この間違った異世界ラブコメに祝福を!   作:DANYO

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それではいきます


いちわ

 

 「・・・・・・・・・・・・」

 

 誰かの声がする

 

 「・・・・・おいっ!おいってば!」

 

 「うっ・・・!」

 

 「おおっ!生き返ったか!よかった、こんなとこで行き倒れて死なれちゃたまったもんじゃねぇよ、はっはっは!」

 

 「ははは・・・。ありがとうございます」

 

 「いいってことよ、ここはアクセルの町。駆け出し冒険者が集うはじめの町だからな。兄ちゃんみてぇなアンデットに似たへんな服装の野郎なんてごまんといるぜ」

 

 世界は変わってもアンデット扱いは変わらねぇのかよ

 

 「はは・・・。まだ冒険者じゃないんですけどね」

冒険者って適当に名乗ってるものなのん?

 その辺よく聞いておくべきだったな・・

「あー、ちなみに冒険者って、なるためにはなにか手続きが必要だったりするんですか?」

 

 「あ?そらそうよ、兄ちゃんだって『俺は冒険者だぁ~!まずはアンデットのテメェからころころしてやるぜ!』とか言われて襲われたりしたら嫌だろ?そういうの管理するためにちゃんと登録なんかをすんのさ」

 

 「お、おおう・・そうですか」

 

 どんだけアンデットネタ引っ張るんだよ

 てか慣れてんな、そういや幾人かこの世界転生されてきてるんだっけか

 始まりの町って言ってたし、そういう案内とかお手の物なんだろうな

 

 「冒険者はここをまっすぐ行った所にあるデケェ建物で登録するんだぜ。行きゃわかる」

 

 「あ、ありがとうございます・・・。さすが冒険者さんです、慣れてますね。強そうですし」

 

 「ん、俺か?いや、俺は機織職人だが?」

 

 えぇ・・・

 こんな厳つくてゴリゴリのマッチョなのに機織してんのか

 いや人を見かけで判断してはいけないな、そういうことされた時の気持ちよく分かるし・・・・・いかん、目から汗が

 

 「まぁなんにせよ気をつけな。じゃ、俺はこれで」

 

 「あ、はい・・・いろいろありがとうございました・・・・」

 

 ふぅ、まあ何をすればいいのかよく分かったなとりあえず冒険者の集いに行くか

 

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 そういえばさっきのCV稲田さんな声の機織職人さんと普通に会話できてたな

 頭パァーにならんでよかった

 記憶を無くさない『転生』だからこそ、この世界にくる事を選んだのに危うく本末転倒になるところだったぜ・・・・・

 

 てかさっきからなんかめっちゃ見られてるんですけどそんなに俺不審かな

 いや確かに服とか君らのとは違うんだけどさ・・・っとでかい建物ってあれか?

 

 真正面に目を向けた先に大きなつくりの建物があった

 それに向かおうと俺が足を少し速めた時、それは現れた

 

 「待ちなさい、アンデット!デュラハンをも撃退したこの麗しき水の女神があなたをいるべき場所へ還してやるわ、喰らいなさい・・【ターンアンデット】!」

 

 瞬間俺を中心とし魔法陣が形成される

 

 なんだか暖かいそうかこれが・・・・・

 て、いやいやいや、そうじゃない

 クソッ、還せるもんならマジでそうしてほしい

 暖かい庭まで連れ出してよ、ねぇ

 

 「あれっ、何で効かないの!?く、もしや上位モンスターとか?さしずめデュラハンがやられたからどんなやつが倒したか偵察に来たってところかしらね!」

 

 「女神自称してんのに世界にいるモンスター把握してねぇのかよ・・・。もしかして:馬鹿?」

 

 「あーっ!馬鹿って言った!初対面なのに馬鹿って言った!謝って、アンデットごときがこの私を馬鹿にした事を謝って!そもそも私ほどの女神が下々のこといちいち把握・・・・・」

 

 なんかいろいろ言ってるが、人のことをいきなりアンデット呼ばわりしたやつに言われたくねぇ・・・

 いや人と認識してないのか、そもそも

 

 「いいわ、ならあのデュラハンを倒したときの最大魔法で・・・」

 

 「おいこら駄女神何してんだ」

 

 ん?仲間か

 ちょっとは話を聞いてくれそうだな、ここは先手必勝だぜ

 

 「あーいや、なんかいきなりその人にアンデット扱いされて困ってるんですよ。お知り合いの方ですか?今度は気をつけてくださいね。じゃ俺はこれで・・・」

 

 「あ、ちょっとそっちの方も待ってもらっていいですか。とりあえずこの駄女神はあとでしかりつけておくんで」

 

 「ねぇちょっとカズマ?しかりつけるって何かしら、そもそもさっきから駄女神駄女神ってあんたいい加減にしないとそろそろ本気で神罰下すわよ?」

 

 カズマ?ずいぶん日本チックな名前だな

 いやこの世界のお名前事情を知らんのでまだ確定できないがもしかして・・・・

 ここは素直に従うべきか

 

 「大体ね私はこのアンデットを倒そうとしただけなの。何も悪い事してないしむしろ褒められるべきじゃないかしら?」

 

 「お前は何年日本担当してきたんだこの馬鹿っ!どう見ても転生してきた人だろ、服装とか見ろよ!」

 

 「・・・・・・日本にアンデットモンスターなんていたのね」

 

 直後、自称水の女神の頭がはじかれる

 うっわ、いい音鳴らすなぁ・・・

 

 「だからお前は『もしかして:馬鹿?』とか言われるんだよ!この馬鹿」

 

 「何よ!私だって良かれと思ってじだごふぉじゃないのおおおお!!人は誰だってまぢがえをおこずのにー!!!」

 

