この素晴らしい決闘者に祝福を!   作:ナレーション響

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ガエルはやはり強い

職業デュエリストになったので、1回どんなスキルがあるのか見てみる事にした。

 

 

デュエル…SP(スキルポイント)1

タッグデュエル…SP1

デュエルマッスル…SP2

カード手裏剣…SP3

決闘盤が盾ならカードは剣…SP5

ドロー運アップ1…SP1

ドロー運アップ2…SP2

ドロー運アップ3…SP5

ドロー運アップ4…SP8

シャイニングドロー…SP25

心理フェイズ…SP2

鋼メンタル…SP3

クリアマインド…SP5

ルーンの瞳…SP15

赤き竜の痣…SP25

カード書き換え…SP25

決闘者の燃え盛る熱き血潮…SP10

オゾンより上でも問題ない…SP25

かっとびんぐ…SP5

アニメ効果カード…SP30

 

…うん、突っ込み所多すぎ!

 

決闘盤が盾ならカードは剣は大体想像出来る。恐らく決闘盤やカードを硬くするスキルなんだろう。

だがオゾンより上でも問題ないってなんだ!?宇宙空間でも活動出来るのか、それともゴールドレアになってオゾンより上にぶっ飛ぶのか!?まるで意味が解らんぞ!?

 

他にも突っ込みたい所もあるけど今は良いか。

今の俺の所持SPは3か…、一番重要そうなデュエルはまず取るべきなんだろう、後2か…、デュエルマッスルは取って置いて損はなさそうだ、身体能力アップ系スキルはこれとかっとびんぐだけだしな。

 

俺はスキル一覧からデュエルとデュエルマッスルを取得した。

…なんだろう、筋肉が張る感じがする。

見た目的には余り変わったように見えないな…「おーい、そこのお兄さん!ちょっとそのボールこっちに投げてー!」遠くから少年が声をかけてきた。

足元を見てみると野球ボールくらいの大きさのボールが落ちていた。

 

「このボールか?よし今投げるからなー!」

 

俺は少年に向かって軽く投げた。

 

ギュンッ

 

猛スピードでボールが少年よりも後ろに向かって飛んでいった。

 

軽く投げたはずなんだけど…って、やばい!?

 

「ぐえっ!」

 

ボールが黒い服の少女にぶち当たる。

 

「すまん!大丈夫か!?」

 

俺はすぐさま少女に駆け寄って声をかけるが返事も無く少女は動かないままだった。

 

「まずい、打ちどころが悪かったのか!?どっかに病院は…!」

 

ぐぎゅるるる…

 

少女の方から音がした。

 

「すみ…ません、何か食べ…物を…ここ最近、何も食べて無…て」

 

俺は少女を担いでギルドに向かった。

 

 

 

「いや~ありがとうございます。こんなにもご馳走してもらって」

 

「いや、良いよ。それよりも体大丈夫?」

 

「三日間飲まず食わずだったからか町中で急に倒れてしまい、まさか無償で助けてくれる優しい人がいるとは思いませんでした」

 

本当はデュエルマッスルで投げたボールが当たったからなんだけど…まあいいか。

 

「そういえば自己紹介がまだでしたね。我が名はめぐみん!アークウィザードを生業(なりわい)とし、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操る者…!」

 

急にテンションが上がった様な自己紹介してきた。

もしかしてこの世界ではこれが一般的な自己紹介なのか?

ならこちらも…

 

「我が名は遊佐慎太郎!決闘者を生業とし、様々な魔物を操りし者!」

 

普段から召喚口上とか考えているからスッと出てきたな。

 

「おお、紅魔族流の自己紹介で返してくれるとは!ありがとうございますシンタロー」

 

ん?これが一般的なんじゃないの?

 

「それにしてもデュエリストとは一体なんでしょうか?」

 

「ついさっき冒険者登録をしてさ、でその時の職業にデュエリストがあったんだ。今はとりあえずスキルの確認をしていた所」

 

「冒険者だったのですか、ここであったのも何かの縁、もしよければ一緒にパーティーを組みませんか?」

 

願ってもない申し出だった。まだどんなモンスターが召喚出来るのか詳しく確かめてないので、イレギュラーな事が起こるかもしれないしな。

仲間が多いいにこしたことはない!

