ラスボスハイスクール 完結   作:ケツアゴ

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なんとか投稿!


流石に今は突入できませんよね

駒王学園の校庭でシリアスな戦いが繰り広げられている中、学園の屋上でも激闘が繰り広げられていた。柳と三人の従者とヴァーリは真剣な面持ちで睨み合い

 

「フォーカードです!」

 

「フルハウスだ」

 

「ストレートじゃ」

 

「やった! フラッシュです」

 

「……ブタだ。くっ! 罰ゲームか。何をやらされるのやら……」

 

ポーカーに興じていた。すり替えや仕込み等、イカサマ何でも有りの戦いに不慣れなヴァーリはついて行けず、イカサマをやっていない柳にさえ、あえなく負けてしまう。ヴァーリが屈辱に打ち震える中、何時の間にか羽衣の手に一冊のノートが握られており、それを見たヴァーリの表情が変わる

 

「待て! 幾ら何でもそれは!」

 

抗議するヴァーリをゼノンが押さえつけ、羽衣はノートを開く。表紙にはこう書かれていた

 

『ヴァーリの秘密ポエム』

 

「なになに? ズッキュン バッキュン 胸ドッキュン マイスィートアナス……すまん、これは燃やして置く。……戦いの時に少し叩きすぎたか」

 

「え~と、何って言ったら良いのやら……」

 

「エスポワールするか?」

 

「アザゼル総督には私から言っておきますから、休んだほうが良いですよ」

 

「君達……言いたい事はハッキリ言え!」

 

「「「「すごく変(です)!」」」」

 

 

 

 

何故ヴァーリが屋上に居るかというと、少し前まで遡る。それは、ゼノヴィアの見張りを羽衣がしており、柳が夜食を作ていた時の事だ。弁当箱に詰め、羽衣の所まで持っていこうとした時、来客を知らせるチャイムが鳴り、ヴァーリがやって来た

 

「やぁ、ちょっとお邪魔するよ」

 

「邪魔するのならお帰りください。私は今から羽衣さんに夜食を持っていきますから……冗談ですよ。でも、今は依頼の最中ですので相手は出来ませんよ」

 

「ああ、俺も任務の前に寄っただけだ。コカビエルの捕縛をアザゼルから言われてね。……なんで包みを差し出すんだい?」

 

 

「私達はコカビエルと戦うエクソシストの手助けを、成るべく知られないようにと頼まれまして。今から行きますから、荷物持ちお願いします。……ちゃんと分けますよ」

 

「全く、前までの俺なら食事に興味はなかったのだが、君とミラさんの料理のせいですっかり食事にはまってしまったよ」

 

機嫌良さそうに包みを運ぶヴァーリを見て、三人は思った。『コイツ、ちょろいな』、と……。そんな事も知らず、上機嫌のヴァーリが学園に近づいた時には既に結界が張られていた。ヴァーリは困った様に三人に顔を向ける

 

「さて、どうするんだい? 俺がすぐに倒してしまっても良いんだが……少しやりづらいがな。でも、それじゃあ、すぐ帰らなければいけないから、夜食が食べれないし……」

 

「ゼノンさんの転移なら気づかれません。屋上で見学しつつ食べましょう。結界張ってますのでばれずに観戦できますよ。それに、弟子の修行の成果を見たいでしょう?」

 

「……別に」

 

「ヴァーリさん。男のツンデレはキモいからやめてください」

 

ミラの毒舌に落ち込んでいるヴァーリを無視し、ゼノンは転移を発動する。柳達は闇に包まれ、闇が晴れた時には学園の屋上にいた。すると、柳たちに気づいたのか、羽衣が近づいて来て、柳に抱きつく

 

「久しぶりじゃな、柳。会いたかったぞ。……もっと早く来い。妾一人で寂しかったのじゃぞ」

 

「ええ、本当に久しぶりな気がします。……昨日も会ったはずなのに。……ちょっと! 何処まさぐってるんですか!? 一体何する気です!?」

 

「何処って、さぁ、何処じゃろなぁ。ほれ、言ってみい。それに、何をする気じゃと? ナニに決まっているじゃろ」

 

柳が抱き返した途端、羽衣の目が光り、手がいやらしく体中を這い回る。抗議しようとした柳の口を羽衣の口が塞ぎ、すぐに淫靡な音が響き渡った。ヴァーリはそれを見て目を逸らし、ゼノンは興味深そうに眺め、ミラは顔を真っ赤にして手で目を覆うものの、隙間がしっかり空いていた。暫くして音がやみ、柳は膝から崩れ落ちる

 

「……精気吸い取りやがりましたね」

 

「ふむ、相変わらず美味じゃったぞ。何、代金はしっかり払ってやろう。今夜じっくりとな……」

 

「じゃあ、報告書の作成お願いしますね」

 

その瞬間、羽衣は目をさっと逸した……

 

 

 

 

 

 

「……熱いですね。あっ! 端っこの方で青髪が居心地悪そうにしてますよ。まぁ、あそこで乱入したら空気読めないって言われますよね」

 

「……今コカビエルを捕まえに入ったら、俺も言われそうだな。暫く待つか」

 

「なら、ポーカーでもしながら待ちましょう」

 

「最下位は罰ゲームじゃぞ。……柳への罰ゲームは決まっておる。ヴァーリの分は、ちょうど良い物をアザゼルから貰っての」

 

「当然、イカサマ有りだ」

 

こうして、場面は最初へと続く……

 

 

 

なお、この時、イリナの存在を全員が忘れていた……

 

