ハイスクールD×D 冷たき鋼、熱き魂   作:來々來李

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皆様、とぉーてもお久しぶりですインフルエンザで自宅療養なうな來々來李です。

長らくおまたせいたしました。

仕事が忙しいやらパソコンが壊れるやらインフルエンザにかかるやらと様々なことに頭を悩ませながらも完成した第二話です。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

それではハイスクールD×D 第二話 『僕と彼女の歯車』をドーゾ


strange2 僕と彼女の歯車

黒いペンキをぶちまけた色。

 

それが当時の僕が感じていた『世界の色』

 

どこまでも暗く、先が見えないその現実に打ち拉がれて腐っていたのだけなのだと今なら理解出来る。

 

しかし、その現実は今も尚鮮明に思い出せるこの日に砕かれ、光が灯った。

 

「あれ?お前、こんな場所で何してるんだ?」

 

僕、光優正と彼、兵藤一誠が初めて出会った町の一角にあるこの公園が僕の思い出の地で…

現実がそんなに悪いモノじゃないと知った。

 

 

 

 

 

「あれ?今、一誠くんの叫び声が聞こえたような…」

 

僕は時計の短針と長針が一番高く回ったより少し経った時間帯に公園に大の字で横たわっていた。

 

上下共にスポーツ用品店で新たに購入したジャージで身を包み、首からタオルを下げている。

 

あの日あの後、グレモリー先輩から僕が所有する神器の説明や悪魔である証拠の翼を見せて貰ったりと色々な事を教えて貰った。

 

ちらっと右手を見る。

この右手に表れた神器は 『永久と未知の身体』 《レプリカアンドロイド》と呼ばれる神器らしい。

 

何でも、世界に数十個存在するありふれた神器で得る物は身体を鋼のように硬くする防御力だと伝わっているとグレモリー先輩は言っていた。

 

しかし、僕はそう思わない。

この神器と呼ばれた力を得てワクワクしていた。

きっと、この神器は夢に出てきた2人に関係があると確信している。

 

碧の男の右腕。

 

神器を発現した僕の右腕と彼の腕は色に鈍色と碧色の違いがあれど細部は全く同じだったから。

 

この神器を使えば僕はあの英雄達《ヒーロー》に近付ける。

 

そんな甘い事を心に思い、唯一の家族である祖父に内緒でここ数日、夜中に公園で筋トレ程度ではあるが身体を鍛えていた。

 

ただの人間である僕が悪魔や天使、堕天使と呼ばれる裏の世界に住まう者に勝てないのは重々承知である。

しかし、それ意外の。

自然災害や事故から自分の大切な人を護れるかも知れない力を得たのだ。

 

『また』やってくるかも知れない不運を簡単に認められない僕は少しでも強くなる為に1人でコッソリ身体を鍛えている。

 

グレモリー先輩と夜中の外出を控える事と危険を感じたらその場から逃げる事を約束をしたがその約束をその日から破っているのが騙したみたいで申し訳ないと罪悪感が湧く反面、ただの人では届かない高みを少しだけ見れたからにはそこに至りたいと好奇心と向上心が湧き出て居ても立ってもいられなかったのだ。

 

祖父の口癖の一つに「科学者は探求者でなければならない。常に上を目指しながらも答えに至ってはいけない」と言う言葉がある。

 

僕はどちらかと言えば既に亡くなっている母親の血を濃く受け継いでいる。

その為、見た目的に祖父とは全くと言って良いほど似ていないと言われ、僕自身そうだと思っているし祖父も少し寂しそうにそれを認めている。

 

しかし、案外似ている部分があるんだなぁと我が事ながらも客観的な感想が湧き、苦笑いを零しているとジャリっと土を踏みしめる音が響いた。

ビクッと音に驚いて身体を震わせながらも立ち上がり、音の響いてきた方向を凝視する。

音のした方向からして公園の中央付近、確か噴水がある広場があった筈だ。

 

「…なんか気になるし、見に行ってみようか」

 

後々になって自分のこの行動を思い返すと自分がどれほど愚かな行動をしていたのかを感じる。

夜も深まり、『一般人』なら家で睡眠を取る時間帯に普通の人間がいる筈がないのだから。

でも、こうも思う。

 

もし音を気にしていなかったら彼女と僕はただ憎しみ合うことしか出来なかっただろう。

 

 

 

 

 

「おっかしぃーな…ここから辺足音みたいな音が聞こえたと思ったんだけど」

 

公園の中央部分にあたる噴水の場所へと来てみたものの、そこには誰の姿もなくただ光を反射させながら夜の闇に咲く水のアートがあるだけだった。

 

走って向かったから相手が徒歩で移動していたら追いつく筈だし、相手が走っていたら足音が辺りに響く。

つまり、自分が聞いた足音は気のせいだったという事になる。

 

「…ま、いっか。この景色を見る為に来たとでも思えば良い訳だし。にしても相変わらず綺麗だなぁ…」

 

この噴水は僕にとって大切な思い出の地だ。

 

半年程前のこの場所で僕と一誠くんは出会い、友人となった。

 

当時の僕は唯一、血の繋がった親戚で保護者である祖父の仕事関係により各地を転々としていた為に友人を作っては別れてを繰り返していた。

そんな生活を続けていた事から友人を作る事をしなくなり、中学に入る頃にはクラスメートとの距離を置いて1人でいる人間となっていた。

 

そして、半年程前にもう何度目か判らない引っ越しをする事になったのだ。

 

引っ越しを聞かされた時は「あぁ、また引っ越し…荷物整理が面倒だなぁ」ぐらいにしか感じていなかったが今ならこの町に来て良かったと素直に思える。

 

今の僕はここから始まったのかも知れないなどと思いながら目の前の美しい光景を眺めているとその声は響いた。

 

「こんばんは。こんな時間に何してるのかな?」

 

ただただ綺麗で澄んだ声色。

その声が聞こえた瞬間、僕は振り返った。

 

僕の瞳に映ったのは女の子。

 

見た目からして僕と同じぐらいの年齢だろうか?