 

「ああ!これからよろしくめぐみん!」

めぐみんが仲間に加わった。

 

 

 

初心者向けクエストとして、ジャイアントトード5匹の討伐を受け、街の近くの草原に来た。

 

「そういえばめぐみん、さっき最強の攻撃魔法がどうとか言ってたけどどんな魔法なんだ?」

 

「気になりますか!?良いでしょう教えてあげましょう!最強の攻撃魔法、爆裂魔法とはありとあらゆる存在にダメージを与えられる魔法なのです!その一撃は山をも穿ち、天は鳴き、地は割れる!あ~テンション上がってきました!撃っても良いですか!?今撃っても良いですか!?」

 

「落ち着け!?モンスターが現れてから撃て!」

 

なんか危なっかしいなこの子…そうだ敵が来る前にデッキと罠でもセットしておこう、何デッキが良いかな。

ん?待てよ、この草原なんかじめじめしているしもしかして…ちょっとアクアアクトレスガエル使ってみるか。

 

「めぐみん、ちょっと味方のモンスター召喚するから待ってて」

 

「味方のモンスター?」

 

俺は初期手札5枚を確認して、その内の一枚を決闘盤に叩きつけた。

 

「アクアアクトレス•テトラを召喚!」

 

アクアアクトレス•テトラ

ATK1500 DEF300

 

攻撃力が1200アップしている。やっぱりここはフィールド魔法湿地草原として扱われるらしい。

 

「うわっ、何も無い所から魚が出てきました!?けど…これ戦えるのですか?水が無いからただ跳ねているだけですが…」

 

アクアアクトレス•テトラはただその場で跳ねている!

 

原作遊戯王の梶木戦の様な光景だった。

 

「やば!早く水辺用意しないと、テトラ効果発動!デッキからアクアリウムカード一枚手札に加える。アクアリウムセットを手札に!そしてそのまま発動!」

 

アクアリウムセット 永続魔法カード

①:自分フィールドの水属性モンスターの攻撃力•守備力は300アップする。②:自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターの攻撃力•守備力は300アップする。③:このカードがフィールドから墓地に送られた場合、自分の墓地の水族モンスター一体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。

 

アクアアクトレス•テトラ

ATK2100 DEF900

 

テトラを中心に巨大な水槽が現れる。テトラが元気に泳ぎ回っている。

 

「よし、それじゃあ更にアクアリウムライティング発動!」

 

水照明(アクアリウムライティング)

永続魔法

(1):「水照明」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。

(2):自分の「アクアアクトレス」モンスターが

相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。

その自分のモンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ倍になる。

(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、

自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。

 

水槽の中に丸い照明が浮かび上がる。

 

「よし、これで戦闘は大丈夫だろ!」

 

「あの、戦闘が大丈夫かどうかはさておき、この水槽動かせるのでしょうか?」

あ…

 

俺は目の前の高さ3mぐらいの水槽を見上げる。

 

「い…いや、俺のデュエルマッスルなら…」

 

駄目でした。デュエルマッスルにも限界がありました。

 

「どうします?ここに置いて行きますか?」

 

めぐみんの言うとおりにして俺達は先に進んだ。

ありがとうテトラ、君の事は忘れないよ。

 

 

 

ズズズッ

 

…あれ?

 

「テトラの水槽が着いてきてますよ!」

おおそうか、Dホイールでモンスターが一緒について来るようなものか!

