ダンジョンにアーサー王がいるのは間違っているだろうか   作:ひゃっほー

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3話 ステータス

神の恩恵(ファルナ)はステータスで表す事が出来る。まず基本アビリティ、「力」「耐久」「器用」「敏捷」「魔力」の5項目からなる基礎能力。一般的には0〜999の数字と等級によって示される(0〜99はI、900〜999がSといった具合)。

訓練や実戦によって得られる【経験値】によって上昇する。

 

次に発展アビリティ、基礎能力を示す基礎アビリティとは意味が異なり、何かに特化した「特性」とでも言うべきもの。例をあげるなら、剣士、狩人、鍛治などだ。基礎アビリティと同じくI〜Sの等級が存在するが、発展アビリティの等級を上げるのは非常に困難であるとされる。

 

次に魔法、超常現象を引き起こす力。非常に強力な力として認識されている。個体の性質や種族に由来する先天性魔法と神の恩恵に由来する後天性魔法がある。

発動するには詠唱を必要とし、詠唱が長いほど効果が強力になる傾向がある。超短文詠唱型や無詠唱型の魔法も存在する。

通常は人によって1〜3個のスロットを持っており、スロット1つにつき1個の魔法を発現することができるが、大多数の者は発現しないままその生涯を終える。スロットの個数は基本的に生来のままだが、強力な魔導書によっては増えることが示唆されている。(3個以上にはならない)

 

最後にスキル、神の恩恵を得た者が発現させる固有の能力。発現者の特定の行動や基本アビリティ、魔法などを補正・強化する。

スキルを発現すること自体稀であるが、中でも他にはない特殊な効果を持つスキルはレアスキルと呼ばれる。

 

 

「それじゃ、ステータス刻むから服脱いでそこのベッドにうつ伏せになってな」

 

「えっと……それは全部って事でいいのかな?」

 

 

アーサーはロキにそう尋ねる。

 

 

「アホか!! 上だけや!! 男の全裸何て見ても何もおもろないわ」

 

ロキは叫ぶ。

 

「そんなに怒らなくてもいいじゃないか」

 

アーサーは上の服を脱ぎ捨てた。アーサーの身体は鋼のような筋肉に覆われていた。細すぎず、太すぎず。絶妙なバランスで鍛えあげられたそれは一種の芸術を思わせる。人体の黄金比を体現したような身体に若干ビビりつつもロキはうつ伏せになるアーサーの腰に馬乗りになる。

 

 

「ほんじゃ、刻むでー」

 

ロキは細い針で自分の指を少し傷つけて神の血『イコル』をアーサーの背中に垂らすと神の恩恵を刻んで行く。ロキはアーサーのステータスを確認すると驚愕の表情をした。そのステータスを共通語『コイネー』に直してから紙に写しアーサーに手渡す。

 

 

「終わったでー」

 

 

アーサーは手元の用紙を確認する。

 

 

アーサー・ペンドラゴン

 

Lv1

 

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

発展アビリティ 剣士 A 騎乗 B

 

魔法

風王結界(インビジブルエア)

・幾重にも重なった空気の層により武器を不可視にする

・風の鞘

詠唱式 なし

 

スキル

【対魔力】

・魔法への耐性

 

【魔力放出】

・魔力を自身の肉体又は武具に纏わせる事で強化する

・器用と魔力以外のステータスに特大補正

 

【直感】

・戦闘中の「自分にとっての最適の行動」を瞬時に感じとる

・第六感

・視覚、聴覚への状態異常無効

 

【カリスマ】

・軍団を指揮する天性の才能

・軍団を指揮する際全ステータスに大補正

 

【巨獣狩り】

・巨大な敵対生物との戦闘時全ステータス特大補正

 

【竜心臓】

・魔力自動回復

・魔力ステータスに極大補正

 

 

「ロキ、僕のステータスは普通の人と比較するとどうなんだい?」

 

アーサーは自分のステータスを見ながらロキに尋ねた。

 

「ぶっ飛んどるわ!! 初めっから魔法が発現しとるのはこの際置いといてスキル六個ってどないやねん!! しかも、どれもこれもレアスキルばっかしやないかい!! それに加えてフィンとアイズを軽くあしらう戦闘能力とかチートやん!!」

 

 

まくしたてるように言うロキは今まで見たこともないステータスに驚きを隠せなかった。

 

 

「そんな事言われても僕にはどうしようもできないよ」

 

アーサーはいそいそと洋服を来てロキに答える。

 

「アーサー、あんたのステータスは内緒にしとき。こんなもんが他の神々に知れたらごっつめんどい事になるからな。まぁ一応ウチのファミリアの幹部達には話してもかまへん」

 

 

「了解した。肝に命じておくよ」

 

 

「そんじゃ今夜は歓迎会や、期待の新人が入って来たからにはそれ相応のもてなしをせんとな!! 後で団員に紹介するから夕食の時間になったら呼びに行かせるわ」

 

 

「歓迎会か……それは楽しみだ。もちろん沢山料理が出るんだろう?」

 

 

「あたり前やろ!! 楽しみにしとき」

 

 

 

 

 

 

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