「……主や俺が前世でいた世界は、何ていうか異世界ファンタジーの典型というか、リアルドラクエ世界というか……まぁ、そんな感じの世界だったんだよ。で、俺はそんな世界の人間じゃなくて魔物。モンスターの一種だったんだ。
その世界にとって魔物は完全に人間の敵、百害あって一利なしな存在だって思われてて、……だから俺の家族も仲間も人間に殺された。まだ子供だった俺だけが、大怪我は負ったけど何とか逃げて生き延びて……でもガキで弱くてしかも大怪我してるから、すぐに行き倒れて死にかけて……、そこで子供の主と出会ったんだ。
主が、俺を助けてくれたんだ」
突っ伏して脱力したまま、草薙君は「前世」の話を淡々と続ける。
「主」という呼び方からして主従関係だったことは普通に予想してたけど、前世が「魔物」というパターンは珍しい。でも出会いの経緯は王道だなーと、私はラノベか漫画の編集者みたいなことを考えながら、彼の話を聞く。
たぶん、初めは「同胞を殺した憎い人間め!」とか思って施しは受けないと拒絶するか、回復したら殺すつもりだったのがどんどんほだされて、いつしか私を「主」と認めた展開なんだろうなーとか考えてた。
「まぁ、そこからの展開はベタ中のベタだよ。ありきたりすぎて漫画とかなら少しはひねれって怒られそうなくらいな。
初めの内の俺は主に威嚇しまくりだし、手当てしようとした主の方が俺の所為で逆に怪我するのが毎回だったのに、それでも主は俺を手当てしてくれて、かくまってくれて……、助けてくれたことにどんどんほだされていったんだ。家族も仲間も全滅して、寂しくて独りは嫌で、差し伸べてくれた手が本当は初めから嬉しかったんだ。
……そんな感じで俺の方はマジありきたりなド直球の王道なんだけど、主の方は微妙にずれてたのがこの話の笑いどころだな。
主はそもそも俺が魔物だって気付いてなかったんだよ。主の養父に俺をかくまってることがばれた時、俺が魔物だって知って『え? マジ?』って言い放って、俺もマジギレしてた養父も思わずフリーズしてたなぁ」
私の頭の中を読んだかのように私と同じ感想を草薙君が口にすると同時に、少し笑って私の前世の妙なボケを暴露する。
ちょっ、おい、前世の私! 何そのボケは! ちょっとはひねれとは思ったけど、その斬新さはいらない! 異種族との交流の感動どころが台無しじゃん!!
前世の私に脳内で突っ込む私は、何とも言えない気まずそうな顔をしてたんだろうね。
まだ机に突っ伏したままだけど、うつ伏せから顔を横向きにして私の様子を窺った草薙君は少しだけ、悪戯が成功した子供みたいに笑った。
「ははっ! 今までの交流が台無しになる事実だろ? ……でも、台無しになんかならなかったよ。むしろ、俺の存在が養父にばれたことが、俺が主を『主』と定めて、俺の全てをささげようと思ったきっかけだ」
笑みの種類が変わる。
悪戯を成功させた子供の笑顔から、遠い思い出を懐かしむ老人のような笑みを浮かべ、草薙君は自分の「主」について誇らしげに語り続ける。
「主の養父は俺をかくまってたことをめちゃくちゃ怒って、俺を殺そうとしたんだ。まぁ、当然だよ。その時の俺はまだ怪我が治りきってないし子供だったけど、それでも子供の主ならいつだって殺せる魔物なんだから、今のうちに駆逐すべきがあの世界では常識で当然の考え方だったんだけど……。
主はさ……、言ったんだ。さっき、俺に言ったみたいなことを、自分の養父にさ。
『魔物というだけで、この子を殺すなんてことしたくない。
私を傷つけたのも信用できないのも、この子を魔物だからというだけで殺そうとした人間の所為であって、この子が魔物だからじゃない。人間なら酌量の余地ありって判断されそうな事情なのに、魔物だからこの子を、私しか傷つけてないのに、私はいいって言ってるのに、なのに、問答無用で殺すの?』ってな……。
そう言われたら、あの人はもう何も言えなかったんだろうなー。主の養父はハーフエルフで、迫害されて森の奥に隠れ住んでたから」
なるほど。そりゃ何も言えなくなるよね。
自分のしようとしたことが、自分がされてきたことだって指摘されたようなもんなんだから。
というか、養父って何? 実の親はどこ行った? しかも迫害されてるハーフエルフって、前世の私の家庭事情はどうなってんの?
