君月君の嫌味に優は完全にきれる

 

「てめぇは吸血鬼の前にぶっ殺ぉおおおす!!」

 

「上等だ来いやコラぁあああ!!?」

 

喧嘩し始めた優達をほっとき、俺はシノアの方へ歩み寄る

 

「なぁシノア、グレン今日来るって言ってたよな。くるのか?」

 

ちょうどシノアに聞いていた時ガラッとドアが開く

入ってきたのはグレンだった

 

「おいなんだ相変わらずクソうるせぇなここは」

 

と言いながら入ってくる。小百合先生はグレンが来たことが嬉しかったのか照れたような嬉しいような顔でグレンを出迎えている

 

「中佐ちょうど来ましたね」

 

そうシノアが言ってくるのでそうだなと返す

隣の優達はまだ喧嘩をしているがすぐにグレンに気づき優がグレンに声を掛ける

 

「おいグレン!!てめぇいい加減俺に鬼呪装備よこせよ!!俺は吸血鬼どもに復讐するためだけに生きてんだぞ!!なのになんでこんなとこでクズどもと一緒に・・・「騒ぐな馬鹿俺が喋る・・・」

 

君月君は優の言葉を遮り次は俺だ、とグレンに向かって話し掛ける

 

「なぜクラスを放置して10日以上も失踪したのでしょう?もう我々には鬼呪装備契約のための実力はあると思いますが」

 

その言葉にグレンは薄く笑う

 

「へぇ、おまえらクズどもに鬼と契約できるだけの実力があるって?」

 

「あるに決まってんだろ!!君月のクソにはないとしても俺にはある!!」

 

優が素早く返答しそれに君月が黙れよ‼︎と言うそのまままた、喧嘩になっていく

そんな二人を尻目にみながらため息を一つはく

近くにいた与一に聞く

 

「こいつらいつまでこんなんなんだ?」

 

「一生このままだと思うよ?」

 

だよな〜っとまた一つため息をついた

そのまま前を向くとグレンが自分の剣を抜いている所だった

「(ちょっと待て!!とてつもなく嫌な予感が・・・!)」

そんな俺の嫌な予感は的中する。そして

 

「死んだ奴は修練足りてなかった自分を恨め」

 

と、グレンは言ったあとそのまま剣を床に突き刺した

その瞬間黒い霧のようなものが教室全体を包むがそれだけではなかった、周りのほとんどがすぐにドサドサと倒れていく

 

「があ?なんだこれ」

 

「し…心臓が締め付けられ…」

 

それぞれ優と君月君が言う。与一はほとんどなにも感じて無いのかみんなどうしたの?とキョロキョロしている。

俺も俺でなにも感じずただ倒れていく人を見ることしかできなかった

そんな中やっとグレンがはい終了と剣をしまう。そしてそのまま言っていく

 

「よーしじゃあ今意識があるやつ、見込みがあるこのまま訓練続けてきゃ鬼呪装備契約の儀に移れる可能性がある。あと立ってられた奴お前らは優秀だ。すぐに俺の剣と同ランクー『黒鬼』のシリーズに挑戦させてやる。で立っているのは〜優・・・君月、与一、翔・・・お前は気絶しろよ」

 

ははっとシノアは笑う。

 

「あのグレン様、無茶苦茶な試験はいつものことですが与一くんを『黒鬼』シリーズに挑戦させるのはどうかと思います」

 

と小百合先生がグレンに言う。その言葉にグレンはうっとおしそうに答える

 

「俺の決定に文句あんのか?」

 

「文句は無いですが・・・しかし、与一君は心が安定していても鬼を受け入れられるだけの強さは・・・」

 

「強さがなきゃ死ぬ。ここはそういう世界だ、おままごとやってんじゃねぇぞ」

 

今度は女の先生ではなくシノアがグレンの言葉に対して答える

 

「ですが鬼は弱い人間を嫌います。与一さんはきっと鬼に・・・「うるせぇなぁ」

 

シノアの言葉を遮りグレンは与一の方を向く

 

「おい与一おまえ吸血鬼に殺された姉貴の復讐したいんだろ?なら命かけるよな?」

 

与一は少しためらいを見せる。そんな与一に俺は声を掛ける

 

「与一、俺はやめた方がいいと思うぞ。でも与一にはここに来た理由があるはずだ。だから無理強いはしない」

 

そして与一は何秒か考えたあと大声でグレンに言う

 

「グレン中佐!!僕やります!!もっと強い力が欲しいから!!もう大切な人を失わないですむだけの力が欲しいから!!」

 

その言葉には与一なりの決意の表れがあった気がした

そして優がその時悲しい顔をしていたが誰も気付く人はいなかった

 

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