 

風に流れて煌びやかに光っているかのような長い黒髪に幼さを残しながらも大人の女性になりつつある美しい容貌。

刻々と完成されているのだろうバランスの取れているスタイル。

 

極めつけは瞳だ。

少し影を残しながらもまるで星を散りばめたかのような輝きを灯す瞳。

 

僕が出会った女性の中でも飛びっきりのその美しさに見とれてしまって返事をする事さえ忘れてしまった。

 

そんな僕を彼女は無視したのだと思ったのだろう。

目を細め、頬を膨らましながら「女の子が声をかけてきたのに無視する男の子って…私は正直、好きになれないなぁ」なんて仰っている。

 

僕は慌てて弁解の意を伝える為に言い訳をしてしまう。

 

「ご、ごめんね。君が余りにも綺麗で言葉を失っていたんだ」

 

…あれ?ちょっと待て僕。今、なんて言った?

『余りにも綺麗で言葉を失っていたんだ』とか言ってなかったか?

 

サラッと言ってしまった言葉を思い返しながらもチラッと彼女を視界に入れる。

ポカーンという擬音が聞こえてきそうな表情から一転。

言葉の意味を理解したのか顔を赤を超え、紅にまで染めていた。

 

(や、や、やらかしたぁぁぁっ!!!)

 

僕の悪い癖のうちの一つがまた発動していた事実に気づき、思わず頭を両手で抱えこんでしまう。

 

その癖とは何の考えもなしに発言してしまう事だ。

 

毎度毎度後先を考えずに発言をする事をしてしまう為に時には誤解を与え、時には人を傷付けてしまう。

僕と仲良くしてくれる一誠くん、松田くん、元浜くん三人組を代表としてクラスメートや先輩後輩。時には近隣住人の皆様にさえご迷惑を掛ける悪癖だ。

 

因みにもう一つの癖は『考えもなしに発言する事に気をつけて考えると考えを口に出している』だ。

 

一誠くんは「人を素直に褒めれるのがユーセーの美点」なんて言ってくれるが僕はそう思わない。

 

何せ、考えもなしに発言するとは相手を悪く言う事があるからだ。

最たる例を上げるなら先日行われたオカルト研究部皆さんとの会話だ。

 

自分では意識していなかった為に後から一誠くんに言われて気がついたのだ。

前から頭のお医者さん云々や神器発現の際のアニメキャラクターの事など様々な事を僕は口を滑らしていたらしい。

帰り掛けに一誠くんが若干疲れた顔で研究部皆さんに謝っていたのはそう言う理由だったのだろう。

 

そして、その悪癖が発動された今、こうして気まずい空気が流れている。

 

「ど、どうする僕!?前言撤回するのか?いや、それは出来ない。綺麗なのは間違いない上に可愛い。寧ろ付き合って欲しいぐらいのタイプ。うん、撤回はなし。じゃあ、謝るべきだよね、うん。えっと、貴女を褒めてごめんなさい?いや、これは色々とありえない」

 

僕が考えを纏めていると何故か顔を更に真っ赤にした彼女が「あのぉ…」と話掛けてきているが今の僕には彼女に答える余裕がない。

 

「落ち着け、僕。落ち着いて考えるんだ。じゃないと彼女とまともな話が出来ないじゃないか。顔が真っ赤なのも初々しくて可愛いなぁ…じゃなくて、ちゃんと考えないと失礼だ。いきなりナンパみたいな事言ってごめんなさい?これがベターかな?よし、これでい…「あのぉ!!」あぁ、ごめんね?また無視したみたいになって」

 

「そ、それはもう良いんですけどね…ぜ、全部、そのぉ…口に出てましたよ?」

 

「…はい?え?」

 

僕が意味が理解出来ない単語が出てきたぞ…『口に出てましたよ』ってドンナイミダッタカナァ?

 

「『どうする僕?』から『これがベターかな?』まで全部。い、言いにくいですけど、つ、つ、付き…合って欲しいぐらいとかた、た、タイプとかも…」

 

頭の中がホワイト一色に染まった。

あははは…なんかサラサラと音たてて身体が崩れてきた気がするぞ…

 




…と言う訳でハイスクールD×D 冷たい鋼に熱い魂第二話でした

うーん、相変わらずの文章力のない駄文ですね…
読み辛い分でごめんなさい

さて今回は知らせたいことがあります

更新速度のことです

前書きでも書いた通り、パソコンが壊れたためにやむなくパソコンを新調しました。
正直、これで現在進行形で文字を打っている訳ですが…

使いづらいです、はい
タイピングがマジおそです

元々そこまで得意ではないタイピングが尚更遅いです
ここまでのあとがきに二分は使ってます

慣れればもう少しは早く打てそうですが慣れるまでが大変そうです…

ただでさえ小説を書くのに時間がかかるのにこの速度なので更新スピードはあまり期待しないでください、ごめんなさい


感想、アドバイスなど受け付けております
出来るだけ読者の皆様の意見が聞きたいです
宜しければよろしくお願いします

それではまた次回



來々來李
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