何か色々と気になる前世の私の情報がサラッと出されて気になるけど、まぁそれはとりあえず横に置いて、今は草薙君と私の話に集中しよう。
でも、前提がボケてた割には結局は王道な話だよね。
そう思った私に、ようやく突っ伏すのをやめて起き上がった草薙君は、今度は頬杖をついてまた悪戯を企むように笑って見てた。
「……この辺も王道なんだけどさ、また主が何故か微妙にずれてんだよ。
主のセリフ、俺を庇いながら泣きながら怒りながら養父に熱弁したらまさしく漫画の見せ場だけど、主は俺にさっき言ったみたいに淡々と何気なく、『今日はいい天気だね』くらいのノリで言い放ってからな」
うぉい、前世の私。どうしてそのまま真面目に王道を貫かない。
いっそ全然違う方向に向かった方が笑いが取れるのに、どうして本当に微妙にずれてるの? ただ単に反応に困るだけじゃない。
私にとってはマジで困惑するだけで、草薙君が言うには養父もやっぱり困惑してたらしい。
でも、草薙君にとっては、魔物だった頃の彼にとっては違ったらしい。
「主の養父は、色んな意味で『なんて言い返せばいいのかわからない』って顔してたけど、……けどさ、俺はそれが嬉しかった。
主が言ってくれた内容自体ももちろん嬉しいよ。むしろそれが大前提だけどさ……、俺にとっては泣きながら熱弁よりも、淡々と当たり前のように……、魔物の俺を『殺したくない』って思うことが主にとっては熱弁して主張しなくちゃいけない事じゃない、当たり前の考えだってことが……俺にとっては何よりも、嬉しかった」
「……何で?」
素で訊いた。
私にとっては覚えてないしそもそも事実かどうかの保証がないとはいえ、昔の自分ながら反応に困る対応すんなとしか言いようがないから、どうしてそんな私の微妙にボケた言動が、草薙君が生まれ変わっても忘れないくらい、泣いて再会を喜んで、覚えていないのならもう関わられなくてもいいから嫌わないでほしいほどの大切な「主」になったのかが全然わからない。
なのに、草薙君は笑う。
今の私も、その理由がわからないことが嬉しいと言うように彼は微笑んで答えた。
「人間にとって俺たち魔物は問答無用で駆除して駆逐すべき敵であるように、魔物にとっても人間は理屈なんかなく相容れない敵だった。
だから、人間に助けられた時点で、人間である主に『生きてていいよ』って言ってもらえたことは、俺にとって奇跡だったんだ。主が俺のために、自分が傷ついても俺を助けようとしてくれて、かくまってくれた日々はまさしく夢のような奇跡そのものだった。
……だからこそ、いつか絶対に失うものだって思ってた。奇跡も夢も、長くなんか続かない、永遠なんかじゃないからこそ、そう呼ばれることくらいわかってたから。
本当は主に即堕ちしてたも同然なのに、ずっと威嚇してデレなかったのも、どうせ失うんならこれ以上主のことを好きになりたくなかったからだ。
なのにさぁ……、主は俺のこと魔物だって気付いてなかったわ、気付いても『常識でしょ?』って言わんばかりにこれからも俺と一緒にいてくれるって言うわさ……、そりゃ初めは色々と脱力したけど……嬉しかったよ。
主はバカだったとか鈍かったとかじゃなくて、本当に魔物であるかそうでないかなんてどうでも良かったから、違和感の塊のはずの俺を魔物だって気付かなかったし、知ってもそれは変わんない。俺が側にいること、俺が生きることを『当たり前』だって言ってくれた。
……泣きながらの熱弁だったら、結局それぐらいしないと受け入れてもらえない、俺は主にとって『非日常』な存在で、主の『日常』には溶け込めないし寄り添えない存在だってことを痛感させられたと思うんだ。
だから、なんか妙にずれてボケてたけど、主の反応が、言葉が、……俺を主の当り前な『日常』に組み込んでくれたことが俺にとっては一番嬉しくて、あの瞬間、主は俺の神様で全てで世界そのものになったんだ」
* * *
嬉しそうに、誇らしげに、草薙君はそう締めくくった。
その笑顔はまさしく輝いてると言わんばかりだったから、さすがの干物系の私もうっかり一瞬ときめいた。
なのでクールダウンさせようと、もうほとんど飲んじゃって氷が解けた水で薄まってまずいだけのジュースを飲み干してから、ちょっと彼には悪いけど水を差すような発言をする。
「……草薙君が『主』さんのことを大好きなのは理解したけど、私に同じものは求めないでね。
あなたの話はやっぱり結局、否定する根拠もないから『とりあえず』信じる程度でしかないし、真実だとしても私は何も覚えていないから、前世がそんな人だったからって今もそんな風に言える自信なんかないもん」
これは照れ隠しだけじゃなくて、実は初めから言いたかったことでもある。
草薙君の話が全部事実であっても、私は何も覚えていないし心当たりもない、今の話を聞いても思い出したことだって何もないのも事実だから、「昔の主はこうだった」とか「主はそんなこと言わない」みたいに、私の知らない、とっくの昔に亡くなっている人の面影を押し付けられるのは、はっきり言って苦痛でしかない。
だから初めから、これだけは草薙君がどんなに傷ついても、逆ギレされても絶対に念押しして釘を刺しておこうと思って言ったけど、草薙君の反応は幸いというべきが私が予想したどちらでもなかった。
彼は一瞬きょとんとしてから、申し訳なさそうに苦笑した。
「あぁ、うん。わかってる。『主』なんて呼び方してる時点で説得力がないけど、それは一番しちゃいけないことだってことはわかってるよ。
……でも、面影を見るなってのは、本当に悪いけど多分無理だ。主、マジで前世とそのまんまだから。顔立ちはそっくりそのまんまって訳じゃないけど、何というか表情というか雰囲気がそっくりなんだ。そのおかげで俺は入学式で主を見かけた瞬間、『この人が主の生まれ変わりだ!!』って確信したくらいだし」
あ、そんな前から私の存在に気付いてはいたんだ。
っていうか、マジか。私の「常に半分寝てるみたいな、覇気と愛想が全くない顔と雰囲気」は前世からなの?
