World trigger〜Strawberry grim reaper〜   作:鵺鵠とも

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どうも、毎度の如く言いますが、お久しぶりです。

今回、サブタイと内容がちょっとアレかもしれないですけど…温かい目で見ていただけると嬉しいです。


太刀川 慶 ②

 

「浦原…貴様またか…」

 

「そんなあからさまに嫌そうな顔しなくてもいいじゃないスか…さすがに傷つくッスよ…

 

「でもまぁアタシが来たおかげで、あの仮面をつけたネイバーを倒すことができる人が1人増えたことになるんスよ?」

 

あ〜ぁ…また城戸さんが頭痛そうにしてるよ。でもまぁ何よりも1番大変なのは今から隊員登録をねじ込む忍田本部長なんだよなぁ。

 

「もちろんこの人も黒崎サンと同じで強いですけど城戸サンが考えるようなことにはなりませんし、そもそもそんなこと興味もないっスよ」

 

うおっ…ほんとこの人軽い口調の癖して、辛口だよな…。まぁあちらはあちらで大変なんだろうけど。

 

「正直こちらとしても迷ったんス。でも黒崎サンも1人じゃバタバタして大変でしょうし、こちらとしてもそちらとしても早く解決するに越したことはないでしょう」

 

「……ならば、今回の交換条件はなんだ」

 

「そうッスね…あぁ〜…それはまた今度来たときでいいっスか」

 

「また来るのか…」

 

またそんなあからさまな顔しなくてもいいじゃない城戸さん…。それにしても浦原さんが連れてきたこの子、えらく綺麗だけど表情があんまりないなぁ…。木虎でもこんな無表情じゃないよな。

 

「あ、そうだ林藤サン、最近黒崎サンはどんな感じスか?」

 

「うちの支部では仲良くやってるし、本部に行けば戦闘狂達に大人気だよ」

 

「だったらなによりっス。あ、そうだ今日はちょっと玉狛支部にお邪魔するんでよろしくっス」

 

……お?

 

「ちょっと黒崎サンに用がありまして」

 

「別に俺に許可取らなくても自由に出入りしていいぞ」

 

「すいませんっス」

 

今日は一段と賑やかになりそうだな。宇佐美に連絡しとくか。

 

 

*****

 

 

…おいおい、お互いバニラの状態で9戦して、6-3かよ…。噂には聞いてたけどかなり強えな…。だが、それにしてもちょっとおかしな所があるな。

 

こいつ、なんでいつも基本的に平均で3本負けてるんだ?さっき小南に聞いた情報だと村上、小南、迅も平均2、3本はいつも勝てるらしいし。そんで、俺も今3本は取った。……こいつは偶然じゃなさそうだな。

 

「おいイチゴ。お前まさかとは思うけど手ぇ抜いてねぇか?」

 

「別に手を抜いてるつもりはねぇよ。ただ、トリオン消費の調節を覚えてるだけだ」

 

─俺、燃費悪ぃからよ。戦いながら調節の仕方覚えてんだよ。気に障ったんならわりぃな。

 

「じゃあ、本気出してくれよ。ラストだから別にセーブする必要もねぇだろ?」

 

「あぁ、別にいいぜ」

 

了承の言葉と同時に、さっきまでスコーピオンと孤月の二刀流で戦っていた一護はスコーピオンを消して獲物を孤月だけに戻す。

 

そこから先、太刀川自身もロビーで観ている者達にも脳裏に焼き付いて離れないほどの記憶を打ち付ける。

 

その場から瞬間移動したように距離を詰める一護は、移動した勢いのまま切り込んでいく。驚きはしたがなんとか食らいついて防ぎ、突き放した。

 

「…おいおい、急にギア上げるじゃねぇの」

 

「アンタが本気で来いって言うからだろっ!」

 

再び目の前から姿が消え、身構えるが攻撃が飛んで来ない。不思議に思い辺りを見回すと上の方から水色に輝く何かを発見した。それはどんどん規模を広げ、大きな影を作る。

 

流石に直撃を避けるため、メインの孤月を消してグラスホッパーで移動しようとした時、目の前に一護が現れた。

 

「逃がさねぇよ!旋空弧月!」

 

「ちっ…!」

 

シールドを出して防御をするも攻撃を少し受けて後退させられたため再び、影の範囲内に戻ってしまった。一護もいつの間にか目の前からいなくなってしまうが、上の方から声が聞こえてきた。

 

「これで終いだ!旋空弧月!!」

 

大きなアステロイドに斬撃が重なりあったものが太刀川目掛けて放たれ、為す術なく負けてしまった。

 

 

*****

 

あの太刀川慶に7-3でラスト10戦目に至っては完勝。その事実はロビーでそのランク戦を見ていた者達は皆等しく同じことを思った。

 

──どれだけ努力しても黒崎一護を超えることは無理だと。

 

そんなことを思っているとブースから一護と太刀川が戻ってきた。

 

「なんだお前!めちゃくちゃ強えーじゃねぇか!」

 

「あんたもな」

 

ここでもブースにいた者達は同じことを思った。あ、目付けられた…、と。

 

太刀川は久しぶりに自分より強いやつと戦って気持ちが高ぶっているのかもう1戦しようと話しかけようとした時、あるものに遮られてしまった。

 

「あ、いたいた。黒崎サーン」

 

「ここに来るなんて珍しいっすね」

 

「今回の問題の協力者を連れてくるのと黒崎サンにちょっと用があって来たんスよ」

 

「ってな訳だ。おら、小南帰るぞ」

 

そして、奇妙なゲタ帽子を含む3人はボーダー本部をあとにした。

 

*****

 

「んで、用ってなんなんだ?」

 

「前、日番谷隊長や阿散井副隊長達がしていたように限定霊印を施そうかと思いまして」

 

「もしかして…」

 

「そのもしかしてっス。黒崎サンの霊圧にあてられて最近、虚が大量出現してるんスよ。だから限定霊印とある方を連れてきたんス」

 

「なるほど…んじゃそのある方って誰なんだ?」

 

「それは秘密っスよ」

 

「うっぜーなその顔…」

 

「ヒドイっスねー…傷つくッスよ…」

 

そして、限定霊印の施術が行われる。鎖骨の下の所に表れた花の名前は〖カランコエ〗。

 

花言葉は──〖あなたを守る〗。

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