 「お前自称女神なんだろーが!都合のいいときだけ人間に格を下げてんじゃねー!」

 

 

 あーあ、泣き出しちゃったよ

 つかなんかこの自称女神泣き顔似合うな

 

 それからしばらく、彼らの夫婦?喧嘩は続き・・・・・

 

 

 「ほっんとに悪かった!うちの仲間が迷惑をかけて。俺の名前はサトウカズマ。年は16。まぁうすうす気づいてるとは思うが、出身は同じところだぜ」

 

 「(一個下か)ひゅ、比企谷八幡です・・・。出身同じって日本からしか転生しないのか?」

 

 「(噛んだな)俺が知る限りだとそうかな、といってもほかの転生者なんてあと一人くらいしか知らないんだが」

 

 「(噛んでしまった)なるほどな・・・」

 

 と、そんなこんなで冒険者ギルド(と言うらしい、さっきサトウが言っていた)に来ていた

 余計な事考えてたせいで噛んだしこっちは年言えてねぇ・・・

 

 「八幡?で、いいか呼び方。転生したってことは冒険者になるんだろ?ここの冒険者ギルドは冒険者登録に手数料取られるんだ。さっきの侘びって言っちゃなんだけどここは奢らせてくれ」

 

 「お、おう・・・。あーでも俺身分証とか持ってないし、ていうか戸籍もないんだが。住所不定の人間がそういうの作れるものなのか?」

 

 「はー?なに言ってんの?冒険者カードが身分証になるじゃない」

 

 さっきまでふてくされてた自称なんちゃらがいう

 てかそれは俺の問いに対しての答えとしてどうなんだ・・・

 そんな顔を察したのかサトウが言う

 

 「まぁやってみればわかる。なにより剣と魔法の世界に多くを求めちゃいけないぜ」

 

 「そういわれるとぐぅの音もでないんだが」

 

 「よしじゃ行くか。アクアはダクネスとめぐみんを屋敷から呼んできてくれ。八幡を紹介したい」

 

 えっ・・・

 おいおいうそだろ、そんなノリで言われてもぼっちやってきた俺にはきついんですけど

 てかめぐみんて名前か?

 

 「まかせなさいな!じゃ行って来るわ」

 

 そんな事を言い放ち店から出る水のなんちゃら

 あれ、そういえば自己紹介してもらってなんですけど・・・

 いやまぁいいんですけどね?

 

 その後、サトウや係員のルナさんの説明を受けいよいよ冒険者カードを作る事となった

 

 「では、比企谷八幡さん。この機械の上に手をかざしてみてください」

 

 そうしてできた冒険者カードをルナさんが読み上げる

 

 「はい、もう大丈夫です。・・・・・・・・・うーん、耐久度、魔力はともに平均を超えてますね。後は知力が高い事くらいでほかは並ですね。あれ、幸運が結構低いですね。まぁ冒険者には必要な・・・サトウカズマさんを除いてはさほど気にしなくてもいいかと思います」

 

 「くっ、俺の唯一の強みを・・・・」

 

 サトウは幸運が高いのか

 てか他はアレなんだな

 

 「まぁ比企谷八幡さんの場合もう少しレベルをあげてほかの上級職に転職するまでは冒険者のままでいたほうが無難だとは思いますね。・・・ほかにはこのステータスですとギリギリ魔法騎士(ルーンナイト)にもなれますよ。ただ、初期はよく揶揄されているように器用貧乏な生活が待ってるかもしれませんね・・」

 

 「あー、そうですか・・」

 

 微妙だ微妙すぎる

 この世界のいろはも分からんのに苦労しそうなルーンナイトって

 あぁそういやあいつ元気にしてるかな・・・・・うん、してるな、結構たくましいというかタフだしあいつ

 

 「なら自分冒険s「あーっ!でもほらなんかルーンナイトって格好いい名前だしそれがいいと思うなーっ!」・・・・・・どうしたいきなり」

 

 「い、いやほら、ルーンナイトって器用貧乏とか言われてるけど極めれば剣術も魔法も使いこなせるんだぜ!?こりゃもうやるっきゃないってか・・・」

 

 「そ、そういうことならルーンナイトでもいいけど」

 

 「え?いいの?」

 

 「まぁサトウはこの世界じゃ先輩だし、自分で判断するよりそういう助言があるならそれに従おうかと」

 

 「(助言ではないんだけどな)そうか!そうしとけ!あっそうだアクアたち遅いからちょっと見てくるわ!」

 

 「お、おう・・・」

 

 やたらハイテンションだな

 若干のきな臭さが残るがまぁいいか

 

 その後無事ルーンナイトの職種を得た俺は店内を見回ることにした

 冒険者の仕事の斡旋や寝床はどうするか、また、クエストやパーティについてはルナさんが親切丁寧に教えてくれた

 

 なんかきなくせぇんだよな・・・ん?

 ・・・・ぼっちはぼっちを発見しやすいの法則はこの世界でも適用すんのか

 なんか心なしかこっち見てる気がするし

 てかあんなにかわいくてぼっちしてるとか地雷臭しかしねぇ

 某氷の女王を彷彿とさせるな

 こいつも元気でやってるだろうか、まあいつかあいつらに・・・・・

 

 「あ、あのっ!もしかしなくても駆け出しの冒険者さんでしょうか!よろろしければパパパパ、パーティを!」

 

 そんな事を考えてたら、いつの間にやら距離をつめられ俺はパーティに誘われていた

 てかこの子胸がゆんゆんしてんなぁ・・・・

 

 

 

 




以上です
そうですボッチがくっつくんです(ヒロイン的な意味ではない)
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