見切り発車なのでそれでも構わない方はご覧ください
…早くも後悔している。
広大な砂漠と化している場所に僕は立っていた。
辺りは建物であっただろうと思える瓦礫の山と大量の砂、そしてガラクタの機械が無数に散らばっている。
あぁ、これはきっと夢だろうと若干戸惑っていた心を落ち着かせ、改めて辺りを見回しながら瓦礫やガラクタが多い方へと歩みを進めると彼等はいた。
碧と緋。
全体的に丸みを帯びた碧の鎧を身に纏う柔らかな空気を発しながらも瞳に熱い何かを宿した男。
碧とは逆にシャープな鋭角を帯びた緋の鎧を身に纏う冷静沈着と言う言葉が良く似合う男。
そんな彼等に何処か心惹かれつつも何となくではあるが理解し始める。
ここは彼等が生きた世界なのだと。
彼等も周りを埋め尽くしているガラクタと同様に機械の身体を持ちながら人よりも人らしい熱い心がある事。
きっと彼等はこの終わりのような世界で戦い、生き抜いてきたのだと。
ジャリッ
湧き出してくる興味に思慮していると微かではあるが砂を踏みしめる音が聞こえた。
音のした方角は碧と緋が向いていた方向だったようで目を凝らして様子を窺う。
遥か遠く、一般人である自分には地平線の大地しか見えない。
…否。
良く見ると地平線だと思っていた地は規則正しく波打っていて、それは大地ではなく何かが動いているだけであった。
きっと碧と緋の眼前には機械の身体を持つ無数の軍勢が映っているのだろう。
碧は右手を。緋は左手を。
それぞれの手には彼等の象徴にして長年命を預けてきただろう武器を顕現させる。
碧には大砲を彷彿させる遠距離武器だと思われる武器が。
緋には全てを切り裂くであろう光輝く剣が。
「_________」
「_________」
互いに何かを話し合っている。
二人のやり取りをするその雰囲気は正に「戦友」
彼等は共に幾ばくの戦場を越えてきたのだろうか。幾千?幾万?
そして、その戦場で何を得て何を失ってきたのだろうか…
だけど、二人の事を何も知らない僕でも分かる事がある。
「________」
碧の身体が何かを溜めるかのように淡く点灯し始め、右手を敵の軍勢に向けると光が解き放たれる。
狼煙として争いの火蓋が解かれる。
幽鬼のように理性を感じさせない機械の軍勢が数に物を言わせて襲いかかった。
しかし、その圧倒的な数を物ともせずに碧と緋はそれぞれの武器で敵を葬る。
緋は左手の剣を巧みに使い、青い瞳に映る敵を切り捨てながら進む。
碧は無数にある攻撃手段から翠の瞳に映る敵に適した攻撃を使い緋の進む道を作っていく。
そんな彼等を見ながら僕は思う。
彼等はきっと、理想とした何かの為に歩みを止める事はないだろう…と。
プロローグ擬きでした。
感想、批判どしどしドーゾ。
追記 作者は過去に複数の場所でオリジナルを何作品と二次小説を一本書いてました。
なので、「○○さんですか?」など分かる人はいるのかな?と少し期待してます。
ヒントは二次小説の定番、Fateです。
ハイスクールD×Dの同時進行案としてセイクリッド繋がりでセイクリッドセブンのクロスオーバー作品も書いています。
見たいとの感想がありましたら投下させていただきます。
では、來々來李でした。