何なの、私の無愛想っぷりと雰囲気は魂に刻まれたデフォルト設定なの?
まぁそれは置いといて、私は申し訳なさそうな草薙君に一応フォローをしておく。
「私に昔の主はこうだったからこうしろああしろっていう強制をしないのなら、面影くらいなら別にいくらでも見ていいよ。そこは個人の自由で、逆に私が過干渉するのは間違いだし」
面影の押しつけが迷惑なのであって、私を誰かに似てるなーと思うこと自体は別に迷惑でもなんでもない。
それまで制限することは惨いし他人の権利や自由の侵害でしかないから、だから少し思いつめ気味な草薙君にそのことを伝えたら、草薙君はお冷を口にしてちょっと呆れたように言う。
「……主、マジで記憶ないって嘘じゃねぇの?
よくそれで、『前世がそんな人だったからって今もそんな風に言える自信なんかない』って言えるな。間違いなくあんたは、同じ状況に陥ったら同じことを言うって確信したぞ。
……けど、ありがとな。そう言ってもらえたら助かるし、ついでに俺は主が懸念してることもしないで済むって確信した。
――する必要ねぇよ。
俺はまだこの世界の主を、あんたを良く知らない。でも、俺が『これだけは』って思ったところだけは、今の主も昔の主も変わってない。大切な何かを絶対に忘れないで、手放さないで、ついでに押し付けがましくもなく、『当たり前』だって思って大切にして貫くところがそっくりだ。そこは生まれ変わっても変わらない、魂が持ち合わせたものだったんだな」
呆れたように言いながらも、最後は心の底から嬉しそうに笑って、また私のクールダウンさせたはずのわずかな、自分でもあったんだ! って驚愕するほどささやかな乙女心をきゅんと鳴らす。
ただでさえイケメンってだけで反則なのに、この好感度MAXの笑顔はヤバい。
今までの好意は私じゃなくて前世の「主」に向けられたものだから、困惑するだけで別にどうとも思わなかったけど、今のは現在の私も含めた好意だったから、マジでヤバかった。
幸いながら私の表情筋は兄と弟曰く、「死んでるっていうより寝てる」と言われるほど基本的に無表情というか眠そうとしか思えない顔がデフォなので、珍しく私の乙女心が仕事したことに草薙君は気付いた様子はなく、小首を傾げて「どうした?」と尋ねる。
「なんでもない」
そう私は答えて、テーブルの端に立てかけたままのメニューに手を伸ばす。
そしてそれを開いて、訊いた。
「何食べる?」
「え?」
私の問いに草薙君はきょとんとした顔で聞き返し、私もきょとんとする。たぶん、表情は変わってないんだろうけど。
「……晩御飯、食べて帰るって家に言ったから、話も一区切りがとりあえずついたし、そろそろ私はご飯食ようと思ってるんだけど、草薙君は食べないの? あ、それともこの後、用事あったりした?」
何で訊き返されたのかがわからず、自分がご飯を食べる理由をとりあえず話してから、そもそも自分が強引にゆっくり話が出来る場所として呆然自失状態だった彼をファミレスまで連れ出したことを思い出した。
あ、そうだ。草薙君は家に連絡とか何もしてないし、この後予定があったのかもしれないことを完全に考えてなかった。
「え? いや、予定なんか何もないし、俺は独り暮らししてるから別に連絡を入れる必要もないけど……」
私が図々しく草薙君の予定の邪魔をしちゃったのかと思って謝る前に、彼は戸惑いながらも私の不安は見当違いであることを説明した。
ん? それならなおさら何で訊き返した?