 

巨大な水槽が草原を移動しているという異様な光景が生まれた。

 

 

 

あれから三分くらい歩いていると向こうから巨大なカエルが2匹飛び跳ねながら近づいて来た。

 

どうやらあれがジャイアントトードらしい

 

「見ていて下さいシンタロー!これが最強の攻撃魔法、爆裂魔法です!」

 

めぐみんが魔法を詠唱していく、めぐみんの杖の先に光が凝縮していくのがわかる。

 

「『エクスプロージョン』ッ!」

 

瞬間、閃光と共に轟音が辺り一帯に轟いた。

 

あまりの眩しさに閉じていた眼を開くと、カエルの居た場所は巨大なクレーターに変わっていた。

 

「す、すげえ、凄えよめぐみん!あんなに凄い威力だと思っていなかった!」

 

俺はクレーターの方からめぐみんの居た場所へ視線を移した。

 

するとそこにはめぐみんが寝転がっていた。

 

「め…めぐみん?」

 

「爆裂魔法はその絶大な威力ゆえ、消費魔力もまた絶大。要約すると、限界を超える魔力を使ったので身動き一つ取れな…あっ、近くからカエルが湧き出すとか予想外です。…やばいです。食われます。ちょ、助け…ひあっ…」

 

俺はドローフェイズにドローした鬼ガエルを特殊召喚し、アクアアクトレス•グッピーを通常召喚して残りの3体のジャイアントトードを討伐した。

 

鬼ガエル

効果モンスター

星2/水属性/水族/攻1000/守 500

(1):このカードは手札からこのカード以外の水属性モンスター1体を捨てて、

手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、

水族・水属性・レベル2以下のモンスター1体を選んで墓地へ送る。

(3):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。

このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、

自分メインフェイズに「鬼ガエル」以外の「ガエル」モンスター1体を召喚できる。

 

アクアアクトレス•グッピー

効果モンスター

星2/水属性/水族/攻 600/守 600

(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

手札から「アクアアクトレス」モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

 

「カエルの体内って臭いけど良い感じに温かいんですね…。知りたくもない知識が増えました…」

 

俺は今粘液まみれのめぐみんをおぶさっていた。

 

可愛い少女がぬるぬるになっているのってなんかいいな。臭いけど。

 

「まあ、爆裂魔法の凄さは分かったから次からは他の魔法でサポートしてくれ」

 

「使えません」

 

「ん?どうした。迷惑かけてしまった自分を使えませんって卑下しているのかな?」

 

「私は、爆裂魔法以外の魔法は使えません、覚える気にもなりません」

 

「マジか…?」

 

「マジです」

 

「今日はありがとうございました。君の事は忘れないよめぐみん!」

 

俺はおぶさっていためぐみんを降ろそうとすると、めぐみんが離れるものか!っとしがみついてきた。

 

「おいおい、若い女の子なんだか、らそんなむやみやたらに男性に抱きつくなんてはしたないよ?さっ離したまえ~っ!」

 

「嫌、で、す。絶対に離しません。クエストの報酬はいりませんから!食費だけでいいですから!一日一回爆裂魔法を撃つのに協力して下さい!」

 

く、こいつ全く離そうとしない!

こうなったらプランBだ!

 

「待てよ、ということはこれから毎日爆裂魔法を使った後は無防備のめぐみんを好きにして良いということか!?」

 

「えっ!?」

 

「よしいいぞ契約しよう!実は初めて出会った時から可愛い子だと思ってたんだ!これからイロイロとよろしくね。め•ぐ•み•ん♡」

 

プランB、引いて駄目なら全速前進!

 

「えっあっその…すみませんやっぱりいい…」

「めぐみん、お前、かわいい眼しているなぁ…(ねっとり)」

 

「いやぁぁ!嫌っ!離して!離して下さいい!」

 

そろそろいいか、さすがに周りの人の眼が集まり始めた。これ以上は通報されそうだ

 

俺はめぐみんをギルドで降ろしクエスト達成を報告した。

 

 




ジャイアントトード 水属性 水族 レベル2
ATK1550 DEF2000
このモンスターは「ガエル」としても扱われる。
①:1ターンに一度、相手モンスター一体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードに装備魔法扱いで装備する。このカードがフィールドから離れた時、このモンスターの効果で装備していたモンスターを相手フィールドに戻す。②:このモンスターの効果で相手モンスターを装備している時、このカードは攻撃できない。
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