この素晴らしい決闘者に祝福を!   作:ナレーション響

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ズンッ!

彼女は女神ではない…


女神!?なぜ女神がここに…逃げたのか!?自力で脱出を…!?

アクア様がプリーストのおじさん相手にお金をせびっていた。

 

…え、どういうこと?

なぜにアクア様がこんな所に?…いや違うな。あれがアクア様なわけない、女神がお金せびっているとかあり得ない、きっとアクア様に似た詐欺師何だろう…

 

そう結論づけて、自分は店員さんにカエルのから揚げを注文した。

 

「では私も同じくカエルのから揚げと、ベーコンエッグとサラダと…」

 

「おいめぐみん、奢りだからってそんなに注文するな!すみません店員さん、こいつには生卵一つで充分です。」

 

「わ~っ!カエルのから揚げ!カエルのから揚げだけで大丈夫です!」

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?はああああっ!?」

 

めぐみんと注文した料理を食べていると、受付のお姉さんが急に叫びだしたのでギルド内の人達の視線がそちらに向かう

 

「何です、この数値!?知力が平均より低いのと、幸運が最低レベルな事以外は、残り全てのステータスが大幅に平均値を超えてますよ!?特に魔力が尋常じゃないんですが、あなた何者なんですか…っ!?」

 

施設内が途端にざわつき始める。

 

「え、そ、そう?何々、私が凄いって事?いやー、まあ私くらいになればそりゃあね?」

 

先ほどのアクアアクア詐欺の人が冒険者登録の際のステータスが尋常じゃなかったらしい、凄いな。さすがアクア様を(かた)るだけはある。

 

「へー、凄いですねあの人、あっアークプリーストを選びましたね。ステータスが高くてアークプリーストとか、どこのパーティーからも引っ張りだこになると思います。」

 

「そうだな。自分達新人パーティーには関係なさそう…いや今朝の事もあるから解らないけど…ちょっと話しかけてみる。」

 

そう言って自分は席を立った。

 

「ナンパですか、綺麗ですもんねあの人…」

 

「違うから!パーティーメンバーになってくれるか、一か八かのお誘いだから!」

 

まあ、女神アクア様にそっくりで確かに綺麗だが…

 

アクア様に似た人に近づいて話しかけた。

 

「あのー、すみません、女神アクア様でしょうか?」

 

「ええ、そうよ!私が女神アクア、ってあなた誰?どこかであったような…」

 

「なあアクア、もしかしてこいつ転生者なんじゃないか?パーカーや現代風の服着てるし」

 

よくみたら今朝ルーンの瞳で見た景色に居たジャージの男もいた。アクアアクア詐欺のインパクトが強すぎて気付かなかった。

 

「あ、自分慎太郎です。遊佐慎太郎、一昨日アクア様に転生させてもらった」

 

「あー、思い出した!あのいかがわしいスリーブの!」

 

「いかがわしいって言うな!」

 

え、この人本当に女神アクア様だったの!?

 

「えーと、慎太郎でいいか?俺は佐藤和真、転生者だ」

 

「あ、どうも自分も転生者です。」

 

転生者か、じゃあ特典でチート能力もあるって事だよな。なら仲間になっておいて損は無いか。

 

「自分達も新人冒険者なので一緒にパーティーを組みませんか?足手まといかもしれませんが」

 

「ふーん、なあ、自分達って言ってたけど他に誰が居るんだ?」

 

「アークウィザードで最強の攻撃魔法を覚えている可愛い幼女がいます。」

 

嘘は言ってない、仲間になるのに余計な事も言わない。

さらにお得感を上乗せする情報をチェーンして発動!

 

「冒険者登録の時お金がギリギリだったんですよね?簡単な初心者の装備分ぐらいなら自分が買ってあげますけど?」

 

「えっ!?マジで!?…いやさすがにそこまで世話になるのは…」

 

なるほどさすがに遠慮してしまうか、いやもしかして怪しかったか?見ず知らずの他人にお金あげますからついておいで、って事だもんな。

 

「いいじゃないカズマさん!?私達無一文なんだしお世話になっちゃいましょ!」

 

やだアクア様ちょろ過ぎ!大好き!

 

「別に遠慮する事ないですよカズマさん、自分はアクア様に感謝しているんです。転生特典が本来は一つだけなのに二つの特典をセットにして一つの特典として叶えてくれた恩人…いえ恩神なんですから!」

 

「へー、そうなのかー、俺は一つだけだったのになー」

 

カズマさんがアクア様を睨んでいる。

 

「違うの!ただどっちか一つだけだと何の意味も無い特典だから面倒くさ…かわいそうだったから二つあげただけなの!」

 

「はあ、じゃあお世話になるよ。これからよろしく」

 

「うんよろしく!おーいめぐみん!パーティーメンバーが増えたぞー!」

 

「えっ!?ナンパ成功したんですか!?」

 

だからナンパじゃねえから!

 

「紹介しよう、こちらさっき言ってたアークウィザードのめぐみん」

 

「我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操りし者!」

 

「からかってんのか?」

 

「ち、ちがわい!」

 

「その紅い瞳…貴方紅魔族?」

 

「いかにも!」

 

「その眼帯はどうした?怪我でもしてんのか?」

 

「…フ、これは、我が強大なる魔力を抑えるマジックアイテムであり…。もしこれが外される事があれば…。この世に大いなる災厄がもたらされるだろう……!」

 

「へえ-…封印みたいなものか」

 

「まあ嘘ですが。単にオシャレで着けているただの眼帯…ああっ、ごめんなさい、やめ、ヤメロォー!」

 

カズマがめぐみんの眼帯を引っ張っている。

 

「なんだめぐみん、その眼帯オシャレで着けていたのか、俺からしたらまだ地味過ぎるぜ!もっと腕にシルバー巻くとかさ!」

 

「シンタロー!変な事言ってないで早く助けて下さ…!イッタイ!メガァー!?」

 

カズマが眼帯を離してめぐみんの眼にぶつかった。

 

「…ええと。カズマに説明すると、彼女達紅魔族は、生まれつき高い知力と強い魔力を持ち、大抵は魔法使いのエキスパートになる素質を秘めているわ。紅魔族は、名前の由来となっている特徴的の紅い瞳と…。そして、それぞれが変な名前をもっているの」

 

アクア様が紅魔族について説明してくれた。

なるほど、つまり紅魔族は優秀な魔法使い族モンスターのカテゴリーということか!

 

「変な名前とは失礼な。私から言わせれば街の人達の方が変な名前をしていると思うのです」

 

「ちなみに両親の名前を聞いてもいいか?」

 

「母はゆいゆい!父はひょいざぶろー!」

 

「「……」」

思わず沈黙するカズマとアクア様

 

なんかガガギゴとか居そうだな。

 

「ま、まあいいか俺の名前は佐藤和真、職業は冒険者だ」

 

「私はアクア、アークプリーストで女神よ!」

 

めぐみんが悲しい眼をしてアクア様を見ている。

後で信じてもらえるといいなアクア様

 

 

 

 

 




駄女神アクア
水属性 天使族 レベル4
ATK1500 DEF2400
このカードは「女神」モンスターとして扱わない
①自分のスタンバイフェイズ時発動する。手札のカードを二枚捨てる。手札が一枚の場合一枚捨てる。
②相手のスタンバイフェイズ時発動する。デッキからカードを二枚ドローできる。



後でちゃんとした女神アクアモンスターも作ります。

なんか暗黒界に使えるカード効果になったな。
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