王子の長~い一夜/暴雨鮫の妖しい一夜   作:昆布さん

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志望大のオープンキャンパス行ってきました。
よし、頑張ろう!


act1 お届け物

突然の来訪者に眉をひそめたスクアーロはその男にナイフよりも鋭い視線を向けた。

「誰だテメエは?」

返答如何によっては三枚におろす。と言う顔で睨み付けられた男は自らを後藤俊雄と名乗った。

「で?ボヴィーノの運び屋がウチに何の用だあ?」

「タノマレタ、オイテク」

はあ?と怪訝そうな顔つきになるスクアーロに後藤は後ろにある人が二,三人は平気では入れそうな木箱を示す。そしてジャ。と立ち去ろうとした後藤を引き留めてスクアーロは叫んだ。

「待てえ゛!誰からだあ゛!」

「・・・ジャ。」

運びや内の沈黙の掟だろうか?或いは企業秘密?どっちも変わらないけど・・・とにかく、後藤はオイテク。ともう一度言って跡形もなく姿を消してしまった。超一流の暗殺者たるスクアーロにも気取られずに姿を消す辺り、この男もただ者ではない。

「・・・で?中身はなんだあ?・・・!」

タグのところを見ようとした瞬間、スクアーロの視界がブラックアウトした。

 

・・・・・

 

鼻歌交じりに廊下をぶらついている暇人は普段とは違う空気に少しだけ前髪の向こうで眉をひそめた。

「んだこりゃ?な~んかヘンな感じ」

呟いてベルは廊下の角の向こうに意識を集中させた。殺気は発さず、ただただ気配を読むように。と、その耳が妙なモーターの音を拾った。

驚いて角を曲がると、そこにいたのは一人のメイドだった。

「・・・は?何故にメイド?」

どこからどう見てもメイドである。しかしよくよく見てみれば頬の辺りに縦線が入っており、手の甲にも機械的なスリットが入っている。

「・・・メイドロボ?・・・ジャンニーニが試作品でも創ったのか?」

そう呟いてベルはお~い。と目の前で手を振ってみる。

ぴぴっ。と言う音が聞こえた。

「おッ。反応した・・・」

「敵影ヲ確認 排除 スル」

言うが早いかベルの死角になっていた右腕(ベルが立っているのは左手側)が高速で螺旋を描いて男心をいいカンジにくすぐってくれやがるアレと化し、突き込まれた。

「ドリル!?なんなんだよこのメカメイド!?」

続けて飛び退ったベルに向けてメカメイドが左手を向けた。

「排除 スル」

「げえッ!?7.7㎜!?」

グァラララララッ!と指先から飛び出す銃弾。更に距離を取ったベルに形を戻した右手も更に変形させ、両手からマシンガンを放つ。

「うわわわわわわ!いくら俺でもこれ対処無理!王子にも出来ないことぐらいあるの!」

ティアラが落ちないように押さえつつ廊下を全力疾走するベルの前に見知ったキモイ顔が現れた。

「しししっ。レヴィ!いいとこに来た!」

そこにいたのは雷の幹部であり、高いネタ的人気と、それと反比例するようなマトモな人気を持つ男、レヴィ・ア・タンだ。

「ム。ベルか。なんだそんなに慌て・・・ぬ!?」

レヴィが怪訝そうな面持ちでベルの方に目をやり、そしてその奥からやってくるモノにぎょっと目を見開いた。

「敵戦力 増加 戦闘力 測定 私一人デモ 行ケマス」

片方のマシンガンをレヴィにも向けてメカメイドは廊下を爆進してくる。

「ぬおおおおおおおおおおおおおっっっ!?べべベベル!ななななな何なのだあいつは!?」

「しらねーよっ!偶然廊下で見かけて、なんだかわかんねー内に狙われたんだよ!それよりホラッ!アレ!こう・・・びゅーんってなってバチバチッてなってこうドッカーンってあれ!あの・・・」

「レヴィ・ボルタか?」

「そうだ!頼むぜ!ナイフじゃ傷一つ付かなかったメカメイドの鉄の皮膚をこんがり焼いちまえ!」

廊下を全力疾走しながらレヴィは背に負った傘状の武装、電気傘(パラボラ)を飛ばし、後ろに狙いをつけてぶっ放した。

「バリアー」

バチチチチッ・・・ぱしゅ。

「・・・・・」

「・・・・・」

・・・・・絶句。

「作戦継続」

「無理だ無理だ絶対に無理だ!ベル!貴様がなんとかしろ!」

「無理無理無理無理無理!テメエがなんとかしやがれ!ホラッ!スーペル・レヴィ・ボルタ!」

「いやだ!俺にこれ以上自信を喪失するつもりはない!」

言い争いながら二人は必死で廊下をダッシュする。と、今更のようにベルが隣を走る影に気が付き、ぎょっとしたように質問した。

「ルッス、いつからいんの?」

「ついさっきよ」

時折ジャンプし、まるでルパン三世のように銃弾をコミカルにかわしながら走る3人。と、銃弾の雨がやんだ。恐る恐る肩越しにそちらを見やるとどうやら弾切れを起こしたらしい。かちかちという音が聞こえ、ベルはニヤリと笑った。

「チャーンス♪」

「一気に潰すぞ!」

「了解よん!」

3人は焦げ臭い臭いが出るほどの急速ターンでメカメイドに突撃を敢行しようとした。しかしそうは問屋が卸してくれないのが某ドクターの恐ろしさ。両手が引っ込んで火炎放射器がそこから覗いた。

「ベル・・・」

「ベルちゃん」

「・・・何?」

「さっき貴様チャンスと言ったな?」

「・・・うん」

「チャンス所か死角すら見えないじゃないのよ!」

 

・・・・・

 

所変わってここはタタリの去った三咲町。

ふと思い出したように志貴はシオンに尋ねた。

「なあシオン、琥珀さん知らないか?ここ二,三日姿が見えないんだけど」

「いえ、私も知りません・・・そう言えば、メカヒスイの姿が見えなくなったとネコが言ってましたよ」




な~んかものっそいやったった感が・・・
ちゃおちゃおー・・・(^^;)
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