 

 

「え~、どうやって入国したの? パスポートに記録ないよね?」

 

「こ、これも神の試練なのですかっ!?」

 

 

 

 

 

 

屋上でヴァーリの不幸が加速する中、フリードの姉の姿を見て祐斗は迷っていた。彼は倒すべき敵ではないのではないか。彼も聖剣に人生を狂わされたと言えるのでないか、と。そんな視線に気づいたのか、フリードは殺意の込められた目で睨んできた

 

「ああっ? 何だ、その目は。俺っちに同情か? それともお仲間とでも思ったのかよ? ざっけんな! 俺の悪魔を皆殺しにするって気持ちは少しも変わんねえ。ぶっ殺す相手にそんな目で見られても反吐が出るだけだ! それとも、あれか? もう、エクスカリバーを壊す気はなくなりました、ってか? はん! テメェの復讐心はそんなもんかよ。……テメェにチャンスをくれてやる。是迄のクソッタレな人生にケリをつけたきゃ、かかって来な!」

 

「……そうだね。僕は仲間を使って言い訳をしているだけだった。復讐は仲間の為だってね。でも、みんなは恨みなんて残してはいなかった。僕が勝手にそう思っていただけだったんだ。だから、僕は今からエクスカリバーを破壊する。忌まわしい過去に決着を付ける為に! ……君には悪いけど下がっていてくれるかい?」

 

「……流石にこの場面で拒否するほど野暮じゃないさ。でも、貴様がやられたら次は私がやらせてもらうよ」

 

自分の頼みに肩をすくませて答えるゼノヴィアに対し、祐斗はそっと微笑んだ後、真剣な顔でフリードに向き直る。それを見たフリードも表情を引き締め、剣を構えた

 

 

 

 

「「いざ、勝負!!」」

 

佑斗とフリードは同時に飛び出し、二人の刃がぶつかり、火花を散らす。一見互角に見える戦いだが、フリードは冷や汗を流した。二人の決定的な差。それは種族だった。幾ら特殊な訓練を受け、堕天使から加護を貰っても、基本は人間。昼間の戦闘の疲れと夜間である事がフリードを追い込んでいた。いくら『騎士』である祐斗の速さに着いてこれていても、長引けば不利。そう悟ったフリードは一気に勝負に出る

 

「これで、くたばりやがれぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

フリードが放ったのは高速の突き。一見、単純な攻撃に見えるが、天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)によって加速され、夢幻の聖剣(エクスカリバー・ナイトメア)で作り出された幻惑とと透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)を組み合わせる事によって必殺の攻撃となっていた。

 

「くっ! こう早くては本物と幻の区別がつかない!」

 

フリードは本物の刃に幻を被せ、更に透明化の発動と解除を繰り返して祐斗を惑わし追い込んでいく。それでも祐斗は食らいつき、全ての攻撃を防御し、時に打ち返していた。互いに一進一退の攻防が続く中、エクスカリバーに異変が起こる。ピキピキという音と共にヒビが入り出した

 

 

フリードの持つエクスカリバーは七本に分かれた物を三本だけ合成させた物である。それだけでも本来の力に劣るのに、フリードは今ある力を最大まで引き出して戦っていた。それにより、不完全なエクスカリバーでは負荷が掛かり過ぎていたのだ。剣の力を最大まで引き出す技量の高さ。皮肉な事にその才能が彼を追い込んでいった……

 

 

「くっそ! やっぱ、最初の一本を、行き成り使ったのが間違いだったか! 新製品はテストをちゃんとしねぇとなっ!」

 

フリードはヒビが入ったエクスカリバーを巧みに使い、祐斗と打ち合うも、次第にヒビは大きくなって行き

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

祐斗の渾身の一撃を受け、ついに砕けてしまう

 

「君は危険すぎる。だから、此処で暫く大人しくしてもらうよ。大丈夫、君を殺す気はないよ。君のお姉さんにはお世話になったからね……」

 

祐斗はそのままの勢いで聖魔剣を振るい、フリードを切り裂こうとする。気絶させるだけに留める積もりの一撃は真直ぐにフリードへと向かい

 

 

 

「やれやれ、俺が出る羽目になるとはな……。フリード、大丈夫か?」

 

「だ、旦那!」

 

瞬時に間に入ったコカビエルの羽によって防がれる。何とか羽の防御を突破しようと果敢に切りかかる祐斗だったが、あっさりと防がれ、コカビエルに殴り飛ばされる

 

「……さて、貴様から死んで貰おうか。安心しろ、苦しませはしないさ」

 

コカビエルが腕を宙に向けると巨大な光の槍が出現する。そして、コカビエルが腕を振り下ろした瞬間、猛烈な勢いで槍が祐斗へと迫っていった

 

 

「避けろっ! 木場ァ!!」

 

殴り飛ばされて体勢を崩し咄嗟に動けない祐斗に迫る槍は確実にその命を貫かんと迫って行き、横から放たれた強烈な炎の槍によって機動が逸れ、体育館を吹き飛ばした

 

「……新手か。その翼、フェニックスだな?」

 

「助けに来たぞ、リアス!」

 

コカビエルが睨みつけた先には、炎の翼を輝かし、コカビエルを睨み返すライザーの姿があった……




意見 感想 誤字指摘お待ちしています

ふと、思いついたんですが従者が

ギルガメッシュ エネル バルバトス だったらどうなっていたのでしょうか 多分柳くんの胃がマッハでやばい事に それか染まってしまい……
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