単純に私とご飯食べるの嫌だった? まぁ、普段はリア充の見本のようなDKだから、そりゃ彼女でもない私と一緒にご飯なんて、友達とかに見られたらいやに決まってるか。
そんな感じで思ったことをそのまんま口に出せば、「主と一緒にいる所が恥ずかしいわけあるか!!」と割とマジギレされた。
「……俺は主と一緒にいることを、喜びこそしても恥ずかしいわけねぇよ。むしろ、めちゃくちゃ嬉しいよ。
逆に、主の方が迷惑じゃねーの? 主と俺は確かにこんな事情がなければ互いに関わることが無いタイプだから、今更だけど俺と一緒にファミレスにいたなんて周りに知られたら迷惑だろ?」
あぁ、なるほど。気を遣ってくれてたのか。
まぁ、確かに面倒なことは起こるだろう。私の友達は類友だから、私と草薙君がファミレスでご飯食べてたってこと知っても、純粋にどんな接点があったんだろう? って部分くらいしか気にしないだろうからいいけど、私とはあまり関係ないはずのリア充女子が怖いな。
間違いなく、「草薙君を紹介して!」と群がられるのはいい方、「何であんなキモイオタク女が草薙君と馴れ馴れしいのよ」と思われて、嫌がらせされる可能性はめっちゃ高い。
けど、その程度の嫌がらせは実は慣れっこだったりする。無駄に美形な兄の所為で。
「気にしないよ」
兄の所為で鍛えられたスルースキルのことを話すと、草薙君は「結局迷惑かけてるじゃねーか! 気にしろよ!!」とキレそうだから、私は一言で終わらせる。
一言で終わらせても、やっぱり前世の忠義心の所為か素で彼の人が好いからか、「いや、気にしろ」と突っ込まれたけど、それでも私は草薙君が嫌じゃないのなら、退く気はなかった。
「私はそんなことよりも、草薙君の話が気になる」
お説教が開始される前に、自分の意見をブチ込んだ。
私に何かを、自分とこれ以上一緒にいることのデメリットを語ろうとしてた草薙君は、私のセリフで完全に出端がくじかれて、代わりに出てきた言葉は「……聞いてくれるのか?」だった。
「うん。なんか色々と、前世の私何者? って感じの情報が小出しされて、気になるし。
それにさ、今までの話を聞いて草薙君の反応を見て、やっぱりあなたの頭がおかしいとは思えないし、病気だったとしてもいい人だと思うから嫌いになれない。むしろ結構好きだから、せっかくの機会だし仲良くなれるんならなりたいと思った。
今の草薙君も草薙君の前世も私は知らないから出来れば教えて欲しいし、それから草薙君も『今』の私を、『主』じゃなくて『
私はそう答えて、半分寝てると言われてる表情筋を動かして笑ってみた。
ちゃんと笑えているのかどうかは自分のことながら全く自信がなかったけど、それでも草薙君は一瞬ポカンとしてから、ちょっとだけ頬を赤らめて赤べこみたいに何度も頷いた。
「う、うん! お、俺の方からも、よろしくお願いします!!」
迷惑なら自分と関わらなくていい、むしろ関わっちゃダメだ的なことを何度も言ってたけど、本心ではやっぱり前世の全てだった「主」である私と関わりたかったんだろうね。
何度も頷きながらへにゃりと、至福のあまりにとろけるように笑った草薙君にまたきゅんときたけど、今度は乙女心というよりあれだ、ペットショップとかで子犬や子猫の超可愛い瞬間を見た時と同じ胸のときめきだった。
本人には言えないけど、草薙君ってすっごく犬っぽいなと思った瞬間だった。
* * *
とりあえず、私と草薙君が店員さんに注文を取ってもらってから、やたらとキラキラした目で草薙君は「で? 主は何が、何から聞きたい?」と尋ねてくる。
覚えてないし、完全に信じられてる訳でもなくても、引かれないし嫌われないとわかったのなら、話したくて仕方がないらしい。
大好きな主の話なら、まぁそりゃ自慢もかねて話したくて仕方ないのも無理はないか。他の誰かに話せる内容でもないしね。
ただ、私が真っ先に聞きたい話はたぶん、草薙君が話したい内容ではないだろうなーと思っているので、ちょっと申し訳ない。
申し訳ないと思いつつも、私はまずこの疑問をぶつけるけどね。
正直言って、彼の話を聞こうと決めた一番の理由はこれだもん。
「えーと……出来れば忘れて欲しいことだけど、何で草薙君は私が学校の廊下でアホなことしてたのを見て、私に前世の記憶があるって思ったの?」
その質問に、草薙君は若干気まずそうに目をそらしてから答えてくれた。
「…………主、前世で全く同じ技名を叫んで魔物退治をよくしてたから……」
「何で!?」
ちょっと待って! 前世の私は何者!? 幕末の人切りなの!? リアルドラクエ世界って言ってたよね!?
……どうやら思った以上に、私の前世はややこしいようです。